CONTENTS
キャンプ煮込み料理のレシピ【所要時間20~30分程度】
煮込み料理と聞いて、調理時間が何時間もかかるイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、中には比較的短時間でできるものも多く存在します。20~30分程度でできる、簡単な煮込み料理のレシピをチェックしましょう。編集部おすすめのレシピをご紹介します。
お手軽ポトフ
材料(2~3人前)
- キャベツ 1/3玉
- ニンジン 1本
- タマネギ 1個
- ジャガイモ 2~3個
- ニンニク 1~2かけ
- ソーセージ 5~6本
- 固形コンソメ 1個
- 塩 適量
- ブラックペッパー 適量
- サラダ油 少々
作り方
- ニンニクをスライスし、残りの材料を一口大に切る
- 鍋にサラダ油を入れ、ニンニクを炒めて香りを出す
- 具材と固形コンソメ・塩を鍋に入れ、具が隠れるまで水を入れる
- ふたをし、沸騰したら15分程度煮込む
ソーセージの代わりに、ベーコンや鶏肉などを使ってもおいしいポトフができます。食べる前に、香り付けとしてブラックペッパーをふり、豊かな風味を楽しみましょう。
本格的なポトフを作りたい人は、2のときにみじん切りにしたニンジン・タマネギ・セロリ(分量外)を一緒に炒めて、香り豊かにするのもおすすめです。
ブイヤベース
材料(2~3人前)
- ニンジン 50g
- タマネギ 1/2個
- セロリ 1/2本
- トマト缶 1缶
- イカ 1杯
- 白身魚 2~3切れ
- エビ 5~6匹
- アサリ(砂抜きしたもの) 200g
- 水 700~800mL
- 固形コンソメ 1個
- サフラン 少々
- オリーブオイル 少々
- 塩 適量
作り方
- サフランをぬるま湯に浸して戻す
- みじん切りにしたニンジン・タマネギ・セロリを、オリーブオイルでよく炒めて香りを出す
- トマト缶と塩を少々入れて、煮詰める
- 水と固形コンソメ、サフランを戻し汁ごと入れて沸騰させる
- 下ごしらえした魚介類を入れる
- 魚介類に火が通ったら、塩で味を調えて完成
魚介類の下ごしらえと野菜のみじん切りを家で済ませると、キャンプ場で生ごみを減らせて時短にもなります。イカは内臓を抜いて胴の部分を輪切りにし、エビは殻付きのまま背中に切り込みを入れ、背ワタを抜いておきましょう。
キャンプ煮込み料理のレシピ【所要時間40分程度】
40分程度かければ、メインのおかずにもなる煮込み料理ができます。40分程度でできる編集部おすすめの煮込みレシピを見ていきましょう。
煮込みハンバーグ
材料(2~3人前)
- 牛ひき肉 200~300g
- 卵 1個
- タマネギ 1/2個
- パン粉 20~30g
- トマト缶もしくはデミグラス缶 1缶
- ウスターソース 大さじ1
- 赤ワイン 200mL(1カップ)
- 固形コンソメ 1個
- 塩コショウ 適量
- バター 20g
作り方
- みじん切りにしたタマネギと、牛ひき肉・卵・パン粉を混ぜ、ハンバーグを成型する
- 熱した鍋でハンバーグの両面に焼き目を付ける
- トマト缶もしくはデミグラス缶、ウスターソース・赤ワイン・固形コンソメを入れて15~20分程度煮る
- 塩コショウで味を調えて、仕上げにバターを混ぜて完成
ジャガイモやブロッコリーなど、お好みの野菜を入れて一緒に煮込んでもおいしくなります。
つなぎを多くするとハンバーグが柔らかい食感になりますが、崩れやすくなるので注意しましょう。煮崩れしない程度に煮込むのが、おいしそうに仕上げるコツです。
また、肉感たっぷりのハンバーグが好きなら、卵・パン粉を入れず、ローズマリー・セージといったハーブ類をみじん切りにして混ぜ込むのもおすすめです。
鶏肉のトマト煮込み
材料(2~3人前)
- 鶏もも肉 300g
- シメジ 1パック
- タマネギ 1/2個
- トマト缶 1個
- 水 100mL
- 白ワイン 100mL(1/2カップ)
- 固形コンソメ 1個
- 塩コショウ 適量
作り方
- 鶏もも肉と野菜を一口大に切り、熱した鍋でよく炒める
- トマト缶・水・白ワイン・固形コンソメを入れて20~30分ほど煮込む
- 塩コショウで味を調えてでき上がり
もも肉でなくむね肉を使うと、さっぱりした味わいになります。鶏肉と野菜のうま味が凝縮された味を楽しみましょう。ご飯のおかずはもちろん、パンやパスタとも相性抜群です。
キャンプ煮込み料理のレシピ【所要時間1時間以上】
せっかくのキャンプには、時間をかけて本格的な煮込み料理に挑戦するのもおすすめです。煮込むのに1時間以上かかる、編集部おすすめの本格的な煮込み料理をご紹介します。
ビーフシチュー
材料(2~3人前)
- 牛肉 300g
- ニンジン 1本
- タマネギ 1個
- トマト(大) 1/2個
- 水 300mL
- デミグラス缶 1個
- 赤ワイン 200mL(1カップ)
- 固形コンソメ 1個
- 塩コショウ
- バター 20g
作り方
- 一口大に切った材料をよく炒める
- 水・デミグラス缶・赤ワイン・固形コンソメを入れ、ふたをして1時間ほど煮込む
- 肉が柔らかくなったら、塩コショウで味を調え、仕上げにバターを混ぜて完成
ビーフシチューは、冬の定番料理の一つです。ダッチオーブンでじっくりと煮込むと、おいしさが増します。煮込めば煮込むほど肉が柔らかくなり、本格的な味わいになるでしょう。
