
CONTENTS
- ドームテントの特徴
- テントの選び方
- 「BE-PALアウトドアアワード」テント部門受賞&ノミネートのドームテント
- 2025年にヒットしそうな注目のドームテント4選
- 2024年リアルに売れた!人気のドームテント7選
- ファミリー&ソロ向けドームテントをBE-PALスタッフが設営レビュー!張ってわかったおすすめ5選
- 全国アウトドアショップの店員さんの推し!ファミリー&ソロ向けのおすすめドームテント6選
- アウトドアの達人がチェック!ドーム型ソロテントおすすめ5選
- 初心者もベテランも必見!ソロキャンプで本当に使えるドームテント5選
- 薪ストーブ対応モデルも!雪中キャンプにも頼れるドームテント4選
- こちらも必見!定番人気のドームテントを徹底レビュー
ドームテントの特徴
ドーム型は天井に丸みを持たせた形の、最もオーソドックスな形状のテント。柱となるポールをまっすぐに立てるのではなく、湾曲に反らせることでテントの居住空間を広げている。大人1人が立っていられるほど頭上にゆとりのあるタイプもあるほど、窮屈感を感じにくい作りになっている。中で簡単な作業や着替えも可能なところが、使い勝手の良いテントといえる。
ドーム型は設営も簡単で、メインポールを2本クロスさせてスリーブに差し込むことで立ち上げることができる。慣れると1人でも設営できるため、ソロキャンパーからの人気も高い。
丸みを帯びた形は四方からの風を受け流し、山間部の変わりやすい天候にも耐えることができる。
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テントの選び方
テントにはいくつかの種類が存在するため、用途に合わせて最適なテントを選ぶことが大切だ。テントを選ぶときに着目すべきポイントについて詳しく見ていこう。
利用人数に合ったサイズを選ぶ
テント選びにおいて最も重要といっても過言ではないのが、サイズ。利用人数に合ったテントを選ばなければ、快適に過ごせなくなる恐れもある。
そのため、テントを選ぶときは必ず『何人用のテントなのか』をチェックするようにしよう。ただし、ここで記載されている人数は、あくまでも『最大収容可能人数』。たとえば『4~5人用』と表記されているテントを5人で使用すると、少し窮屈に感じられるかもしれない。ゆったりと過ごしたいときは、利用する人数プラス1~2人のテントを選ぶといいだろう。
耐水圧や通気性を確認する
テントごとに機能性は大きく異なるため、しっかりとチェックしておくことが大切で。特に注目すべきポイントとしては、耐水圧や通気性が挙げられる。耐水圧が高いテントほど、テントの裏に水が染み出しにくくなるのだ。
山にキャンプに行く場合は急に天候が変わる可能性も高いため、耐水圧の高いテントを準備しておくと安心。耐水圧が1500mm以上のものがおすすめ。商品購入の際、スペックや表示をしっかりと確認しておくことが大切だ。
また、夏場のキャンプでは熱が内部にこもりやすくなるため、通気性の良いものを選ぶと快適に過ごすことができる。
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「BE-PALアウトドアアワード」テント部門受賞&ノミネートのドームテント
アウトドアの祭典「BE-PAL アウトドアアワード2024」テント部門賞を受賞&ノミネートされたドームテントを紹介。
RIPEN(ライペン) SLソロ
実用性、耐久性に優れたテントを開発してきた老舗国産メーカーが、機能性を損なうことなく、1kgを切るテントを実現。日本の山旅に合う仕様になっている。安心のダブルウォール、設営しやすいフレームスリーブなど、使い勝手の良さが随所に見られる。
●サイズ:205×90×95cm
●重量:900g
1965年に創業した国産テントメーカー、アライテント。これまで軽量化をあえて推してこなかった同社が、ついに“軽さ”を見出した。ポールはスリーブ式で、暗闇でもカンタンにたてることができる。軽さ、使いやすさに優れたテントだ。

審査員・ホーボージュンさん
質実剛健、職人気質のアライテントがついに軽さを見出した。随所に見られるアイデアに脱帽!
アンダー1kgテントの大本命! コンパクトに持ち運びでき、山旅に出かけたくなるテントです

