キャンプでの羽釜のすすめ。使い方やおすすめの商品を9個紹介
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    調理器具・食器

    2024.04.26

    キャンプでの羽釜のすすめ。使い方やおすすめの商品を9個紹介

    キャンプでの羽釜のすすめ。使い方やおすすめの商品を9個紹介
    キャンプ飯を究めると、羽釜が欲しくなる人も多いのではないでしょうか。キャンプで羽釜を使うメリットやご飯の炊き方、おすすめの商品を9個紹介します。一度羽釜で炊いたご飯の味を知ると、やみつきになるかもしれません。

    羽釜とは?キャンプで使うメリットも

    まずは羽釜の特徴をおさらいしましょう。併せて、キャンプで使うメリットも解説します。

    かまどにはめて炊飯ができる釜

    羽釜とは、かまどにセットして、ご飯を炊いたりお湯を沸かしたりする伝統的な炊飯道具です。通常の釜との違いは、かまどにはめるためのつばが付いていることです。

    つばが羽に似ていることから、羽釜と呼ばれるようになりました。羽釜が登場したのは江戸時代に入ってからですが、釜自体は古墳時代から使われていたといわれています。

    羽釜の羽はもともと、釜を固定するために付けられたものでした。しかし、羽が釜の熱を内部に閉じ込め、高い火力で炊飯する役割も担い、おいしいご飯を炊く手助けもしています。

    キャンプで使えばご飯が忘れられない味に

    キャンプで羽釜を使うメリットは、鍋や飯ごうよりもおいしくご飯を炊けることです。

    多くの羽釜は、アルミや鉄でできています。金属は熱伝導率が高いため、短時間で釜全体に熱を行き渡らせ、素早く炊飯ができます。炊きムラが出にくく、全体がシャキッとした味わいに仕上がるのが特徴です。

    また、羽釜には土鍋製のものも見られます。土鍋製の羽釜は、熱伝導率が低いため炊きムラが起こりやすい一方で、うま味が出やすく、おこげを楽しみたい人にも向いています。

    羽釜で炊いたご飯の味を忘れられず、普段使いをしたくなるかもしれません。

    羽釜の使い方

    羽釜でおいしいご飯を炊くための手順と、手入れの仕方を解説します。使用後にきちんとメンテナンスをすれば、長く使えるでしょう。

    羽釜でご飯を炊く手順

    羽釜でご飯を炊く手順は、飯ごうで炊く手順とおおむね変わりません。具体的には、以下の通りです。

    1. 米と水を入れる
    2. 強火で沸騰させる
    3. 沸騰したら弱火で10分程度加熱する
    4. 火を止めて10分程度蒸らす

    より味わい深さを出したい場合は、米を洗った後に20分程度水に浸けるとよいでしょう。水分が米の中心部まで行き渡るため、粘り強く、ふっくらとしたご飯に仕上がります。

    水の量は、米の量の約1.2倍を目安にしましょう。羽釜のモデルによってちょうどよい炊き加減は異なるので、使ううちにコツがつかめてくるはずです。

    羽釜の手入れの仕方

    せっかく買った羽釜を長く使うためにも、しっかりとメンテナンスをするのが重要です。使い終わったら、柔らかいスポンジで内部の油汚れをよく落としましょう。

    金属製の羽釜はさびる可能性があるため、洗った後にしっかりと水分を拭き取るのがポイントです。保管するときは、風通しのよい場所に置きましょう。

    しばらく使わない場合でも、半年に一度くらいは水を入れて煮沸させれば、劣化を遅らせられます。

    アウトドアメーカーのおすすめ羽釜

    キャンプギアを展開しているアウトドアメーカーが販売する、おすすめの羽釜を紹介します。キャンパーのニーズをよく理解しているアウトドアメーカーが製作しているため、キャンプで便利に使えるでしょう。

    ユニフレーム「キャンプ羽釜」

    アウトドアメーカーが販売する、数少ない羽釜の一つです。3合用と5合用の2種類が販売されています。

    すり鉢形状を採用しており、熱の対流を促し、ふっくらとしたおいしいご飯が炊き上がります。さらに、蓄熱性に優れたアルミ鋳造なので熱が均一に伝わりやすく、理想の食感を実現しました。

    重いステンレス製のふたによって適度な圧力が加わり、ご飯をより一層おいしくします。内側には水量の目安が付いているため、使いやすさも抜群です。

    3合用の羽釜と別売りの『ネイチャーストーブ ラージ』とを組み合わせれば、熱効率が高まり、野外での食事がワンランクアップします。3合用は約1.35kg、5合用は約1.75kgの重さで、持ち運びも容易です。

