山形にある「OUTDDOR SHOP DECEMBER」ご存知の方も多いのではないでしょうか?(BE-PAL2017年8月号の表紙のお店です!)
オリジナル商品を中心に、どこか懐かしくオシャレなアイテムが充実したお店です。実はカヌー、ハイキング、キャンプ、沢遊びなどのツアーもおこなっていますので、詳しくはホームページをご覧ください!
OUTDOOR SHOP DECEMBER
http://december.shop-pro.jp
MASA 「何かおすすめのキャンプ道具あるかな?」
菊地さん 「うーん、うちのもオススメしたいけど、これからキャンプで使って欲しい道具なんかどうだろう?」
MASA 「例えば?」
菊地さん 「山形の職人さんが作るキャンプで使える道具とかさ」
今回は、菊地さんのおすすめする山形の職人が作るハンドメイドキャンプ道具を3つ教えてもらいました。
尾島箒店(オシマホーキテン)
ほおき小 1300円
山形県山形市若葉町13-12
023-622-0927
「はじめて行ったのは10年程前かな。友人の親戚のおじさんがほうき屋さんをしているらしく連れて行ってもらったんだ。
小さな商店のような作業場だったけど、職人さんの仕事場という雰囲気があちらこちらにあってね。
材料となるほうき草、竹の棒、そして出来上がったほうきがずらりと並び、材料の事、作り方、使い方まで丁寧に教えてくれた。
それまでほうきにこだわりを持っていなかったけど、手にしてみると、これまで自分が使っていたものとは明らかな違いがあったよ。
実際に使ってみると、とても感じがいい。そうそう、内装屋さんが家に工事に来た時も、同じほうきを使っていた。いいほうきですね? と声をかけると『仕事だからね。いいものを使わないと』と言っていたよ。小さなサイズのほうきは、テントの掃除なんかにもいいね!」菊池さん。
くだものうつわ
ランチプレート 参考品
山形県上山市金瓶字水上6-2
023-672-5861
http://kudamonoutsuwa.org
「『くだものうつわ』さんはその名のとおり、くだものの木で器を作っている。さくらんぼ、ラフランス、リンゴ、などなど。果樹栽培
が盛んな山形だから、材料は剪定や寿命などで伐採されたくだものの木が原料だけど、それは思惑のない正直なリサイクルだと思った。出来上がった器の形も正直な形なんだ。とてもいいデザインなので、『だれがデザインをしているのですか?』と聞いたら『なんとなく作ってみたらこうなったんだ』と聞いて、デザインからのものづくりではなく、ものからのものづくりを感じた。手仕事が生み出した形は美しいよね。よくみると同じ商品でも形や大きさが少し違う。
『同じの作ってけろ(作ってください)』と言われる事もあるらしいけど、同じものがないのは価値だよね!キャンプで使いたくなるよね!」菊池さん。
木の葉の皿(小)4,530円
トレイ(中) 5,940円
マグカップ(中)7,560円
おはし 1,080円
箸置き 参考商品
DAIS Design and Field
DAIS Tea Table (ダイス ティー テーブル) 18252円
「まったく新しい発想のテーブルで、一見折り畳みとは思えないシンプルなデザインのテーブルだけど、簡単に折り畳むことが可能なんだ。しかも、組み立てはさらに驚きで、オートマチックとも感じられるようなスムーズに組上がるんだ。それを可能にしたのがが接合部に埋め込まれたマグネット。なかなか木のフォールディング・テーブルってないので、いいでしょ!?」菊池さん。
ティーテーブルの詳しい説明は、動画をご覧ください。
「自然の中で過ごすから、自然の物を使いたい。」そんな菊地さんの言葉と実際に職人さん達のお話をお聞きし、ぜひ、キャンプで使って欲しいと思いました。「いいもの」、「気に入ったもの」を長く使えるのも、手作りならではの魅力ではないでしょうか。
今年は、山形の職人さんがひとつひとつ手作りする道具で、キャンプをしてみませんか?
【Profile】斉藤正史
山形県在住
LONG TRAIL HIKER
NPO法人山形ロングトレイル理事
トレイルカルチャー普及のため国内外のトレイルを歩き、山形にトレイルを作る活動を行う。
ブログ http://longtrailhikermasa.blog.fc2.com/
山形ロングトレイル https://www.facebook.com/yamagatalongtrail