初めて見たときは、どのような構造になっているのかと不思議な感覚があり、目の前でUNEEKを作り上げていく、UNEEKBOTという世界最小級と思われるシューズファクトリーの制作作業にも驚かされました。
そんなUNEEKがデビュー10周年を迎えます。デイリーにもアウトドアにもお供してくれるUNEEK10周年の新作は種類も豊富。ピックアップしてご紹介します。
UNEEKという名前の通りのユニークさで人気に
アウトドアからタウンまで、さまざまなシチュエーションで快適さとファッションを楽しむことができるアイテムがそろっているのが「KEEN」です。なかでも、「UNEEK」の斬新さは、ファッションコンシャスな人々にも、一気にその名を広めるきっかけになったシューズではないでしょうか。ゼロから靴作りの方法を考え直し、構想から3年半もの月日を経て完成したユニークなオープンエア・スニーカーUNEEKは、軽くて、歩きやすくて、快適。ソックスとコーディネートすれば、コードの間からソックスのカラーが見え、カラー遊びが楽しめます。
筆者も愛用者の一人で、この軽さと快適さに、夏は特に出番が多くなります。長年履いていますが、コードがきれることなく履ける丈夫さもうれしいところ。写真の「UNEEK O2」は、2016年の初夏から履いているもので、現在も愛用中です。同じ靴が欲しいと当時小1のわが子におねだりされ、買ったときに撮影した記念の1枚。子供にもインパクトがあり、魅力的に見えたデザインということになりますね。
デザインもカラーも豊富な今シーズンのUNEEK
UNEEKのシリーズは、年々バリエーションも増え、コラボモデルも登場しています。春に向けて、数種類ずつ発売される中で、おすすめをピックアップしてご紹介します。
UNEEK CANVAS(ユニーク キャンバス)
UNEEKを初めて履くなら、「UNEEK CANVAS」が、おすすめです。特許取得のインターロッキングコードという、2本のポリエステル製伸縮コードが、足の動きに合わせて変形することで、快適にフィットしてくれます。足の甲部分をしっかり覆っていますが、脱ぎ履きが容易なのも靴を脱ぐことが多い日本では特に便利です。キャンバスという名前の通り、リサイクルPET製ラウンドポリエステルコードと通気性に優れたキャンバスマテリアルが使用されています。
インソールは、足裏の形状に合わせ、立体成型されたポリウレタン製で滑りを抑え、吸汗性を高めるマイクロファイバートップシートを採用。素足で履いても心地よい仕様になっています。ソールは、程よい厚みがあり、ミッドソールに高反発なポリウレタンが採用されクッション性もあります。
「UNEEK CANVAS」のウイメンズには、メンズでは展開されないGranite Green/Birchのカラーもあります。やさしいグリーンのカラーで、春にぴったり。アウトソールには、レーザーサイピングという技術が採用され、これによりソールのグリップ力をアップさせています。
また、床面に汚れやラバー跡を残さないノンマーキング仕様。足元が濡れた屋外で、キャンプ場のキッチンスペースに移動したとき、泥のついた靴跡が残りがちですが、そんなときも驚くほど足跡が残らず、驚いたことがあります。この心配りもお気に入りです。
UNEEK O3(ユニーク オースリー)
UNEEKの中でも軽量な「UNEEK O3」は、かかとが覆われたクローズドヒールタイプで、よりスニーカー感覚で履くことができます。UNEEK CAMVASが350gで、このUNEEK O3が257g。軽いシューズが好みなら、断然こちらがおすすめです。アッパーは、リサイクルPET製のオーバルポリエステルコードとマイクロファイバーで、足裏の形状に合わせ立体成型されたO3フォームが快適なクッション性を発揮してくれます。
また、オリジナルのヒールフォームパッドが、かかとをやさしく包んでくれます。このかかと部分のクッションが、実際に見たとき、O2よりふかふかになっているような印象を受けました。また、履きやすさを追求したプルタブが甲部だけでなくヒール部にも採用されています。O2からの進化も楽しみなUNEEK O3です。
メンズもかなり軽量ですが、ウイメンズのO3は、211gとさらに軽量です。UNEEK CAMVASのウイメンズが300g。メンズ、ウイメンズ共に、軽さを追求する人にO3は特におすすめです。また、かかとがオープンタイプのバックストラップではなく、すべて覆われているスニーカータイプなのも、よりアクティブに出かけられます。
足先を守り、サンダルが履きたくなる夏のBBQやキャンプにとても便利。冬のキャンプでもテントからトイレまで歩くなど、ちょっと外に出るときにビーチサンダルでもいいのですが、足場が悪いときには脱げにくいUNEEKが安心のため、筆者は、キャンプにでかけるときにはバッグに入れていくようにしています。
今シーズンは、キッズラインが登場しないのが多少残念ではありますが、足元から春を取り入れたくなりました。
KEEN
https://www.keenfootwear.jp/