シュラフはキャンプに欠かせないアイテムの一つ。安眠を左右するシュラフは、用途に応じたものを適切に選ぶのが大切。定番の人気モデルからコスパ重視のリーズナブルなモデルまで、No.1アウトドア情報誌『BE-PAL』の編集部員や、全国のアウトドアショップの店員さん、キャンプライターがピックアップしたおすすめのシュラフを紹介する。
CONTENTS
シュラフ選びの基本
まずは温度域に注目
寝袋を選ぶ際は、温度域は見逃せない大切なポイント。たいていの寝袋には、快適使用温度・使用可能温度・限界温度の3つが書かれている。
それぞれの温度域の詳細は、以下の通り。
快適使用温度:一般的な成人女性が、寒さを感じず快適に寝られる温度域。
使用可能温度:一般的な成人男性が、寝袋の中で丸くなって8時間寝られる温度域。
限界温度:一般的な成人女性が、寝袋の中で膝を抱えて丸くなった状態で低体温症による死亡の危険なく6時間耐えられる温度域。ただし凍傷の危険あり。
※上記の定義はEU諸国の統一規格で、ナンガやモンベルなどの大手メーカーが採用している。ヨーロッパの成人男女を基準にした規格のため、日本人にとっては「快適温度」「使用可能温度」でも寒く感じる場合も多いので注意が必要。
これらのなかで、最も重要なのは快適使用温度。快適使用温度は上述のとおり最も快適に使用できる温度を示しており、商品によって異なる。
重視するのは寝心地?持ち運び?
寝心地に大きく関わってくる中綿の素材。寝袋で使われる中綿は化学繊維と羽毛(ダウン・フェザー)の2種類に分けられる。
羽毛が充填された寝袋は寝た際に圧力がかかる背中側が潰れるが、化学繊維の寝袋は潰れにくいため、ふかふかとした感触を味わえるのが特徴。中綿の充填量は600~1500g程度のものが多いが、1200g以上のものであれば心地よく寝られるだろう。また、水にぬれても保温力が落ちにくいので、結露しやすい環境では化学繊維中綿の寝袋が使用されることが多い。
その一方で、化学繊維にも欠点がある。化学繊維製の寝袋は収納サイズがやや大きくかさばりがちで、若干持ち運びにくい。同じ快適温度域を確保する場合、ダウンと比べると重量も重くなる。とくに、中綿が1200g以上充填されているものはかさばりやすく、車での持ち運びが前提といえる。
羽毛製の寝袋は、収納すると非常にコンパクトになるため簡単に持ち運べる。車だけでなく、リュックサックに取り付けたり、自転車に積んだりして移動可能。また、エアーマットやインフレーターマットを下に敷くことで、寝心地の向上も十分に図れる。また、同じ重量で比較すると化学繊維中綿の寝袋よりも、保温力が高い。
コスパを重視する人や結露がありうる環境で使うなら化学繊維製、保温力や軽さ、持ち運び重視なら羽毛製の寝袋を選ぶのがおすすめだ。
▼参考記事
キャンプ初心者は知っておくべき「寝袋」を選ぶ際に大切な3つのポイント
シュラフの形状は主に2種類
寝袋の形状は主に「封筒型」と「マミー型」の2種類。それぞれに特徴があるため、用途にあったものを選ぼう。
マミー型
マミー型のマミーは英語の「ミイラ」を意味し、まるでミイラが入った棺のような形状をしているのが特徴。体にぴったりフィットするような形状をしているため、人によって寝心地の好みがわかれるといえる。
軽量で収納するとコンパクトになるため、電車やバスなどの公共交通機関を利用したキャンプや野外フェス、登山などの荷物に制限がある場合におすすめ。
モンベルのマミー型寝袋のように、左ジッパーの寝袋と右ジッパーの寝袋を連結(ジョイント)し、2人や家族で一緒に寝られるタイプもある。
▼参考記事
モンベル「ダウンハガー650 #0」
封筒型
封筒型は文字通り封筒のような長方形をしており、布団のような感覚でゆったりと寝られるのが特徴。また、寝袋内のスペースが広いため、ストレスなく簡単に寝返りをうてる。
同一商品をジッパーで連結できるものも販売されており、家族で仲良く一緒に寝られるのも嬉しい。
封筒型は収納時のサイズが大きい傾向があるため、車でのファミリーキャンプにおすすめといえる。
