キャンプにおすすめの車46選!ギアの収納&積みやすさも徹底検証
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    2024.02.09

    キャンプにおすすめの車46選!ギアの収納&積みやすさも徹底検証

    キャンプにおすすめの車46選!ギアの収納&積みやすさも徹底検証
    キャンプの強い味方になってくれる「積める車」を、No.1アウトドア情報誌『BE-PAL』が厳選した。アウトドアの達人たちによるギアの積みやすさの徹底検証ほか、しっかり積めて走りも軽快なアウトドア向きの車をたっぷり紹介する。自分に合った車を見つけて、キャンプに出かけよう。

    【目次】

    キャンプの味方になる車13選!ギアの積みやすさを徹底検証

    積める車がキャンプの味方!積みやすさを徹底検証
    とにかく荷物をたくさん積みたい、日常使いを考えてデザインを重視したりコンパクトサイズがいいなど「積めるクルマ」の基準は人それぞれ。多様な要望に応えるべく、「アウトドアギアの積みやすさ」という視点でジャンル別13台をチェック!

    積める量の目安として、リスの「トランクカーゴ」がラゲッジルームにどれだけ入るかをチェック。大、中、小の3サイズを組み合わせて最大限に積んだ。このため、後方視界が遮られたり、隙間が大きく残ることもあり、実際に荷物を積める量とは異なる場合もある。

    image

    (大)W780×D390×H357mm

    image

    (中)W600×D390×H357mm

    image

    (小)W400×D390×H357mm

    ※荷室実測値はそれぞれ実用的な最大部分を計測し(シートの前後位置を標準体型での乗車に適した位置で調整)、メーカー発表値とは異なる場合がある。
    また、奥行きの最大値は開口部から、たたんだ後席の背もたれの先端(ショルダー部分)までの長さを計測。

    SUV4選の「アウトドアギアの積みやすさ」をレビュー!

    テストしてくれたのは…
    アウトドアプロデューサー
    長谷部雅一 さん

    世界を旅した経験と技術、そして持ち前の好奇心でアウトドアの魅力をわかりやすく伝える達人。仕事ではクルマを使った移動も多い。

     


    「僕は今、仕事で大量の荷物を運ぶ必要からミニバンに乗っていますが、本来はSUV派。トレッキングシューズを履いた気分でどこにも入っていける走破性の高さに、自由を感じます」

    そう長谷部さんが語るように、大きめのタイヤを履き、地面からの距離にゆとりがあるSUVは、アウトドアと最も親和性が高い。近年、SUVの人気が高まっているのは、普段使いでも快適な広い室内と見晴らしの良さがウケているからだろう。

    「僕はやっぱりラゲッジに荷物を満載して野山を駆け巡りたい。3列シートのSUVなら積載性能はいうことなしだし、2列シート車でも後席をアレンジすることで、かさばる長ものをうまく収めることができます」

    SUV人気で増えてきたのが、なだらかな曲線でボディーをデザインしたクーペタイプだが……。

    「積載にこだわるなら、箱型もしくはそれに近いタイプのほうが断然いいし、むしろアウトドアでは絵になります!」

    SUVでもサイズやデザインだけでなく、積載に関する機能にもそれぞれの個性がある。長谷部さんの積載インプレッションを参考に、自分のスタイルに合った1台を見つけよう。

    ▼参考記事
    フィールドでも街でもかっこよく乗れるSUVを「積載」視点でレビューします!

    日産|エクストレイル


    確かな4WD性能とミドルサイズの使いやすさで人気のエクストレイル。長谷部さんの目にはどう映ったのだろう?

    「ラゲッジは特に幅と高さに余裕があります。以前のエクストレイルと比べてボディーサイズが大きくなったのが理由だけど、だからといって狭い場所での運転のしにくさは感じません。バランスがいいクルマですね~」

    SUVは長ものを積みにくい印象があるものの、エクストレイルなら奥行きを稼ぎやすい。その秘訣は、後席のアレンジ性能。背もたれ角度を細かく調整できるうえ、左右別々に最大260mm前後スライドできるのだ。

    「後席の中央をたたんで長尺ものを積み、4人乗りでキャンプに行けます。エクストレイルは天井が高いので、窮屈さを感じることは少ないはず!」

    これだけ積めました!

    大3個 中2個 小0個

    タイヤハウス(タイヤが収まる空間)の出っ張りが少ないため、無駄なく積み込めた。後席を立てた状態でこれだけ積めればファミキャンは余裕!


