『ogawa』ブランドの歴史
『ogawa』のテントやギアはかつて「小川キャンパル」という会社が製造・開発を手掛けていましたが、小川キャンパルはいまは存在しません。
『ogawa』は110周年を迎える老舗アウトドアブランドであり、屈指の人気を誇る日本のキャンプブランドですが、ほかのブランドにはない長大な歴史をもつブランドゆえ、数度の危機を乗り越えて老舗ブランドとして進化してきました。『ogawa』の歴史を、まずはブランドを扱う会社の変遷から見ていきましょう。
100年以上続く老舗アウトドアブランド
『ogawa』は、1914年に『小川治兵衛商店』として創業した、老舗のアウトドアブランドです。もともとは旧日本軍向けに、テントやリュックを販売していたルーツを持ちます。
テントの品質に定評があり、ogawaといえばテントを思い浮かべる人は多いでしょう。それは、軍にも採用されていた実績があったからなのです。
現在はテントを足掛かりに、キャンプギア全般の制作も手掛けています。国内を中心に、コアなファンを持つブランドに成長しました。
現在の『ogawa』ブランド保有会社は「キャンパルジャパン株式会社」
現在は「キャンパルジャパン株式会社」が『ogawa』ブランドを引き継いでテントやアウトドアギアの製造販売を行なっています。ogawaブランドを扱う会社は、これまでに『小川治兵衛商店→小川工業株式会社→小川テント株式会社→株式会社 小川キャンパル→キャンパルジャパン株式会社』と変遷してきました。
度重なるブランド継承会社の変更のなかで、何度も苦難を経験しています。
まずは2000年、キャンプ事業が、当時の親会社「小川テント株式会社」から分社独立した「株式会社 小川キャンパル」に引き継がれました。2011年、小川テント株式会社が危機に陥り、キャンプ事業を受け持つ株式会社 小川キャンパルはスポンサー企業の下で経営再建を進めることになりました。
2015年、キャンプ事業は新会社「キャンパルジャパン株式会社」に事業譲渡されました。以降、『ogawa』ブランドを継承したキャンパルジャパン株式会社は、100年ブランドの遺伝子を受け継ぎつつ、新しい発想で斬新なテントや高品質ギアを開発・販売し、『ogawa』ブランドを一段と進化させてきました。
ogawa(オガワ)のおすすめテント
ogawaブランドの真骨頂は、テントにあります。数あるogawaのテントの中から、特におすすめの3モデルを紹介します。
タッソ T/C
自由度が高く、好みのスタイルで張れるテントです。多彩な張り方ができ、六角形から八角形まで自由自在にアレンジ可能です。
フライシートは耐水圧約350mmのT/C素材を使用し、コットンのナチュラルな風合いを残しています。ポールの素材には、軽量で強度のある6061アルミ合金を採用しています。
収納サイズは約74×24×24cmで、持ち運びも便利です。落ち着いたサンドベージュのカラーは、自然に溶け込むでしょう。装備の軽量化と耐久性のバランスが秀逸で、初心者から上級者まで使えるモデルです。
- 商品名:ogawa「タッソ T/C」
- 公式サイト:商品はこちら
シャンティR
タープがいらないオールインワンテントです。2段階に展開可能な前面のフラップが特徴で、シーンに応じた形状に変化できます。
日中はタープとして使用できるため、1張そろえればタープを買わなくて済むコストパフォーマンスの高さにも注目です。
フライは耐水圧約1,800mmのポリエステルを使用し、UVカット加工で耐久性と遮光性も確保しています。本体と付属品の重量は合計約13.8kgありますが、収納サイズは約68×28×28cmとコンパクトです。
ポール3本で簡単に設営でき、初心者から上級者まで誰でも使いこなせます。サンドベージュとダークブラウンのカラーリングで、周囲との調和もばっちりです。
- 商品名:ogawa「シャンティR」
- 公式サイト:商品はこちら
グロッケ12 T/C-II
小屋のような形状のおしゃれなテントです。5~6人を収容でき、垂直方向の壁があることで通常のワンポールテントよりも広々とした空間を実現します。
ユーザーからの要望に応え、背面スリットを設けて換気性能と快適度を向上させました。フライは耐水圧約350mmのT/C素材を採用し、高い通気性と吸湿性を確保しています。
重量はフライが約10.2kg、ポールは約3.85kgで、収納すると約80×35×33cmになり、収容人数の割にコンパクトです。
- 商品名:ogawa「グロッケ12 T/C-II」
- 公式サイト:商品はこちら
ogawa(オガワ)のおすすめチェア
