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キャンプでは焚き火料理がおすすめ!
焚き火料理は簡単でおいしい
そもそも「焚き火料理」とは、焚き火の熱源を利用し、焼く、煮る、蒸す、燻すなどを行って料理をすることを指す。
焚き火は高火力のため、料理に使うのにも適している。一見焚き火料理は難しそうだが、ポイントさえ押さえれば誰でも簡単に、そしておいしいキャンプ飯を作ることができる。
焚き火台はもちろん、料理によってはダッチオーブンやスキレットといった調理器具もあるといい。調理器具は種類が豊富なため、初心者の方は作りたい料理に合わせてそろえるのが失敗が少なくおすすめだ。
焚き火料理を楽しむためのポイント
薪の準備は料理前にしておく
焚き火料理で、火力の維持に不可欠な薪。料理中に不足してしまうことがないよう、薪はあらかじめ準備しておこう。薪割りなどで長さや太さを調整できればベター。

焚き火をする際に必要な薪。事前に手元に準備しておこう。太さや長さを調整しておくのも効率的に料理をするポイント。
必要なものは手の届く範囲に
料理で使う食材や調味料、皿などは手の届く範囲に置いておくと便利。サイドテーブルなどがあると使い勝手が良く、料理にも集中できるのでおすすめだ。
焚き火も一緒に楽しむスタンスで
料理に重きを置くあまり、焚き火のコントロールがうまくいかないことにフラストレーションが溜まってしまう、というのはよくある話だが、それでは本末転倒。逆に、焚き火の延長線上で料理をするイメージを持つのがおすすめ。
そうすることで、焚き火料理の経験が浅くても比較的簡単に楽しむことができる。焚き火料理としてではなく、焚き火を楽しむ感覚で取り組んでみるのがおすすめだ。
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焚き火グリルを選ぶポイント
火床の形、大きさと本体重量をチェック
火床とは、焚き火をするスペースのこと。自由に焚き火を楽しむことを考えると、火床は大きいにこしたことはない。ただし、火床が大きくなればなるほど構造上丈夫さも必要になるので、本体重量も重くなっていく。
また、火床の形もポイントのひとつだ。平らな形状なら薪を様々な形に組みやすいが、凹みがあったり特殊な形は薪の置き方がある程度固定される。ちなみに、火床はその面積全てを使えるわけではない。薪の落下や安全な使用を考えると、火床面積の80~90%の面積が使用エリアと考えておこう。
収納方法とサイズも重要ポイント

収納場所にまったく困らないといっても過言ではないのがノート型のいいところ。
「パーツをバラす」「畳む」などの工程を通して、薄いノート型に収納できるタイプは、とにかくどんなに薄い隙間でも収納できるのが大きなメリットで、収納面ではもっとも場所を取らない。
しかしその分、可動部分や接続部分などが多くなる分強度や故障の可能性を考えておこう。そのほか、「巻く」「収束させる」「畳む」などの方法で、立体的な焚き火台を最終的に細長い形に収納するタイプもある。
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UNIFLAME(ユニフレーム)
\2024年にもっとも売れた焚き火台ランキング第1位/
UNIFLAME(ユニフレーム) ファイアグリル
焚き火台シェアNo.1を誇る大人気モデル。汎用性の高さとリーズナブルな価格が人気のポイント。炉と焼き網を付属するほか、鉄板やヘビーロストルなどオプションパーツも豊富で用途が幅広い。耐荷重20kgは、もちろんダッチオーブン料理もOK。空気を取り込みやすく、薪への着火が早いのも特徴。
熱膨張による変形を防ぐため四隅に隙間を設けるなど、シンプルながら緻密な計算が光る焚き火台。分散耐荷重20kgでダッチオーブン調理もお手の物だ。付属の網は、脚フレームから伸びるツメに載せて網を載せたまま炭や熾きを調節できるのも優秀。
ファミリーで利用するのにちょうどいい大きさで、ポットハンガーやロストル、鉄板など楽しいオプションも豊富にそろっている。
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10年使ってわかったファイアグリルの魅力!
ファイアグリルはどんな焚き火台?
UNIFLAME(ユニフレーム)は、キャンパーたちに永く愛用されるヒットアイテムを生み出してきたアウトドアメーカー。燕三条という、ものづくりの街を拠点にするこの企業は、「ユニークな炎(フレーム)を創造する」が理念。キャンプには欠かせない、火を扱うための道具を、キャンパー目線で使いやすさ・丈夫さを大切にして、創り出している。
その中でも、看板商品ともいえるのがこのファイアグリル。1998年の発売以降、ほとんど形を変えることなく、長きにわたり多くのキャンパーに愛されてきている。※大きなモデルチェンジはないものの、多少の変更は何度か行われている。
ファミリーキャンプにぴったりな大きさで、組み立ても火起こしもしやすい優れた焚き火台。コスパもよく、初心者キャンパーにもおすすめ。ユニフレームの、ものづくりに対する精神が如実に現れた逸品だ。
とにかく耐久性に優れる

