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ツーリングテントとは
ツーリングテントってどんなテント?
ツーリングテントは、積載量を考え、携帯性を重視したテント。前室が広ければバイクの収納もできる。
どんなスタイルでキャンプをするのかによって、適したテントの種類は変わる。例えば車でのオートキャンプなら、車載スペースが許す限り大きさや重さは自由。だがバイクや自転車でのツーリングキャンプなら、コンパクトさが不可欠だ。
また、同じ大きさ・広さでも、山岳テントは軽量で強度も高いが値が張る一方、ツーリングテントなら多少重い代わりに価格が抑えられる。ただし、安かろう悪かろうな格安テントもオンラインストア等で販売されているため、商品の品質の見極めが重要だ。長く使うなら信頼できるアウトドアブランドのものを選ぶようにしよう。
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設営方法は2つ
まず、テントは設営方法によって、「自立型」と「非自立型」とに分けられる。
自立型
自立型とは、設営時にテントとポールだけで形になるもののこと。最近では最も主流で、キャンプ場でもよく見かける。吊り下げ式やワンタッチで設営できるタイプは、1人でも扱いやすく、初心者向けのテントとしても適している。ポップアップ式はさらに簡単かつ短時間で設営でき、夏の海やフェスでの日よけのシェルターとしても活躍。
自立式のテントの中でもドーム型は、小型でも意外と内部がゆったりしていて居住性が高いのが特徴だ。
非自立型
非自立型とは、張り綱を張り、ペグを打ってはじめて立つテントのこと。自立させるためのポールが少ない分、軽量でコンパクトになるため、バックパックに収納して移動する場合などにも持ち運びやすいのがメリット。ワンポール式テントのティピーがこれにあたり、設営、撤収が1人でも簡単にできる。しかし、高さがあるのと張り綱を張る面積が必要になり、狭い所では張れないので注意が必要。
テントの構造は2種類
次に、テントの構造としては、「シングルウォール」と「ダブルウォール」とに分けられる。
シングルウォール
シングルウォールとは、フライシートをもたない一重構造のテント。構造がシンプルな分、軽量かつコンパクトに収まるため、持ち運びに便利だ。山岳キャンプなど荷物を極限まで軽量化したいときにはこのタイプを使用する。ただし、結露しやすいため使用する環境や天気には配慮が必要。
ダブルウォール
ダブルウォールとは、フライシートとインナーテントとの二重構造のテント。2枚ある分、シングルウォールのテントと比べると重く、収納サイズも大きくなりがち。しかし、テント内が結露しにくいため、快適に過ごせる。このダブルウォールのテントのインナーをあえて使わずに、フライシートだけを張って中にコットを入れ、フロアレススタイルでソロキャンプをする人もいる。雨露は防ぎつつ、自然をより身近に感じられるスタイルだ。
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ツーリングテントの選び方
ツーリングテントを選ぶときのポイント
ツーリングテントを選ぶときは、以下の3つのポイントを重視しよう。
軽さ&コンパクトさ
道具の搬入から設営、撤収などの負担を少なく抑えることが、成功の第一歩。1人で持ち運ぶことを考えると、荷物はコンパクトに、できるだけ軽くする必要がある。UL(ウルトラライト)という、荷物を極限まで超軽量化するスタイルを目指すなら、1人用でとにかく軽くコンパクトに収まるものを選ぼう。
設置しやすさ
慣れるまでは、テントは1人でも簡単に設置できるものを選ぼう。軽さやコンパクトさも大切だが、1人で設営できないことには始まらない。ワンタッチ式テント、ワンポール式テントなどを選ぶと設営しやすいだろう。また、ポップアップ式は設置しやすいが、風や雨などの悪天候に弱く、撤収にコツがいるため、苦労することがある。撤収方法までチェックした上で選ぶようにしよう。
前室付き
雨よけや荷物置きとしても活用できる前室付きのテントが便利。2~3人用のテントをソロで使えば、急な雨や夜露から荷物を守ることができる。また、雨や風があってもテント内で簡単な調理ができるなど、キャンプの幅も広がる。前室がない場合は、タープを組み合わせることも可能だ。