    テスト車両はカメラで後方の画像を映し出すインテリジェント ルームミラーを標準装備。荷物満載でも安心。


    センターコンソールの下部分に収納あり。それなりに深さがあるので、走行中に小物が飛び出しにくい。

    荷室実測値
    幅1,200x奥910x高790mm


    「後席の中央だけをたためるのはうれしいポイント。4人乗車でのキャンプには欠かせない機能!」


    床下にも浅い収納スペースが。「シート類をしまうのにぴったり」


    「タイヤハウスの張り出しが少ないぶん、サイドポケットは小さめ。でもサンダルを挟んだりと使い勝手はいいです」


    後席をたたんだときの奥行きは1,530mm。テーブルやチェアなどを無理なく積める。


    フックは床に4か所。


    ●ボディーサイズ:全長4,660×全幅1,840×全高1,720mm
    ●車両重量:1,880kg
    ●最低地上高:185mm
    ●最小回転半径:5.4m
    ●乗車定員:5名
    ●パワーユニット:1,497cc直列3気筒エンジン+モーター
    ●最高出力:エンジン106kW(144PS)/4,400~5,000rpm、モーター150kW(204PS)
    ●最大トルク:エンジン250N・m/2,400~4,000rpm、モーター330 N・m
    ●WLTC燃費:18.4km/L

    テスト車両のグレード:G e-4ORCE 4WD
    ¥4,748,700(車両本体価格)

    問い合わせ先:日産自動車 TEL:0120-315-232
    https://www.nissan.co.jp/

    ▼参考記事
    ラゲッジの奥行きを稼ぐ工夫が満載! 日産・エクストレイルにコンテナを積んでみた

    マツダ|CX-8


    CX-8は、希少な3列シートSUV。全長5m近いボディーでラゲッジも、当然広い。

    「ラゲッジ部分まで天井が高くデザインされている。3列目の頭上空間を確保するためですが、高い天井は積載にも便利。開口部近くまで高く積めます」

    3列目を使う機会が少なくても、買って後悔することはないはず。理由はシートの収納形状。

    「3列目の背もたれを前にたたむだけで、奥行き1090mm(実測)ものラゲッジに。しかも床はなだらか。4人分のキャンプ道具を積んでも余裕があるほど」

    インテリアは高級志向。道具箱的な使い方をするにはもったいない気もするが……。

    「CX-8の価値は、スタイリッリュでたくさん積めること。家族とリラックスしてドライブするには最高の選択肢では?」

    これだけ積めました!

    大2個 中4個 小2個

    3列目をたたんだ状態で積載。高さと奥行きがあるため、想像以上に積めた。3列目を片側だけたたみ、5人乗車モードにしても十分な量が積めるだろう。


    「3列目はシートのつくりが大きく、頭上や足元の空間にも余裕が。大勢で行く手ぶらキャンプにいかが?」

    荷室実測値
    幅1,470x奥490x高730mm


    幅はサイドポケットから計測。


    3列目を立てると狭いが、フル乗車の機会が少なければ問題なし。


    「床のふたを開けると深い収納がでてきます」


    テーブルやチェアが横に積めた!


    床下収納も広い。テスト車両はプレミアムオーディオの装備で半分埋まっているが、通常はもっと広い。

    縦に積んで座れます

    テスト車両の2列目は、中央が空いたキャプテンシート仕様。「真ん中に長ものを積めて便利!」


    ●ボディーサイズ:全長4,925×全幅1,845×全高1,730mm
    ●車両重量:1,920kg
    ●最低地上高:200mm
    ●最小回転半径:5.8m
    ●乗車定員:6名
    ●パワーユニット:2,188cc直列4気筒エンジン(ディーゼル)
    ●最高出力:147kW(200PS)/4,000rpm
    ●最大トルク:450N・m/2,000rpm
    ●WLTC燃費:15.4km/L

    テスト車両のグレード:XD グランドジャーニー 4WD
    ¥4,382,400(車両本体価格)

    問い合わせ先:マツダ TEL:0120-386-919
    https://www.mazda.co.jp/

    ▼参考記事
    ビッグな3列シートのマツダ「CX-8」はキャンプ道具もたっぷり積めるぞ

    ホンダ|ヴェゼル


    シンプルで自然に溶け込むデザインのヴェゼルは、1~2人でのキャンプに適したコンパクトSUVの代表格だ。

    「優しい雰囲気の顔に目が行きがちですが、ヴェゼルは全体のプロポーションがすごくいい。絵になるSUVに荷物を積んで遊びに行くという行為が、気持ちをアゲてくれます」

    ヴェゼルの魅力はデザインだけではなく、積載能力にも。

    「後席の背もたれを前にたたむ際、座面も連動して沈み込む設計。おかげでラゲッジと一体化した広い床になるんです。さらに後席の座面を跳ね上げることもできるから、高さのある荷物にも対応できる。すごいでしょ」

    この多彩なアレンジは、燃料タンクを前席下に配置したホンダ独自の設計のたまもの。低い床は積み込みの幅を広げるのだ。

    これだけ積めました!

    大0個 中3個 小1個

    ラゲッジは開口部の傾斜が強く、中サイズ2個を積載。4人乗車を想定し、後席右側を跳ね上げて空いた空間にも中サイズと小サイズ各1個を積んだ。

    こんな積み方もOK

    後席を跳ね上げると、高さのある収納空間に早変わり。「左右両方跳ね上げればミニベロも積めます!」


    床下収納は面積こそ広くないものの、シューズが入る深さ。ふたの裏側にはゴム製のコード収納付き。

    荷室実測値
    幅1,130x奥750x高760mm


    片側のポケット(えぐれた部分)から幅を計測。最大部分は約1,300mm。後席をたたんだ状態の奥行きは1,540mm。


    サイドポケットも実用的。


    後席をたたんだときの床がなだらかなので、長ものを積んでもずれにくい。


    フックはラゲッジ奥の床左右に2か所。自転車などをベルトで固定できる。


    ●ボディーサイズ:全長4,330×全幅1,790×全高1,590mm
    ●車両重量:1,400kg
    ●最低地上高:195mm
    ●最小回転半径:5.5m
    ●乗車定員:5名
    ●パワーユニット:1,496cc直列4気筒エンジン+モーター
    ●最高出力:エンジン78kW(106PS)/6,000~6,400rpm、モーター96kW(131PS)/4,000~8,000rpm
    ●最大トルク:エンジン127N・m/4,500~5,000rpm、モーター253 N・m/0~3,500rpm
    ●WLTC燃費:24.8km/L

