超有名企業がキャンプ用品に本格参入
オーディオテクニカ 「オーテックキャンプ 」2022年〜
新進気鋭とは思えない洗練デザイン
イヤホンやマイクロホンなどのオーディオ機器で知られる、オーディオテクニカ(2022年で創業60周年)。同社が’22年の6月に立ち上げたのが「オーテックキャンプ」。デビュー時点のラインナップは焚き火台2種類とコーヒードリッパー。第2弾は焚き火ライフをサポートするアイテムを追加。どちらも持ち前の金属加工技術を感じさせるステンレス製ギアだ。「COOK PIT」は同年の焚火クラブのイベントで、約70機種中1位を獲得。その勢いから目が離せない。
問い合わせ先:オーディオテクニカ https://www.auteccamp.jp
コックピット
¥13,200
三角形のフォルムに火床が斜めに切り込んだ未だないフォルムの焚き火台。バラせばA4サイズに収納できる。重量は850g。
トライアンドグリル ¥23,100
クッキングシェルター ¥19,800
上下に組み合わせることで、焚き火料理の幅が広がる。上火も使え、オーブンとして活躍。どちらもA4サイズに収納可。
シマノ「シマノ」2022年〜
シマノクオリティーがキャンプに参戦
いわずと知れた、自転車部品と釣具を製造するアウトドアスポーツメーカー。フィッシングタックルは、その優れた性能で多くのユーザーから高い信頼性を得ている。そんな釣りで使用するハイスペックなクーラーボックスの技術を活かし、真空パネルを用いたモデルをアウトドア用として発売。発売前からアウトドアショップスタッフや野外料理家から呼び声が高かったが、前評判通り、発売と同時に大ヒット。その保冷力の高さは右に出るものなし。4タイプのグレードに分かれ、シーンに合わせて選べるのもうれしい。昨年から、釣りとキャンプの垣根を超えたイベントも開催している。
問い合わせ先:シマノカスタマーセンター TEL:0120-860-390
アイスボックス PRO 30L
¥60,500
6面極厚真空パネルで氷を最長10日間保持。それにもまして、左右どちらからでも開閉可能な蓋がポイント高い。さすがのジャパンメイド。
ブランドの顔といえるのが、スピニングリール「STELLA」。’92年に登場し、改良を重ねながら現在は10代目に伝統と技術が引き継がれている。
町工場のアウトドア参入の勢いが止まらない
竹中製作所「エンバーデザイン」2023年〜
クラファン、SNSで火がついた!
竹中製作所は1959年から60年以上続く、都市ガスメーターに特化したメーカー。その中で培ったノウハウを発揮するため、社内のキャンプ好きが集まって、「EMBER DESIGN」を立ち上げた。"自分自身が使いたい""既存の製品にとらわれない"がポリシー。第1弾のアルミダッチオーブンは、クラウドファンディングのMAKUAKEサイトでプロジェクトを始動し、目標率2,000%を突破。昨年販売に至った。今後も熾火の似合う男前ギアを開発していく。
問い合わせ先:竹中製作所 https://emberdesign.jp
ACO ダッチオーブン
¥23,430
アルミに独自のリアルセラミックコーティングを施し、汚れが落ちやすく、耐久性もUP。約1.3㎏。蓋はグリルパンに!
マルチフック
予価¥1,200
1月発売予定のフック。ロゴをモチーフにしたS字フックで、焚き火周りはもちろん、キッチンでも活躍する。
ツールフックや鍋敷きはもちろん、3つ組み合わせれば五徳に変身!
乗富鉄工所「ノリノリライフ」2020年〜
鉄鋼職人が生み出す手作りの名品
福岡県柳川市で1948年に創業された鉄工所。精度の高さが求められる水門の製造を手がけてきた職人たち、メタルクリエイターが、日常をもっと楽しくするために立ち上げたのが「ノリノリプロジェクト」。その一環が「ノリノリライフ」だ。考え抜かれたシンプルな形の中に、使う人の心地よさや楽しさを追求。第一号の「ヨコナガメッシュタキビダイ」は実用性を評価され、2023グッドデザイン賞に輝いた。最近は家具メーカーとコラボしてデスクなども制作している。
問い合わせ先:乗富鉄工所 TEL:0944(73)6177
ヨコナガメッシュ タキビダイ
¥26,950
メッシュを凹の字型にセットすることで、燃焼効率を保ちつつ、灰が舞うのも防ぐ。五徳と組み合わせれば調理も可能。
スライドゴトク
¥13,750
シングルバーナーでの調理に便利な自立式五徳。スライドして伸縮でき、別売りのステンプレート(¥3,500)を搭載可能。
メッシュパン 大
¥16,500
ステンレスを編み込んだ目の細かなメッシュで、直火焼き専用のフライパンとしても使える。
(BE-PAL 2024年2月号より)