耐水圧や通気性もチェック
その他にも、「耐水圧」「通気性」「防寒性」などは見落としがちだが、野外で寝泊まりする上ではとても重要なポイントだ。
耐水圧
耐水圧とは、テントに水が侵入してくる度合いを数値化して表現したもの。数値が小さいと水が浸透しやすく、数値が大きくなるにつれ水は浸透しにくくなっていく。
高ければ高いほどいいように思えるが、耐水圧が高いと通気性が悪くなる。テントの外壁となるフライシートの耐水圧は十分高いことが必要だが、テント本体(インナーテント)の耐水圧が高すぎるとテント内が結露しやすくなるため、バランスが大切だ。耐水圧の高いフライシートと、耐水圧は低くても通気性のいいインナーテントの組み合わせのダブルウォールテントなら、急な天候の変化への対応と快適な居住空間の確保が同時に叶えられる。
通気性
通気性は、テント内で快適に過ごすためには欠かせないもの。テント内に人がいる状態で閉め切っていると、かなり湿気が溜まり結露しやすい。また、温度や湿度だけでなく、テント内での一酸化炭素中毒による事故や酸欠になる恐れもある。テントの開口部が広いものや、メッシュになっていて風が通るもの、ベンチレーターがあり常に換気ができるものなど、通気性が高いものが望ましい。
防寒性
野外で眠るのは、思っている以上に冷える。春や秋など、日中の気温が過ごしやすい季節だからと油断していると、夜に寝ていられないほどの冷気に悩まされることもある。フライシートにスカートのついた4シーズン用のテントなら外気の侵入を防げるが、3シーズン用でスカートもなしとなると、冬キャンプはもちろん春先や晩秋でもかなり厳しくなる。
夏しかキャンプをしないと決めているなら通気性重視で選んでもいいが、気温が5度を下回る季節にもキャンプも楽しみたいなら防寒性も意識することをおすすめする。
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コールマン(Coleman)
Coleman(コールマン)
ツーリングドーム/ST
1人用ながら前後どちらにも出入り口があり、使い勝手の良さに定評のあるツーリングテント。ひとりでも設営しやすいポールポケット式で、荷物を置くのに十分な広さの前室を装備。
●サイズ(フライ装着時):約210×265×H100cm
●収納サイズ:直径約19×49cm
●重量:4kg
●耐水圧:約1,500mm(フロア:約1,500mm)
定番なのには理由がある!
コールマンが発売する「ツーリングドーム ST」は、インナーテントが210cm×120cm×100cm(高さ)という大人ひとり、もしくは大人1名と子ども1名での使用に適したサイズ。収納時は直径約19cm×49cmになる。重さは約4.4kg。
フライシートをフルクローズした状態。ドーム型は風の抵抗を低減するため、強風にも強い構造。
バックパックに入れて持ち歩くには少々重いため、登山用というよりはキャンプ用。製品名からも、ツーリング向けに作られたテントだということが分かる。
簡単! 丈夫! 長く使える優等生テント
テントの立てやすさ(組み立てやすさ)は、さすがコールマン。ファミリーキャンパー向けのテントでも「立てやすい」と評判の同社製テントは、このツーリングドーム STでも期待を裏切らない。
インナーテントを広げて、四隅からポールをセットしたら(吊り下げたら)、この時点で自立。その後にフライシートをかけて、前室を確保するためのポールを入れれば完成だ。もちろん、各場所でペグダウンは必要だが、ドーム型なのでペグの数は最小で済む。
ひとりでも設営しやすい、ポールポケット式。過度な力を必要とせず、無理なく設営が可能だ。もちろんひとりでも全然OK!
インナーテントをポールに吊り下げると、その状態で自立する。この状態で、大型シェルターの中に入れて使う“カンガルースタイル”も人気。
慣れれば5分とかからず立てられるこのテント。キャンプ場への到着が日没間近だとしても、設営に時間がかからないから安心だ。設営時間を短縮できる分、自由な旅プランが楽しめる。
出入り簡単! 広々とした前室! 快適に過ごせるしかけが満載!
