この日カザでは、7月6日にお誕生日を迎えられたチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ法王のご長寿をお祝いするイベントが催されました。法王の写真を飾った輿を中心に、目抜き通りをスピティの僧侶の一団が練り歩きます。
道ゆく人々に無料でふるまわれていた甘いお菓子を頬張りながら、満面の笑顔の女の子たち。
パレードの一団はカザの街の近くにあるタンギュット・ゴンパ分院に到着。この僧院の境内で、いろいろなグループによる歌と踊りのパフォーマンスが披露されます。
パフォーマンス披露が始まる前、境内の階段のところで、見物に来ていた小さな女の子たちがきゃいきゃいと盛り上がっていました(笑)。
https://youtu.be/x9T5kEQGezw
民族衣装でおめかしした小さな子供たちが、緊張の面持ちで一生懸命踊っていました。か、かわいい(笑)。思わず動画も撮ってしまいました。
ティーンエイジャーの若者たちも凛々しいいでたちで、ずっと練習を重ねてきたであろう踊りを披露していきます。
夕刻、西の空にたなびく茜色の光。スピティの各地をめぐる旅は、まだ始まったばかりです。
◎文/写真=山本高樹 Takaki Yamamoto
著述家・編集者・写真家。インド北部のラダック地方の取材がライフワーク。著書『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』(雷鳥社)ほか多数。
http://ymtk.jp/ladakh/