    テスト車両のグレード:e:HEV PLaY 2WD
    ¥3,418,800(車両本体価格)

    問い合わせ先:ホンダ TEL:0120-112-010
    https://www.honda.co.jp/

    ▼参考記事
    なごみ系デザインのホンダ「ヴェゼル」は後席の積載アレンジが秀逸だった!

    ジープ|コンパス


    世界で最も有名かつ高性能なクロスカントリー4WD車といえば、ジープ/ラングラー。コンパスはより普段使いに適したコンパクトSUVだ。

    「見た目はラングラーというよりも、高級SUVのグランドチェロキーに近いですね」

    重厚感のあるスタイリングから、アウトドアの雰囲気が漂う。

    「ラゲッジの広さは平均的。テスト車両の後席は3分割可倒式で、積載のアレンジはしやすいです。あとラゲッジの床の高さを2段階に変えられます。高くすると、後席をたたんだときにフルフラットになる仕組み」

    突出した機能はないのに、不思議と心は満たされる、とも。

    「きっとジープへの憧れですね。アウトドア大国アメリカが育んだSUVの魅力を積み込みしながら感じられて、楽しい!」

    これだけ積めました!

    大0個 中2個 小2個

    車体後部の天井が極端に低くなく、またラゲッジ開口部の傾斜が少ないため、コンテナを高く積める。床を低く設定できるのも、積みやすい理由だ。


    ハンドル操作も自動で駐車をアシストする機能付き。カメラ映像による安全確認だけでもメリットは高い。

    荷室実測値
    幅950x奥790x高740mm


    床を高くした状態で後席の右側をたたみ、長ものを積載。床がほぼ水平になるので、きれいに積める。


    ラゲッジの床を低くした状態。開口部との段差ができるほど深く、荷物をしっかり高く積める(コンテナを積んだ写真はこの状態)。


    サイドポケットは小さめ。


    コンソールの収納はベーシック。

    長ものもお任せ!

    コンパスの日本仕様は、2グレード展開。「3分割可倒式はこのグレードだけ!」


    ●ボディーサイズ:全長4,420×全幅1,810×全高1,640mm
    ●車両重量:1,600kg
    ●最低地上高:180mm
    ●最小回転半径:5.7m
    ●乗車定員:5名
    ●パワーユニット:2,359cc直列4気筒エンジン
    ●最高出力:129kW(175PS)/6,400rpm
    ●最大トルク: 229N・m/3,900rpm
    ●WLTC燃費:11.5km/L

    テスト車両のグレード:リミテッド 4WD
    ¥5,240,000(車両本体価格)

    問い合わせ先:ジープ TEL:0120-712-812
    https://www.jeep-japan.com/

    ▼参考記事
    キャンプ道具が積みやすい!ジープ「コンパス」から感じるアメリカの豊かなSUVライフ

    ワンボックス&バン3選の「アウトドアギアの積みやすさ」をレビュー

    テストしてくれたのは…
    全天候型ライター
    ホーボージュン さん

    世界中の自然を旅する全天候型ライター。20代はプロドライバーとして世界各国を走り回るなど、クルマ愛もこだわりも人一倍強い。

     


    「僕にとってクルマは速いか、強い(悪路走破性が高い)か、役に立つかの3種類。特に役に立つ、つまりものをたくさん積んで、遠くまで行けるというのは、他の2つと同じくらい偉いことなんです」

    そう語るホーボージュンさんは、ミニバンに道具を詰め込んで日本中を駆け回り、車中泊もざら。だからクルマを評価する際は“快適に寝られる”かどうかが大事なポイントとなる。

    「天井が高くて広いラゲッジを備えた商用車ベースのバンは、車中泊にも最適。さらに積載のアレンジができて走りも良ければ、もういうことなしですよ」

    商用バンで最も実用的とされるのは、運転席の下にエンジンを搭載し、室内空間の多くをラゲッジに充てたキャブオーバー車。日本ではビジネス用として圧倒的な人気を誇る。さらに注目は、フルゴネットと呼ばれる欧州製バン。ボンネットをもつ乗用車的な構造ながら、大きなラゲッジを備えスライドドアで積みおろしもしやすい。

    ジュンさんがテストしたのは、実用的で個性あふれる日本とフランスの3モデル。キャンプ旅で最高のパートナーとなること請け合いだ。

    ▼参考記事
    圧倒的な積載量を誇る日本とフランスのワンボックス&バン3台とは?