▼参考記事
キャンプ初心者は知っておくべき「寝袋」を選ぶ際に大切な3つのポイント
『BE-PAL』編集部員が試した!おすすめの快眠シュラフ5選
翌日も元気にキャンプを楽しむには、快適な睡眠をもたらしてくれる寝袋選びが肝となる。ビーパル4年目にして、ようやく初心者を抜け出しつつあるタカセが、理想の寝袋を求め、気になる商品に次々と潜り込んだ。
「入門編として、コスパのいい化繊の封筒型を使ってたんですが、新しいモデルは機能性・保温力が高くて買い換えようかと……」
寒がりということもあり、今回はフィット感があり、保温力が高いマミー型に狙いを絞る。
「比較的リーズナブルで、汚しても洗濯が簡単な素材は化繊だけど、ダウンのほうがやっぱり軽いし、保温力は上。でも、登山やツーリングにはコンパクトなマミー型がいいんだろうけど、窮屈感が否めないんだよなぁ」
そんなタカセが注目するのが、いま話題の〝ハイブリッド型〟。上半身はマミー型で保温性をキープしつつ、足元はスクエアにすることでゆったりとして体を動かせるシュラフだ。
「寝つきが悪いので、就寝前に本を読んだりタブレットで映画を観たりするんですよ。そういう点では伸縮性があってちょこちょこ動きやすいモンベルかな。いや、寝酒しつつ寝落ちできる防水仕様のナンガも格好いいし、所有欲をそそられるな……」
検証中なのに気がつけばシュラフの中で、何度もうたた寝。いずれも快眠間違いナシ!
マミー型と封筒型のハイブリッド型
ナンガ
オーロラスクエアフット600STD
オートキャンプでの快適性を求めたスタンダードモデルが登場。独自開発したオーロラシリーズのスペックをそのままに、足元をスクエア型にアップデートし、快適性抜群!
●適応身長:178㎝
●収納サイズ:直径18×32㎝
●重量:約1,366g
足の先まで開閉できるL字型ファスナーを搭載。フル展開すれば布団やブランケットの代わりにも使える。
CHECK POINT
ダウンの弱点を補う防水透湿生地
多孔質ポリウレタン防水コーティング加工を施したナイロン地で水を弾く!
ジャパンメイドにこだわって製造
熟練した職人の手によってすべて縫製されているので細部まで丁寧な仕上げ。
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NANGA (ナンガ) / オーロラスクエアフット600STD
モンベル
O.D.スリーピングバッグ#3
「スーパースパイラルストレッチシステム」という独自構造を採用。糸ゴムの収縮により、寝袋に余分な空間ができず、保温性を保つ。同時にこの伸びが体の動きを妨げない。伸縮率最大135%で、フィット感がありながら窮屈さもなし!
●適応身長:183㎝
●収納サイズ:18×18×32㎝
●重量:1,156g
CHECK POINT
L字型ジッパーは通気口にもなる
足先が蒸れるときは下側だけ開ければベンチレーションの役目も果たす。
体の動きに合わせ伸縮して対応
生地の繊維方向を斜めに配置。ステッチ部分に糸ゴムを使いストレッチ性を実現。
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mont-bell (モンベル) / O.D.スリーピングバッグ #3
マミー型
スナグパック
ソフティーエリート4レフトジップ
エクスパンダ・パネルシステムを採用し、横幅を拡張でき、足元を折り返してフックで固定すれば子供サイズにも変身。中綿は体熱を反射し高い保温効果を発揮。快適温度はマイナス10℃、下限温度はマイナス15℃で3シーズン対応。
●適応身長:220㎝
●収納サイズ:直径24×28㎝
●重量:1,950g
CHECK POINT
ファスナーの開閉で簡単に拡張OK
左サイドのジッパーで横幅を調整。広げれば、夏でもゆったり快適。
首元の締め具合で温かさが変化する
通常は顔まわりにゆとりがあり窮屈感はなし。熱もこもりづらい。
ドローコードを締めて顔に密着させると、暖気を逃さずポカポカに!