    • 商品名:ユニフレーム「キャンプ羽釜」
    • 公式サイト:商品はこちら

    ユニフレーム
    キャンプ羽釜

    サイズ:約φ206×150(高さ)mm(内径φ149mm) 重量:1.35kg 適正炊飯量:3合


    ロゴス「ひとり羽釜土鍋」

    1合炊き用の羽釜で、ソロキャンプにおすすめです。底の丸みが対流を生み出し、米を均一にふっくらと炊き上げます。

    専用アタッチメントが付属しており、単体だけでなく、さまざまなコンロと安定して接続可能です。吹きこぼれを防ぐ厚手の木ぶたはロゴマーク入りで、デザイン性も抜群です。

    約0.705kgと軽量なため、持ち運びしやすいでしょう。炊き込みご飯などのオリジナルレシピを試しながら、自然の中での食事を存分に味わえます。

    ロゴス
    ひとり羽釜土鍋

    重量:(約)110g 容量:(約)255ml サイズ:(約)直径10×高さ5cm


    扱いやすい金属製のおすすめ羽釜

    鉄や銅などの金属でできた、おすすめの羽釜を紹介します。金属製は丈夫で扱いやすいため、キャンプに向いている素材です。

    ウルシヤマ「謹製 釜炊き三昧」

    ガスコンロ対応で、家庭での使用にも適した羽釜です。ウルシヤマの製品は、成形から塗装・組み立てに至るまで全工程を自社で行っており、純日本製の高品質が売りです。

    職人が手作業で丁寧に作り上げた特製釜は、熟練の技が光ります。特製の圧力ぶたにより、ご飯を均一にふっくらと炊き上げられる点も、優れているポイントです。

    付属のかまどは、熱を効率よく釜全体に行き渡らせるため、屋外でも家庭のガスコンロと同様の効果を期待できるでしょう。吹きこぼれ受けもあり、使用後の手入れも簡単です。

    • 商品名:ウルシヤマ「謹製 釜炊き三昧」
    • 公式サイト:商品はこちら

    ウルシヤマ
    謹製 釜炊き三昧

    【3号炊き】かまどサイズ:A φ240×C 66mm かまど重量:180g


    岩鋳「ごはん鍋 3合炊(木蓋付)」

    心地よいキャンプの夜を彩る、盛岡の南部鉄で作られた羽釜です。3合炊きなので、複数人でのキャンプにも対応できます。

    ふたは本場の秋田杉製で、開けた瞬間にご飯と木の香りが広がるでしょう。熱伝導率の高い鉄でできているため、ご飯をふっくらとおいしく炊き上げるだけでなく、パリッとしたおこげも楽しめます。

    IH・ガス火どちらにも対応し、キャンプに限らず家庭でも活躍します。内面のホーロー加工は手入れを容易にし、長く使うのに役立つでしょう。

    重量は約2.8kgと、重すぎないのもポイントです。キャンプでの食事時間を、この羽釜で一層特別なものに変えましょう。

    • 商品名:岩鋳「ごはん鍋 3合炊(木蓋付)」
    • 公式サイト:商品はこちら

    岩鋳
    ごはん鍋 3合炊(木蓋付)

    サイズ(cm):28×22×(H)17 内径:18cm 深さ:11cm


    池永鉄工「1CHI TETSUGAMA」

    家庭でもアウトドアでも活躍する羽釜です。IH・じか火・200Vの電磁調理器に対応しており、どこでも使えるフットワークの軽さが魅力です。

    強火での調理にも耐える丈夫さで、おいしいご飯を炊き上げられます。サイズは約2合分と、少人数でのキャンプにおすすめです。

    本体は南部鉄製で、杉製の木ぶたが付属しています。長い年月をかけて磨かれた工芸品である南部鉄器は、繊細な鋳肌と深い味わいを提供してくれるでしょう。

    池永鉄工
    1CHI TETSUGAMA

    サイズφ19.5×H15.0cm


    新光金属「純銅製炊飯釜 ごはんはどうだ!」

    純銅製の珍しい羽釜です。熱伝導率の高い純銅を使うことで、炊き上がり時間が約10分と短く、忙しい中でもおいしいご飯をすぐに楽しめるでしょう。

    炊き上げ後には内部温度が約130℃まで上昇し、一粒一粒をもっちりとした食感に仕上げます。ステンレス製の二重ぶたは、うま味成分である「おねば」を吸収し、うま味を逃さず吹きこぼれも防ぐ点が魅力です。

    内面には新開発のフッ素樹脂加工を施しており、ご飯がこびり付くのを防いでくれるため手入れが簡単です。サイズは、3合炊きと5合炊きがラインアップされています。

    純銅製の特性を生かした羽釜で、ワンランク上のキャンプ飯を目指しましょう。

    • 商品名:新光金属「純銅製炊飯釜 ごはんはどうだ!」
    • 楽天:商品はこちら

    新光金属
    純銅製炊飯釜 ごはんはどうだ!