ツーリングドーム STの出入りは前後、両方から行なえる。ふたりで使ったとしても、相手をまたぐことなく外に出ることが可能。
前室は210mm×105mmと、広めのつくりになっている。タープポールを使ってひさしを上げれば、前室の長さは105mmから150mmへと拡張できるのもグッド。土間スペースとして簡単な調理をしたり、ローチェアを入れてくつろいだりできる(テント中は火気厳禁。また、たとえテント前の空間であっても、火器類の使用には十分注意しよう)。
この前室部はフライシートのサイドを上げることで、レイアウトを変更することが可能。天気が良いときは両サイドを上げて開放的に使っても◎。
もちろん、日差しを遮るために半分だけ下げてもOK。フライシートはUV加工が施されているので、日焼け対策としても安心だ。
フライシート前部右側を巻き上げた状態。片方だけ上げても使い勝手は良好。反対側のサイトとの目隠しとしても。
前室をフルオープンすると開放感は最高潮! 気持ちいい朝などはこのスタイルがおすすめ。
インナーテントにも使いやすいしかけが満載。出入り口は開け閉めしやすいダブルファスナーを採用。テント内で貴重品を無くさないようポケットが付いている。インナーテントはメッシュ加工で通気性十分。テント内が結露することなく快適に過ごすことができる。
左右どちらからでも開け閉めできるダブルファスナー式。夜にトイレに行くとき、暗闇のなかで「どっちだっけ…」と悩むこともない。
貴重品類はインナーテントのポケットに。ポケットもメッシュ仕立てなので、何が入っているかすぐに分かる。
天井にはベンチレーション付き。暑いなどの使用時に重宝する。フルオープンにしても、フライシートがあるので雨が入ったりはしない。
ソロキャンプのための最初のテントとして購入する人も多いコールマン、ツーリングドーム ST。使い勝手の良さとバランスが取れた価格帯は、長らくツーリングテントのベストセラーとなっているのもうなずける。万人におすすめできる、“最高にちょうど良い”テントだ。
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Coleman(コールマン)
ツーリングドームエアー/ST+
裏地に遮光コーティングを施した自立型テント。天井に別売りの電動ファンが装備でき、さらに通気性をアップしてくれる。入ると真っ暗なので、朝の眩しい光に悩まされることなくゆっくり睡眠ができる。
●インナーサイズ(約):210×120×100cm
●本体サイズ(約):265×210×110m
●収納時サイズ(約):直径19×49cm
●重量(約):4.5kg
●耐水圧:フライ/約3,000mm(寝室)、約1,500mm(フロア)
●定員:1~2人用
遮光性に優れたダークルームテクノロジーのフライシートに、通気性のいいワイドエアメッシュを採用。大きな開口部のトップベンチレーションがスムーズな換気を促進し、快適なテント環境を演出してくれる。別売りの電動ファンとセットで使用すれば、スピード冷却も可能に。
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スノーピーク(Snow Peak)
snow peak(スノーピーク)
ヘキサイーズ1
一人の時間を贅沢に過ごす、ソロキャンパーのためのソロテント。キッチン・リビングとして十分な前室スペースと、ゆとりある屋内空間を備える。収納サイズを小さく抑え、コンパクトカーやバイクでも楽に持ち運べる。
●設営サイズ(約):325×490×H210cm
●収納サイズ:62×19×23cm
●重量:5.2kg
●素材:【フレーム】A6061、【フライ】21 0Dポリエステルオックス、【インナー】68Dポリエステルタフタ、【フロア】2 10Dポリエステルオックス
●対応人数:1人用
変形六角形タープにインナーテントを吊るすことでキッチンやリビングに必要十分な前室スペースを確保しており、ワイルド気分で過ごしたいソロキャンパー向き。
タープの後部2辺を地面まで下ろすと雨よけの役割を果たす後室ができるので、気になる雨対策は万全だ。フライ(タープ)は同社自慢のシールド加工を施しているため、真夏の暑さにしっかり対応する。
インナーテントは後方のポールで高さが保たれ、1人で過ごすのに十分なスペースを確保でる。フルパネルとフルメッシュに切り替えられるため、さまざまな天候に対応可能。
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snow peak(スノーピーク)
ミニッツドーム Pro.air 1
