どうも。オーストラリア在住ライターの柳沢有紀夫です。今回の話も、10ヵ国からなる世界各国メディアの取材チームの一員として参加した西オーストラリア州政府観光局主催のパースツアーでの出来事です。
この日の舞台は、西オーストラリア州の州都パースの中央駅から電車でわずか30分の港町フリーマントル。時代を感じられる街なかの散歩も楽しいですが、ここは「BE-PAL」らしく自然と景色が楽しめるウォーキングコースを紹介したいと思います!
絶好の夕景スポットの「入浴者」ビーチ
ちなみに、このウォーキングをしたのは前日の夜に全行程を終えて一応チームが解散した翌朝のこと。とはいえ、安心してください。あとで「彼女」(詳しくは過去記事を参照ください)にも登場してもらいます。
出発地点はパース近郊鉄道「フリーマントル線」の終点フリーマントル駅。この駅はバスの発着場がある南西にしか出口がないようですが、踏切を渡って線路の反対に出ます。渡り終えたところが遊歩道なのですが、100メートルほど右側に進んでみてください。すると——。
ここで遊歩道は行き止まりなのでUターン。
600メートルほど進むと、こんな岩壁が現れます。
ここの階段を登っていくと踊り場が現れるのですが……。
昔、こういう「利用の仕方がわからない建造物」を「トマソン」と呼びましたね。露天風呂にしたら人気が出そうな気がしました。…入るの、かなり勇気が必要ですが。
この踊り場で右に折れて階段を上まで登ると「ラウンドハウス」という名所に到着。
さて、この高台から眺めるインド洋が絶景です。なぜこの絶景の場所に刑務所をつくったのか、かなり不思議ですね。普通、刑務所というと高い塀で囲んで「娑婆」の空気に触れられないようにするものですが…。
そして、ここには「大砲」が設置されています。しかも、ただ設置されているだけでなく、毎日午後1時には実際に撃たれるそう!
この「ラウンドハウス」横の見晴らし台の裏手を降りて行くと、「ベイザーズビーチ」に通じます。某地図アプリの日本語表記では「バザーズビーチ」となっていましたが、これは「泳ぐ人」という意味のベイザーが正しいはず。ちなみにスペルはbathersで、そう、「bathをする人=入浴者」という意味でもあります。
しばらく進むと左手になにやらトンネルが見えてきました。
トンネルを抜けると、先ほどまで歩いていた遊歩道兼自転車道に出ます。私はここをそのまま進みましたが、トンネルをもどってビーチ沿いも歩けます。
そして、たどりつくのがベイザーズビーチの中心部。このあたりがウォーキングコースの終点です。
100メートルほど歩いた行き当たりが、ベイザーズビーチの中心部。ここは夕陽鑑賞の名所で、階段状の「観覧席」まであるんです。
刻一刻と変わる空の色をのんびり眺めるぜいたく。「インド洋に沈む夕陽」を眺めたことがある日本人はそういないと思うので、ぜひ夕方にも訪れてください。
さてさて、ウォーキングに関する話はここまでですが、この【オーストラリア・パース旅】シリーズをご覧いただいている方の中には、「今回は後ろ姿だけかいっ!」とお思いのヤエン・ファンもいらっしゃるはず。というわけで、話とはあまり関係ないですが何枚かご披露しましょう。
ヒントはこの写真の数秒前にあります。
ヤエンの被写体になっているもの。それは写真右に体半分だけ写っている女性の寝顔です。このパースツアー、「BE-PAL」で紹介しただけでも「スーパーヒーロー」になったり、「スーパーデンジャラスなワイルドフラワー」とやらを探索に行ったり、「幻想的な夜」に招かれたり、インド洋の島へ幻の「最強生物」を探しに向かったり。こういうメディアツアーの常なんですが5泊6日の間、様々な見所を巡るために朝7時か8時から夜の9時くらいまでスケジュールがびっしり組み込まれていたんです。
で、部屋に戻ってからは各自メールチェックしたりその日の取材メモを整理したりしていると……まあ、当然のことながら寝不足になります。というわけで移動の車内では寝落ちする人も多いのです。
しかし「同行者が大口開けて爆睡しているから盗撮しちゃおう」って……。ヤエン、いたずらっ子かっ!
というわけで「ワルワルなヤエン」のことを私が盗撮してやっていたというのが先ほどの写真です。
あっ、ヤエンも含めてこの旅の画像や動画をアップしているんで、良かったらインスタ(@yukioyanagisawa)をフォローしてください。
西オーストラリア州政府観光局
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