車中泊に必要なものはどんなものがある?
近年人気が高まっている車中泊。手持ちの車を使って宿泊する旅のスタイルのため、キャンプよりもハードルが低く、誰でも気軽にトライできるのが魅力!
ただし、最低限必要なものは揃えておかなければ、快適な車中泊は楽しめません。寝具やマット、照明器具などが必要になります。これらが必要な詳しい理由は以下でお伝えしますね。
車中泊に必要なもの一覧!
寝具
車の中で寝るためには、寝具が必要です。
暑いシーズンはブランケットや薄手の掛布団で大丈夫ですが、寒いシーズンや標高の高い場所で車中泊するという方は厚手の掛布団や毛布などが必要です。
また、寝具はかさばって、車中のスペースを圧迫するため、できるだけコンパクトなものを選ぶのもポイントです。登山やキャンプに出かける方ならば、寝袋を用意するのもおすすめです。寝袋は小さく収納ができ、キャンプでも活躍しますよ。
マット
マットは、車中泊に欠かせないアイテムです。
車はフルフラットにしても、シートとシートの間に隙間や凹凸があるため、そのままでは寝心地が悪いです。家庭用の3つ折りや4つ折りのマットならば、安値で購入できるので安く済ませたい方にはおすすめです。
マットを選ぶ際は、車の室内の幅や長さを考慮に入れて選びましょう。買い物に行く前にきっちりと測っておけば、間違いがおきません。
寝袋と同じく、登山やキャンプにも出かける方には、登山用、キャンプ用のマットももちろんおすすめです。空気を注入するインフレーターマットやエアマットならば、驚くほど小さく収納ができます!
照明
車中泊の際はエンジンを切って過ごすため、LEDランタンなどの照明があると便利です。車のルームランプに頼りすぎてしまうと、バッテリー上がりを引き起こすリスクがあるからです。
小型のLEDランタンを最低ひとつは用意しておきましょう。車の天井部分にひっかけて使ったり、夜中にトイレに行く際に持ち運んだりできるので、重宝しますよ。
食料品
パンやおにぎり、お菓子など、お腹が空いた時にサッと食べられる食料品も数食分は用意しておきましょう。
近くにコンビニやスーパーがない、人里離れた場所に行く場合は必須です。いざという時に備えてカップラーメンやアルファ米・缶詰などを積んでおくといいでしょう。お湯を沸かすためのカセットコンロなども、一緒に用意しておけば重宝しますよ。
これだけでは不安?あると便利なものは?
ポータブル電源
ポータブル電源は、車中泊の快適さを格段にアップしてくれるアイテムです。電気ヒーターや電気毛布・ポータブルクーラーや扇風機などの冷暖房器具、電気ケトルやIHクッカーなどの調理器具などが使用できるからです。
車中泊で長期間の旅行に出かける方にとっては、欠かせないアイテムと言えます。
購入の際は、実際に使用する消費電力を計算して、十分な容量のあるものを選びましょう。
カーテン
車中泊にあると便利なのが、カーテンです。フロントガラスや窓を覆えば、外から車内が見えないため、プライバシーを保護できます。また、街灯や車の明かりをシャットアウトできるため、安眠できますよ。
防犯上の観点からも車内が見えるのはよくないため、用意しておけば安心です。
クーラーボックス
夏場の車中泊では、クーラーボックスがあると便利です。キンキンに冷やしたビールを車中泊で楽しめます!調理をする方にとっては、生鮮食品を保存できるため重宝します。旅行先で購入したおみやげなどを冷やすのにも欠かせませんよ。
エンターテイメント用品
雨天の車中泊の場合、エンターテイメント用品があれば、車中にじっくりとおこもりできます。ファミリーで出かける方はウノやトランプなどのカードゲームがあれば、子供たちも退屈しないでしょう。
スマホやタブレットにあらかじめ動画をダウンロードしておくのもおすすめです。家庭用テレビをカスタムして備えつけるのもいいですね。
簡易トイレ
簡易トイレはファミリーで出かける方にとって、あると便利なアイテムです。万が一高速道路で渋滞にはまってしまっても、子供がトイレを我慢しなくても済みます。
一般的な使い捨ての簡易トイレは、用を足した後に、尿を凝固剤で固めて処理する、というものです。
そのほかには、ポータブルな水洗式トイレも販売されています。災害時にも重宝するため、車内に積んでおいて損はないアイテムです。
車中泊をする際に気をつけたいポイント
車のエンジンは切る
駐車後に宿泊地を決めたら、エンジンを止めるのは当然のマナーです。エンジンを止めなければ、車から出る騒音や排気ガスで周りに迷惑をかけてしまいます。
周りのためだけでなく、自分の身を守るためにも就寝時のエンジンストップは徹底しましょう。というのも、エアコンをつけておくために睡眠中にアイドリングをしてしまうと、排気ガスが床のつなぎ目から車内に侵入し、一酸化炭素中毒になる恐れがあるからです。
暑さや寒さへの対策を忘れず
車中泊での快適さは、暑さ寒さへの対策がカギになります。
夏場に快適に過ごすためには、車内の窓を開け、新鮮な空気を入れて涼をとるのがいいでしょう。空気の循環がよくなると、熱中症を引き起こすリスクも軽減できます。
ただし、窓を開けっぱなしにすると、蚊などの害虫が侵入してしまう可能性があります。気になる方は、窓に防虫ネットを備えつけましょう。自分でDIYすることもできますし、窓にぴったりと合う専用品も販売されています。
冬場はダウンやマフラーなどを着用して防寒し、厚手の掛布団や、冬用の寝袋などの防寒グッズを余裕をもって用意しておきましょう。車内でも0度Cを下回る場合があります。
万全の準備で車中泊を楽しもう
車中泊で最低限必要なアイテムとあると便利なアイテムをお伝えしました。
準備を怠らず、快適な車中泊デビューをしてくださいね。また、公共の場所で宿泊する場合には、何よりも周りへの配慮が重要になります。マナーを守って楽しい車中泊の旅にしましょう!