軽さと高い居住性にこだわったドームテント。フロントポールを出入り口の上に通し、広い前室を確保している。両サイドに大きいベンチレーションがあり、夏場も快適。
●重量:2950g
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モンベル(mont-bell)
mont-bell(モンベル)
ムーンライト テント2
約40年ぶりにモデルチェンジした注目のドームテント。従来品より広さも強度も格段にアップした。生地が薄く、保水しにくいので悪天候でも本体が重くならない。フライシートは難燃加工が施され、火の粉で穴が開きにくい。
●重量:2390g
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mont-bell(モンベル)
クロノスドーム2
ポールを直角に交差させる独自の仕組みを採用し、広々とした居住空間を実現している2人用テント。テント内の通気性がよいため、登山やトレッキング、ツーリングのテントとしてもおすすめ。春~秋の3シーズンに対応。
●設営サイズ(約):230×130×H105cm
●収納サイズ:17×35cm+ポール直径6×44cm
●重量:2.44kg
●素材:【本体】68デニール・ポリエステル・リップストップ、【フロア】70デニール・ナイロン・タフタ、【レインフライ】68デニール・ポリエステル・リップストップ、【ポール】アルミニウム合金
●対応人数:2人用
広い居住空間をもつ3シーズン対応のテント。入口とベンチレーションはメッシュ素材と本体生地の二重構造となっており、メッシュ地のみにすると室内の換気が簡単に行える。本体入口はジッパーで大きく開閉できるので出入りもしやすい。
ショックコードでポールとソケットが一体となっているので素早い設営・撤収が可能。テントの生地には難燃加工が施されており、生地に火の粉が当たっても燃え広がりにくいため、安心だ。
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オガワ(ogawa)
ogawa(オガワ)
ステイシーST-Ⅱ
ソロキャンプや2人キャンプ向きの前室付きテント。130cmもの高さがある広い前室には正面と両サイドに出入り口があり、開放感抜群。
●サイズ:フライ装着時/230×300×H130cm、インナーテント/220×150×H120cm
●収納サイズ:52×19×19cm(フレーム折り寸40cm)
●総重量:3.9kg(付属品除く)
●素材:【フライ】ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)、【インナーテント】ポリエステル75d、【グランドシート】ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)、【ポール】7001 アルミ合金(直径9mm、直径10.3mm、直径9.5mm)
●対応人数:2~3人
ひとりでゆったり過ごしたいソロキャンパーからの絶大な人気を誇る2~3人用テント。そのヒミツは、収納時のコンパクトさからは想像できないほど広く、居住性、使い勝手の良い前室だ。
前室の奥行きは110cmもあり、フライ全閉時でもテント内換気がスムーズなビッグサイズのベンチレーターを装備している。
サイドドアのジッパースライダーにゴム紐が付いていて、上へジッパーを引くと、ドアの裾が追従する仕組み。日本ブランドならではの気づかい満点な作りが印象的だ。
収納ケースには圧縮ストラップ付き。雨で濡れたあとはゆったりと収納し、バックパッキング時にはギュッと絞り込んでコンパクトにすることができる。
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ogawa (オガワ) / ステイシーST-Ⅱ
タラスブルバ(TARAS BOULBA)
TARAS BOULBA(タラスブルバ)
ツーリングテント ALRP
ポリエステルリップストップ生地を使用した、ツーリングにおすすめな軽量テント。収納サイズはオートバイのリアキャリアに積載しやすい幅55cmなのも気が利いている。ツーリング用だが、フロアサイズは2人でも使用できる広さがある。
●設営サイズ(約):250×210×H90cm
●収納サイズ:18×55cm
●重量:2.6kg
●素材:【フレーム】アルミニウム合金、【フライ】ポリエステル、【インナー】ポリエステル、【フロア】ポリエステル
●対応人数:2人用
魚座型フレームで上部空間が広く、圧迫感を感じにくい。インナーテントはフロア以外オールメッシュで通気性は申し分なし。生地に採用されているポリエステルリップストップ生地は、軽量で引き裂き強度の高い素材。耐水圧3000mmで、急な雨にも安心。