審査員・長谷部雅一さん

本体は薄い12デニールのリップストップナイロン。入り口のメッシュ窓も小さくして軽量化を実現。
「SLソロは、これまで開発してきたテントとは異なり、軽さに特化した製品です。他のテント同様、皆さまに愛され続ける製品になればと思っています」と、株式会社アライテント代表取締役 新井 肇さん。
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ZANEARTS(ゼインアーツ) ヤール1
ゼインアーツ初となる山岳テント。軽量かつ機能性に優れたモデルで、価格も魅力! フライは15デニール、ボトムは20デニールのナイロンを採用。引裂強度を高めるために、シリコーン加工を施している。
●使用サイズ:210×135×H95cm
●収納サイズ:直径13.5×37cm
●重量:最小重量/860g(フライシート・インナーテント・フレームのみ)、最大重量/1.15kg(バッグ・ロープ・ペグ・フットプリント含む)
クロスフレーム構造を採用し、設営の簡便さ、耐風性、居住性、携行性をバランス良く実現。フライは15D、ボトムは20Dの薄いナイロンを使用し、シリコーン加工によって引裂強度を向上させ、一般的な30Dナイロンを超える耐久性を誇る。
一般的な山岳テントに比べてサイズはミニマムながら、日本人の体格に適した居住空間を提供。フック式のインナーテント接続により耐風性を向上させている。
天井上部とドアパネル下部にベンチレーションがあり、空気が下から上に流れる。
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2025年にヒットしそうな注目のドームテント4選
人気アウトドアショップにお願いしたアンケートをもとに、編集部で「これは売れる!」とセレクトしたテントの中から、ソロ&ファミリー向けのドームテントをピックアップして紹介。
ogawa(オガワ) アステロイド
同じ長さのポールたった4本で、迷うことなく設営できるシンプルなドーム型。全部で9面のパネルはすべてメッシュとの2層構造だから、張り方のバリエーションも豊富だ。丸い天窓も付いている。
●使用サイズ:350×350×190cm
●収納サイズ:76×45×35cm
●重量:約13.5kg(付属品除く)
デュオからファミリーに適したオールメッシュでフルオープンが可能なドームシェルター。アステロイドは「小惑星」を意味し、美しいドーム形状が由来。両サイドは張り出しができるフラップがついており、開放的ながらもプライバシーはしっかり確保できる。
「設営しやすくて人気の形。350cm角で高さ190cmというサイズも◎。」
左右を張り出せば開放感バツグン。雨の日に出入りするときも楽ちんだ。
全閉はもちろんのこと、各パネルを巻き上げてフルオープにすることも。
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MSR(エムエスアール) エリクサー1(updated)
耐久性を高めるためにパーツや生地に改良が加えられて、新たなカラーでリデビューした定番モデル。出入り口ジッパーは直線に近い状態で使われ破損しにくくなっている。
●対応人数:1人
●収納サイズ:48×15cm
●総重量:2.16kg
●最小重量:(フライ/本体/ポール)1.78kg
丈夫で扱いやすく、コストパフォーマンスにすぐれたエリクサーシリーズのソロ用。2本のポールを2か所で交差させる魚座型に、さらにリッジポールを追加することで前後のパネルをほぼ垂直に立ち上がらせることに成功。インナーなしで自立するフットプリントが付属する。
「新しく加水分解耐性を高めた生地と加工の採用は、ユーザーにとってメリット大。定番を育てる姿勢もいいよね。」
フライシートの出入り口開閉部(ジッパーフラップのある方)に、
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PUROMONTE(プロモンテ) VEL-10 3S
素材を見直すことで軽量化を図った3シーズンモデル。インナーテント+フライ+ポールでわずか約890gという軽さ。四隅のスリーブにポールをセットするだけで自立し、設営も簡単だ。
インナーテント四隅には短いテントスリーブがあり、ポール先端部
MSR(エムエスアール) ハバハバLT1
人気のハバファミリーにライトウエイトモデルが登場。インナー上部にメッシュパネルが使われ通気性バツグン! 天気のいい夜はフライをはずして星空観察も。
フライ、フロア、メッシュは、環境に配慮した「ソリューションダイ」ファブリック。
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2024年リアルに売れた!人気のドームテント7選
全国17のアウトドアショップに聞き、2024年に売れたソロ向けドームテントを紹介。リアルな売れ線の大本命テントをチェックしよう。
ブランド・商品 | 画像 | 販売サイト | 詳細情報 | |
---|---|---|---|---|
価格 | 対応人数 | |||
RIPEN(ライペン) SLドーム | ![]() | ¥68,200 | 2人 | |
Coleman(コールマン) ツーリングドーム/ST | ![]() | ¥21,780 | 1~2人 | |
Coleman(コールマン) ツーリングドーム/LX | ![]() | ¥24,970 | 2~3人 | |
Coleman(コールマン) ツーリングドームエアー/ST+ | ![]() | ¥25,960 | 1~2人 | |
mont-bell(モンベル) ステラリッジテント2 | ![]() | ¥36,300(本体) | 2人 | |
Finetrack(ファイントラック) カミナドーム1 | ![]() | ¥71,610 | 1人 | |
ogawa(オガワ) ステイシー ファルダ | ![]() | ¥59,400 | 2~3人 | |
RIPEN(ライペン) SLドーム
ダブルウォールの2人用ドームテントでありながら980g(本体・フライ・フレーム。専用アンダーシートは200g)を実現。ドア部分のメッシュを縮小し、アンダーシートも極薄素材を採用するなど徹底して軽さにこだわっている。軽量化をはかってもエアライズゆずりの設営しやすさは健在だ。
●本体サイズ:210×120×H95cm
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Coleman(コールマン) ツーリングドーム/ST
ソロキャンパーやキャンプツーリング派に絶大な人気を誇るコンパクトドームテント。人気の理由は、ブーツやヘルメットを置けるゆったりめの前室と、別売のキャノピーポールで跳ね上げればタープなしでも快適に過ごせるフロントパネルなど細部まで計算された作りのため。大人2人での就寝も可能だ。
●使用サイズ:265×210×110cm
●インナーサイズ:210×120×H100cm
●重量:4kg