使用歴10年を超えるファイアグリル。ロストル(焚き火台の下に敷いて使う網や台の部分)には多少歪みがあるものの、使用にはまったく問題なし。
長く使ってもらえるアイテム作りを目指しているというユニフレームのこの精神が、ファイアグリルにもよく表れている。私が10年以上使っているファイアグリルは変形などまったくなく、いまも現役だ。
これほど長く使えるのは素材の良さもさることながら、その設計にも秘密がある。それは台の四角に空けられたすき間。このすき間が熱膨張による変形を防いでいるのだ。
組み立ても火起こしも、片付けも簡単

赤色の矢印通りに回して、爪を開けば簡単に組み立てられる。
ファイヤグリルの組み立ては、脚を組み立て、台を上にのせるのみ。脚の組み立ても、矢印の書かれたシールが貼りつけてある通りに回せば簡単にできてしまう。

火起こし器を使えばより簡単だが、なくてもスムーズに火が起こせるのも特徴。
火起こしにも、それほど労を要することはない。私はよりスムーズに火を起こすため火起こし器を使用しているが、なくても簡単に火起こしができるのもファイアグリルのいいところだ。その秘密は構造にある。

台の四角はあえて溶接されず、すき間が空けられている。
前述した、台の四角にあえて空けられた隙間がその秘密。ここからちょうどいい量の空気が入り、ロストルの穴に循環することで、火の燃焼を助けてくれるのだ。シンプルな構造のおかげで片付けも簡単。撤収時も手間取らない。
コンパクトに収納できる

グローブやトング、火起こし器や網も入る収納力。焚き火セットをいつもひとつにまとめている。
収納時のサイズは約37.5×37.5×7cmと、焚き火台の中では比較的コンパクト。少々重さはあるものの、専用の収納ケースを使えば、持ち運びも積載も楽ちんだ。収納ケースはグローブやトングを一緒に入れられるだけの大きさがあるため、焚き火グッズをまとめておくこともできる。
焼き網を使えばバーベキューも炊飯もおまかせ

焼き網を使えばバーベキューはもちろん、炊飯もできる。
ファイアグリルと焼き網を使えば、キャンプの定番バーベキューはもちろん、いろいろな料理が楽しめる。うっかりコンロを忘れたときは、ファイアグリルでご飯を炊けて助かった……なんてこともあった。
ヘビーロストルを使えばダッチオーブン料理も!

