自然豊かな野崎島は、かつて潜伏キリシタンが暮らしていた歴史もあり、歩きながらさまざまなことを考えさせられる場所でもある。
廃校となった野崎小学校中学校は、簡易宿泊施設・休憩施設の野崎島自然学塾村として、年間を通して多くの旅行者、子どもキャンプ、修学旅行生などを受け入れている。食事は調理場で自炊。無人島で商店はないため、食材や飲み物は自分で持ち込み、生ごみ以外のごみも小値賀島に〝お持ち帰り″する。
廃校となった小・中学校の木造校舎を再利用した、野崎島自然学塾村。宿泊、休憩、トイレ利用ができる唯一の施設だ。
野崎島自然学塾村に近く、小高い丘の上に残るレンガ建築の旧野首教会は、集落に住む17世帯の信者たちが貧しい生活ながら力を合わせて費用を捻出し、何年もかけて建てた教会。周辺は潜伏キリシタンが移り住み、信仰が深かった地域とされている。禁教の時代に厳しい弾圧を受けながらも信仰を守り、苦難を耐え抜いて信仰の自由を手に入れた人々の、抑圧からの解放と喜びの象徴だ。
軽いトレッキングの野崎島ガイドツアーのほか、4時間以上のトレッキングや山登りツアーなど、ユニークなツアー&アクティビティもあるので、個人の体力や旅程に合わせて楽しめる。小値賀島とは異なる野崎島の自然体験をぜひ。
※野崎島への入島は必ず、おぢかアイランドツーリズムへの事前予約が必要となるので注意を。
【お問い合わせ】
おぢかアイランドツーリズム
TEL:0959-56-2646
http://ojikajima.jp/