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軽量アウトドアチェアの選び方
重量は約0.7~1kgを基準に選ぶ
一般的なコンパクトチェアの重量は、約1~2kgといわれている。携行性を重視するなら、約0.7~1kgのチェアを選ぼう。
中には約0.5kg前後のモデルもあるが、座面が小さかったり脚が細かったりと、座り心地や耐久性が犠牲になっているケースがみられる。
携行性と座り心地のバランスが取れているのが、約0.7~1kgのモデルだ。
耐荷重は自分の体重+10kg以上が目安
耐荷重は、自分の体重+10kg以上を目安にしよう。一般的なアウトドアチェアの耐荷重は約80~100kgだが、コンパクトチェアは軽量な代わりに、耐荷重が低い傾向にある。
耐荷重よりも大きい力が加わると、フレームの破損や、それによる転倒などのおそれがある。
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BE-PAL編集部員が使ってわかったおすすめ軽量チェア
NEMO(ニーモ)
ムーンライト リクライニングチェア
軽量コンパクトながら耐荷重136kgという堅牢性と、調節幅は小さいもののリクライニングする画期的なモデル。風通しの良いメッシュシート全面に縫い目がなく、座る人の体型にジャストフィットする。
●使用時サイズ:幅49×奥行53×高さ64cm
●座面高:27cm
●収納サイズ:幅10×奥行10×高さ35cm
●重量:830g
●耐荷重:136kg
ムーンライト リクライニングチェアの特徴
座りながら角度調整
両サイドにあるストラップの長さを調節すると、背もたれの角度が変えられる新機構を搭載。
パーツ接続が確認しやすい
球状先端部を独自のソケットに装着。体の動きに合わせてソケットが動くので圧迫感が少ない。
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大注目のアウトドアチェアをBE-PAL編集部が座って検証!
ogawa(オガワ)
グラムチェア
座面もしっかりしていて耐荷重も100kgと性能十分。
●使用時サイズ:幅48×奥行52×高さ64cm
●収納サイズ:幅40×奥行10×高さ10cm
●重量:約640g
●耐荷重:100kg
「軽量コンパクトなのが気に入りました。それでいて座り心地もいい」(編集部・町田)
片手でひょいと持てる640g。
このサイズなら電車やバスでも持ち運べる。
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大注目の新作アウトドアチェア7種を座り比べ!BE-PAL編集部員のマイベストは?
達人が徹底検証!シーンや目的にあわせて使う軽量チェア
Helinox(ヘリノックス)
チェアゼロ ハイバック
シートやポールなど徹底的に軽量化を図り、ペットボトル1本分、という軽さを極めたチェアゼロのハイバックモデル。
●使用時サイズ:幅49×奥行47×高さ83cm
●座面高:28cm
●収納サイズ:幅12×奥行12×高さ40cm
●重量:655g
●耐荷重:120kg
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Helinox (ヘリノックス) / チェアゼロ ハイバック
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キャンプギアを達人が徹底検証 !シーンや目的に合わせて使うアウトドアチェア12
キャンプや庭BBQにおすすめの軽量チェア
Helinox(ヘリノックス)
タクティカルチェア
家仕様にデザインされたコンフォートチェアのミリタリーライン。室内外問わず使える素材感が◎。両脇にポケットを付属し、携帯電話などの小物入れに最適。
●使用時サイズ:幅53cm×奥行52cm×高さ67cm
●座面高:34cm
●収納サイズ:幅35cm×高さ14cm
●重量:910g
●耐荷重:145kg
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まだまだある!おすすめの軽量アウトドアチェア3選
Helinox(ヘリノックス)
チェアワン
ヘリノックスのフラッグシップモデルであるチェアワンは、このタイプのチェアの草分けとして絶対的な地位を築いた逸品。デザイン性・機能性・携帯性など、そのどれもがハイレベルなチェアだ。
●使用時サイズ:幅52cm×奥行50cm×高さ66cm
●座面高:35cm
●収納サイズ:幅35cm×奥行10cm×高さ12cm
●重量:890g
●耐荷重:145kg
キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。
ヘリノックスは韓国の「DAC社」が2009年に立ち上げた、世界的なアウトドア用品ブランド。そしてそのDAC社は、軽量かつ高強度なテントポールなどを製造する企業だ。
