サイズも作りも大きくて豪華
イギリスに拠点を構えるスイフト社。スイフト社は1964年から続く老舗のキャンピングカー&トレーラービルダーで、アマツバメのエンブレムがトレードマーク。
現在、キャンピングトレーラーは「ベースキャンプ」「スプライトアルパイン」「スプライトグランデ」「クワトロ」「チャレンジャー」が日本に導入されていますが、最上級シリーズとなる「エレガンスグランデ」がこの度新たに仲間入りすることになりました。
そこで、今回はそんなエレガンスグランデ845を紹介したいと思います。
ボディサイズは全長約8m・全幅約2.5mと日本国内では大きめのモデル。最大積載質量が1994kgのため2軸を採用しています。それ故にヘッド車(けん引するための車両)も欧州ならランドローバーやボルボ、北米ならフォードなどのハイパワーSUVやトラックなどがお薦め。国産車ならトヨタ・ランドクルーザーや三菱・アウトランダーなどが似合うスタイル。そんなボディサイズの恩恵により車内はおどろくほど広々。
ちょっとしたところに英国らしさを散りばめる
イギリスは日本と同じ右ハンドルに左側通行ということもあり、エントランスが左側に装備されています。車内に足を踏み入れると、左手(車両前方)に広大で開放的なリビングが目に飛び込んできます。リビング前方のまん中にあるカウンターには引き出し式のカフェテーブルが内蔵され、紅茶文化のある英国らしさが感じられます。
またエントランス脇のワインラックや4人でくつろぐには十分過ぎるほどのゆったりとしたレザー調ソファなど、豪華な装備群をはじめパノラマサンルーフも備わった明るく開放的な空間は、本当の家にいるような錯覚さえしてしまいそうです。
エントランスの目の前にはキッチンがあり、右手には主寝室とその奥に振り分けタイプのトイレとシャワールームを配置したレイアウト。主寝室にはアイランドベッドが鎮座しリビングと仕切ることもできるようになっています。最後部のサニタリースペースはトイレ&洗面所とは別に独立したシャワールームがあり、ゆったりした作りもホテルのよう。
装備面も高級モデルならでは
冬場に快適なALDE温水床暖房システムをはじめ英国らしいガスオーブン、LCD集中コントロールパネルなど、使いやすさとデザイン性の高い装備が満載。ハイエンドモデルならではの妥協のない家具の作り込みの高さには感服。高級ホテルのような上質な空間で旅を楽しみたい人にお薦めのモデル。ほかにも定置利用で別荘として使うというのもありの選択だと思える1台でした。
価格は913万円〜