ヘビーロストルを使い、コンボクッカー(6kg超!)で調理をするのがわが家の定番。
ヘビーロストルは、焚き火台の中を底上げするロストルとしてはもちろん、大きい鍋などを置く架台としても使える。ファイアグリル自体の耐荷重が20kgなので、重い鉄製のスキレットやダッチオーブンも置くことが可能。
トライポッドで吊るすという労力もいらないため、手軽に料理のバリエーションを広げられる。
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\2024年にもっとも売れた焚き火台ランキング第5位/
UNIFLAME(ユニフレーム) 薪グリルⅡ
薪や炭での調理が楽しいステンレス製かまどは、背面と側面をしっかりカバーして熱を無駄なく鍋に伝えられる。炭床は地面から約13cm。芝などにダメージを与えにくい設計で、このモデルから灰受に薪の落下を防ぐ機能が追加、強度も高まっている。ゴトクは火加減にあわせて高さを3段階で調整可能。
●使用サイズ:47.5×30×H35cm
●重量:3.8kg
●分散耐荷重:10kg
別売の「ユニセラサイドトレー」を取り付けられる。
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\2025年にヒットしそうな焚き火台ランキング第4位/
UNIFLAME(ユニフレーム) 薪グリルII ラージ
焚き火調理を存分に楽しめる同社の薪グリルⅡのラージサイズが登場。約68cmのワイドな幅で大きな薪もそのまま入れられる。ダッチオーブンなど重くて大きな調理アイテムにも対応可能だ。
焚き火調理と真正面から向き合えるかまど型がサイズUP!
五徳も複数の鍋をのせられるサイズだから、調理もはかどる。
灰受けに薪の落下を防ぐ機能が追加され、薪の投入もしやすい。
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愛用者が語るユニフレーム「薪グリル」の魅力
(※こちらは薪グリルIIの旧モデル)
ユニフレームから展開されている薪グリル。このギアは、焚き火台でありながらも、かまど型のデザインをした個性的な商品。横方向に大きな開口があるため、薪や炭での火力調節を行ないつつ、料理ができる設計となっている。

かまど型の設計により、調理器具を火にかけたまま火力の調節を行なうことができる。
もちろん、従来型の焚き火台でも調理は可能だが、薪や炭を追加する際に、鍋や五徳などを都度下ろす必要があり、面倒だった。その点、かまど型の薪グリルではその必要がないため、焚き火料理が非常に楽に行える設計になっている。
また、薪グリルは、焚き火料理に特化していること以外にも優れたポイントがある。
長く使える頑丈なボディ
薪グリルの材質はすべてステンレス鋼を採用。また、使用しているステンレス板の厚さもしっかりとしているため、長く使い続けられるギアとなっている。
五徳は特に頑丈な印象があり、ダッチオーブンや大型のケトルなど、重量のある調理器具を置いても安心感がある。また、横方向にも長さがあるため、複数の調理器具を使用して同時に料理することも可能だ。

頑丈な五徳のおかげで、複数の調理器具を乗せても安心感がある。また、同時調理も可能。
軽量でコンパクトになる
頑丈なつくりでありながら、重量は約3.6kg。耐荷重が約10kgであることを考えれば、十分軽量であると考えられる。
軽さを求めて、使用材料の厚さを抑えれば、薪グリルの魅力のひとつである頑丈さが損なわれることになる。軽さと強度のバランスが絶妙なのも薪グリルの優れたポイントだ。

薪グリルのセット内容。シンプルなパーツで構成されており、折りたたむとかなりコンパクトにまとまる。
五徳の高さ調節が可能
五徳の頑丈さについては先ほど述べたが、実は高さが3段階も調節できる。それによって、五徳の高さで火力の調整もできるため、状況に応じた使い分けが可能になる。これも、薪グリルならではの特徴と言える。