跳ね上げ、下部のみ巻き上げ、全巻き上げなどシーンによって形を変えられるフロントパネル。
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Coleman (コールマン) ツーリングドーム/LX
奥行きを60cm、高さを10cm広げた2〜3人用「ツーリングドーム」。ゆとりのサイズになっても収納サイズは長さ50cm以下(直径21×49cm)に抑えているのでオートバイのキャリアへの積載も問題ない。軽量化を狙うなら、付属のFRPポールから別売の「アルミポールセット/LX」に変えるのもいい。
●設営サイズ:インナーテント/約210×180×H110cm
●収納サイズ:直径約21×49cm
●重量:約5.2kg
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Coleman(コールマン) ツーリングドームエアー/ST+
寝室と前室の広さはそのまま、太陽光を遮断するダークルームテクノロジーと通気性にすぐれたワイドエアメッシュを採用し、涼しく過ごせるようになったツーリングドーム。必要に応じて光を取り入れられるクリアウインドウも装備。もちろん別売のキャノピーポールでフロントパネルを跳ね上げ、前室を拡張できる。
●使用サイズ:265×210×110cm
●インナーサイズ:210×120×H100cm
●重量:4.5kg

光を取り入れる窓付き。
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mont-bell(モンベル) ステラリッジテント2
トップクラスの軽さとコンパクト収納を実現した2人用テント。保水しづらい生地を採用しており雨や結露による重量増を低減する。吊り下げ式は立てやすく結露しづらいけれど耐風性に劣ると言われているが、交差部をジョイントパーツで接続しスリーブ式テント同等の耐風性を実現した。(リンク先は本体)
●使用サイズ:130×265×H105cm
●インナー:奥行き210cm
●収納サイズ:本体+フライ直径/14.5×30cm、ポール/直径5×41cm
●重量:合計1.43kg
Finetrack(ファイントラック) カミナドーム1
フライとインナーのクロスラインにイザナステープ(旧名ダイニーマ)を縫い込むことで、軽くて薄い生地の剛性アップ。異なる2種類の径を用いたポールで、頭上空間を大きく広げた設計で圧迫感を低減しているのもユニーク。凍結しにくいビスロンのダブルスライダーファスナー、インナーは入り口の立ち上がりを低くするなど使いやすさへのこだわりもそこかしこにちりばめられている。
ogawa(オガワ) ステイシー ファルダ
コンパクトなテントでありながら、小さな子どものいる家庭なら親子3人で就寝可能。奥行き110cmのビッグな前室をもつステイシーにスカートと前室両側メッシュ窓を装備したモデル。このおかげで1年中快適に過ごせるようになった。
●使用サイズ:230×300×H130cm
●インナーサイズ:220×150×H120cm
●重量:約4.04kg

前室をフルオープン。フラップを手持ちのポールで張り出してもいい。
決して超軽量ではないが、フレームの折り寸が40cmなのでオートバイのキャリアに載せやすいことも見逃せない。
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SABBATICAL(サバティカル) サバルパインドーム
張りのある三角形の面(トラス構造)が12か所もある、強度に優れたドーム型シェルター。各面のメッシュ窓はフルクローズ可能だから、天候やシーズンを問わず活用できる。天頂部には換気窓付き。
●収納サイズ:L82cm×W42cm×H31cm
●重量:23.8kg(ポール10.3kg、ペグ820g)
トラス構造多用で強度バツグン!
全方面にメッシュパネルがあり、全開にすればテント内から360度見渡すことができる。その数なんと18個。
正面ドアの裾先端部が、ジッパースライダーと連動。ドアを開けると裾もいっしょに引き上げられる仕組みだ。
リビングシートが標準装備されているから、くつろぎスペース用シェルター、就寝用テントと使い分けが容易。
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BE-PAL編集部・イダが設営レビュー!
ogawa(オガワ) クーポラ
最大8人収容できるレイアウト自在の大型ドームテント。ペグダウンは32か所と多いが、ポールとスリーブ先端の色分けのおかげで設営はスムーズだ。半面や両サイドなど自由自在にセットできる着脱式フロアは感動モノ。
●収容人数:8人用
●サイズ:約570×285×高さ200cm
●重量:約15.95kg
どの角度から見ても個性的なデザイン

設営時間は2人で27:00

4方向すべてに出入り口が!
フロアはトグル留め式で、留め位置の変更もカンタン。
フロアをはずせば全長570cmの広いシェルターとしても。
全面フロアにすると、最大8人までが寝られるスペースに。
ベンチレーターは中からアクセスできる
メッシュパネルを開けて、テント内からベンチレーターの開閉調節ができる。
テープは両端とも取りはずし可能
両端にフックが付いたグランドテープは、設営後は完全に取りはずせる。
大人数モデルならではのペグダウン箇所の多さには辟易としたものの、それだけに完成後の達成感はひとしお。機能面では、着脱式のインナーフロアを自由自在にセットできる柔軟性に感動した。さらに、「大人数でもノンストレスに過ごせそう!」と4方向すべてにある出入り口にも着目。友達と共同所有するならコレで決まり! という感じだ。
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MSR(エムエスアール) ハビスケープ6
室内高195cmと、とにかくヘッドクリアランスがいいテント。 背の高い大人でも余裕をもって立つことができ、テント内での着替えも楽ちんだ。独自のフレーム構造で室内は広々。立てやすさと居住性を両立させている。MSRは「Mountain Safety Research」の頭文字で、1969年に登山家ラリー・ペンバシーがシアトルで創業。アメリカを代表する山岳テント&登山用具ブランド。
●収容人数:6人
●サイズ:約427×254×高さ195cm
●重量:6.52kg
立てやすさと居住性の両立で選ぶならコレ!