前後に荷物置き用のスペースを確保しているので、フルクローズ時もインナーテント内を広く使うことができる。後室からの出入りも可能で、2人利用時はもちろん、荷物の出し入れが楽にできるようになっている。
フライシートはバックルで固定する仕様。テント足元のテープやポールにはブルーを使用し、アクセントになっている。
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TARAS BOULBA (タラスブルバ) / ツーリングテント ALRP
ワークマン
ワークマン
ミシックツーリングテント AG
ツーリング用にコンパクトに収納できるテント。インナーテントのメッシュ部分には防虫加工、フライシートには燃えにくい防融加工と耐久撥水加工が施されている。
●使用時サイズ:約(210+60)×124×114cm
●インナーサイズ:約210×124×104cm
●収納サイズ:直径約17×42cm
●重量:約2.4kg
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Azarxis
Azarxis
ツーリングテント ソロテント
ダブルウォール構造で夏も冬も使いやすい。前後にある出入り口はフルクローズにもメッシュにもでき、前室のファスナーを開けるとキャノピーにもなる。また、スカートが付いており冬の冷気をシャットアウトするなど、四季を通じて大活躍するテント。これからキャンプデビューする初心者にもおすすめ。
●使用時サイズ:奥行210×幅(前室60+室内150+後室60)×高さ115cm
●収納時サイズ:幅46×直径16cm
●重量:2.6kg
長野県在住の3児の母。アウトドア料理やDIYが好き。
グループキャンプやファミリーキャンプをしつつ、最近はソロキャンプにもハマっています。
近所にキャンプ場は豊富なので、思いついたアイディアをすぐ実践し試行錯誤を楽しんでいます。
スカート付きで冬の冷気をシャットアウト
Azarxisのテントはスカートがついているため、冬の冷気をシャットアウトすることができる。テントと地面の隙間を埋める布がスカート。ただのひらひらした布だが、これが冬の冷気防御に絶大な効果を発揮する。
夏はスカートを収納することで風通しがよくなり、涼しく過ごすことができる。
夏は涼しく、冬は暖かいダブルウォール構造
低価格テントにありがちなシングルウォールではなく、インナーテントとフライシートのダブルウォール構造になっている。そのため、インナーテントとフライシートの2枚のシートの間に空気の層ができ、断熱効果を生む。
真夏は炎天下の熱気を和らげ、冬はテント内が結露でビショビショになるのも防いでくれる。また、前後にある出入り口はフルクローズにも、メッシュにすることも可能。前後メッシュにすることで、夏は大変風通し良く快適だ。
広い前室と後室で荷物も安心
フライシートとテント本体の間に空間がある設計で、前後2か所に空間がある。この空間を「前室」または「後室」と呼び、脱いだ靴や荷物の置き場として利用することができる。
雨や夜露にさらすと困るけど、テント内では邪魔になるものをここへ置く、という使い方ができて便利。前室は台形の形になっており、奥行きが60センチメートルと結構広い。
後室は三角形で、前室よりは少し狭くなる。しかし、前後合わせれば十分広い面積が取れるため、荷物を置くスペースに困ることはない。
キャノピーで雨の日も快適
前室のファスナーを開けるとキャノピーになるのも嬉しいポイント。
キャノピーとは、テント出入り口にあるひさし部分のこと。日差しを遮ったり、雨よけになったりするなど、タープ代わりになる。ちょっとしたリラックスには最適で、居間としても利用できる。
初心者でもできる!組み立ても簡単
とてもシンプルな構造なので、キャンプ初心者でも一人で組み立てられる。
組み立て方法はとっても簡単。まず、付属のポール2本をクロス状にしてテントへ通していく。
ポールの先端部分を、テントの4隅にあるハトメに差し込んでいく。差し込み終えると、テントは自立する。
自立状態になったら、グランドシートとも位置合わせをしつつ設営場所を確定させる。そして、テントの4隅にペグを打ち、固定。ここまでで、すでにテントの形ができあがっているという簡単さ。
次はフライシートをかぶせていく。
フライシートをかぶせる。ファスナーが2つある方が前面になり、1つが後面なのでわかりやすい。
フライシートの4隅と、本体の4隅を固定していく。
フライシートから紐が垂れているので結び付ける。
