スズキの人気小型車、スイフトが昨年12月にモデルチェンジ。新型は普段使いでの快適性を重視した、ライフスタイル系ハッチバックに。アウトドアでも楽しめそうだ。
世界で販売されてきた軽快な小型ハッチバック車

写真は先代スイフト。
スズキといえば軽自動車の印象が強い。だが、アウトドア好きにはおなじみのエスクードをはじめ、ジムニーシエラやソリオ、クロスビーなど、1リッタークラスのエンジンを搭載した小型車も充実している。
なかでもスポーティなキャラクターとして走るのが好きなユーザーに支持されてきたのが、スイフト。ルーツは1983年に登場したカルタスで、ベテランのアウトドア好きならよくご存じのはず。そして、スイフトはインドをはじめ欧州でも販売。グローバルモデルとして磨かれてきた。車重の軽さとエンジンのバランスの良さは気持ちのいいハンドリング性能と連動。スポーティで軽快な、楽しい走りを特徴としてきた。
ワイドに見えて上質な新型。荷室も少し広がった

新型スイフト。従来型のイメージを踏襲しつつ、よりワイド感のある力強いスタイリングに。

カラバリが豊富なのも特徴。写真の「クールイエローメタリック」ほか、全13色を用意。ブルーとレッド、ホワイトは3層コートの塗膜構成となり、上質な輝きを放つ。
新型は従来からの個性を維持しつつ、スタイリングはワイドで美しいものへと進化。特に後ろ斜めからの眺めは太い柱と屋根の形状が台形を成し、とてもかっこいい。タイヤは16インチを履き、堂々とした印象だ。全長4m以下で立体駐車場にも収まる5ナンバーサイズのボディは、最小回転半径4.8mと小回りが利き、障害物の多いフィールドでも走りやすい。
ソト遊びに使ううえで気になる荷室は、従来型よりも開口部が拡大。開口部下端の地上高が低くなり(従来型比-10㎜)、開口幅はデザインの関係で15㎜狭くなっているが、開口部に近い荷室内の幅は+15㎜の1,155㎜に。高さは開口部が645㎜(+25㎜)、荷室床下から開口部上端までが875㎜(+5㎜)となっている。
わずかな差に思えるが、デザインや安全性などさまざまな事情で制約の多いクルマ、特に小型車でこれだけサイズアップするのは大変だったはず。荷室にキャンプ道具をがっつり積んだとき、その恩恵を実感できることだろう。
走行性能と乗り心地は?価格は?

開口部の下がわずかに低くなった。

後席の背もたれをたたんだ状態。荷室部分の床が低く、高さのある荷物を積みやすい。
新型スイフトは新開発の1.2リッター3気筒エンジンとCVTを搭載。低燃費(WLTCモードで22.0~25.4km/ℓ)と滑らかな加速を実現した。今回は十分な試乗ができなかったものの、その走りは当然ながら軽自動車とはレベルの違う力強さと静けさで、煮詰められた足回りによる乗り心地の良さは実感できた。フル乗車、あるいは2~3人乗車でキャンプ道具満載でも、ビシっと快適に走ってくれそうだ。

センター側のオーディオやエアコンパネルなどがドライバー側に8度傾いている。おかげで運転中も自然な姿勢でスイッチ類の操作を行える。ワイヤレス充電器も装備。

フロントシートは肩回りから脇の部分の造形を変更。立体的となり、ヘッドレストの高さと厚みを約10㎜大きくすることで、様々な体型の人が快適に座れる設計とした。

後席の広さはそれなりに確保され、シートの大きさもまずまず。小型車として十分な機能を果たす。
安全装備も充実。従来型のデュアルセンサーブレーキサポートからミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」に進化。画角や検知エリアが広がり、自転車や自動二輪車を検知。交差点での検知にも対応している。
ロードクリアランスは街乗りレベルにあるものの、4WDも選べ、何よりも¥1,727,000~2,332,000という手の届きやすい価格帯を実現した新型スイフトは、感覚的にも物理的にも「自然をこの手でつかみたい!」というソト遊び派にとって魅力的な存在。ソロやカップルでのキャンプならちょうどよく乗れるだろう。
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