ホーボージュンも半年以上前から愛用
秋冬のキャンプにはフルサイズのエアマットを使っている。クッション性がよくてどんな現場でも快眠できるし、デッドエア容量が大きいので寒い夜にも底冷えしにくい。またコンパクトにたためるからザックの容量を圧迫しないのもいい。
でもさー。これまでのエアマットには大きな欠点があった。それは「膨らませるのが面倒くさい」ことだ。高所では息が切れるし、酔っ払っていたりするとめまいがする。それを解決するためにスタッフバッグを使って膨らます製品もあったが、どれもイマイチ使いにくかったのだ。
そんなときに見つけたのがモンベルの「U.L.コンフォートシステム エアパッド180」。
専用設計のバルブを採用し、専用スタッフバックと組み合わせることで簡単に、ストレスフリーで膨らませる。もう半年以上使っているが、設営はあっという間。一番大きな180㎝モデルでも、パンパンに膨らませるまでにスタッフバックで空気を押し込む回数は約4回半。2分もかからない。
本体とスタッフバッグのバルブ同士がしっかり連結されるので、狭いテントの中でも操作しやすい。
いっぽう空気を抜く際にはバルブにキャップ先端を差し込むだけですぐにぺったんこになる。バルブを変えるだけでここまで便利になるなんて、まさにアイデアの勝利である。
マット内部の空気を抜く時にはキャップ先端のベロ部分をバルブに差し込んで空気弁を開放する。合理的でシンプルな方法だ。
万が一のパンクに備えてパッチ6枚と接着剤、バルブの予備弁が同梱されている。
価格も安いのでキャンプ初心者にもおすすめですよ。
モンベル/
U.L.コンフォートシステム エアパッド180
高い保温性と快適性を実現する空気注入式パッド。独自のボックス構造を採用し、フラットな寝心地で寝返りを打っても揺れにくい。全長90、120、150、180㎝の4サイズがあり、連結することもできる。本体サイズ=180×50×7㎝。収納サイズ=φ11×20㎝。重量=504g。
¥11,500
大海原から6000m峰まで世界中の自然を旅する全天候型アウトドアライター。Twitterアカウントは「@hobojun」
◎撮影/中村文隆