とにかくヘッドクリアランスがいい!設営時間は2人で22:30。
室内高195cm! これならテント内での着替えも楽ちんだ。それに出入り口が垂直に近く立ち上がっているから、スムーズに出入りできるのも印象的。ロケ時の強風下で設営するのは苦労したが、クロスポールと短いポール4本だけで設営できる簡便さは大きな魅力。

6人用でこの軽さ!
フライ・インナー間も通気性良好
吊り下げ式インナータイプは、フライとの隙間が大きく空くのが特徴。雨天でも通気性を確保できる。
側面中央まで防水が頼もしい
フライ両側は通気性を考慮して裾が短めだが、フロアとサイドの赤い生地は耐水圧が高いので安心だ。
独自のフレーム構造が広さの秘訣
前後出入り口上部と両サイドにポールの出っ張りがあることで、インナーを外側に押し広げるポールワーク。
独創的なフレーム構造で居住空間を広げたMSRは、ヘッドクリアランスの良さと、軽量かつコンパクトなのが気に入った様子。インナー上部がメッシュなので、「蒸し暑い夏場にもいいかも」と、夏キャンプでのお披露目に思わず夢が膨らむ。
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ベテランライター・坂本が編集・住川&ハラボーとともにチェック!

編集・住川

編集・ハラボー
ogawa(オガワ) ソレスト
6人まで就寝可能な大型インナーテントとルーフフライ(写真では未装着)を装備。別途ポールを用意すれば前後左右のパネルを跳ね上げられ、張り方のアレンジも思いのままだ。
●最大長:600cm
●重さ:約14.1kg(幕体一式)、約7.1kg(ポール)、約3.45kg(付属品)
●MAX:6人
●ペグダウン:20(16)本

すべてメッシュにするととても開放的! インナーをはずせばグループのベース基地にも。
大家族やグループで一緒に泊まりたい!という人におすすめの大型ドームテント。開放感抜群の大型幕に6人用のインナーテントを装備。フルオープンやフルメッシュでグループの団らんを楽しんだり、インナーを入れてゆったり家族のスペースを作ったり、アレンジ力抜群。
メインポール4本と天面のクロスリッジポールで安定感も◎。生地には難燃コーティングが施されているので安心だ。
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SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) IKOS TR 3
独自のテンションリッジポールがテント内上部を大きく押し広げ、居住性バツグンな3人用ダブルウォールテント。ドームテント独特の閉塞感がなく、内部でゆったりくつろげるのが特徴だ。「シートゥサミット」は1990年、オーストラリアのパースで創業したアウトドアメーカー。
●収容人数:3人
●サイズ:約230×200×高さ127cm
●重量:3.16kg
天井が広くて快適。2人でゆったり過ごすならコレ!

設営時間は1人で07:30
上部の「テンションリッジ」という斬新なフレームは、先端を上に向けることでテント地を大きく外側に押し広げてくれる。出入り口もほぼ垂直に立ち上がるので、出入りがとても楽だ。別売りのポールがあればフライだけの立ち上げも可能。
フライの固定にペグは不要
フライはポールの石突きにセットするタイプ。インナーさえ固定しておけばフライのためのペグダウンが必要ない。
結びのスキルが不要なガイライン
ガイラインのフライ側接続部は、結ぶ手間のないトグル式。やじろべえのような形状で、しっかりと留まる。
自動で立ち上がるベンチレーター
フライ上部2か所にあるベンチレーターは、支柱でしっかり開口できるので、空気の流れがとてもスムーズ。
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ファミリー・グループ向けドームテントのベストバイ
MSR(エムエスアール) ハビチュード6
サイドウォールが大きく外側に押し広げられ、正面ドアがほぼ垂直に立ち上がっているので出入りがとても楽。前室は奥行きが122cmもあり、荷物置き場として重宝する。6人用の大型ドームとはいえ、これほど直感的に設営できるシンプルな構造は珍しく、ビギナーにもおすすめできるモデル。
●対応人数:6人
●サイズ(フライ装着時):幅254×奥行き427×高さ195cm
●サイズ(インナーのみ):幅254×奥行き305×高さ約182cm
●収納サイズ:幅58×奥行き25×高さ25cm
●総重量:6.35kg
居住空間を押し広げる独特のフレームワーク
長いクロスポールと両サイド用の短いクロスポール2セットだけで簡単に立ち上げられるセルフスタンディング・タイプ(自立式)のテント。インナーテント4面のサイドウォールが大きく外側に向けて押し広げられる独自のフレームワークにより居住性が良い。従来、クロスドームの弱点であった内部の狭苦しさを解消し、広々とした空間が大きな魅力になっている。
出入り口上部にあるポールの継ぎ目部分には、付属のLEDポーチライトが付けられるようになっている。
天井がメッシュ地のインナーテントは吊り下げ式で、フライシートとの間に十分な空間ができるため、フライシート両サイドの裾部から外気がテント内にスムーズに入り、通気性も抜群。
ボトム部分(赤い生地)は耐久撥水加工を施した耐水圧10,000mmの丈夫なナイロン地。こうして見ると、ポールとインナーテントの間が大きくあいているのがよくわかる。

