西オーストラリアの先住民族アボリジニの部族が名付けたトレイルを歩く
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    2017.10.13

    西オーストラリアの先住民族アボリジニの部族が名付けたトレイルを歩く

    アパラチアントレイル最終章 ビルマラントラックの旅 vol.01

    今回は、アパラチアントレイルをテーマにした最終章として、オーストラリアのトラック(トレイル)へ歩きに行きます。その名も、「ビルマラントラック」。西オーストラリアの先住民族アボリジニの部族の名前がつけられた道のりだそうです。

    ↑バルマラントラックの図

    オセアニア地区では、トレイルのことを「トラック」と呼んでいます。
    今回僕が歩く方法は、アメリカなら「スルーハイク」ですが、オーストラリアでは、「END to END」と呼ぶそうです。

    思わず、スルーハイクと呼んでしまいそうなんですが、ここは現地の言葉に合わせていこうと思います。ビルマラントラックは、西オーストラリア、パースの郊外から、アルバーニまでの約1,000kmの道のり。トラックは、アボリジニの夢の虹の蛇であるワルガルを象徴する黄色の三角マークでルートが表示されています。

    「トラックは唯一歩行者のためのものである」と書かれています。シビレル言葉ですね! これだけでグッときます。

    ↑スタート地点のカラマンダはこのような道のりです。

    また、背景にあるストーリーにもグッときました。

    1979年10月、西オーストラリア州の150執念記念式典の一環としてトラックは作られたそうです。パース近郊に住む若者が1987年にアパラチアン・トレイルを歩き、その後ビバルマントラックを歩いて大きな衝撃を受けたとか。

    「この道は、歩くための道ではない」

    彼は、管理団体に対して、アパラチアン・トレイルをモデルにトラックは作られるべきだと提案し、トラックの変更案を作ったそうです。当時、長距離遊歩道の知識がないままにルートを作成した管理団体は、彼のプランを受け入れてトラックを再構築。再構築当初は予算もなく、法務省の支援で囚人2名によるシェルター(山小屋)建設から始まりました。やがて、地元企業のスポンサーなども獲得し、新たなトラック構想は、1999年に全線でオープンしたそうです。

    ↑バルマラントラックのマーク

    こんな物語があったのですね。ルートも多様な動植物が生息し、森から手つかずの海岸線へ続きます。ビバルマントラックのホームページを見ると、野生のカンガルーもいるようですし、アメリカとも野生動物の危険が違うようです。

    出発は、ワイルドフラワーが咲き誇る9月2日。あまり情報がない西オーストラリアには、どんな景色が広がっているのでしょうね!

    今からワクワクします。

    ↑目指すは南のターミナルがあるアルバーニです。

    つづく。

     プロフィール

     

     

     

    【Profile】斉藤正史 

    山形県在住
    LONG TRAIL HIKER
    NPO法人山形ロングトレイル理事
    トレイルカルチャー普及のため国内外のトレイルを歩き、山形にトレイルを作る活動を行う。

    ブログ http://longtrailhikermasa.blog.fc2.com/
    山形ロングトレイル https://www.facebook.com/yamagatalongtrail

     

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