    ルノー|カングー


    商用車ベースならではの積載力を持ちながら、日本車とは一線を画したあか抜けたデザインで人気のカングー。テスト車両はディーゼルエンジンを搭載し、トルクフルで動きが軽快、取り回しもいいと感心するジュンさん。特に絶賛するのは、カングーのアイコンともいえる観音開きのダブルバックドアだ。

    「左右180度オープンにすれば大きな荷物の積みおろしも楽だし、後ろに余裕がない場所では片側だけ開けて荷物にアクセスできる。観音開きの特権だ」

    後席をたためばラゲッジは完全なフルフラット状態。さらに、後席は6対4分割可倒式なので長ものを入れるのに便利だ。

    「キャンプで不便を感じることはないはず。冬になったら家族と全員分のスノーボードを積んで、雪山に行きたいな」

    これだけ積めました!

    大4個 中3個 小3個

    タイヤハウスの出っ張りがない四角いラゲッジは天井も高く、デッドスペースが生まれにくい。後席を立てた状態でも775Lと十分な容量だ!


    ダブルバックドアは左右それぞれ90度、180度の2段階に開くので、狭いスペースでも開閉しやすい。

    ガバッと90度開ける

    フロントドアは最大90度の角度まで大きく開くことができるので、荷物を抱えての乗り降りもしやすい。

    荷室実測値
    幅1,200x奥910x高1,200mm


    広いラゲッジは高さ1000mmを超え、長ものも立てた状態で積める。収納レイアウトも自在だ。


    ダブルバックドアはヒンジのロックをはずすことで180度まで開けられる。


    後席を倒せば奥行きは約1,750mmに。長ものを積むのも楽々。


    「段差やタイヤハウスの出っ張りがなく、荷物の出し入れもスムーズ」

    ポンチョ入れに便利

    「天井の収納が便利。僕ならポンチョを入れて、水遊び後はシートカバーにする」


    ●ボディーサイズ:全長4,490×全幅1,860×全高1,810mm
    ●車両重量:1,650kg
    ●最低地上高:未公表
    ●最小回転半径:5.6m
    ●乗車定員:5名
    ●パワーユニット:1,460cc直列4気筒エンジン(ディーゼル)
    ●最高出力:85kW(116PS)/3,750rpm
    ●最大トルク: 270N・m/1,750rpm
    ●WLTC燃費:17.3km/L

    テスト車両のグレード:クレアティフ ディーゼル車
    ¥4,190,000(車両本体価格)

    問い合わせ先:ルノー TEL:0120-676-365
    https://www.renault.jp/

    ▼参考記事
    ルノー「カングー」のドデカいラゲッジを引き立てるダブルバックドアを見よっ

    プジョー|リフター ロング


    リフターは、プジョーが欧州で販売する商用バン「パートナー」の乗用車版。日本には2020年から導入され、なかでも3列7人乗りのリフターロングに注目が集まっている。

    「乗り心地もいいから、たくさんの遊び道具を積んで長距離を走るっていう僕の理想に近い」

    2列目シートは3座それぞれが独立し、フラットに格納できるため、多彩なシートアレンジが可能。また、3列目は左右別々に取りはずせる仕様だ。

    「3列目は跳ね上げ式だと積載の邪魔になるから、取りはずせて、しかも手間が簡単なリフターロングには感心した~」

    ジュンさんは自身がこだわるリアゲートについても高評価。

    「ガラスハッチだけを開けられるから、荷崩れさせずに中の荷物にアクセスできるのは◎!」

    これだけ積めました!

    大6個 中3個 小0個

    3列目シートを立てた状態でもこれだけのコンテナを積めた! 3列目をはずした場合は、コンテナ大8、中1、小2と、さらに積むことができる。


    「3列目シートは座り心地がいい。前後130mmのスライドができて見晴らしもいいから、ストレスがない」


    ロングボディーの恩恵で3列目シートを立てた状態でも、かなりの荷物が積めるラゲッジを確保できる。

    荷室実測値
    幅1,200x奥1,330x高1,200mm


    3列目をはずした際の奥行きは2100mmと寝床確保にも十分。さらに2列目を倒せば広大な空間に。

    車内での休憩も快適

    サイドの棚をテーブルにコーヒータイム。「ここに板を渡して、その下に寝床を作るのもいい」


    天井が高く四角い構造のラゲッジ。助手席も倒せば3mの長ものも入る。


    リフターも天井収納が。カングーより奥行きは浅いが実用性は高い。


    ●ボディーサイズ:全長4,760×全幅1,850×全高1,900mm
    ●車両重量:1,700kg
    ●最低地上高:180mm
    ●最小回転半径:5.8m
    ●乗車定員:7名
    ●パワーユニット:1,498cc直列4気筒エンジン(ディーゼル)
    ●最高出力:96kW(130PS)/3,750rpm
    ●最大トルク: 300N・m/1,750rpm
    ●WLTC燃費:18.1km/L

    テスト車両のグレード:GT
    ¥4,550,000(車両本体価格)

    問い合わせ先: プジョー TEL:0120-840-240
    https://www.peugeot.co.jp/

    ▼参考記事
    3列目を簡単に取りはずせるプジョー「リフター ロング」なら3mの長ものも積めるぞ

    日産|キャラバン


    トヨタのハイエースと並んで商用バン最強のトランスポーターであるキャラバン。圧倒的な積載量はもちろん、テスト車両は後席のリクライニング角度が細かく調節でき、リアクーラーも付いて意外なほど快適性が高い。

    「僕がオーナーだったら、車中泊仕様にするなあ。後ろにベッドとストーブ、それにサブバッテリーと発電システムを入れて車中泊しながら旅をする。エンジン音も静かだし、着座位置が高いから渋滞していても余裕が生まれる。後席に人が乗って、その後ろに3人が寝られるスペースがとれるのは、もうこの圧倒的なサイズ感の勝利だよ」

    車中泊派、あるいはキャンプだけでなく、釣りやSUP、自転車といったアクティビティ重視派にも、キャラバンは贅沢な空間を提供してくれるはずだ。

    これだけ積めました!