フライシートは全閉のほか、天候や用途に応じて3パターンにセットできる。
また、正面のドアが限りなく垂直に近い状態まで立ち上がるので、とても出入りしやすい。大きいわりに出入り口が正面のひとつしかないのは玉に瑕ではあるが、正面ドアが大きく開くので、出入りそのものはとてもスムーズ。
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Snow Peak(スノーピーク) アメニティドーム M
4人家族にぴったりなサイズで設営も簡単。テント高を抑えたデザインのため、風の影響を受けにくいのも特徴。懐にやさしい価格帯で、エントリーキャンパーにお薦めだ。
●対応人数:4人
●設営サイズ:280×505×H150(室内高)cm
●収納サイズ:74×22×25cm
●総重量:8kg
品質、コスパともに最高
「高品質=高価」という法則を打ち破る高コスパなロングセラーテント。フライの表面にはフッ素樹脂撥水加工とUVカット加工、裏面にはポリウレタン防水加工が施され、雨をしっかりシャットアウト。どこを計測しても耐水圧1,800mmミニマムを確保している(ちなみに一般的な傘の耐水圧は200~500mm、中程度の雨に耐えるレインウェアの耐水圧は2,000mm、テントに関しては、耐水圧1,500mmで強い雨にも耐えられるとされている)。
フライシートは前面とサイド片側に出入り口があり、使い勝手も上々。テント高が低めになっているので、室内で立ち上がることはできないが、そのぶん風に強く強風下でもテントが歪みにくい。
前室スペースもたっぷり。荷物置き場としてはもちろん、日差しを避けてくつろぐのにも十分だ。
ポールスリーブ先端の色に合うポールを差し込むようになっているので、迷わず簡単に設営できる。
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ソロ向けドームテントのベストバイ
全国アウトドアショップの店員さんが“本当に推したいテント”から、ソロ向けのドームテントを紹介。ひとりとはいえゆったり過ごしたいなら2人用以上、装備を極力軽くしたい人力移動派には究極の1人用がお薦めだ。
ogawa(オガワ) ステイシーST-Ⅱ
ソロキャンプや2人キャンプ向きの前室付きテント。広くて130cmもの高さがある前室両サイドのドアは、裾がジッパースライダーに追従する仕組み。細かい気遣いが感じられる、日本ブランドならではの作りだ。
●対応人数:2~3人
●サイズ:フライ装着時:230×300×H130cm、インナーテント:220×150×H120cm
●収納サイズ:52×19×19cm(フレーム折り寸40cm)
●総重量:3.9kg(付属品除く)
ソロキャンパーに大人気のロングセラー
ひとりでゆったり過ごしたいソロキャンパーからの絶大な人気を誇る2~3人用テント。そのヒミツは、収納時のコンパクトさからは想像できないほど広く、居住性、使い勝手の良い前室だ。
前室の奥行きは110cmもあり、フライ全閉時でもテント内換気がスムーズなビッグサイズのベンチレーターを装備している。
サイドドアのジッパースライダーにゴム紐が付いていて、上へジッパーを引くと、ドアの裾が追従する仕組み(雨で地面が濡れていてもドアパネルが汚れにくいというわけ)。日本ブランドならではの気づかい満点な作りが印象的だ。
収納ケースには圧縮ストラップ付き。雨で濡れたあとはゆったりと収納し、バックパッキング時にはギュッと絞り込んでコンパクトにすることができる。
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finetrack(ファィントラック) カミナドーム2
パッキングして持ち運びやすい軽さとコンパクトさ、強度&剛性、快適空間と、機能をたっぷり詰め込んだ山岳仕様。4シーズン対応もうれしい。2本のポールで自立するシンプルなクロスドームで、設営・撤収も超カンタン。
●対応人数:2人
●サイズ:212×130(フライ装着時190)×H105cm
●収納サイズ:本体8×17×27cm、ポール39cm
●重量:1.31kg(付属品込み1.46kg)
ストレスフリーな死角なしモデル
開口部が大きく出入りしやすい、長辺側に出入り口があるテント。前室は、登山靴のほかバーナーやクッカーなどを置いてもまだ余裕のある奥行き(60cm)を持つ。
