初心者から上級者まで楽しめるこの山には、川沿いを歩くコースが存在します。
そのコースとは、マイナスイオンと爽快感たっぷりの高尾山6号路。危険箇所は無く初心者向けですが、終盤には急こう配の階段もあり、登りごたえのあるコースです。
水と木々が創り出す癒しの空間を、満喫しにいきませんか。
高尾山の基本情報
高尾山は、東京都八王子市高尾町に位置する山で、標高は599mです。
日本が世界に誇る名山の一つで、年間300万人もの登山客や観光客が訪れる、国内からも海外からも人気のある山。
古来から山岳信仰や修行の場としても高尾山は保護されていて「日本遺産」にも登録されているため、今でも山腹にある薬王院への参拝客を含め登山者が後を絶ちません。
高尾山はなぜ人気?
高尾山に訪れる年間300万人という数字は、世界で最も登山者数の多い山とも言われています。
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では、富士山に並び三ツ星に認定されています。
高尾山は、なぜここまでの人気を博しているのでしょうか。
理由1.圧倒的に良好なアクセス
高尾山は都心から1時間程度で麓まで着いてしまう、圧倒的なアクセスの良さを持ち合わせています。
車でも電車でもアクセスできる高尾山は、疲れを癒しに行くにはかなり手頃な山、と言えるでしょう。
理由2.山頂から見える富士山
高尾山は、富士山を眺めるスポットとしても高い評価を受ける場所です。
深い山々の奥に鎮座する富士山の姿は、非常に存在感があります。ラスボスみたいです。
富士山の反対側も、遠くに都会の景色を見ることができます。
天気の良い日は、東京のビル群やスカイツリーを見ることができるでしょう。
理由3.ケーブルカーを使って気軽に登れる
高尾山はその知名度やアクセスの良さから、非常に人気。さらに、人気の理由の一つに難易度の低さもあります。
山頂まで40分のところまではケーブルカーを使うこともでき、登山初心者や一般の参拝客でも気軽に登ることが可能です。
しかし注意が必要なのが、必ず健康状態を考慮に入れ、計画を立てて登らなければならない点。
林野庁による資料では、毎年70件前後の遭難例が報告されています。
水が創る爽快感!清流と共に頂上を目指す6号路
高尾山の頂上にいたるには9つのルートがあり、それぞれ整備が行き届いていますが、筆者が今回おすすめするのは6号路。
その魅力は、マイナスイオンを抜群に感じられる川沿い歩きです。「案内川」という、非常にユニークな川の横を歩いて行きます。
案内川は、その昔高尾山で修行していた僧がより良い修行場を探していると、一匹の鹿が現われて川の先にある琵琶滝まで案内したことから案内川と名付けられたそうです。
※八王子市の資料より参照
今では、ここに来る私たち登山客や観光客を案内する川となっています。その名の通り活躍を続ける川に、癒されながらも感謝して進みたいです。
終盤はこう配がキツいですが、健康で体力のある方であれば初心者でも登れるコースですので、ぜひ挑戦してみましょう。マイナスイオンで癒されること間違いなし!
小川に入りながら進む場所も
コース中盤には、小川にほど近い場所を歩くスポットがあります。普通の靴でも歩けるようにすぐ隣には濡れないような道がありますが、しっかりした登山靴であればその中を歩いても楽しいでしょう。
防水の登山靴や長靴をお持ちなら、川の中を進んでみてはいかがでしょうか。プチ沢登り気分を味わえます!
筆者は、毎回ここが楽しくて6号路を選んでしまいます。
終盤は急こう配の連続階段!体調は万全に
案内川に沿って歩く清々しい6号路コースですが、終盤は体力的にきついものとなっています。整備はされていますが、急こう配で長く続くため、心臓破りの階段となっているのです。
登った先の広場で、ベンチに座りながら膝を震わせている観光客もちらほら。身体的な健康状態を考慮しなければならないコースです。
息を上げ乗り越えた先の高尾山の頂上では、達成感とともに感動もピークになること間違いなしですよ。
清々しさと達成感のある6号路に挑戦しよう!
検索すれば「きつい」というワードも出てくる高尾山6号路ですが、それを凌ぐ清々しさと癒しを感じることができるコースです。
山、川、自然が与えてくれる癒しのフルコースをぜひ味わいに行ってください!