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Snugpak (スナグパック) / ソフティーエリート4 レフトジップ
サーマレスト
パーセック0℃
高品質のリサイクル素材に800フィルパワーのダウンを封入。しかもダウン自体に撥水加工が施され、吸水率を90%以上カット。コンパクトな収納姿からは想像もつかないほどロフト感抜群!使い勝手の良さと、ほかにない触感の良さならコレ。
●適応身長:183㎝
●収納サイズ:直径15×21㎝
●重量:685g
CHECK POINT
胸ポケットに貴重品を収納可能
右上部側面にミニポケットがあり、見失いやすいスマホの指定席に。
寝てる間のずり落ち防止
背面にシナジーリングコネクターを付属し、マットを固定できる。
干すのに便利なループを付属
数か所にループがあり干したり、別売りのキルトなどを繋げられる。
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THERMAREST (サーマレスト) / パーセック0℃
封筒型
コールマン
パーカー/C-3
レイヤーの組み合わせにより-3度C~13度Cまで対応する画期的な封筒型。着脱可能なフードは枕にもなる。フルオープンファスナーでブランケットにも変身。丸洗いできる。
●適応身長:約210㎝
●収納サイズ:直径40×43㎝
●重量:約4,000g
フルスペックの状態。フードが付き、頭部からの放熱量も抑えられる。
CHECK POINT
ジップが大きくて開閉が楽ちん
開閉しやすいジップは赤ランタンを模したもの。コレクターには堪らない。
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Coleman (コールマン) / パーカー/C-3
▼参考記事
編集部員が試してわかったおすすめマット&シュラフ10選!テント泊での快眠間違いなし
アウトドアショップの名物スタッフが選ぶおすすめシュラフは?
ヨシキ&P2 スタッフ
吉野時男さん
登山とスキー用品をメインに扱うアウトドアショップの名物スタッフ。休みはクライミング、キャンプなどアウトドアに勤しむ。
安眠を左右するスリーピングバッグ。「単にコンパクト、温かいだけではなく、中に入って楽な姿勢で過ごせるものが増えてきました」と、感心する吉野さん。撥水ダウンやゴアテックス搭載など、機能性に富んだものも充実。自分に合ったサイズや素材を選んで、テントでの安眠を得よう。
快適温度2度C以上
ニーモ・イクイップメント
テンポ35
肩と腰に膨らみをつけて寝返りを打ちやすくし、リラックスできるようにしたモデル。首元で温度調節ができる。スマホなどを入れられるポケットがあり、散乱しがちなものをまとめられるのは嬉しい。フードを大きく設計し、頭部の後ろにピローポケットを配置。
●使用サイズ:約80×198cm
●収納サイズ:約30×20cm
●重量:約1320g
●快適温度:2度C
モンベル
シームレス ドライ ダウンハガー900 #3
防水透湿性に優れたゴアテックスを採用し、スリーピングバッグカバーが不要になった画期的モデル。ストレッチ性が高く、寝返りも打ちやすい。縫い目がないのも特徴的で、冷気が入りこみにくい。
●収納サイズ:約14×28cm
●重量:約565g
●適応身長:183㎝
●素材:ダウン
●快適温度:4度C
ノルディスク
ゴムルソン-2℃ エッグ
通常より横幅を広くすることで腕を動かしやすくし、寝返りも楽チン。首元を覆うチューブを設け、冷たい空気を防ぎながら寝心地の良さをサポートする。足先が出せる仕様。「暑い夜でも涼しそう!」と、吉野さん。
●使用サイズ:約80×190cm
●収納サイズ:約21×31cm
●重量:約1180g
●適応身長:190cm
●素材:化繊綿
●快適温度:4度C
シートゥサミット
トレックTkl
650+フィルパワーのダウンを封入しながらも、購入しやすい価格が魅力。女性向けの小さいモデルと連結が可能で、横並びで寝ることもできる。上半身のみ縦型にしたデザインでダウンの隔たりを防止。ゆったりした裾が足の可動域をさらに広めに。
●使用サイズ:約80×190cm
●収納サイズ:約16×32cm
●重量:760g
●適応身長:183cm
●素材:ダウン
●快適温度:5度C
快適温度1度C以下
イスカ
エアドライト670
750フィルパワーの撥水ダウンをたっぷり封入した、冬のキャンプでも快適に寝られるハイスペックな秋冬モデル。従来の強度を保ちつつ、ダウンが見えるほど薄い生地の開発に成功。定番の台形ボックス形状で保温性も申し分なし。内側にU字型のショルダーウォーマーを配し、冷気をしっかり遮断。
