都営線新宿3丁目駅E1出口。結構急な階段を登ります。
今回は、都営線新宿3丁目駅E1登山口です
実はこの東大久保富士のあるエリアは、花園神社と同様に、上京するとかなりの高確率で通る場所です。今回の登山口は、東新宿駅E1出口登山口から登ります。E1出口の急登を登りきると、花園神社の入り口が近くにあります。FILE39の新宿富士はすぐそばですので、まだ行かれていない方はついでにショートカットしてみて下さいね。
都営線新宿3丁目駅E1口のすぐ裏手にある花園神社。
でかい!日清食品のビルが目印です!
花園神社とは反対の方向に進んでいきます。すると、すぐ右手に大きな、大きな建物が見えます。あの日清食品さんのビルです。今回のニューイングランドトレイルでもアメリカのスーパーで購入し、1日2食お世話になりました。
アメリカのトレイルを歩いていると、日本人ハイカーに欠かせないインスタントラーメン、安藤百福さん(日清食品創業者)に毎回感謝しつつ、文化センター通りをいつものように進んでいきます。
すると右手に新宿文化センターと共に、左手には大きな大きな新宿イーストサイドスクエアが見えてきます。このビルに事務所があるアウトドアメーカーも多いので年に何回も伺うのですが、周りには緑とベンチが多くあり、大久保方面には噴水もあります。お昼を外で食べる方も多いので、ここで休憩したり、レストランに入ってゆっくりするのもオススメです。
明治通り沿いにある日清食品の看板が目印です。ここから文化通りに入ります。
A&F本店です!
少し脱線しましたが、文化通りの分岐を新宿イーストサイドスクエアのある方向に曲がります。するとA&F本店が見えてきます。そうなんです、今回の登山ルートの一部は、上京の際僕がいつもA&F本店・本社にむかうルートだったのです。本店の手前の道を右に曲がり進んでいくと正面に西向天神社が見えてきます。
今回は、僕がA&Fさんに来るときのルートを一部利用しました。
西向天神社入口。今回は右に曲がって行きます。
西向天神社
古くから東大久保村の鎮守社であり、かつては大久保天満宮といわれていたそうです。西向天神社という名は、地形上、社殿が西方(京都)を向いていたからつけられたそうです。また、棗(なつめ)天神という俗称もあるそうです。三大将軍家光が鷹狩りに来た際に、荒廃していた社殿を見て、社殿等の修復のために金の棗の茶入れを与えたとか。現在でも広い境内に公園があり、椎の木などが森を作っています。
東大久保富士へのアクセス路。
いざ、東大久保富士へ
西向天神社の入り口を右に曲がると、左手に大きな丘が見えます。最初の階段を登っていくと、左手に東大久保富士が見えてきます。こうしてこちら側から登っていくと、とても大きい山に感じます。
児童公園に入ると、左手に柵に囲まれた東大久保富士が見えてきました。こちらが正面になりますが、柵に囲われているため、現在は登ることが出来ないようです。こうして正面にむかうとさほど大きな富士塚には見えませんね。
児童公園から見る東大久保富士はコンパクトです。
裾野からみた東大久保富士。
え?ここにも歌碑が!
神社の拝殿近くには、FILE39新宿富士でも紹介した藤圭子さん歌碑が、なんとこの西向天神社にもありました。「新宿の女」という歌の歌碑です。ちなみに、藤圭子さんのデビュー曲「新宿の女」は思うように売れなかったそうです。
そこで「新宿25時間キャンペーン」の出陣式を西向天神社で行ったそうです。きっとそんなご縁が歌碑に繋がったのでしょうね。それにしても、花園神社と西向天神社の2カ所に歌碑があるのは、藤=富士、もしかしたら藤圭子さんの苗字が関係したりするのでしょうか。
「新宿の女」の歌碑。
東大久保富士の山開きが開催されているかどうかの情報はありませんでしたが、新宿のど真ん中にこんなに静かで人がいない、まるで田舎の神社のようなこんな場所があるとは思ってもみませんでした。
以前、夏に来たのですが、大きな木の木陰で蝉の声を聞いていると、昭和に戻ったかのような感覚に陥ったことを思い出します。ここは東京副都心の憩いの場ですね。
次回は、FILE50 西大久保にある厄除け富士です。
2012年より日本で唯一のプロハイカーとして活動。トレイルカルチャー普及のため、海外のトレイルを歩き、アウトドア媒体を中心に寄稿する傍ら、地元山形にトレイルのコースを作る活動「
山形ロングトレイル(YLT)」を行なう。スルーハイク(単年で一気にルートを歩く方法)にこだわり、スルーハイクしたトレイルだけで22.000km(地球半周以上)を超える。最新情報は
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