五徳は上段、中段、下段の3段階調節が可能。この写真は上段にセットしている。
かまど型による風防効果
薪グリルの最大の特徴であるかまど型。このかまど型の構造であることのメリットとして、風防効果が挙げられる。
薪や炭を投入する方向以外は、風防のように覆われている構造のため、風が吹いても焚き火の炎が流れてくることもなく、安心して楽しむことができる。
輻射効果がある
薪グリルには風防効果の他に、輻射効果もある。薪や炭を投入する前方向に熱を反射してくれるため、他の焚き火台では味わえない温かさを得ることができるのだ。
焚き火が心地良くなる季節においては、特にありがたみを感じられる効果だろう。
薪を使いやすいサイズ感
筆者は薪グリルのレギュラーサイズを使用している。長手方向が約47.5cmと、市販の薪を切らずにそのまま入れられる。キャンプ場などで仕入れた薪をそのまま投入できるのは、時短にも繋がり、初心者で薪の扱いに慣れていない方にもうれしいポイント。
また、炭床と呼ばれる、薪や炭を置くトレイと地面との間は13cmある。ここに使用予定の薪を置いておけば、焚き火の熱で薪を乾燥させることができるため、薪が湿っていて使えない、なんてこともなくなる。
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笑’s (ショウズ)
笑’s (ショウズ) 大きな焚き火グリル『EISAN』
小型焚き火台でお馴染みの笑’sから、ブランド史上最大サイズの焚き火台が登場。火床の幅が42cmもあるので、一般的な薪を横向きに投入することができる。オプションの風防に加え、ピザなどを楽しめる専用天火オーブンもある。
●サイズ:(約)W52×D30.5×H36.5cm
●収納サイズ:(約)W42×D30.5×H2.3cm
●重量:約5kg
●静止耐荷重:15kg
調理系焚き火台は新たなステージへ。かまどにもピザ窯にもなる!
長さ40cmの一般的な薪が切らずに収まる、笑’sでは今までにないサイズの焚き火台。組み立ては簡単で、パーツは全て底板裏に収納が可能。ファミリーやグループで焚火を囲むのにぴったりの大きさだ。
パーツを重ねて収納すれば厚さ約2.3cmのA3サイズに。
前面パネルがくり抜かれた構造は、暖を取るのも調理するにも便利。オプションパーツが豊富で、焚き火をしながらピザも焼ける。まるでかまどのようだ。
専用の簡易天火オーブン(別売り)を使えば、ピザが焼ける。上からの熱をしっかり底板まで伝えてくれるのがうれしい。
笑’s史上、最大の大きさ。長さ40cmの薪も入るから、調理がとても楽。スキレット料理もこのとおり!
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Sho's(笑’s) コンパクトグリルB-6君
名前とおりB6サイズに収納できる、ポケットサイズの焚き火グリル。空気の通りがよく、着火しやすくよく燃える。0.6mm厚のステンレス板を使用し、蝶番や溶接を使っていないので歪んでも壊れにくく、耐久性が高い。
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CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
\2024年にもっとも売れた焚き火台ランキング第3位/
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) CSブラックラベル ヘキサステンレス ファイアグリル〈M〉
広げたスタンドに本体を置いて底板と目皿を入れれば準備完了。適度な深さがあり、適当に薪を置いてもほどよく隙間を作りながら薪が重なり合い、よく燃える。ステンレスを焼付塗装してブラックをまとった本体はナチュラル系から武骨スタイルまで幅広いスタイルと相性よし。2〜4人利用にちょうどいい。焼き網付属。
●使用サイズ:30×26.5×H22cm
●重量:1.8kg
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CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) カマド スマートグリルB6型
ゴトクとアミがセットになったステンレス製グリル。収納時はB6サイズにたためてコンパクト。ネジを使用していないのでドライバーも不要で組み立ても楽。
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使い勝手抜群な「カマド スマートグリル」の魅力
4年ほど「カマドスマートグリルB6型」を愛用しているたまぞうさんによると、その特徴は4つ。以下で4つの魅力を紹介する。
コンパクトな収納サイズ
なんといっても、収納サイズが驚くほどコンパクト。

このコンパクトさはソロやツーリングでのキャンプで効果を発揮する。
ゴトクや焼き網がセットになっているが、私が所有する「カマドスマートグリルB6型」の場合、それら一式がすっぽりとB6サイズの付属バッグに収まる。
ソロやツーリングなど、ギアの持ち運びを極力コンパクトにしたいキャンプでは、重宝すること間違いなしだ。なお、組み立ても簡単で、本体を広げて炭受けと焼き網をセットするだけで完了するのも嬉しいポイント。

