炭に入れておくだけの簡単丸ごと焼きりんごの作り方
料理・お酒・アウトドア好き。食材の特徴を活かした調理法や旬を味わうレシピを考え、日頃より料理を満喫中。レシピ記事を中心に執筆するフリーライター。
りんごは火を通すことで甘みが増し、とろったした食感に。噛めば噛むほど果汁があふれ出してジューシーな味わいが楽しめます。
りんごの酸味のもととなるりんご酸には、疲労を解消する働きもあるそう。焼きりんごを食べて、キャンプで疲れた身体に栄養を補給しましょう。
バターの風味とシナモンの香りがたまらない焼きりんごレシピをご紹介します。お好みではちみつをかけてもおいしくいただけますよ。
ダッチオーブンなど特別な調理器具を使わず、炭に入れておくだけで作れる絶品スイーツ。寒い季節のキャンプにも最適な、ほっとする味のおやつです。ぜひ、試してみてください。
材料(1人分)
りんご 1個
砂糖 大さじ1杯
バター 10g
シナモン 適量
はちみつ 適量
作り方
火傷を防ぐため、トングまたは軍手を使って調理するようにしてください。
【1】まずはりんごの下処理をします。今回はりんごを皮ごと食べるため、表面をよく洗って汚れを落としてください。
洗ったりんごの表面に、竹串やつまようじを使って数か所穴をあけます。りんごは加熱すると、中の空気が膨張して破裂してしまう恐れがあります。穴をあけて空気の逃げ道を作り、りんごの爆発を防ぎましょう。火が通りやすくなる効果もありますよ。
【2】デザートナイフなどの細いナイフやスプーンを使い、りんごの芯をくり抜きます。このとき、多少穴が大きくあいても問題ありません。りんごの芯はかたいので、手を切らないよう注意してください。
【3】りんごの芯をくり抜いた穴に、砂糖、バター、シナモンを入れます。できるだけりんごの奥に押し込むように入れるのがポイント。バターやシナモンの風味が、まんべんなく行きわたります。
【4】りんごをアルミホイルで包み、隙間ができないようしっかりと密閉してください。隙間があると砂糖やバターがこぼれてしまうだけでなく、りんごが焦げてしまう原因になります。また、一度に複数の焼きりんごを作る場合でも、1つずつアルミホイルに包むようにしてください。
事前に家で下処理を済ませたりんごをキャンプ場に持っていくことも可能です。その場合は、【4】までを行い、りんごの中の調味料が漏れないようアルミホイルで包んでください。バターが溶けないよう保冷バックに入れて持っていくことを忘れずに。
【5】炭の中にアルミホイルで包んだりんごを入れて火を通します。ムラなく火が通るよう、時々ひっくり返しながら1時間じっくりと焼いてください。
炭の中は大変熱くなっているため、トングや軍手を必ず使用してください。
【6】炭の中からりんごを取り出し、火が通ってるか確認してください。りんごが柔らかく、皮がふにゃふにゃな状態になっていたら完成!仕上げにシナモンを振りかけてください。
火の強さやりんごの大きさによって焼き時間が異なります。様子を見ながら焼き時間を増やしてくださいね。
▼参考記事
キャンプのおやつに!果汁たっぷりの簡単丸ごと焼きりんご
焚火で作る焼きりんご
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は国際中医薬膳師の資格を持ち、料理教室の運営や企業へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライター としても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
寒い季節のキャンプで身体とこころも温めてくれる焚き火ですが、ただ焚いているだけではもったいないと思いませんか?
焚き火をしながら、放り込むだけで完成する焼きリンゴの作り方をご紹介します。焚き火で焼くだけなのに、抜群の美味しさのスイーツに変身!魅惑の焚き火料理をぜひお試しください。
材料(1人分)
りんご 1個
砂糖 適量 バター 適量 シナモン 適量 アルミホイル
下準備
【1】りんごは皮をよく洗い、ナイフで切り目を入れます。りんごの底が貫通しないように気を付けながら、切り目を入れましょう。
【2】くり抜いたくぼみに、砂糖、バター、シナモンを適量入れます。
【3】くり抜いた芯を再び戻して、蓋にします。
【4】くり抜いた部分を上にするようにホイルで包みます。
作り方
焚き火の炎は、燃えはじめの状態ではなく、火力と煙の量が落ち着いてきた状態から調理開始するのがポイントです。
【1】ホイルに包んだリンゴを焚き火の隙間に入れます。火が強すぎる場合は、薪の位置などを調節しながら加熱しましょう。
【2】10~15分を目安に取り出してみましょう。りんごの大きさや、仕上がりの固さによっても加熱時間は前後します。また、りんごの銘柄によって味の違いが生まれるのも、面白いポイントです。
バターとシナモンの香りが漂い、柔らかくなったりんごがアップルパイを思わせるような味わいが楽しめますよ。
▼参考記事
焚き火に放り込むだけの料理!?ほったらかしでできる簡単で美味しい「焚き火料理」の作り方
ストーブで作る焼きりんご
秋田県在住。幼少期に父に連れられて行ったキャンプでアウトドアに目覚め、妻ともアウトドアがきっかけで知り合い、結婚しました。毎週末、妻とキャンプに出掛ける日々を送っています。目下の目標は「雪山での雪中キャンプ敢行」で、それに向けて着々と準備中です。
材料
りんご 1個
はちみつ 適量
バター 適量
スプーン(りんごの芯を取り除く用)
アルミホイル
アルミ皿
作り方
【1】スプーンでりんごの芯を取り除きます。
底まで貫通しないように、穴を途中で止めましょう。
【2】芯を取り除いたりんごにはちみつを入れます。穴の7~8分目を目安に入れましょう。
【3】バターを好みの量、りんごの穴に入れます。
【4】加熱するとりんごが柔らかくなり、果汁やはちみつが漏れ出します。アルミホイルから漏れないように、りんごの下に少し大きめに切り取ったアルミホイルを敷きます。
【5】下に敷いたアルミホイルで、りんごを包みます。隙間ができないように包みましょう。
【6】アルミ皿の上に、折りたたんだアルミホイルを置きます。この折りたたんだアルミホイルを、ストーブとりんごの間に挟むことで、りんごの焦げ付きを防止します。
【7】ストーブの火力は中~強で、約40分りんごを加熱します。時々アルミホイルを開いてみて、りんごが柔らかくなったら完成です。
りんごがはちみつとバターを吸い、とろとろに溶けて甘くて美味しいです。
焼き上がりの目安としては、スプーンなどで簡単にりんごの実が切れるようであれば、充分に火が通って柔らかくなっている証拠です。
▼参考記事
冬におすすめの石油ストーブ調理レシピ3選