ogawaは、高品質なチェアもいくつか販売しています。キャンプがより便利になるチェアを、3モデル見ていきましょう。
ツーアングルチェアL
リクライニングが可能なハイバックチェアです。リクライニングのための角度調節は、脚の差し込み口を変えるだけと簡単です。通常時より約10度傾き、リラックスタイムをより快適なものにします。
別売りのフットレストと組み合わせれば、屋内でも屋外でも脚を伸ばしてのんびりとくつろげるでしょう。耐荷重約145kgの強度とポリエステル製の座面で、耐久性は抜群です。収納時には約16×49×13cmとコンパクトになり、重量は約1.7kgで持ち運びもしやすくなっています。
右サイドにはスマホ・小物を収納できるメッシュポケットが付いており、機能面も申し分ないでしょう。背面には、貴重品を安全に保管できるファスナー付きのポケットがあり、外出時も安心です。
- 商品名:ogawa「ツーアングルチェアL」
- 公式サイト:商品はこちら
グラムチェア
軽量でコンパクトが魅力のチェアです。重量約0.64kgと、どこへでも気軽に持ち運びができる取り回しのよさで、好きな場所で快適な座り心地を享受できます。
フレームはアルミ合金製で軽くて強度もあり、座面には耐久性のあるポリエステルを使用しています。使用時のサイズは約48×52×64cmで、収納時には約40×10×10cmとコンパクトになるのもポイントです。
耐荷重は約100kgと、見た目以上の強度を誇ります。シックなブラックカラーで、付属の収納袋を使えば持ち運びも簡単です。自然を感じながらのリラックスタイムやフェス、ピクニックなど幅広いシーンで活躍するでしょう。
- 商品名:ogawa「グラムチェア」
- 公式サイト:商品はこちら
ローチェアII
オーソドックスなローチェアです。しっかりとしたフレームが支える構造により、大人から子どもまで幅広い層が使いやすくなっています。
座面高は約35cmと低く設計されており、ロースタイルのテーブルとの相性が抜群です。浅く腰かけても倒れにくいため、食事のときも安心して使用できます。
重量は約2.3kgで、収納時には約91×13×9cmとコンパクトになり、持ち運びも簡単です。張り材には耐久性の高いポリエステル、フレームには軽量なアルミ合金を使用しています。
ダークブラウン・サンドベージュの2色展開で、どちらもアウトドアシーンによくなじむでしょう。
- 商品名:ogawa「ローチェアII」
- 公式サイト:商品はこちら
ogawa(オガワ)のその他おすすめのギア
ogawaのおすすめギアは、他にもあります。タープとテーブルのおすすめモデルを紹介します。
フィールドタープヘキサDX
六角形でレイアウトの自由度が高いタープです。ファミリーでの使用に適したサイズで、簡単に設営できる点が優れています。
素材に耐水圧約1,800mmの210dポリエステルを使用しているだけでなく、UVカットや撥水加工も施されており、どんな天候にも対応可能です。収納サイズは約75×17×17cm、付属品を含む総重量は約5.4kgとなっています。
サンドベージュとダークブラウンの落ち着いたカラーリングで、ogawaのテントの色合いとマッチします。強い日差しをしっかりガードする遮光コーティングにより、内部の温度上昇も抑えられるため、快適なリビングを作れるでしょう。
- 商品名:ogawa「フィールドタープヘキサDX」
- 公式サイト:商品はこちら
ロールテーブルM
高さ調節が可能なロールテーブルです。木目調の天板が雰囲気をアップさせ、2段階の高さ調節でさまざまなシーンに対応します。
両サイドにはスチールハンガーが配されており、さらにメッシュポケットも天板下に付いているため、収納性も十分でしょう。重量は約3.5kgで、収納時は約61×20×18cmとコンパクトに折り畳めるので、持ち運びや保管が簡単です。
耐荷重は約20kgで、ダークブラウンとブラックの2色が展開されています。どんなアウトドアシーンにもマッチするデザインと機能性を兼ね備えており、キャンプやピクニックはもちろん、インテリアにもおすすめです。
- 商品名:ogawa「ロールテーブルM」
- 公式サイト:商品はこちら
まとめ
『ogawa』は100年以上の歴史を持ち、今もなお人気のブランドとして、多くのキャンパーから支持されています。その最大の魅力は、かつて軍にも採用されていた品質を持つテントです。
現在はテント以外のアウトドアギアも多く販売しており、品質が高いことで知られています。テントに限らず、気になる商品があればぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。