カマドスマートグリルに付属しているパーツ類。ゴトクや焼き網などがありながらも、コンパクトに収納できるところが魅力。
ソロにちょうどいいサイズ感
ソロにぴったりのサイズ感も魅力だ。B6型の「カマドスマートグリル」は、使用時のサイズが幅20×奥行12.5×高さ18cmと、ソロキャンプで使うのに大きすぎず、小さすぎない絶妙な設計になっている。
BBQはもちろん、ソロ向けの調理器具なども十分使えるサイズで、楽しみ方が広がる。

焼き鳥もぴったり収まる。
熱源を問わずマルチに使える
カマド型のため、熱源を問わないのもポイント。「カマドスマートグリルB6型」のサイズでは使用できる薪の大きさに制限があるものの、焚き火や炭火、バーナー、アルコールストーブなどあらゆる熱源を使用できる。
さらに炭皿の高さを3段階調節できるので、本当に使い勝手がいい。

このときはロゴスから販売されている「エコココロゴスシリーズ」の成形炭を使用。ジャストサイズだった。
また、セットのゴトクや焼き網を活用すれば、可能な料理の幅も広がる。1台で何役もこなしてくれるから、状況に合わせて複数のギアを買い揃える必要もない。
別売りのパーツが充実
「カマドスマートグリル」用のトレーや台などの純正パーツも販売されているため、より快適な使用感を求めてカスタマイズできる。
標準装備されている焼き網やゴトク、炭受けなどの替えパーツも販売されており、一度本体を購入すれば長く大切に使える。
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belmont (ベルモント)
\2024年にもっとも売れた焚き火台ランキング第8位/
Belmont(ベルモント) 焚き火台TABI(グリルエクステンション付き)
付属の網を含め、約478gと超軽量!旅の相棒にピッタリな軽さが魅力の焚火台。とはいえ組み立てれば幅は36cmあり、長い薪もくべられる。火床と側板はチタン、脚はステンレス製。
●使用時サイズ:23.7×36×17cm
●収納時サイズ:17.8×36×1.5cm
●重量:約478g
火床にチタンを用いることで市販薪をそのまま載せられるサイズでありながら300gを切る焚火台(火床と脚で298g)。華奢に見えるが火床の耐荷重は15kgと十分だ。片側側板を外して2台のTABIを連結すれば、大人数で火を囲めるようになるのもユニーク。ハーフサイズのゴトク兼網を前面に伸ばすグリルエクステンション付属。
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Belmont(ベルモント) TOKOBI フルセット
人気モデルのTOKOBIをベースに、多彩な焚き火料理が可能な2枚のステンレス網とアイアンプレート(側板付き)をセットアップ。大小の網は段違いに設置でき、下部のアイアンプレートを活用してピザを焼いたり、オーブン調理をしたりすることも可能だ。
●サイズ:(約)W46×D41.5×H32cm(TOKOBI本体のみ)
●収納サイズ:W46×D6×H26cm(TOKOBI本体のみ)
●重量:約5.8kg
●耐荷重:本体/薪量5kg以下、ワイヤーシェルフ1段につき8kg、ステンレス網/それぞれ8kg
「TOKOBI」ならダッチオーブンも置ける!
火床にステンレスメッシュを用いた焚き火台で、ダッチオーブンが載せられる製品はそうそうない。
belmont(ベルモント)が手掛けるステンレスメッシュ製焚き火台「TOKOBI(トコビ)」の特徴は、耐荷重が薪を含めて最大21kgもあること。そして、五徳や焼き網などのオプション品を使えば、調理の幅が広がること。これは料理好きキャンパーにとっては大きなメリットなはず。
一般的なステンレスメッシュの焚き火台は、軽量ゆえ、キャンプ料理ができるような耐荷重は見込めない。五徳があっても、ダッチオーブンのような重量級の調理器具は載せられず、できて焼き網やコッヘルなどの鍋サイズ程度。バックパックに納まるようなウルトラライト系メッシュ焚き火台ならなおのことだ。
この製品はあえてバックパックに納まるような作りにはしていない。その分、スタンド部(脚部)をしっかりとした作りにしており、重い調理道具が置ける仕様に仕上げてきた。それでいて収納時のサイズは約26×46×6cmと、ファミリーキャンプ用の焚き火台としては十分コンパクト。小型車など、ラゲッジスペースに余裕がない人にとっては、荷物が省スペースで済み、焚き火料理もできるのだから重宝するだろう。
TOKOBI(トコビ)を全方位チェック!

