キナウル・スピティの旅7
タボの村から軽トラックに相乗りさせてもらった僕は、スピティ地方の中心地である街、カザに到着しました。標高は約3500メートル。空に浮かぶ雲が、とても間近に感じられます。
カザの郊外の畑地で、家畜たちに食べさせる牧草を刈り取って運んでいた女性たち。山のような牧草の束を苦もなくひょいと背負って、運んでいきます。
カザはスピティの中でもっとも大きな街ですが、それでも人口は1700人ほどだと言われています。目抜き通りには食料品店や銀行のATM、旅行者向けのゲストハウスやレストランなどが軒を連ねていますが、その目抜き通り自体もとても短く、20分もあればゆっくり歩いて往復できてしまいます。