夜間のトイレなどキャンプでも活躍!
ヘッドライトの利点は、いうまでもなく両手が空くこと。だが、角度調整には限度があり、真下の足元は照らしにくい。
そこで生まれたのが、この「ナイトランナー270」。その名前のとおり、夜間に走る人のために開発されたライトだ。なにしろシューズに付けるのだから、足元が明るくないはずがない。
ある日、僕はこいつを足に取り付けて、山梨県の自然公園内を疾走した。もちろん夜である。
なるほど……。使い始めはそれほど先まで明るくない。角度が下向きすぎたのだ。そこで調整してみると、今度は上向きすぎて、光が無用に拡散。しかし再度調整すると、今度はバッチリ。おぉ! これなら安全だ。
LEDは白色タイプが前方に5灯。このほかにサイドと後方を照らす赤色が1灯付く。
ライトの向きが上すぎても、下すぎても、効果的に前方を照らせない。角度の調整が大事だ。
だが道迷いを起こさないためには、やはり高い場所の標識まで照らせるヘッドライトが勝っている。だから、夜間行動には、両者の併用が「最強」だろう。
難があるとすれば、この手の電気器具にはありがちな内蔵バッテリー。使用時間が短く、ひと晩しか使えない。屋外で充電するためには、ポータブル充電器を持ち歩かねばならないのだ。
だがこのライトはキャンプ時にも便利だった。シューズに取り付けたままにすれば、夜にトイレに行くときも、わざわざヘッドライトを探さずにすむ。走らない人にも意外と便利そうだ。