ヘリノックスのフラッグシップモデルであるチェアワンは、このタイプのチェアの草分けとして絶対的な地位を築いた逸品。デザイン性・機能性・携帯性など、そのどれもがハイレベルなチェア。
超軽量・高強度なアルミ合金製のフレーム
チェアワンの素晴らしさは、なんといってもこのフレーム。素材は「TH72M」という、DAC社オリジナルのアルミ合金だ。
フレーム単体の重量は約580gと軽く、直径は1.4cmと細身。それでいて耐荷重は145kgに設定されている。
きわめてすぐれた強度を持ちながら、よくしなることも特徴。シートに腰を下ろすと、体を包み込むようにサポートしてくれる。
厚手で丈夫なシートは座り心地も良好
シートには厚手の生地が使用されており、いかにも耐久性がありそうな質感。組み立て時にフレームを挿入する部分は、とくに丈夫に作られている。
背中と腰の部分にはメッシュ素材を採用し、体とシートとの間に蒸れをためこまない仕様。メッシュ自体に伸縮性があり、背中への当たりがソフト。
フレームの性能の良さと相まって、座り心地はかなり良好。座面が広めで、ある程度体が大きい人でもゆったり座れる。
ケースは水濡れに強い素材を使用
ケースの素材は、薄手ながら破れに強いリップストップ生地。コーティングがほどこされており、水を通さない仕様だ。
ケースのサイズは少々タイトな作り。上手に収納しなければジッパーがなかなか閉まらず、慣れるまでは少し戸惑うかもしれない。
そしてケースの内側には、組み立ての手順がイラストつきで記載されている。それを見ながら進めれば、誰もが迷わず組み立てられるだろう。
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今話題ワークマン「コンパクトローチェア」と大定番ヘリノックス「チェアワン」を一挙にレビュー
PONCOTAN
PONCOTANチェア ロータイプ
軽量でコンパクト、デザイン性が高いだけでなく、迷うことなく設営を行なうことができる優れもの。
●使用時サイズ:幅55×奥行50×高さ65cm
●収納サイズ:幅35cm×奥行11cm×高さ11cm
●重量:900g
●耐荷重:120kg
静岡県在住。ソロキャンプやブッシュクラフトが中心のキャンプライター。海・山・川沿いでキャンプができる場所を見つけてはテントを張り、家庭菜園で育てた野菜とともにバジルを使った焚火料理を楽しんでいる。まさに、自然が最高の遊び場!これまでの経験を生かし多くの方にキャンプと自然の良さをお伝えできればと思っている。
軽量でコンパクト、デザイン性が高いだけでなく、迷うことなく設営を行なうことができる優れたチェア。
収納袋が小物入れになるというアイデアも取り入れられている。
収納しやすいサイズ感
まず特徴的なのは、その収納サイズ。
縦35cm、横11cmというサイズ感は車やバイク、自転車など様々な移動手段において、荷台を占領しないコンパクトさ。
コンテナはもちろん、ザックにも収納しやすく、自宅での保管も省スペースで済むのは非常に魅力的だ。
重量はわずか900gと軽量
ポンコタンチェアは片手で持てるほど軽量。その重量は、なんとわずか900g。
設営後も移動がしやすく、お気に入りの場所でゆったりした時間を過ごすことができる。
収納袋が活用できる
付属されているカラビナを使用してチェアに収納袋を取り付ければ、収納袋が小物を入れるチェア付属の収納ケースに早変わり。
スマホや財布、ウェットティッシュなどのちょっとした小物をさっとしまうことができ、テーブルの上が散らかるなんてことも少なくなる。
地面に埋まりにくいストッパー付き
キャンプシーンのチェア利用では、砂利や土だと脚が地面にくいこみ、安定性が奪われてしまうことがある。
しかし、このポンコタンチェアにはストッパーが付いているため、くいこみを軽減してくれる。
場所を問わず安定感のある使用ができるチェアだ。
お尻を包み込むようなフィット感
ポンコタンチェアはお尻全体を包み込んでくれるような、安定した座り心地を得られる。
長時間座っていても疲れにくく、ゆったりとした時間を過ごすことができる。
チェアの高さはローテーブル使用時にぴったりなので、ローテーブルとの併用をおすすめする。
▼参考記事
キャンプチェアの理想形!コンパクトで軽量、そしてオシャレな「ポンコタンチェア」を徹底レビュー
CRAZY CREEK(クレイジークリーク)
オリジナルチェア
座椅子に近いローチェア。使わないときは折りたためるので、どこにでも持ち運びやすくなっている。
●使用時サイズ:幅82cm×奥行39cm
●収納サイズ:幅42cm×奥行24cm×高さ6cm
●重量:745g
厚さ1.25cmのフォームが入っており、持ち運びやすさと座り心地のよさを両立している。
クッションと異なり背もたれが付いているので、近くに座るところがない場所でもサッと広げればすぐに椅子を用意できる。背もたれの角度はベルトで調節が可能。
カーボンファイバーの補強材が入ってるので、座っても型崩れの心配はない。
ベルトを外して平らに広げれば、マットとしても使える。