    大8個 中7個 小5個

    後席を立てた状態でもMTBなどを余裕で積み込める広大なラゲッジ。荷物を積むために後席をたたむ必要性を感じることはほぼないはずだ。

    眺めもサイコー!

    「乗り降りは若干大変になるけど、高い着座位置のおかげでアイポイントも高く、見晴らしは◎!」

    荷室実測値
    幅1,530x奥1,900x高1,320mm

    これだけ広いぜ!

    「この圧倒的な広さこそ、何よりの正義! 僕の中ではその点において揺るぎない絶対王者なんですよ」


    後方のカメラ映像を映し出すインテリジェント ルームミラー付き。


    最大限に確保された開口高と開口幅。タイヤハウスの上面が水平なので棚板なども安定して置ける。


    ラゲッジユーティリティナットを多数装備し、アレンジしやすい。


    「後席は厚みがあって角度調整も自在。ゆったり座れる!」


    ●ボディーサイズ:全長4,695×全幅1,695×全高1,990mm
    ●車両重量:2,000kg
    ●最低地上高:160mm
    ●最小回転半径:5.2m
    ●乗車定員:最大5名
    ●パワーユニット:2,439cc直列4気筒エンジン(ディーゼル)
    ●最高出力:97kW(132PS)/3,250rpm
    ●最大トルク: 370N・m/2,000rpm
    ●WLTC燃費:11.3km/L

    テスト車両のグレード:グランドプレミアムGX ディーゼル車 2WD
    ¥3,999,600(車両本体価格)

    問い合わせ先:日産自動車 TEL:0120-315-232
    https://www.nissan.co.jp/

    ▼参考記事
    日産「キャラバン」は様々なアクティビティに対応する積載王だ!

    ステーションワゴン3選の「アウトドアギアの積みやすさ」をレビュー

    テストしたのは…
    『BE-PAL』編集長
    沢木拓也

    BE-PAL魂を継承する現編集長。「駐車場の事情で背の高いクルマを持てない人にも、ステーションワゴンはおすすめ!(私のことです)」

     


    今、ステーションワゴンの選択肢が減ってきている。ラゲッジの広さよりもキャビンでの快適さを求めて、ミニバンやSUVを選ぶ人が増えているのだ。

    「でも、ステーションワゴンでしか味わえない良さもあるんですよ、アウトドアでは」と語るのは、本誌編集長・沢木。

    「まず後席をたたんだときのラゲッジの奥行きが長いので、荷物を縦に積みやすい。もちろん車中泊も簡単。そして背が高いミニバンやSUVと比べて重心が低いから、タイトなカーブが続く山道で体が振られにくく、クルマの挙動も安定します。高速道路では風切り音が少ないし、横風にも強いんです」

    実際、高速道路網が発達しているドイツでは、今もステーションワゴンが人気。遊びのフィールドへ向かう道が高速道路中心なら、良さを実感できるはず。

    「もうひとつ、ステーションワゴンのカタチが好きになれないという声も聞くけど、最近のクルマはどれもスタイリッシュ。普段使いする家族の同意を得やすいと思いますよ」

    というわけで、少ないながらも厳選した本誌が推すのは、洒落て使える国内外の3モデル。磨き抜かれた機能をご覧あれ!

    ▼参考記事
    ステーションワゴンはいいぞっ! 奥行きのあるラゲッジで使いやすさ抜群なのだ

    スバル|レガシィ アウトバック


    圧倒的なロードクリアランスを確保し、アクティブな「X-BREAK EX」グレードではオフロード向けの4WDモードが2種類付くレガシィ アウトバック。スバルがSUVと位置付けるのも納得だが、沢木の目にまぶしく映るのは、やはりワゴンボディーのスタイリング。

    「奥行きのあるラゲッジに、長ものをサクサク積める気持ち良さが魅力。組み立て式やインフレータブルのカヌー、冬はスキー板などが積めるので、アクティビティー好きなアウトドアファンには理想的な一台ですよ」

    スバルにはひと回り小さいレヴォーグもあり、ラゲッジ容量では遜色ないが……。

    「レガシィ アウトバックのほうが幅広で、高さも上。わずかな差だけど、自転車などを積みやすい実感はあると思いますよ」

    これだけ積めました!