インナーテントとフライシート内側にポールスリーブに沿うように施された超高強度なイザナス(旧ダイニーマ)テープにより、軽量テントでありながら優れた強度、耐風性を実現している。
フライシートの開閉部には、耐久性、耐凍結性、砂や泥への耐性に優れたビスロンファスナーを採用。別売りオプションのスノーフライや内張りを使えば厳冬期にも対応する。
収納性の良さにも注目。付属収納袋は円筒形ではなく四角い弁当箱形状なので、バックパックに詰めたときにデッドスペースが生じにくい。
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RIPEN(ライペン) トレックライズ0
本体の生地に、中空糸で織り上げた薄手のリップストップナイロンを採用し、徹底的に軽さを追求。最大2人まで寝られるサイズでわずか1.25kgという軽量な3シーズンモデル。ポールスリーブの末端が袋状になっているので、ひとりでもスピーディーに設営できる。
●対応人数:1人
●サイズ:205×80×H100cm(前室奥行き40cm)
●収納サイズ:直径13×28cm、ポール畳み寸法38cm
●重量:1.25kg
実績も信頼度もバツグンの山岳テント
長辺側に半月型出入り口がある。インナーテントの出入り口は内側にパネル、外側にメッシュを配した2層構造だから、テント内にいながらにして換気調節がしやすい仕様。また、白いメッシュを採用することで、パネルを開けたときでもテント内部が見えにくくプライバシーを保ちやすく配慮されている。
フライシートはガイラインホール付き。この穴をくぐらせてテント本体からガイラインを引いて地面にペグダウンが可能。山のテント場で強風にさらされるときでも安心できる。
収納袋はエクステンションスカート付きで、スカートを延ばすことでテント本体、フライシートとポールをいっしょに収納することが可能だ。
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MSR(エムエスアール) ハバハバシールド2
フライとボトムに、従来より約3倍長持ちする「エクストリームシールド」という新しいコーティングを採用。さらには耐水性を維持しつつもシームテープをなくし、耐久性と軽量性を高めている。軽さと居住性を両立させた2人用バックパッキングテント。
●対応人数:2人
●サイズ:213×127×H101cm(インナーテント)、前後室それぞれ奥行き66cm
●収納サイズ:46×11cm
●総重量:1.47kg
日本の山岳シーンに合うモデル
ハブで一本化されたメインポールをインナーの四隅に留めてフッキングするだけで自立。さらに天頂部に短いポールをセットすることで、前後の出入り口が垂直に近い状態で立ち上がる。
インナー出入り口の2本のジッパーはほぼ直線状に使われており、劣化、破損しにくいように配慮されている。また、出入り口を閉めると2本のジッパーの引き手が1か所に集まることで、緊急時にテントから脱出するときもスムーズに行動できるというメリットもある。
前モデルよりインナーテントのメッシュ使用部分を減らし、日本の山歩きでの使用など、より幅広いシーズンやシチュエーションに対応できるようになった。
テントが濡れてしまったときでもゆったり収納できる十分なサイズの収納ケースが付属。
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MOSSTENTS(モステント) スターレット
テント界の伝説的存在である「MOSS」の復活後、その代表作である「スターレット」も復刻。地を這うようなシルエットはさすがカッコよく、1984年当時のオリジナルカラーも男心をくすぐる。一方で防水性などは以前よりも向上させ、温故知新とはまさにコレだ。
●サイズ:214×142×92cm
●重さ:2.4kg
曲線を描く2本のポールが2か所で交差する“魚座型”の美しいフォルムが一大特徴。
開いたフライシートは下部に巻き取る独特のシステム。このあたりもモステントらしい。
NEMO(ニーモ) ドラゴンフライ オズモ バイクパック1P
最近の小型テントに増えたのが、"バイクパック"というパッキング性に優れた自転車ツーリング向きモデル。だが、その軽量性と携行性の高さは登山などにも適しているのではないかと、僕は感じる。前室の荷物置き場も便利で、"使って楽しい"テントなのであった。
●サイズ:224×89×102cm
●重さ:1.07kg

