渓流ルアーの醍醐味は上流にあり!道具の選び方、魚がいる3つのポイントを紹介
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    2024.04.28

    渓流ルアーの醍醐味は上流にあり!道具の選び方、魚がいる3つのポイントを紹介

    渓流ルアーの醍醐味は上流にあり!道具の選び方、魚がいる3つのポイントを紹介
    日常とはかけ離れた景観、そして驚くほど素直な魚の反応があるのが、渓流の上流域です。そのため渓流の上流域は、渓流ルアーフィッシングの醍醐味が詰まっていると言えます。

    今回の記事では、渓流の上流域でルアーフィッシングを行なう際のタックル(釣り道具)や装備について、狙うべきポイントなどを解説します。

    上流域の醍醐味は歩き、魚を探すこと

    上流部の景観

    景観の美しさも上流域の魅力です。

    上流域の渓流ルアーフィッシングでは自らの足で歩き回り、「魚を探す釣り」を楽しむことができます。釣り人が手をつけていないポイントも多く、「ここにいそう!」という場所に思った通りに魚がいることが多いです。

    中~下流域の釣りだと、川幅が広いため対岸へ渡るができず、釣り歩く範囲が限られてしまいます。また、河川敷の整備が行き届いている一方で、釣り人の出入りが多く、想像通りに魚がいないことも多くあります。

    つまり、上流域は少々玄人向けではありますが、より渓流ルアーフィッシングの面白さが堪能できると筆者は思っています。

    タックル・装備

    渓流タックル

    筆者私物。

    まずは、上流域の渓流ルアーフィッシングを楽しむためのタックル(釣り道具)や装備などを紹介します。

    なお、筆者がコンセプトにしている「より軽快に歩き回り、ポイントを探す」ことがしやすいものを中心に選んでいます。

    タックル

    ロッド……5ft台、場所によっては4ft台も

    リール……C2000番~C2500番のハイギヤ

    ライン……ナイロン1.0号前後

    ロッドは軽快に歩き回ることを考えて、5ft台の短めのロッドをおすすめします。藪をかき分けるような河川や、山岳渓流などは周囲の障害物が多いため、より小さい範囲でキャスト(ルアーを投げること)を行なえる4ft台のロッドにしても良いでしょう。

    4ft~5ft台の渓流ロッドに合わせるリールは、C2000番がベストです。ロッドが軽量なので小さいリールが望ましいためです。1000番以下のリールもありますが、後述するハイギヤ仕様がラインナップされているのがC2000番~となるため、C2000番がベストとなります。

    水流によりラインのたるみが発生しやすい渓流では、素早くラインを巻き取れるハイギヤ仕様のリールを選ぶようにしましょう。ハイギヤとは、ハンドル1回転でよく多くのラインを巻き取れる仕様です。