    大3個 中2個 小0個

    下段に大3、上段に中2を縦積みできた! 後方視界をさえぎるので現実的ではないが、幅と高さにおいても優れた積載性能を誇ることがよくわかる。


    インテリアはソフトパッドを多用した上質な作り。助手席前のダッシュボードに小物を差し込める。

    荷室実測値
    幅1,190x奥1,070x高750mm


    開口部近くの幅が広くとってあり、自転車も積みやすい。フックは全部で8か所もあり、固定も自在。


    後席は6:4の2分割可列式。ラゲッジ側からレバー操作で背もたれをたためる。


    右側に小物入れが付く。容量は小さいがネット付きで使いやすい。また、ネットを下げればラゲッジ幅を最大活用できる。


    床下収納はスチロール製のトレーで区分けされている。

    サクサク積めますよ~

    長ものだってこのとおり!


    ●ボディーサイズ:全長4,870×全幅1,875×全高1,670mm
    ●車両重量:1,710kg
    ●最低地上高:213mm
    ●最小回転半径:5.5m
    ●乗車定員:5名
    ●パワーユニット:1,795cc水平対向4気筒エンジン
    ●最高出力:130kW(177PS)/5,200~5,600rpm
    ●最大トルク: 300N・m/1,600~3,600rpm
    ●WLTC燃費:13.0km/L

    テスト車両のグレード:X-BREAK EX
    ¥4,466,000(車両本体価格 ※2023年モデル)

    問い合わせ先:スバル TEL:0120‐052215
    https://www.subaru.jp/

    ▼参考記事
    スバル「レガシィ アウトバック」の長~いラゲッジにはどのくらい詰める?

    フォルクスワーゲン|ゴルフ ヴァリアント


    日本でもおなじみのドイツ製ハッチバック、ゴルフのステーションワゴン版がゴルフ ヴァリアント。歴代モデルはハッチバックの車体後方を広くした作りだったが、最新型はホイールベース(前後のタイヤ間の距離)を5cm延ばした専用設計だ。

    「ボディーに占めるラゲッジの奥行きが長い! 後席の足元にも余裕があります。そしてフォルムがかっこいい。歴代ゴルフ随一のイケメンワゴンでは?」

    沢木はラゲッジを覆うトノカバーの機能にも注目。

    「ネットを引き出せて、キャビンとラゲッジを仕切るパーテーションとしても使える。走行中に荷物が前に飛び出すのを防げて作りもいい。高速移動が多いドイツ車ならではの装備です」

    欧州車伝統の、実用性に富んだラゲッジで遊び尽くそう!

    これだけ積めました!

    大1個 中3個 小1個

    全長4,640mmのボディーで、後席をたたまずにこれだけ積めるのはすごい。床の高さを低くできる機能が効いた。開口部の手前ぎりぎりまで積める。


    後席をたたんで、トノカバーのパーテーションネットを取り付けた状態。後席を立てた状態でも取り付け可能。

    荷室実測値
    幅1,260x奥1,020x高690mm


    開口部手前の壁がえぐれていて、幅が広くなっている(寸法はこの部分で計測)。小物入れも付く。

    長ものを通しやすい!

    中央の背もたれが開いて長ものを通せる。


    ラゲッジ全面にボードが敷かれていて、これをはずすと深い床になる。「いわば"全面床下収納"。深さもありますよ~」


    フックは4か所。


    ●ボディーサイズ:全長4,640×全幅1,790×全高1,485mm
    ●車両重量:1,500kg
    ●最低地上高:未公表
    ●最小回転半径:5.1m
    ●乗車定員:5名
    ●パワーユニット:1,968cc直列4気筒エンジン(ディーゼル)
    ●最高出力:110kW(150PS)/3,000~4,200rpm
    ●最大トルク: 360N・m/1,600~2,750rpm
    ●WLTC燃費:19.0km/L

    テスト車両のグレード:TDI Style
    ¥4,621,000(車両本体価格)

    問い合わせ先:フォルクスワーゲン TEL:0120-993-199
    https://www.volkswagen.co.jp/ja.html

    ▼参考記事
    キャンプ道具をスマートに積載したいなら…フォルクスワーゲン「ゴルフ」のかっこいいワゴンが最適

    ボルボ|V60


    現在2サイズのステーションワゴンをそろえるボルボ。ミドルクラスに当たるのがV60だ。

    「ラゲッジ開口部が立ったデザインで、荷物を手前まで積めます。後席をたためば奥行きは実に1700mmにもなり、車中泊も余裕でこなせます」

    最新世代のプラットフォーム(車体の基本骨格)を用いたV60は、ボディーの四隅ぎりぎりにタイヤを配置し、広大な室内空間を実現している。

    「後席の足元の広さは、数あるステーションワゴンで随一。人も荷物も大切にした設計です」

    2分割式の後席を片方たたみ、長ものを積んで4人で快適にドライブ。安全装備を重視してきた北欧スウェーデンブランドのステーションワゴンは、積載を含めたアクティブなライフスタイル全般をサポートする。

    これだけ積めました!

