「最強の竹とんぼ」の作り方を伝授!奥の深い知育玩具を親子で楽しもう
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    2024.04.10

    「最強の竹とんぼ」の作り方を伝授!奥の深い知育玩具を親子で楽しもう

    「最強の竹とんぼ」の作り方を伝授!奥の深い知育玩具を親子で楽しもう
    皆さんは竹とんぼを作ったことがありますか? 実は、竹とんぼにはたくさんの魅力が詰まっています。

    この記事では、竹とんぼの魅力に触れつつ、作り方を写真付きで詳しく解説しています。

    キャンプの空き時間や、子供とのアクティビティにおすすめです! みなさんも世界にひとつの竹とんぼを作り上げてください。

    竹とんぼの魅力とは?

    私は大人になってから竹とんぼを作ってみて、その奥の深さに驚きました。

    子供のおもちゃ、というだけではなかったのです。

    竹とんぼは知育玩具

    実は竹とんぼには、子供にとってただ遊ぶ以上の価値があるという事を知っていましたか?まず、作る過程では手作業の技術を学ぶことができ、精密さと根気の大切さを理解できます。

    そして遊ぶ過程では、シンプルな竹とんぼを用いてどんな遊びをするか考えたりできますし、風や空気の抵抗を受けて動きが変わることで好奇心を刺激してくれたりもします。

    竹とんぼ作りは難しくない

    沢山の道具を使いますし、細かい作業が沢山あるので竹とんぼ作りは難しいと思うかもしれません。しかし、やり始めてみると意外に簡単です。

    なぜ、細かい作業がたくさんあるのに簡単と言えるのかというと、仕上がりが不格好でもちゃんと飛ぶからです。そもそも、昔は子供たちが自分で作っていたものですから、そんなに難しいはずがありませんよね。

    ただ、刃物やキリなど危ないものを使用するため、子供と一緒に作業する場合は使い方の指導をしっかりして、安全に配慮しましょう。

    必要な材料と道具

    手袋、竹、ペン、定規

    手袋、竹、ペン、定規

    ナタ、のこぎり、カッター、ドリル

    ナタ、のこぎり、カッター、ドリル

    • 竹(直径5cm以上あればOK)
    • のこぎり(代替品:サンダーなど、竹を節に対して水平に切れるもの)
    • カッター(代替品:小型ナイフ、ハサミ、ナタ)
    • 電動ドリル(代替品:キリ、アイスピック、プラスドライバー)
    • ナタ(代替品:鎌など、竹を節に対して垂直に切れるもの)
    • 定規とペン(補助線を引きます)
    • 手袋(安全のため)

    注意:他人の家から竹を許可なく取るのは、もちろんダメです。

    竹とんぼの作り方

    作り方を3つのステップに分けて解説します。

    まず、3つのステップすべての説明に軽く目を通してから作り始めるとスムーズにできます。

    STEP1:竹を必要なサイズに切り出す
    STEP2:形を整えていく
    STEP3:穴をあける

    STEP1:竹を必要なサイズに切り出す

    15cmの竹

    約15cmにカットされた竹です。

    まず、羽と棒を作るため竹を約15cmに切って、節に対して垂直に半分に割ります。

    ナタを使う際は、周りをよく確認しましょう。竹に刃を食い込ませて、竹の下側を地面にトントンとぶつけると安全に竹を割ることができます。

    補助線を引いた竹

    カットしやすいように補助線を引いた竹です。

    半円になった竹の部品が、2つできます。

    この2つの竹に、カットしやすいように上の写真のような補助線を引きます。

    補助線に沿って切った竹

    補助線に沿って切った竹です。

    2つとも、補助線に合わせて切ります。

    STEP2:形を整えていく

    竹を削っている

    竹を削っている。

    手で触って、概ね平らだと感じるくらいまで削って形を整えていきます。

    竹に対してカッターを斜めに当てると削りすぎてしまうので、なるべく水平に刃を当てましょう。

    刃の前には、手を置かないようにしましょう。刃の裏側に親指を当て、親指で押し出すようにすると安全に削ることができます。また、竹くずは外であっても捨てず、持ち帰るなどして処分しましょう。