最後にガイロープを張って、完成だ。
付属のペグは柔らかい地面用と割り切る
一点、注意点がある。付属のペグは、軽量な18cmのアルミ製ペグ。素材が柔らかいため、固い地面で無理をすると曲がってしまう。その場合はより強靭な鍛造ペグにするなど、別のものを使おう。芝生など柔らかい地面なら全く問題ない。
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フィールドア(FIELDOOR)
FIELDOOR(フィールドア)
フィールドキャンプドーム100
ソロキャンプやツーリングキャンプにオススメな1人用ドームテント。テント収納時のサイズは約18×44cmというコンパクトサイズ。インナーテントは吊り下げタイプなので、組み立ても簡単。
●設営サイズ(約):210×105×H110cm
●収納サイズ:18×44cm
●重量:2.2kg
●素材:【フレーム】A7075系超々ジュラルミン、【フライ】【インナー】ともに68Dポリエステル、【フロア】210Dポリエステル
●対応人数:1人用
シンプルなクロスフレーム構造で、ビギナーでもひとりで簡単に設営できるソロ用テント。フライシートには遮熱効果のあるシルバーコーティングを施しており、夏の日差しを考慮した作りとなっている。軽くてしっかり決まるアルミ製の自在金具、大きく開くD型ドアなどこだわり機能を搭載している。別売りのポールを使用してキャノピーとして使うことも可能。
収納時はコンパクトになるので、バイクの積載やソロキャンプ時のザックの中に入れて持ち運ぶこともできる。荷物の大きさを抑えたいソロキャンプに最適なアイテムだ。
フライシートの両サイドにベンチレーションが搭載されているので、テントを閉めた状態で空気の換気ができる。
ポールは軽量でアルミ合金の中で最も強度のある超々ジュラルミン(A7075)を採用している。
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FIELDOOR (フィールドア) / フィールドキャンプドーム100
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
ストームブレーク1
アウトドアの人気ブランドとして高い知名度を誇る「THE NORTH FACE」が、アウトドア初心者でも手軽に使える入門用テントとして開発したダブルウォールの1人用エントリーモデル。ツーリングや登山、野外フェスなどに向いている。使い勝手が良く、耐風性に優れているのが魅力。
2014年から約5年かけて103ヶ国旅した旅女子!現在もフルリモートで旅行業界およびメディアで働かせていただきながら旅を継続しています。趣味はスキー・キャンプ・山登りなどのアウトドアをはじめスポーツ観戦、美術鑑賞など幅広いですが基本的には国内外問わず自然が豊かなところへ足を運ぶことが多いです。「アウトドア」をより多くの方々に楽しんでいただける様ジャンルに偏らない様々な情報を配信しています。
重量はわずか1.4kg!アクティブな”おひとりさま”に最適
せっかくソロテントを購入するなら、なるべく軽量で持ち運びに便利なタイプを購入したい。「ストームブレーク1」の重さは1.4kgで、女性でもラクに持ち運ぶことが出来るのが特徴。公共交通機関を利用してソロキャンプに出かける、もしくはツーリングや登山を1泊以上で楽しむのであれば、少しでも荷物を軽くして快適に過ごすのが理想だ。
メッシュウォールを4面に採用しているから夏のアウトドアも快適
インナー部分の素材には通気性を最大限に確保したメッシュ生地を使用しているため、換気性能に優れ、不快な湿気や虫の侵入を防ぐことが可能。
また、フライシートには網目からの漏水を防ぐためのシームシーリング加工がしっかりと施されているため、雨漏りの心配もない。
所要時間はわずか10分!気になる設営方法とコツを紹介
ストームブレーク1の設営はとても簡単で、慣れてくると約10分ほどの所要時間で完成させることが出来る。ここでは、気になる設営方法とコツを紹介しよう。
まず、設営する場所を決めて、インナーテントを広げる。
アウトドアを快適に楽しむために欠かせない要素と言えるのが、安全で居心地の良いロケーション選び。キャンプ場や野外フェスでは設営に適した環境が整っている場合が多いが、山岳地帯や水辺では地面がデコボコしていたり風が強いなど環境条件が不安定なことがあるため、なるべく水はけが良く平坦な場所を選ぶことを心がけよう。
低地や川岸では雨天の浸水被害が想定されるので、状況に応じて適したロケーションを選択することが大切だ。また、インナーテントを広げる際は、傷と湿気を防ぐためにグランドシートを敷くのがオススメ。
