今回は、大山の絶景や魅力を紹介します。初心者向けのコースを含め、余すところなく紹介しますので、ぜひ次の登山計画の参考にしていただければと思います。
街からもよく見える巨大な「大山」の標高は?
大山は神奈川県伊勢原市にある山で、標高は1,252m。
神奈川県の公園や商業施設の屋上など、ある程度開けた場所から西側を見てみると、大きな山塊を見られることでしょう。
その山々こそ、神奈川県が誇る自然の宝庫、丹沢大山国定公園です。
そして、大山はその丹沢の先頭に立ち、街からはもっとも大きく見えます。大山の山頂からは関東平野、特に横浜方面の街並みを一望することができる、非常に優れた山です。日本三百名山にも選ばれています。
都会を一望できる大迫力の山頂景色
人気山を多く有している丹沢の中でも、突出してシティビューの景色を楽しめるのが大山だと筆者は考えています。
塔ノ岳や丹沢山のように「街を見下ろすのに他の山が遮ってしまう」ということが無く、都会を見下ろすのに邪魔するものがないため、晴れた日には横浜のビル群や相模湾までも確認できます。
大山は歴史を感じる王道コースが魅力的!ケーブルカーで阿夫利神社駅まで登れる
メインコースは古の山道
大山を登る一般的なコースは、ケーブルカーで阿夫利神社駅まで登り、駅前の阿夫利神社下社から山頂である阿夫利神社本社を目指すコースです。
阿夫利神社を含めて、その一帯の歴史は大変古く、阿夫利神社公式HPによればその起源は2200年以上も前にさかのぼるとか。
実際に登るとわかりますが、山道も石段が積まれており、古の風格を感じさせてくれます。
阿夫利神社下社から少し登って尾根に出ると、今度は塔ノ岳や丹沢山に続く表丹沢の山々を丸ごと見ることができます。
山好きの人には、ここが絶好の撮影スポットとなるでしょう!
初心者向けも舐めてはいけないキツさ
伊勢原市観光協会によれば阿夫利神社下社から山頂までは、片道1時間30分程度とコースタイムも短く、石段や木道により整備もされているため初心者向けと言えます。
しかし、勾配は急な場所が多く、舐めてかかれば高い心拍数で大きな疲労感に襲われることでしょう。
十分健康な状態で、自分の身体と相談して決行するのが望ましいコースなので決して無理はしないようにしましょう。
登頂のご褒美は絶景と山頂飯のフルコース
キツい山道を登り切ったご褒美は、絶景と共に食べる山頂飯でしょう!
これのために登っていると、登るたびに筆者も感じさせられるばかりです。
多くの登山客が登ることから、山頂にはベンチやテーブルが多く用意されています。ここで湯を沸かしたりなど、多様な方法で胃袋も心も満たすことができます。
山頂周りを少し見て回るのも、大山の楽しみです。山頂にある阿夫利神社本社の境内では、複数の写真スポットもあります。
下山後には麓でお買い物を楽しめる
ちなみに、ケーブルカー駅とバス停の間の道のりには、「こま参道」と呼ばれる雰囲気あるお店が並んだ道があります。
こま参道のお店は、お菓子や農産物などのお土産を多く扱っており、食事処も豊富でとても魅力的です。
毎度お土産をここで買いすぎてしまう筆者であります。
さいごに
受け継がれる人間の歴史と、壮大な自然の景色。
丹沢の先頭である大山を訪れた時には、その深さと美しさを実感することでしょう。
ぜひ計画を立て、荷造りをし、絶景に包まれる心の準備をしてください。
幼少期から亡き祖父と登山をはじめ、低山高山問わず全国様々な山に登る。現在も祖父の意志を継ぎ、強い情熱で日本の自然や山の魅力を発信している。