    大1個 中2個 小0個

    モダン・ステーションワゴンに欠かせない美しさを追求するボルボ。流れるようなデザインで全高が低いため2段積みはできないが、奥行きはすごい。


    衝立状のグロサリーバッグ・ホルダーを装備。「荷物が少ないときの固定方法も考慮しているのはさすが」

    荷室実測値
    幅1,110x奥1,020x高670mm


    ボルボのエステート(ステーションワゴンの呼称)の伝統を感じさせる、開口部が立ったラゲッジ。


    後席空間も重視した設計でシートの背もたれも大きく、おかげでたたんだときの床が広い。長ものも余裕だ。


    中央の背もたれが開く。「スキー板、積めます」


    サイドポケットはネット付き。

    快適に荷物を運べる

    テスト車両にはシートベンチレーションとマッサージ機能も。「疲れを癒やす装備が気持ちいい~」


    ●ボディーサイズ:全長4,780×全幅1,850×全高1,435mm
    ●車両重量:1,730kg
    ●最低地上高:150mm
    ●最小回転半径:5.7m
    ●乗車定員:5名
    ●パワーユニット:1,968cc直列4気筒エンジン+モーター
    ●最高出力:エンジン145kW(197PS)/4,750~5,250rpm、モーター10kW
    ●最大トルク: エンジン300N・m/1,500~4,500rpm、モーター40 N・m
    ●WLTC燃費:15.4km/L

    テスト車両のグレード:アルティメットB4
    ¥6,590,000(車両本体価格 ※2023年モデル)

    問い合わせ先:ボルボ TEL:0120-55-8500
    https://www.volvocars.com/jp/

    ▼参考記事
    ボルボのラグジュアリーなステーションワゴンは人と荷物どちらにも優しいのだ

    軽自動車&コンパクトカー3選の「アウトドアギアの積みやすさ」をレビュー

    テストしたのは…
    『BE-PAL』編集
    早坂英之

    遊び場は、ほぼキャンプ場。愛車は軽トラとコンパクトハッチバック。「ファミキャンだと室内はギチギチですが、それでも幸せ!」

     


    買いやすい価格設定と取り回しのしやすさから、軽自動車や排気量1リッタークラスのコンパクトカーは、運転免許を取得してまもない初心者に人気。だが、アウトドアにおいてはむしろ熟練者に人気があると、早坂は語る。

    「キャンプって色んな道具を試したいから、クルマに積む荷物が増えちゃいますよね。でも、慣れてくるうちに道具が厳選されてくる。そうなると、クルマも必要最小限のサイズで済むし、それを追求していくのがまた楽しいんですよね~」

    そこまで熟練していなくても、ソロやカップルでのキャンプなら、コンパクトカーで事足りる。

    「日本独自の進化を遂げたコンパクトカーは、どれも多機能で室内空間も極限まで広く設計されています。トールワゴンタイプなら積み込みで悩むことはないと思いますよ」

    また、コンパクトカーは走行性能にこだわるべき、とも。

    「軽自動車なら断然ターボエンジン搭載車。山道でもストレスなく走れます。そうそう、デザインも大事。小さいからこそディテールが大きな個性になります。小さく、でっかく、カッコよく。コンパクトカーでキャンプを盛り上げましょう!」

    ▼参考記事
    お手頃価格の軽カー&コンパクトカーはどこまでキャンプ道具の積載ができるのか大検証

    スズキ|ジムニー シエラ


    日本の山道を走破するために生まれた軽4WD車、ジムニー。そして軽の規格に制限されない海外を主な市場として開発されたのが、ジムニー シエラだ。

    「軽のトールワゴンを推しておきながらこういうのも何ですが、ジムニーはアウトドア好きにとって特別な存在なので。今回は1.5Lエンジンを積むジムニー シエラを選びました。車体は軽サイズながら、パワーは段違い。荷物満載でも低速からもりもりと加速していきます」

    ジムニー シエラは大径タイヤを装着し、それに合わせてオーバーフェンダーが付く。そのため全幅はジムニーより大きいが、室内の広さは同じだ。

    「真四角なラゲッジはコンテナを積むのに最適。隙間なく積んで、自分だけのフィールドで野営する。ロマンですね!」

    これだけ積めました!

    大4個 中1個 小2個

    後席をたたんだ状態で積載。まるでコンテナのサイズに合わせたかのように、隙間なくきれいに積めた。もちろん軽のジムニーでも同じように積める。


    ラゲッジの床の隅が壁に向かってラウンドしておらず、ほぼ直角。だからコンテナを隙間なく水平に積める。

    荷室実測値
    幅1,290×奥910×高1,200mm

    ゴツいギアが似合う

    リアゲートは横開き。「四角いラゲッジにはディーライトのタフなツールボックスを合わせたい!」


    後席をたたみ、前席のヘッドレストをはずして後ろに倒せば長ものも積める。


    同乗者用のアシストグリップの奥に収納が。小物を挟んでしまえる。


    後席は2分割式。


    ラゲッジのいたるところにネジ穴が付いている。使い方に合わせてフックなどを取り付けられ、積載のアレンジの幅が広がる。


    ●ボディーサイズ:全長3,550×全幅1,645×全高1,730mm
    ●車両重量:1,080kg
    ●最低地上高:210mm
    ●最小回転半径:4.9m
    ●乗車定員:4名
    ●パワーユニット:1,460cc直列4気筒エンジン
    ●最高出力:75kW(102PS)/6,000rpm
    ●最大トルク: 130N・m/4,000rpm
    ●WLTC燃費:15.4km/L

    テスト車両のグレード:JC・5MT
    ¥1,985,500(車両本体価格)

    問い合わせ先:スズキ TEL:0120-402-253
    https://www.suzuki.co.jp/

    ▼参考記事
    パワフルなジムニー「シエラ」は積めて遠出できるヨンクの最適解だ!