    内側を平らに成形した竹

    内側を平らに成形した竹です。

    2つとも、概ね平らに成形します。

    2つの内、片方は羽になるため、なるべく平らにしましょう。そうすることで、空気抵抗が小さくなりよく飛ぶ羽になります。

    補助線を引いた竹

    中心を求めるために、対角線に補助線を引きます。

    羽を作っていきます。

    補助線は引かなくても作ることができますが、左右対称にするため上の写真のように引くのがおすすめです。

    削る部分の補助線

    削る部分を分かりやすくするための補助線です。

    さらに上の写真のように補助線を引き、補助線に合わせて削っていきます。

    削り終わった羽

    補助線に合わせて削った羽です。

    「この作業は一番大事」といっても過言ではありません。ここのでき次第で、よく飛ぶ竹とんぼになるか、普通の竹とんぼになるかが分かれます。

    羽の断面図

    羽の断面図

    でき上がった羽の断面図が、三角形になるようにしましょう。

    この三角形がきれいな直線でできていると、うまく削れている証です!

    持ち手部分の補助線

    持ち手部分の補助線です。

    続いては、持ち手部分を作ります。

    持ち手部分は少し複雑で、細くなる部分もあります。力任せにすると削りすぎたり、けがをしたりするため、根気強く丁寧に削っていきましょう。

    持ち手部分完成

    持ち手部分

    持ち手部分は左側の突起と、右側の先端を可能な限り丸くします。

    接続部の突起

    接続部の突起

    持ち手部先端

    持ち手部先端

    ここまでくればあと一息です!頑張りましょう!

    STEP3:穴をあける

    持ち手部分に合わせて穴をあけるための補助線を引く

    持ち手部分に合わせて穴をあけるための補助線を引きます。

    穴の補助線

    穴の補助線

    穴をあけた羽

    穴をあけた羽

    上の写真のように補助線を引きながら、ドリルやキリなどを使用して、羽に穴をあけます。

    まずは小さい穴をあけ、持ち手部分を差して感触を確かめながら穴を広げていくと調整しやすいです。

    羽と持ち手部分をつなげたときに、少しぐらつく(緩い)くらいがよく飛びます。

    なお、ドリルを使う際は、羽を穴が開いてもよい木材の上などでしっかり固定して作業しましょう。

    なかなか飛ばないとき

    もしも、うまく飛ばないときは以下の点を修正すると飛ぶかもしれません。

    • カッターやヤスリなどで羽を平らにする。
    • 接続部を調整。もし、緩くなりすぎたら瞬間接着剤等を持ち手の突起部分につけると太くできる。
    • 回転のスピードを変えてみる。
    • 回転しているがすぐ落ちるという場合は、思い切って羽が薄くなるまで削るのもひとつの手。水分量が多くて羽が重い可能性があるため。

    まとめ

    お疲れ様でした!

    手間をかけて作り上げた竹とんぼが飛んでくれると、大人でもうれしいもの。子供はもっとうれしいはずです。

    何かを作り上げる喜びや、完成に向けて試行錯誤をした経験は、小さいかもしれませんが、必ず財産になります。

    最後に、注意点をまとめておきます。

    • 刃物の刃の前には手を置かないようにする。
    • 刃物をそこらへんに放置しせず、台の上など見えやすいところに置く。
    • 竹くずは持ち帰るなどして処分する。
    • ドリルを使う際は、羽を穴が開いてもよい木材の上などでしっかり固定する。
    • 他人の竹を勝手に取ってはいけない。
    • 竹とんぼを飛ばすときは、周りに人や車などがない、広い場所で。
    • 自分たちの安全だけでなく、周囲の人も気持ちよく過ごせるように心がける。

    ここまで読んでいただきありがとうございました!

    私が書きました!
    島人ライター
    くきの
    島生まれ島育ち、生粋の島人ライターです。漁師の父を持ち、幼い頃から釣りやキャンプなどのアウトドアに触れてきました。現在自分でキャンプ場を作るために、勉強も執筆も一生懸命頑張っています!

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