組み立てた時のサイズは約41.5×46×32cm。重量は約2.2kg。

火床のステンレスメッシュは40cmの薪にも対応するビックサイズ。
耐荷重は薪を含めて最大21kg
ステンレスメッシュの両サイドには「コの字型」のパーツが付いており、スタンド部に掛けてセットする。点ではなく、面でセッティングされるので、安定感は抜群だ。

写真中央に見える穴は、ワイヤーシェルフをセットする箇所。
網目の細かいステンレスメッシュ。風を通すので、薪への着火が早く、また燃焼効率も高い。
2段のワイヤーシェルフが本格的キャンプ料理を可能にする

上部に取り付けた2段のワイヤーシェルフ。このシェルフに焼き網(別売り)などをセットする。

別売りの焼き網を置いた状態。
ワイヤーシェルフは2段の使い分けができるので、近火と遠火を用途に合わせて調整できる。
スタンド部(脚部)は折りたたみ式
スタンド部は折りたたみ式。ラゲッジスペースの空いたところに差し込める。
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Belmont(ベルモント) フォールディンググリル HIGATAMI
焼き網は上下2段で使えて火加減の調節がしやすく、スライドさせて薪や炭の追加も簡単にできる。内側にメッシュの火床を吊り下げる構造で燃焼効率も抜群。オプションも充実しているので、積極的に料理を楽しみたい人にとくにおすすめ。
●使用時サイズ:約W32.5×D24×H22.5cm
●収納時サイズ:約W31.2×D25×H4.8cm
●重量:約2.85kg
32.5×24×H22.5cmとコンパクト設計の卓上グリル。付属の2枚の焼き網は高さを2段階に調節でき、スライドさせることで炭の継ぎ足しもしやすい。たためば4.8cmと薄くなる。
焼き網は上下2段で使え、火加減の調整がしやすい。別売りのディッシュパンやアイアンプレートを組み合わせることで煮込みや鉄板料理も楽しめる。炭が落ちにくい構造で、分解してコンパクトに折り畳め、パーツごとに使用後の洗浄も楽々。
滑らかにスライドする焼き網は、新潟・三条の精緻な金属加工技術のなせる技。
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LOGOS (ロゴス)
LOGOS (ロゴス) ファイヤークックピット
薪と灰をキャッチするステンレス繊維のメッシュ生地が火床になっている焚き火台。火床が2段仕様なので、上段で焚き火をし、下段のメッシュにピザや魚、クッキーなどを置けばオーブン料理が可能だ。小物パーツが入る小分けポケット付き収納バッグも付属するので、持ち運びも手軽。
●使用時サイズ:約幅44.5×奥行き40×高さ41.5cm
●収納時サイズ:約縦10×横47×高さ18cm
●重量:2kg
火床2段仕様で多彩な料理が楽しめる
ステンレスメッシュを2段にして燃焼効率と軽さを両立。付属の専用バー2本をゴトクとして使えば、鍋料理なども可能。バーは2通りの高さで取り付けられるので、遠火と近火の調節もできる。焼き網(別売り)と組み合わせれば、BBQを楽しむこともできる。