    使用するラインは、扱いやすくトラブルにも強いナイロンラインがおすすめです。

    バーブ有りフックと無りフック

    バーブあり(左)とバーブなし(右、バーブレス)。

    針には、バーブレスフックがおすすめです。「バーブ」とは釣り針のカエシのことで、あるとヒットした魚のバラシ(逃がすこと)の低減を期待できます。

    しかし、魚を釣った際、タモ網にカエシが引っ掛かるトラブルが起きると、はずすことに非常に苦労し、釣りのペースを大きく落としてしまいます。

    上流域ではポイント移動をした方が多くの釣果を見込めるため、多少のバラシは覚悟の上でトラブルを避ける方針を選びましょう。

    装備

    リュック

    サワークライムリュック

    沢登り用のリュックを使用しています。

    フィッシングベストを着用することの多い筆者ですが、上流域ではリュックに荷物を入れて釣りをします。

    そうすることで体の前面にポケットが無くなりスッキリして、非常に動きやすくなります。

    釣れなくても粘らずに、どんどん移動した方が釣果を見込めるため、軽快であることは何よりのメリットです。

    ルアーケースと収納

    上流域の使用ルアー

    筆者は40mm~50mm程度のミノー(小魚を模したルアー)を主に使用します。。

    次々にポイントを移動する上流域の釣りでは、「このルアーで無反応だったから違うルアーにしてみよう」ということをあまりしません。

    そのため、筆者は小型のルアーケース1個のみで釣りをします。

    2室ポーチ

    ショルダー部に装着することにより、足回りの動作を妨げない点も意識しています。

    また、収納場所としてリュックのストラップに2室仕様のポーチを取り付け、ルアーケースとスマホを収納しています。

    よほどのトラブルが無い限りはリュック本体のポケットを開けなくて済むようにしています。

    フィッシングベルト

    フィッシングベルト

    野生動物対策としては、熊鈴と撃退スプレーを携行しています。

    中~下流域ではフィッシングベスト、上流域ではリュック、というように収納アイテムを流域ごとに使い分けていると、その日行く流域ごとに中身の釣り用品の入れ替え作業が発生します。これは面倒ですし、忘れ物をしてしまうリスクも高まります。

    そこで、筆者は流域の違いに関わらず使いまわせる装備をベルトに備えています。

    通常はフィッシングベスト+ベルト、上流域ではリュック+ベルトという形で着用し、ベルトに必ず使用するアイテムを入れておくことで、入れ替え作業が発生しないよう工夫しています。

    筆者の場合は、野生動物対策グッズ、フィッシングプライヤー、飲み物をベルトに装着しています。

    魚の居場所

    上流域では、慣れてくるとシチュエーションで魚が居そうな場所がわかってきます。そして、「ここだ!」という場所にルアーを投げ込んで、思った通りに魚が反応してくれた時は、非常に嬉しい瞬間です。

    筆者の経験から、魚の居場所として有力なシチュエーションをいくつかピックアップしました。

    シェード

    水面に影が落ちている箇所(シェード)

    弾道の低い「サイドハンドキャスト」などで狙ってみましょう。

    木などの障害物が水面に影を作っているシチュエーションを、釣りの世界では「シェード」と呼びます。

    このような場所は魚の絶好の隠れ家となっていることが多く、的確にルアーをキャスト(投げる)できれば期待は大きいでしょう。

    流れの裏

    石で形成される流れの裏

    水面がモヤモヤしているところは流れが緩くなっています。

    水の流れがぶつかる方を「表」、もう一方を「裏」と呼びます。

    石などの裏は流れが緩やかになっており、魚が休むのに適したシチュエーションと言えます。

    瀬

    瀬においても、流れの裏は好ポイントです。

    白波が立つような早い流れの場所を、「瀬」と呼びます。

    流れが早いため魚にとって居心地のいい場所とはいえませんが、捕食のためにいたりします。

    そういった魚はルアーへの反応も良いため、「いればすぐ結果が出る」シチュエーションといえます。

    ポイント移動中などに、1度くらいはキャストしてみるのも良いでしょう。

    マナーを守って安全第一で釣りに行こう!

    河川の釣りでは遊漁券の購入はほぼ必須となります。釣行前に必ず購入し、目立つ場所に携行するようにしましょう。

    そして渓流のなかでも上流域では安全に気を配ることが何よりも大事です。下流域に比べ天候の影響を受けやすく、大雨となれば鉄砲水の可能性もあります。雪が残る季節では、気温の上昇とともに水位の変化も起こります。

    また、山あいでは野生動物との遭遇確率も高まるため、対策グッズの携行は必須です。

    釣行前の天気予報の確認と、少しでも異変を感じたら釣りを中止する勇気を持ち、釣りに行きましょう!

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    私が書きました!
    釣りの探究者
    志田 こうたろう
    30代、2児の子育て中の釣り大好きパパ。 幼少から釣りに触れていたものの、”趣味としての釣り”をするようになってからは10年を越えたところ。 子どもたちの成長と共に少なくなる一方の釣行を、可能な限り有意義なものにしようと奮闘中。 シーバス、ライトソルト、渓流・本流トラウトなどのルアーフィッシングを楽しみ、夏は特に好きな鮎の友釣りで川に入り浸る。
    Youtubeチャンネルあります。

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