●使用サイズ:約80×213cm
●収納サイズ:約20×34cm
●重量:約1070g
●適応身長:182cm
●素材:ダウン
●下限温度:マイナス15度C
サーマレスト
ハイペリオン -6℃
撥水加工を施した900フィルパワーのダウンを封入し、吸水しても乾燥が早い。裏側にはマットレスをくっつけられるループを設け、動いてもズレにくい。たっぷりダウンで冬キャンプも快適。
●収納サイズ:約15×20cm
●重量:約577g
●適応身長:183cm
●素材:ダウン
●快適温度:0度C
ナンガ
エコバッグ350
回収して再洗浄したリサイクルダウンを使用した環境配慮型モデル。上面と下面で異なったボックス構造にすることで、体のパーツごとに最適な量が当たるように設計した。「下面にプリマロフトエコがある」と吉野さん。濡れても影響が出にくい。
●使用サイズ:約80×190cm
●収納サイズ:約13×25cm
●重量:約350g
●適応身長:178c
●素材:ダウン
マウンテンハードウェア
ファントム-9℃
850フィルパワーの撥水ダウンを使用した冬対応モデル。足先は仰向けで自然な状態で寝られるように、高めに設計。上半身はダウンを偏らないように、チューブを縦型形状に設計した。帽子を被ったままでも「フードが大きくてキツく感じない」。
●使用サイズ:約147×218cm
●収納サイズ:約18×38cm
●重量:約964g
●素材:ダウン
●快適温度:マイナス5度C
▼参考記事
定番vs激安キャンプギア スリーピングバッグ13選
全国アウトドアショップの店員さんがおすすめ!「本当に推したい」シュラフ5選
全国アウトドアショップの店員さんが"本当に推したいギア"を徹底調査。お店の売れ筋はもちろん、マストバイな"推し"まで、プロの目で選出されたベストバイギアの数々は、ぜひ一見の価値あり。
シュラフは、軽くて暖かいダウンのマミー型の人気が継続。各社、独自の技術や構造で、保温性、快適性を追求し、心地よい睡眠をサポートする。
ナンガ
オーロラライト600 DX
防水透湿生地を使った快適4シーズンモデル。内部にチタンスパッタリング材を使用。輻射による蓄熱・保温効果を高め、快適温度-4度C、下限温度-11度Cを実現。
▼関連記事
NANGA (ナンガ) / オーロラライト600 DX
モンベル
シームレス ダウンハガー800 #3
隔壁がなくてもダウンの偏りを防げる「スパイダーバッフルシステム」という独自構造を採用。快適温度は4度C。総重量555g。「寝心地の良さ、放熱による冷えを軽減したシームレス構造など、フィールドで使用した方から支持があります」(ナムチェバザール水戸店)
▼関連記事
mont-bell (モンベル) / シームレス ダウンハガー800 #3
シートゥサミット
スパークSpⅡ
撥水加工されたダウンが内部結露を防ぎ、暖かさをキープ。総重量505g、収納サイズは13×19㎝と軽量コンパクト。快適温度4度C。「ボックスやチューブも最新の作りで高い気密性を持ち、内部でのムレの問題もありません」(アウトドアライフストアWEST新潟店)
▼関連記事
SEA TO SUMMIT (シートゥサミット) / スパークSpⅡ
イスカ
エアドライト480
首元に当たる部分を膨らませたショルダーウォーマーや、ジッパーの裏側にダウンが入ったドラフトチューブなど、寒さ対策を徹底。「撥水ダウンを使用しているため、濡れに強くとても温かいです。ダウン抜けも少なく、長く愛用できます」(エルブレス御茶ノ水店)
▼関連記事
ISUKA (イスカ) / エアドライト480
ナンガ
オーロラライト350DX
防水透湿素材オーロラライトを使った快適な寝袋。収納サイズは、13×25㎝と軽量コンパクト。快適温度5度Cの3シーズンモデル。
▼参考記事
キャンプでぐっすり寝るには? スリーピングバッグ・マット・コットのベストバイ発表
高コスパモデルもチェック!冬キャンプにも対応
コスパに優れたリーズナブルなシュラフも登場している。価格、収納サイズ、快適温度域などをチェックして、自分に合った一点を選ぼう。
ワークマンの独自素材シュラフ
ワークマン
フュージョンダウンシュラフ
フュージョンダウンは、吸湿発熱わたの発熱性で体を芯から温めてくれる洗えるダウン。そのフュージョンダウンを中綿に600g充填したマミー形シュラフ。表生地には汚れに強いDIAMAGIC DIRECT加工が施されている。重量は980g。
●使用サイズ:約(200+30)x75x45cm
●収納サイズ:約ф20×40cm
●重量:約980g
▼参考記事
【ワークマン新商品】今春登場する睡眠ギア(寝袋、マット、ローコット、枕) 全7品
HAWKGEAR「マミー型シュラフ」は冬キャンプにも!