簡単サムゲタン
材料(2~3人前)
-
- 鶏手羽元 300g
- 米(もしあれば もち米) 50g
- 長ネギ 1/2本
- ショウガ 1かけ
- ニンニク 1かけ
- 水 1L
- 鶏ガラスープの素 適量
- 塩コショウ 適量
- ごま油 少々
作り方
- 熱した鍋にごま油を入れ、薄切りにしたショウガとニンニクを炒める
- 斜め切りにした長ネギと、骨に沿って軽く切れ込みを入れた手羽元、米・水・調味料を入れて1時間程度煮る
- 塩で味を調え、仕上げにごま油を回しかける
本格的なサムゲタンは、丸鶏の中に米を詰め込みますが、こちらは最低限の材料で作る簡単レシピです。用意できれば、ナツメやクコの実などを入れると、より本格的な味わいになります。
塊肉のビール煮込み
材料(2~3人前)
- 牛や豚などの塊肉 500g
- ニンニク 1~2かけ
- タマネギ 1個
- ジャガイモ 2個
- ビール 350mL
- 固形コンソメ 1個
- 塩コショウ 適量
作り方
- 塊肉を大きめに切って塩コショウをし、ニンニクと一緒に炒める
- タマネギ・ビール・固形コンソメを入れ、ふたをして弱火で1時間程度煮る
水を使わず、ビールのみで煮込む料理です。ビールに含まれる炭酸とアルコールが、肉を柔らかくします。黒ビールや、炭酸水とワインを使っても、味がふくよかになっておいしくいただけます。
キャンプの煮込み料理におすすめのダッチオーブン
ダッチオーブンは、煮る・焼く・蒸すなど、ほぼ全ての調理方法に使える万能な鍋です。一般的な鍋に比べて厚みがあり、重さのあるふたで蒸気を閉じ込める構造になっています。
キャンプで煮込み料理を作るときに、おすすめな商品をチェックしましょう。
CAPTAIN STAG「ココット 18cm」
食材に均一に熱を伝える鋳物製のダッチオーブンです。重厚なふたが食材の水分を逃さず、うま味を閉じ込めます。
大きさは約24×18×13cm、容量約1.6Lです。1〜2人前程度の料理を作りたいときに、適したサイズとなっています。
メインを調理する傍ら、副菜を調理したいときにもおすすめです。家庭のオーブンやIHにも使えるので、キャンプ以外でも活躍します。
- 商品名:CAPTAIN STAG「ココット 18cm」
- 公式サイト:商品はこちら
SOTO「ステンレスダッチオーブン 8インチ」
ステンレス製で、慣らし作業をしなくてもすぐに使えます。サビ止めの必要がなく、使用後のお手入れも簡単です。
ステンレス製なので、キャンプで煮込み料理が余っても、別容器に移さずそのまま保管できるのがポイントです。家庭用の鍋を使うときと同じ感覚で、キャンプ料理を楽しめるでしょう。
ステンレス製の底網付きで、蒸し料理や燻製料理にも適しています。サイズは約31×22.6×12.5cm、容量は約2.6Lです。
- 商品名:SOTO「ステンレスダッチオーブン 8インチ」
- 公式サイト:商品はこちら
SOTO
ステンレスダッチオーブン 8インチ
サイズ:本体=幅31×奥行22.6×高さ12.5cm、内寸=直径20.6×深さ9.0cm 重量:3.5kg、満水容量:2.6L
Snow Peak「和鉄ダッチオーブン 26」
軽量化や取り回しやすさにこだわり、持ち運びも簡単なダッチオーブンです。ふた・スキレット・ポットの3パーツに分かれ、調理法に合わせて組み合わせられます。
つり下げやすい形状の、ワイヤーハンドルが付いている点も魅力です。ふたには、炭を乗せたときにこぼれ落ちないように、高さのある縁が設けられています。
容量はスキレットが約2.5L、ポットが約5.3Lです。4~5人前の料理を作りたいときに適しています。IHヒーターにも対応しているので、家で使えるところもポイントです。
- 商品名:Snow Peak「和鉄ダッチオーブン 26」
- 公式サイト:商品はこちら
スノーピーク
和鉄ダッチオーブン 26
サイズ:リッド:W316×D268×H56mm、スキレット:W316×D268×H58mm、ポット:φ268×H120mm(ツル含まず) 満水容量:スキレット/2.6l、ポット/5.4l 総重量/7.6kg(リッド/2.3kg、スキレット/2.6kg、ポット/2.7kg)
ロッジ「キャンプオーヴン 10インチディープ」
全体に約5mmの厚みがあり、蓄熱効果が高いダッチオーブンです。鉄鍋の使用前に必要な慣らし作業をあらかじめ行ってあり、スムーズに調理を開始できます。
炭を乗せやすいようにふたに縁が設けられているので、上火調理も可能です。脚付きタイプなので、下に炭・薪を入れやすくなっています。約10.5cmの深さがあり、汁物の調理や煮込み料理におすすめです。
- 商品名:ロッジ「キャンプオーヴン 10インチディープ」
- 公式サイト:商品はこちら
まとめ
キャンプ向きの煮込み料理のレシピは、たくさんの種類があります。豪快な肉料理や定番のスープなどに挑戦してみましょう。
キャンプで煮込み料理をする際は、ダッチオーブンの使用がおすすめです。通常の鍋に比べて蓄熱効果が高く、おいしい煮込み料理を作れます。
さまざまなタイプがあるので、容量や使いやすさなどをチェックしながら選びましょう。鉄鍋は手入れが大変なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、簡単に扱えるように工夫されているものも多く見つかります。