    三菱|デリカミニ


    デリカD:5の世界観を踏襲しながら、“ちっちゃくてやんちゃ”な個性で人気を集めているのが、デリカミニ。

    「前後バンパーやフェンダーまわりの加飾の効果で、軽とは思えないどっしりとしたスタイリング。しかも、4WD車は専用の大径タイヤを履き、足回りもそれに合わせたセッティング。フィールドでの移動を的確にサポートしてくれます」

    積載のギミックも充実だ。

    「後席は左右別々にスライドでき、その距離は最大320mm。ずらしたうえで、ラゲッジにはテントやタープ、スライドドアでアクセスできる後席足元にクーラーボックスを置くといったアレンジが簡単にできちゃいます。手持ちのキャンプ道具をどうレイアウトするか、考えるだけでもワクワクしますね~」

    これだけ積めました!

    大2個 中4個 小4個

    デリカミニは後席がしっかりと作られていて、背もたれに厚みがある。そのためにたたむと床に傾斜がつき、重ねるには工夫が必要だ。

    汚したら噛まれた(泣)

    上級グレードの床は撥水仕様。「すぐ汚す僕にぴったり」。CMキャラのデリ丸。と、まったり過ごす早坂。

    荷室実測値
    幅1,120x奥1,400x高1,080mm


    後席左右をずらしてたたんだ状態。前席との隙間に長ものを立てて積めるのはトールワゴンならでは。


    前席の背もたれにフックが付く。


    後席右側を一番前にスライドした状態。左側にすぐ取り出したい荷物を置いておける。


    小物入れも充実。


    マルチアラウンドモニター付きデジタルルームミラー。後方と周囲の映像を映しだす。「荷物満載だと斜め後ろが見づらいので、これは便利!」


    ●ボディーサイズ:全長3,395×全幅1,475×全高1,830mm
    ●車両重量:1,060kg
    ●最低地上高:160mm
    ●最小回転半径:4.9m
    ●乗車定員:4名
    ●パワーユニット:659cc直列3気筒エンジン
    ●最高出力:47kW(64PS)/5,600rpm
    ●最大トルク: 100N・m/2,400~4,000rpm
    ●WLTC燃費:17.5km/L

    テスト車両のグレード:Tプレミアム 4WD
    ¥2,238,500(車両本体価格)

    問い合わせ先:三菱自動車 TEL:0120-324-860
    https://www.mitsubishi-motors.co.jp/

    ▼参考記事
    デリカミニの4WD車ならソロ&カップルキャンプの行動範囲が広がること確実!

    ダイハツ|タント ファンクロス


    トールワゴンの大定番、タントにSUV風の加飾を施し、ラゲッジにも工夫を凝らしたのがタント ファンクロスだ。

    「タントの広い室内空間は魅力。でも優しいテイストのスタイリングがアウトドアではちょっと……という人に推したいですね」

    最大の特徴は、左のフロントドアと後部スライドドアを隔てる太い柱をなくした設計にある。

    「全開にすれば1490mmもの開口幅に。後ろからも横からも積めるのはすごい!」

    見どころはラゲッジにも。

    「後席をたたんでできる段差を、脚付きのデッキボードを使ってフラットにできます。ラゲッジから取り出してミニテーブルとしても使えるので、積載する荷物を減らすメリットも」

    クルマのギミックと創意工夫で快適なキャンプを叶えよう!

    これだけ積めました!

    大4個 中4個 小4個

    横と後ろから可能なかぎり積み込んだ結果、大量のコンテナを収納できた。注目は後席の足元に3段積める点。天井までは、まだ余裕がある。


    デッキボードを上に立てた状態。たたんだ後席の背面(床となる部分)には、防水加工が施されている。

    足元も低くて快適!

    「スライドドアだけでも便利なのに、柱もないから本当にストレスフリー。自転車も横から積めます」

    荷室実測値
    幅1,170x奥1,160x高1,050mm


    助手席を寝かせれば長ものにも対応。ラゲッジ開口部から助手席側ダッシュボードまでの奥行きは1,860mm。


    後席は左右別々に最大240mmスライドできる。助手席に人が座れる位置でも、前後席の間にコンテナが置ける。


    ラゲッジフックも充実。


    床下収納はサンダルなどがぴったり収まる広さ。


    ●ボディーサイズ:全長3,395×全幅1,475×全高1,785mm
    ●車両重量:940kg
    ●最低地上高:150mm
    ●最小回転半径:4.7m
    ●乗車定員:4名
    ●パワーユニット:658cc直列3気筒エンジン
    ●最高出力:47kW(64PS)/6,400rpm
    ●最大トルク: 100N・m/3,600rpm
    ●WLTC燃費:20.6km/L

    テスト車両のグレード:ファンクロスターボ 2WD
    ¥1,809,500(車両本体価格)

    問い合わせ先:ダイハツ TEL:0800-500-0182
    https://www.daihatsu.co.jp/top.htm

    ▼参考記事
    ダイハツ「タント ファンクロス」のデザインと積載ギミックがソロキャンを盛り上げる~

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