高い位置から風を取り込める!
バイクパックだけど、自転車に乗らない人にもおすすめ。
前室の内側には巨大なモノ入れのスペース。バスタブ構造で入れたものが濡れにくい。
出入り口のパネルは、上半分だけがメッシュ。だから寝転んだときに風は当たらない。
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ZEROGRAM(ゼログラム) エルチャルテン1Pゼロボーン
ゼログラムの名作テント「エルチャルテン」に初の1Pモデル。インナーテントとフライシートが連結され、いっしょにポールに掛けるだけで設営完了。特筆すべきは特殊なメッシュともいうべき"モノフィラメント"がインナーに使用されていることで、風を通しながら水をシャットアウトする様子は、まるで魔法!これなら雨や結露も楽しくなる。(※実際のインナーはフライシートと同系色)
●サイズ:210×80×96cm
●重さ:1.15kg
1人用なのに出入り口が2か所の“ありそうでない”仕様。風向きに合わせ、両方使える。

生地の上を水が転がる!
インナーのメイン素材は、風を通しつつ、玉のように水を弾く“モノフィラメント”。
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arata(アラタ) AX-79
日本の新ブランド。2本のポールをクロスさせる日本の山岳テントらしいオーソドックスな構造ながら、天頂部からガイラインを引いたり、内部から補強を加えたりと、工夫がいっぱい。
●サイズ:210×80×98cm
●重さ:920g

人間ではなくモノの出入り口!
内部の荷物の出し入れ用の窓。ここから靴などをテント裏のフライシート下に置ける。
テント内部で2本のガイラインが梁のように交差し、強度を高めるユニークな仕組み。
SIERRA DESIGNS(シエラデザインズ) ミーターライト 2P
1987年に開発されたテントの復刻で、ツートーンのカラーリングが目に鮮やか。メッシュパネルを併用したインナーは、開口部が広いフライシートのコンビで涼しい風を呼び込む。生地が少し厚めのために耐久性が高く、破損を気にしないで気楽に使えそうだ。
●サイズ:250×160×109cm
●重さ:3.44kg
フライシートは大きく巻き上げられ、風通し最高! 内部は広く、小柄な人なら3人でも。
3本のポールが交差する変形的な魚座型。フックとスリーブを併用し、設営は簡単だ。
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mont-bell(モンベル) ムーンライトテント 2
約40年ぶりにモデルチェンジした注目のドームテント。生地が薄く、保水しにくいので悪天候でも本体が重くならない。フライシートは難燃加工が施され、火の粉で穴が開きにくい。
●重量:2.46kg(ペグ、張り綱、スタッフバッグを含む総重量)
HOBOWORKS×テンマクデザイン HOBO’S NEST2
BE-PALでお馴染みのホーボージュンさんが監修。3本ポールの「Tri-Pシステム」を採用し、設営は3分、撤収は1分でできる簡単構造! フルメッシュのインナーテントで換気も抜群。両サイドに出入り口と前室あり。(リンク先は現行品の「ホーボーズネスト 2.1」)●重量:2.15kg
Snow Peak(スノーピーク) ミニッツドーム Pro.air 1
軽さと高い居住性にこだわったドームテント。フロントポールを出入り口の上に通し、広い前室を確保している。両サイドに大きいベンチレーションがあり、夏場も快適!
MSR(エムエスアール) エリクサー2
入門者でも立てやすく、ソロデビューにピッタリ。天井部に短いポールを追加して上部の空間を確保。天井とサイドの計4か所に収納ポケットを装備。インナーをはずせばシェルターにもなる。
●サイズ:279×213×H102cm
●収納サイズ:直径17×51cm
●重量:2.33kg
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muraco(ムラコ) RAPIDE X1(2P)
ブランド初の山岳向けドームテント。高い耐久性と軽量化を実現。天井の高さにも余裕があり、中での着替えもしやすい。
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薪ストーブ対応モデルも!雪中キャンプにも頼れるドームテント4選
ドームテントは、雪にも風にも強く、居住面積が広い。ポール本数が多いモデルと、魚座型のポール構造モデルは特に雪に強い。
解説してくれるのは、アブレイズ代表・三宅譲児さん。

北欧ブランドを中心とした輸入代理店の社長。特に「G-Stove」は国内の薪ストーブ文化に大きく貢献。冬キャンプが好きで雪中経験も豊富。
NORTENT(ノルテント) ギャム6 アークティックモデル
シルナイロンを採用したドームテント。高さ185cmと高い居住空間を持ちながら、重量は9.6kgと軽量。薪ストーブも中にセット可。
ここからは、雪に強いおすすめソロテント&ファミリーテントをB.O.W代表・牛田浩一さんが解説。

アウトドア専門コーディネイター。冬はスノーボードを満喫。仕事やプライベートで雪中キャンプを多く経験。
Helsport(ヘルスポート) バランゲルドーム 4-6 アウターテント incl.ポール
北欧生まれのアウトドアブランドが手がけるドームテント。独自の換気システムと難燃加工生地で、薪ストーブを使っても安心。フロアは脱着可。冬場のキャンプに最適な機能がてんこ盛りだ。
Hilleberg(ヒルバーグ) ソウロBL
10mmポールと厚みのあるフライシートに変更したドームテント。前室が広く、荷物置きや調理スペースとして便利。屋根があることで雪から守ってくれる。
NORTENT(ノルテント) バーン1
3か所のベンチレーションで結露しにくいドームテント。10か所の張り綱で強風時もしっかり固定。両面シリコン処理したシルナイロン生地で雪を落としやすい。
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RIPEN(ライペン) エアライズ2
日本が誇る山用テントブランド「ライペン」の超軽量な山岳テント。最大3人が寝られるサイズながら1.55kgと軽く、登山・トレッキング用途のほか、ひとりでゆったり使いたいソロキャンパーにも人気。
●対応人数:2人(最大3人)
●サイズ:間口130×奥行210×高さ105cm
●収納サイズ:本体30×15直径cm、フレーム38cm
重量と安心・快適のベストバランス

