実は、日本酒は季節によって味わいが変化します。冬から春は、でき上がったばかりのフレッシュな新酒、夏から秋は、熟成がすすんだ日本酒という風に、発酵食品ならではの楽しみがあるのが日本酒です。
四季を五感で楽しむアウトドアには、季節で味が変わる日本酒がよく合いますね。春キャンプにぴったりの「爽醸 久保田 雪峰」が、今年も数量限定で登場します。
コンセプトは「アウトドアで楽しむ日本酒」
「久保田 雪峰」は、総合アウトドアメーカーの「スノーピーク」と、新潟の自然・風土・伝統技能に根ざし、酒造りに取り組んでいる「朝日酒造」が、アウトドアで日本酒を楽しむという新たなカテゴリーを創出しようと共同開発した日本酒です。開発のきっかけは、夜、焚き火にあたりながらじっくり味わう飲み物が欲しいと考えたスノーピークが、日本酒がいいのではないかと、同じ新潟で酒造りを行なっている朝日酒造に共同開発を持ちかけたことからスタートしました。
日本酒の特徴のひとつが、季節のお酒があるということ(春酒、夏酒、ひやおろし、秋あがり、冬酒など)。それらをよりおいしく味わうには、自然の中で季節を感じながら堪能するのが一番と考えていた朝日酒造側と思いが重なったことで実現しました。2017年に、夏から秋にかけて楽しむ「久保田 雪峰」が誕生し好評。2019年には、お花見の季節にもぴったりの「爽醸 久保田 雪峰」が登場し、こちらも人気になっています。
「久保田」といえば、千寿、萬寿、スパークリングなど、すでに豊富な種類の日本酒を展開していますが、コラボの日本酒は、ほかの日本酒とは一体どのように違うのでしょうか。
「雪峰は、朝日酒造の方で数種類の試作品を作り、スノーピークと両社によるテイスティングで選びました。最終的に選ばれたのは、朝日酒造としては『ワイルドすぎる』と候補から外してしまうような、山廃仕込みならではの重厚で深みのある力強い味わいの日本酒でした。」(朝日酒造 広報)
久保田といえば、あと味がすっきりとした淡麗な味わいが特徴ですが、雪峰はしっかり重厚な味わいのようです。
「キャンプでは、BBQやグリル料理など、味の濃い料理を食べることが多いため、これらの味わいに負けないのは、これしかないと納得しました。」(朝日酒造 広報)
この雪峰の評判がよかったことから次なる展開を考えたとき、日本のアウトドア文化のひとつでもあるお花見に着目しました。そこで、夏から秋に楽しむ「久保田 雪峰」だけではなく、お花見に合う春にふさわしい雪峰があってもいいのではないかと、新たに「爽醸 久保田 雪峰」が誕生しました。春の昼間に青空の下で楽しむことを考え、雪峰の黒のボトルに対して、白を採用し、全く違った印象になっています。
おすすめの飲み方は
「爽醸 久保田 雪峰」は、原料米を吟選し、さわやかな香味を維持するため厳冬の寒造りによる低温発酵と氷温貯蔵で造られた純米大吟醸です。マスカットやマスクメロンのような爽快でフレッシュな香りとともに、甘味・酸味の調和のなかにお米の旨みがほんのり広がるのが特徴。10~15度くらいに冷やして飲むのがおすすめだそう。ボトルやパッケージは、フラッグシップである「久保田 雪峰」の世界観を踏襲しつつ、春をイメージした純白で表現。さわやかなライトな飲み口を表現した細身のボトルで、手触りにもこだわっています。持って出かけるのが楽しみになりますね。
ペアリングには、ハーブを使った料理との相性がいいとのことで、タラなどの白身魚のレモンハーブ焼きや、グリルハーブチキンがおすすめ。また、フレッシュチーズやフルーツトマト、グリーンオリーブなどのフレッシュな前菜にもぴったりです。
「爽醸 久保田 雪峰」は、冷やしてもおいしいですが、常温だと華開く香りを感じることができるそうです。日本酒は、さまざまな温度で、それぞれの味わいが楽しめるのも魅力ですね。常温でもおいしくいただけるため、クーラーボックスがいっぱいになって入らないなんてときにも、そのまま持ち運びできて便利です。
四季折々、その季節に合うお酒があるというのも、日本酒は、自然を楽しむアウトドアにぴったりのお酒ともいえそうですね。「爽醸 久保田 雪峰」は、今年2024年も4月に数量限定で発売されます。朝日酒造オンラインショップでは、3月15日から予約受付がスタートしているため、気になる方は、予約しておくと安心です。今年の桜を、今年の「爽醸 久保田 雪峰」を飲みながら愛でたいなと思っています。
「久保田 雪峰」「爽醸 久保田 雪峰」
https://kubota-seppou.jp/