    サイズ:160×115mm 重量:1560g


    味がある陶器製のおすすめ羽釜

    陶器製の羽釜は取り扱いに注意が必要ですが、味がありキャンプをもっと楽しくしてくれるでしょう。陶器製のおすすめ羽釜を三つ紹介します。

    スズ木「萬古焼 羽釜 3合ごはん鍋」

    50年以上も耐熱陶器研究を続けている萬古焼職人が作り上げた、珠玉の羽釜です。おいしいご飯を炊くことに特化し、細部にさまざまな工夫を凝らしています。

    萬古焼の陶土は、耐熱性・蓄熱性・保湿性に秀でているのが特徴です。強火でも火の通りが緩やかで、ご飯をふっくらと炊き上げます。

    水分を含んで重くなるサワラの木ぶたと二重ぶた構造によって、圧力が高められているため、ご飯のおいしさがより引き出されるでしょう。

    ヒノキのしゃもじや、焼杉の敷板が和の雰囲気をさらに高め、キャンプの食卓を豊かにします。手に取りやすい羽根や丸みを帯びた胴、深さのある棚と空間などの細部にもこだわり、使い勝手と味わいを追求しました。

    まるで料亭の釜戸で炊いたような、香り高いご飯を楽しめます。

    • 商品名:スズ木「萬古焼 羽釜 3合ごはん鍋」
    • 公式サイト:商品はこちら

    スズ木
    萬古焼 羽釜 3合ごはん鍋

    サイズ:約直径21.5×高さ22.5cm


    独歩炎「木蓋付 ごはん炊き専用羽釜土鍋」

    緑に塗られた本体が特徴的な羽釜です。国産ヒノキを使用した木ぶたが、炊き上げたご飯の甘い香りをより一層引き立てます。

    おこげを含めたご飯のおいしさを堪能できるこの羽釜は、オーダーメイドのおむすび屋でも採用された実績があります。

    1合炊き・5合炊き・1升炊きの3サイズが展開されており、キャンプでの少量炊きはもちろん、家庭での使用にもおすすめです。キャンプの食事を一層豊かにする独歩炎の羽釜で、食事の時間をより特別なものにしましょう。

    • 商品名:独歩炎「木蓋付 ごはん炊き専用羽釜土鍋」
    • 公式サイト:商品はこちら

    独歩炎
    木蓋付 ごはん炊き専用羽釜土鍋

    サイズ(cm)鍋:羽幅 22×幅 17×高さ 13.5cm ふた:幅 18.5×高さ 8.5cm 重量:約1800g 容量:2合炊き


    八百萬本舗「日常茶飯器 羽釜 ごはん鍋」

    古きよき伝統を守りつつ、現代の食卓にも溶け込む羽釜です。耐久性・保温性・保湿性が高い、萬古焼の土鍋をベースにしています。

    この羽釜でご飯を炊けば、米の粒が元気に躍り出るようにふっくらとし、格別のツヤとうま味が引き出されるでしょう。木ぶたが蒸気を効果的に受け止め、米のうま味を逃さずにふっくらと炊き上げます。

    昔ながらの丸みを帯びたデザインで、底の丸みが対流を助け、熱を均一に促します。土鍋独自の温度上昇の緩やかさが、米のうま味を最大限に引き出すでしょう。

    1〜2人で使える1合炊きと、グループで楽しめる3合炊きがラインアップされています。

      • 商品名:八百萬本舗「日常茶飯器 羽釜 ごはん鍋」
      • 公式サイト:商品はこちら

    八百萬本舗
    日常茶飯器 羽釜 ごはん鍋


    まとめ

    キャンプで羽釜を使うメリットは、短時間でおいしいご飯が炊けることです。羽釜はかまどにセットして使用する伝統的な炊飯道具で、熱伝導率の高い金属製や、おこげが楽しめる土鍋製があります。

    長く使えるよう、使用後はしっかりと手入れをしましょう。お気に入りの羽釜を手に入れ、水加減や炊飯方法を工夫しながら、キャンプ飯を究めてみませんか。

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