左上から「グランドシート(別売り)」「ペグ」「本体」「フライシート」下が「フレーム」。
エアライズ2は自立式、そしてダブルウォールのテント。本体+フレーム+フライシートの重量が1.55kgと、軽量な部類には入るが、今流行りのUL(超軽量)テントではない。
しかし、一方で生地が厚く充分な強度があるため、破れにくく安心感がある。さらにダブルウォールテントのため結露しにくく、結露で寝袋がびしょ濡れになるなんてことが起こりにくく、快適にテント泊ができる。
したがって、エアライズ2は適度なバランスがある初心者にピッタリのテントだと言えるのだ。
破損に強いスリーブ式

本体のスリーブにフレームを通す。
エアライズ2は、本体のスリーブにフレームを通す設計。この構造は、風などによる力をポール全体で受けてくれるため、力を点で受ける吊り下げ式の構造に比べて、破損に強いと言われている。
また、設営もシンプルなので、その点においても初心者にも扱いやすいテントだ。
ソロでは贅沢、2人でも十分な広さ

マットを敷いても十分なスペースを確保。
テント内部の寸法は、長さ210cm・間口130cm・高さ105cmとなっており、ひとりで眠るには十分なスペース。マット、シュラフを置いて、横にザックを置いてもまだまだスペースはある。

2人でも十分なスペース。
私はいつもひとりで利用しているが、マットとシュラフを並べても十分なスペースが取れるため、デュオでの利用も問題ないだろう。エアライズ2は「2人用(最大3人)」とされているが、個人的には3人では少し狭いと思われる。
入り口はメッシュにもなる
入り口は網戸にすることができ、フライシートもループを使って固定できるため、夏の暑い夜には風通しも良くなり重宝する。
内部にはメッシュポケット
本体の内側にはポケットがついているため、小物はここに入れておくといいだろう。スマホや時計、メガネなどを入れておくのにちょうどいいサイズ。
天井の便利なループ
本体の天井には5つのループがついている。ランタンを吊るしたり、ロープを張って手ぬぐいなどを干したり……。また、別売りのギアハンモックを使って収納スペースを増すこともできる。
メッシュにもなるベンチレーター
側面には換気用のベンチレーターがついており、室内の換気や温度調節が可能。開閉はもちろん、メッシュにすることもできる。
前室は十分な広さ
エアライズ2の前室はそこまで広いとはいえないが、靴や濡れものを置いたり、クッカーを使ってお湯を沸かしたり、簡単な調理なら可能なくらいはある。
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Coleman (コールマン) BCクロスドーム/270
BCは“ベーシックキャンプ”の略。Colemanの数あるテントの中でも、特にキャンプ初心者の方に向けた作りとなっている。設営方法や内部の構造もシンプルで、非常に使いやすい万能型テント。
●耐水圧:約1,500mm(フロア:1,500mm)
●定員:4~5人用
●使用時サイズ:約270×270×175(h)cm
●収納時サイズ:直径約25×75cm
●重量:約10kg
「BCクロスドーム/270」のサイズ感
BCクロスドーム/270は定員が4~5名の、ファミリー向けの商品。筆者は3~4人で行なうファミリーキャンプの時はもちろんのこと、2人で行うデュオキャンプの時にもこちらのテントを活用している。

3人分のマットを敷いている様子。マットはもう1枚敷けそう。4人で寝る際も狭さは感じない。
テントの床面積は270cm×270cm。一般的なマットやコットが、ぴったり4枚並べられるサイズだ。そして、カバンや衣類などを置くスペースを枕元、あるいは足元に確保できる。大人4人、あるいは大人2人+子供3人などであれば、多少の余裕を持ちつつくつろぐことが可能だろう。
言うまでもなく、人数の少ないデュオキャンプであれば、よりゆったりと過ごせる。大きすぎることもないため、デュオキャンプがメインの方にもおすすめだ。
立って着替えることができる
BCクロスドーム/270の一番のおすすめポイントは、やはり室内の快適さ。
広い床面積に加え、高さも175cmあるため、立ったまま着替えをすることができる。背の大きい方でも圧迫感を感じることはないだろう。
大きいテントはいくらでもあるが、このサイズで設営にも時間がかからないテントは貴重だといえる。
広い前室

前室はコンテナも楽々収納できるほどの広さがある。
テントの入り口部分には奥行き100cm程のスペースがあり、玄関代わりに靴を置いたり、荷物をしまう場所として活用できる。多少の雨であれば、置いた物が濡れることもない。
また、後室も45cm程の奥行きがある。後室も前室と同様に荷物置き場として使用することができ、前室が荷物でいっぱいになってしまった場合には後室から出入りをすることが可能だ。
キャノピーで雨よけもできる
テントの前方にはキャノピーを立てることができる。テントを設営した状態から2本のポールをたてて、それぞれ1本のロープで固定するだけだ。
前述のとおり、BCクロスドーム/270は初心者キャンパーさん向けに発売されているアイテム。キャンプ初心者の方の場合、「タープをまだ持っていない!」というケースも多いだろう。それでももちろん、キャンプ場で急に雨に降られることもあり、そんな時にキャノピーは重宝する。
キャノピーのサイズは、縦160cm×横175cm。大人2人程度であればキャノピーの下で食事を行うことも可能。デュオキャンプにも最適な理由のひとつだ。
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