おすすめポイント1.価格が比較的安い
寝袋の相場は、安いもので5000円~1万円前後。冬用の本格的な寝袋はそれ以上することもよくある。しかし、HAWKGEARのマミー型シュラフの価格は4990円(※当時の価格)。非常にお手頃な価格といえる。
登山家などがよく使用している羽毛タイプの寝袋は、どうしても価格が高くなってしまう傾向がある。それに比べてHAWKGEARのマミー型シュラフは、「中空ホローファイバー」という化学繊維の素材を使用している。そのため、比較的低価格で購入することができるのだ。
おすすめポイント2.化学繊維でも暖かい
化学繊維だとそんなに暖かくないのでは?と思われるかもしれないが、そんなことはない。
「中空ホローファイバー」という素材は、繊維内部に空間があるつくりになっていて、その空間の中に暖かい空気が含まれることで、寝袋全体が暖かい状態に保たれる。
加えて、防水加工が施されているため、寝袋の外側が雨などで濡れてしまった場合でも、内側の保温状態がほぼ変わることなく使用することができる。
また、マミー型シュラフは、頭部分を絞って入り口の広がりを調整することが可能。顔を寒さから守ったり、隙間から入ってくる風をガードしたりする際に活用することができる。冬キャンプの就寝時には顔が寒くて眠れないこともがあるので、入り口の広がりを絞れるかどうかは、寝袋を選ぶ時のポイントの一つだ。
実際に使用した感想
HAWKGEARのマミー型シュラフは、「快適温度が5度C~10度C」「限界温度が-15度C」とされている。
-0度Cの気温の中、実際に使用してみた。軽装で真冬キャンプに使用するのはさすがに寒いが、ヒートテックや薄めのアウターを着て、寝袋の中で湯たんぽやホッカイロを併用すれば真冬でも使えるだろう。
HAWKGEAR
マミー型シュラフ
長さは約210cmで、高身長の男性でもすっぽり入れるサイズ。寝袋の中が広めの空間設計になっているため、身体が大きな方でも普通に使用できるのはおすすめポイントの一つ。
▼参考記事
冬でも使える4990円の寝袋!?HAWKGEAR「マミー型シュラフ」って実際どうなの
まだまだある、コスパに優れたシュラフ
ハイランダー
シュラフ in ダウンシュラフ150
スリーピングバッグの中に入れて重ね使いするインナーアイテム。夏場は単体でも使える。
●使用サイズ:約80×190cm
●収納サイズ:約25×12.5cm
●重量:約494g
●素材:ダウン
●快適温度:約15度C
キャプテンスタッグ/キャンプアウト
洗えるクッションシュラフ
収納するとクッションになる便利な封筒タイプ。丸洗いが可能で、速乾性に優れた中綿によって素早く乾いてくれる。
●使用サイズ:約80×190cm
●収納サイズ:約18×43cm
●重量:約1300g
●素材:化繊
●快適温度:12度C
ホール アース
ラルゴ10
横幅90cmのワイドな封筒タイプ。軽量の中綿を採用して軽量化も実現。足元には消臭加工テープを付けた。収納袋が本体につき、紛失する心配不要。
●使用サイズ:約90×190cm
●収納サイズ:約55×53×24cm
●重量:約2000g
●素材:ポリエステル
●快適温度:10度C以上
▼参考記事
スリーピングギア お得なコスパモデル5選