今回は、北極圏へ旅するときに欠かせない備えについて、ヒントをいくつか紹介します。
防寒はしっかりと!
クルマで移動してオーロラを見たり、犬そりに乗ったり、あまり体を動かさない場合にはダウンジャケットでも過ごせると思いますが、スキーなど体を動かして汗を流すようなアクティビティーをする予定であれば、厚手のジャケット一枚に頼らず、ベース、ミドル、サーマルとそれぞれの機能を備えたウェアで重ね着しましょう。体感温度の変化に応じて調整ができます。
白夜にはアイマスクを
太陽が沈まない白夜の時期は、眠るのにかなり苦労します。なのでアイマスクを持って行くのがおすすめです! キャンプで寝るときや宿に太陽の光をブロックするカーテンがないときなど、活躍の場は多いですよ。
天気に変化に合わせて予定を柔軟に考える
北欧は天気の変化が激しい場所もあるので、先に細かくスケジュールを決めるよりも、その日の天気に合わせて外のアクティビティーにするか、室内でできるものにするかを柔軟に考えておいたほうがいいです。
私も北極圏に行く前にはあらかじめいくつかのアクティビティーを考えておき、どれを一番したいのかをランクをつけます。天気が良さそうな日にはそれを優先して、残りの日はそのときの天気に合わせて一番相性がよさそうなアクティビティーを選びます。
現地の言葉より英語を勉強しておく
北欧の人々は若いときから英語を勉強しているので、スウェーデン語やフィンランド語などを覚えて行かなくても困ることはありません。行く地域の言葉を新しく勉強するより、英語をブラッシュアップした方が役に立つでしょう。
トライポッドで美しい瞬間を押さえる
どこを見ても美しい景色が広がっているので、カメラはもちろん持っていきましょう。
ただ、オーロラを撮影するにはシャッタースピードやレンズの調整が必要になります。トライポッド(アウトドア用の三脚)を忘れずに!
写真:Christian Olsson