今回で3回目となるアウトドアの祭典「第3回 BE-PAL アウトドアアワード 2023」。読者の皆さんから集まった候補は、なんと数百という規模に! その中から審査員と編集部による選考を経てノミネートされたものは、この1年のアウトドア業界を代表するようなモノ、コト、ヒトばかり。
これまで「テント部門」「アウトドアギア部門」「モビリティ部門」「注目の人物部門」「トレンド・サービス部門」「サステイナブル部門」と、各部門賞の発表をしてきたが、ついにその中から大賞を発表!
2023年のアワードを代表する、栄えある大賞を受賞したのは!?
【ご協力ありがとうございました】読者投票の結果を経て「BE-PALアウトドアアワード 20023 大賞」が決定しました!
「第3回 BE-PAL アウトドアアワード 2023」は、YouTubeでも配信しています
授賞式の様子は、現在発売中のBE-PAL 2024年1月号ほか、BE-PAL公式 YouTubeチャンネルでも配信しているので、ぜひ御覧ください。
BE-PAL公式 YouTubeチャンネル
BE-PAL アウトドアアワード 2023 大賞を受賞したのは「サバティカル/スカイパイロット シンセティック」
デッドスペースがない居住性の高さと、既存モデルより8kg以上軽くなったことによる扱いやすさで「万人におすすめできる」「使いたくなるテントだ」「コスパがとても高い」と、審査員から絶賛され、テント部門賞を獲得した「スカイパイロット シンセティック」が見事大賞を受賞!
¥106,700
SPEC:●サイズ/720×380×高さ270cm ●重量/13.9kg(ポール3.3㎏、ペグ360g)
授賞式には、エイ アンド エフから横田篤彦さんと赤木夕子さんが駆けつけてくれた。
「大変な賞をいただき、光栄です。スカイパイロットはシエラネバダに咲く花の名前からとったものです。これからもこの花のように、皆さんの脳裏に残るような商品を出していきます!」(横田篤彦さん)。
デッドスペースをなくし、大幅に軽量化させたことが大きく評価された!
サバティカルの「スカイパイロット シンセティック」は、既存モデル「スカイパイロット TC」のファブリックを、TCからポリエステルに変更し、大幅に軽量化したニューモデル。省スペースで設営でき、4本のサブポールを使用することでデッドスペースがほとんどなく、居住性が高いのが特徴だ。
ポールの素材もアルミに変更されており、それも大幅な軽量化につながっている。また、素材をポリエステ ルに変更したメリットは軽さだけにとどまらず、防水性にも貢献するなど、使い勝手を大きくアップデートさせた意欲作だ!
真ん中にメインポールを配置するワンポール構造ながら、4本のサブポールで四方を立ち上げることで、大人数を収容できる空間面積を実現。中は高さも十分で広々空間だ。
寝るときや寒いときはフルクローズにでき、風を通したいときはメッシュ窓にしたり、出入り口を立ち上げて開放感を高めたりと、スタイルや天候に合わせて形を変えられるのも魅力。
「デッドスペースができてしまうワンポールテントの不利な点を、四方の張り出しで解消しているアイデアがイイ!」(ホーボージュンさん)。
「ポリエステル素材にすることで雨に強くなり、撤収時の手間も半減してくれる!」(高橋圧太郎さん)。
「長年、超ハードコアアウトドア集団のエイ アンド エフチームが自社のブランドで出して、ここまで来たっていうのが、まず面白い!」(長谷部雅一さん)。
「居住空間が広いから、ファミリーテントとしてだけでなく、グループでのキャンプベース的に使うのもおすすめです!」(森風美さん)。
「素材が変わるだけでイメージもだいぶ変わりますよね。この大きさでこの価格というのも◎です!」(編集長沢木)。
今年は例年になく、チャレンジングなアイテムやサービスが揃い、今後の進化に期待させるものが多かった!
本誌創刊40周年を機に始まったBE-PALアウトドアアワードも今回で3回目。とくに今年は新素材だったり、これまでなかったような斬新なアイテムだったりと、チャレンジングなものが揃ったアワードとなった。また、自然環境に対して、あらためて目をむけるきっかけになるようなものも多く、アワードを通じて、これからのアウトドアの未来や可能性を感じさせてくれた、と審査員たちからは絶賛された。
大賞は「サバティカル/スカイパイロット シンセティック」が受賞し、幕を閉じた’23年のBE-PALアウトドアアワード。果たして、’24年は何が大賞を受賞するのか、今から楽しみだ!
第3回 BE-PAL アウトドアアワード 2023授賞式の様子は、現在発売中の本誌2024年1月号に掲載しています。また、BE-PAL公式 YouTubeチャンネルでも公開中です。ぜひ御覧ください。
※構成/風間 拓 撮影/小倉雄一郎 写真提供/リノベる。、京セラ/au、飯塚カンパニー、ワークマン(掲載順)撮影協力/PICAさがみ湖