下段を使ってピザも焼ける。特殊加工の「焦げ付きにくい焼きそばシート」(別売り)が便利。

シンプルな2本のバーで大小さまざまな調理器具に対応するユニークな作り。上に網をのせれば直火料理もできる。

鍋の持ち手にバーを通せば吊り鍋料理も楽しめる。
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Snow Peak(スノーピーク)
\2024年にもっとも売れた焚き火台ランキング第2位/
Snow Peak(スノーピーク) 焚火台 Lスターターセット
家族みんなで囲むのにちょうどいい「焚火台L」に地面へのダメージを低減する「ベースプレートL」、燃焼効率をあげる「炭床ProL」、収納ケースをまとめたおトクなセット。1.5mm厚のステンレス板を組み合わせた焚火台は、何年たってもぐらつくことはない。調理用のオプションも豊富。
●使用サイズ:45.5×45.5×H31.5cm(焚火台L)
●重量:5.5kg(焚火台L)

一瞬でフラットにたためる。
「焚火台L」は、シンプルな開閉機構、タフなステンレス材質、剛健なスペックを備え、修理の必要がないほど頑丈。焚火を豪快に楽しむだけでなく、多彩な焚火、炭火料理が楽しめるオプションも充実している。
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UCO(ユーコ)
\2024年にもっとも売れた焚き火台ランキング第4位/
UCO(ユーコ) フラットパックグリルM
世界中のキャンプサイトを灯してきたユーコの焚き火台。たたむと厚さわずか35㎜(重さ1,750g)になり、ちょっとした隙間に収納できる。
本体と脚を開くだけでよく、わずか30秒で組み立てられるステンレス製焚き火台。下がすぼまった形で、ロストルがなくても薪の下にも適度に空気が流れ込む仕組み。炎がたちすぎず効率よく調理ができる。たたむと3.5cmの薄さとなりバックパックに収納して持ち運べる。
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Onway(オンウェー)
Onway(オンウェー) ファイアグリルKANAE
チェアメーカーこだわりの脚部構造(ワンアクションで開閉可能)とステンレス製の胴体で、BBQはもちろん、重いダッチオーブンもしっかり支える。網は炭を足せるように端の部分をカット。蓋は蒸し焼きや燻製をする際にも活躍する。付属のダッチオーブン用ゴトクは脚と連結するため、安定性も抜群。
焚き火、BBQ、ダッチオーブン、蒸し焼きと一台で四役こなせる万能グリル。ダッチオーブンスタンドは、脚部と直結して荷重を支える画期的な仕組み。網は炭を調節できるように端の部分をカットし、蓋は燻製や中までじっくりと火を通したいときに便利。
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Mt.SUMI(マウントスミ)
\2024年にもっとも売れた焚き火台ランキング第9位/
Mt.SUMI(マウントスミ) パーフェクトグリルミニ
“組み立て・収納1秒”がウリのソロ〜デュオ向きグリル。ロストル部分を上にしてグリル本体の両側を握って持ち上げれば、自然にサイドが落下。焼き網とウイングプレートを取り付けるだけで組み立て終了だ。別売「グリルマウント」を使えば手持ちの「コンビネーションタフテーブル」にビルトインできるのもイマドキ。
●使用時サイズ:21.4×16.6×H11.5cm
●重量:1.5kg
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YOKA(ヨカ)
YOKA (ヨカ) COOKING FIRE PIT LIGHT
軽量コンパクトな上、使い勝手も良い焚き火台。下からの加熱だけでなく、ゴトクを火床下にセットすれば、上火調理もできちゃうスグレモノだ。地面に敷くシートは地面へのダメージを軽減し、収納時にはケースにもなる。
●サイズ:W40×D23×H29.5cm
●収納サイズ:W51×D2×H28cm
●重量:約1.5kg
グラスファイバー+シリコン製ケースを広げると焚き火シートとしても活用可能。五徳を除く本体はわずか4つのパーツで構成され、組み立ても驚くほど簡単だ。上部で煮炊き、下部に五徳をセットすればオーブン調理もOK。焚き火と調理がストレスなく楽しめる。これが重さ約1.5kgで厚さ2cmほどに収納できるのはかなり魅力的だ。
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