付属のポールを組み立てたら、それぞれの先端をインナーテントのグロメット(四方に位置する丸い穴)に差し込んで中心部を交差させる。
フレーム部分が完成したら、ポールがクロスしている部分を押さえ、インナーテントのフックをポールに引っ掛ける。
この時、ポールがクロスしている部分を押さえながら作業を進めるとスムーズだ。
フライシートを被せて、インナーテントの四方に固定する。フライシートを被せる際は、フライシートとインナーテントのグロメットを重ねて固定する。
この時、テントの張り具合を調節するベルトの色がインナー部分のペグループと一致していることを確認しよう。
最後に、付属のペグを地面に打ち込んでボトムをしっかりと固定する。インナーテントとフライシートを地面に固定すれば完成だ(風が強い日はインナーテントを広げた段階で地面に固定しておくと作業しやすい)。
ペグはテントの反対側に約60度の角度に倒して、ロープと直角になることを意識してしっかりと打ち込むと抜けにくくなる。
ストームブレーク1に付属しているペグは、重く固定力がある一方で、ビーチのような柔らかい地面にはあまり向いていないため、テントを設営する環境に合わせて使用するペグを変えるのも良いだろう。
▼参考記事
軽量で耐久性に優れた入門用ソロテント!THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)「ストームブレーク1」
アライテント
アライテント
トレックライズ2DXフライ仕様
軽量かつコンパクトで、3本の付属ポールをスリーブに通すだけで簡単に組み立てられる。前室が広く、立体的に広い空間を作り出すことができる。登山用のテントだが、キャンプツーリングなどの荷物を最小限に抑えたい場面でも活躍する。フライ仕様ではない通常のトレックライズともに、0~2までのサイズがラインナップ。
●設営時サイズ:間口210cm×奥行150cm×高さ110cm(前室張出70cm)
休日にカメラを持って、ツーリングやソロキャンプ・登山を行う会社員アウトドアライター。就職時に島根県へ配属となり、山陰の美しい自然を満喫しています。国内旅行やキャンプツーリングで訪れたスポットを日記形式でブログに残しています。2023年は大型バイクを購入したため、キャンプツーリングに力を入れていきます!
愛用者が語る「トレックライズ」の魅力
筆者がテントを購入する際に最も重視しているのは、テントの広さや室内機能といった“居住性”。ただ、居住性が高いテントは設営・撤収に時間がかかったり、重量があって持ち運びが大変だったりする。
そこで、居住性の高さとコンパクトさを兼ね備えた、アライテントの「トレックライズ2DXフライ仕様」を紹介。元々登山用のテントだが、キャンプツーリングなどの荷物を最小限に抑えたい場面でも活躍する。
軽量かつコンパクト
アライテントの「トレックライズ2DXフライ仕様」の重量は、テントとフライシートを合わせて1990gとかなり軽量。
さらに、アライテントは本来登山での使用が想定されているため、バックパックでも持ち運びが可能なほどコンパクトに収納できるつくりになっている。このように、軽量かつコンパクトで、キャンプツーリングなどでも活躍するテントなのだ。
キャンプツーリングでは登山ほど重量に敏感になる必要はないが、キャンプサイトにバイクを横付けできないときなどは荷物をサイトまで持ち運ばなくてはならない。したがって、軽くて小さいテントほど負担が軽減されておすすめだ。
前室が広い
アライテントの「トレックライズ2DXフライ仕様」は、テント本体から70cm張り出された前室がある。さらに、その前室は高さもテント本体と同じくらいあるため、立体的に広い空間を作り出すことが可能。
前室にテーブルなどのキャンプ道具を置いても、スペースには余裕があるほど。お座敷スタイルを作れば、前室でもゆったり過ごせそうだ。雨天時のキャンプなど、テント内でしか過ごせないような状況であっても、広い前室を使えば快適にキャンプができる。
設営が簡単
アライテントの「トレックライズ2DXフライ仕様」は、設営が簡単なのも特徴のひとつ。3本の付属ポールをスリーブに通すだけの構造となっているので、誰でも簡単に組み立てが可能。
設営や撤収が簡単にできれば、キャンプをストレスなく楽しむことができる。この特徴は、キャンプ自体のハードルを下げてくれるので、初心者の方へ特におすすめしたいポイント。
「トレックライズ2DXフライ仕様」は、軽量でコンパクト・居住性の高さ・設営の簡単さなど、重視したいすべての項目を高く評価できる。どのような環境でも活躍してくれる優秀なテントだ。