そこで、No.1アウトドア情報誌『BE-PAL』が、全国のアウトドアショップで実際に売れたモデルや、アウトドアライターのおすすめモデルなどを厳選して紹介。ソロキャンプに向いているリュックの選び方や、パッキングのコツなども解説する。
CONTENTS
ソロキャンプ向けリュックの選び方
キャンプでは30L以上のリュックを選ぼう
バックパックは、用途に応じてさまざまなサイズのものが展開されている。バックパックのサイズは『L(リットル)』で表される。容量と用途の目安は以下のとおりだ。
20L:普段使いや日帰りの登山、トレッキング、ハイキング
30L:調理器具を持参する日帰りキャンプや、一泊程度のキャンプ、山小屋泊まりの登山
40L以上:冬場や連泊のキャンプ、山小屋泊まり・テント泊の登山、バックパッカーなどの長期旅行
ポケットの数や大きさをチェック
ちょっとした小物であれば、リュックの側面か背面から取り出せると便利だ。アウトドアブランドのリュックは、ポケットの数や配置などに工夫が凝らされているため、自分が使いやすいと思うものを選ぼう。
ポケットに何が入るかも重要な要素。ドリンクホルダーや靴用のポケット、パソコンのガジェットを収納するポケットなどいろいろある。求める機能は人それぞれなので、自分が荷物を取り出しやすいと思うものを選ぶことがポイントだ。
背負い心地が良いかどうか
背負い心地を左右するのは、背面パネル。多くのアウトドアブランドのリュックの背面パネルは、人間工学に基づいて作られており、基本的にはモデルによって大差があるわけではない。
しかし、理想をいえば、背面パネルはメッシュ素材でできたもので、凹凸のあるものが望ましい。メッシュ素材であれば、汗をかいても蒸れにくく、不快感を軽減してくれる。モデルによってフィット感が異なるので、できれば店頭で実際に背負ってみてから選ぶようにしよう。
体の割にサイズが大きすぎるものを選ぶと、疲れやすくなってしまうので注意。
▼参考記事
ハイキングや通勤通学におすすめのアウトドアリュック9選。魅力や選び方を徹底解説
正しいパッキングのコツをチェック
行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。
バックパックは、考えなしにパッキング(荷物を詰めること)するだけでは、快適に荷物を運ぶことができない。パッキングの仕方によっては、身体にかかる負担が多くなってしまうこともあるため、正しいパッキングをすることが重要だ。
重心は肩甲骨の下あたりが最適
両肩と腰でリュックを快適に背負うためには、荷物の重心を意識することが重要だ。両肩と腰に重さを分散させるために、重心の位置は肩甲骨の下あたりにすることを意識しよう。重心の位置は、荷物を置く位置によって変化する。重い荷物を肩甲骨の下あたりに集中して入れるといいだろう。
また重い荷物は、身体から離れるほど重さを感じやすくなるため、なるべく背中に近い位置(リュックの背面側)に入れよう。
リュックの底には柔らかくてかさばるものが最適
リュックの底部は地面に置いた際に、最も負荷がかかる部分。クッカーなどのへこみやすい道具や、ランタンなどの壊れやすい道具を入れるのは避けよう。
リュックの底には、シュラフや衣類などの、軽量で、やわらかいものを入れよう。やわらかいものを入れることで、底部のクッション性が高まり、バックパックを地面に置いた際の衝撃を緩和することができる。
左右の重心のバランスをとる
パッキングの際に、左右のどちらかに重い荷物を集中させると、重心が偏ってしまう。重心が偏ると、片方の肩に負荷がかかってしまい、リュックを快適に背負うことができない。
左右の重心のバランスをとるために、左右の重さが同じぐらいになるように意識しながらパッキングしよう。長くてかさばる道具は、リュックに外付けすることで便利に持ち歩ける。
頻繁に出し入れするものは一番上がいい
リュックによっては、メイン収納部の上に来る雨蓋(あまぶた)の部分にも収納がある。雨蓋の部分には頻繁に出し入れするものをパッキングしよう。
▼参考記事
あなたの道具の詰め方は大丈夫?キャンプや登山に役立つ「パッキング」4つの基本
【30~44リットル】全国のショップで売れた!ソロキャンプ向けおすすめリュック5選
GREGORY(グレゴリー)
ズール35
背負いやすさ、収納力、上部からもサイドからも荷物の出し入れができるといった総合力が魅力。サングラスの取り扱いに便利なショルダーハーネスのサングラス収納用クイックストウや、専用設計のレインカバー、トレッキングポールやアイスアックスを固定する調整可能なアタッチメント・ループとフックアタッチなど細かいところにアイデアが詰まっている。
●サイズ:H66×W31.1×D24.1cm
●容量:35L
●総重量:1,310g
フレームを湾曲させ、熱がこもりやすいパックと背中の間に空気の通り道をつくって快適性を高めたバックパック。本体上部に加え、フロントパネルに沿ったU字型のファスナーで本体正面が大きく開くため、パッキングがとてもスムーズにできるはず。
▼関連記事
GREGORY(グレゴリー)/ズール35
OSPREY(オスプレー)
ケストレル38
安全に快適に荷物を運ぶことができる多用途・オールシーズン対応のバックパック。メインコンパートメントの1室、2室の切り替えや背面高の調整ができたり、レインカバーを付属するなど、細部まで実用性を徹底。軽量なのに丈夫なナイロン生地を採用。外部アタッチメントやポケットなどにより、収納率と実用性がアップ。抜群の使いやすさも定評がある。
世界屈指のバックパックブランド「Osprey」の万能バックパック。1、2気室の切り替え式やサイドアクセス、トレッキングポールホルダーやレインカバーなどは定評があり、バックパネルを立体的な形状にして通気性を高めたり、傷みやすいフロントとサイドポケットの下部を補強して耐久性を高めるなどの工夫も。山小屋を利用した2~3泊の登山や旅行で使いやすいサイズ。
▼関連記事
OSPREY(オスプレー)/ケストレル38
MILLET(ミレー)
サースフェー NX 30+5
メインコンパートメント上部を締めるドローコードの開閉が驚くほどスムーズ。左右のウエストにあるポケットは、折りたたみ式で2段階にサイズを調整できる。
karrimor(カリマー)
ridge 30+(リッジ30+)
身長に合わせて選べる3サイズのバックレングスを用意。高い実用性に加え、ブランドの個性を示す個性的なカラーを展開している点も魅力。(※公式サイトのリンク先はMediumサイズ)
OSPREY(オスプレー)
ストラトス36
背中からウエストまで、シームレスのメッシュパネルが優しく包み込む。ショルダーベルトの高さ調整機能で、良好なフィット感を演出。
▼参考記事
3位ミレー、2位オスプレー、1位は…?いま売れているバックパック15選【30~44リットル編】
【45リットル~】全国のショップで売れた!ソロキャンプ向けおすすめリュック4選
GREGORY(グレゴリー)
バルトロ65
快適さとパフォーマンスの高さを兼ね備えたフラッグシップモデル。トルソーとヒップベルトのサイズが調整できるため、個々の体型に完璧にフィット。前面には、安全なバックル開閉式の大容量のストレッチメッシュポケットがあり、ヒップベルトには大型ジッパー式ポケットも搭載。移動中に取り出しやすい角度に配置されたボトルポケット、底部には取り外し可能な仕切り付きジッパー式寝袋用コンパートメントがあるなど、細部にまでこだわりが光る。
●サイズ:64×43× 23cm
●容量:65L
●総重量:2,230g
▼関連記事
GREGORY(グレゴリー)/バルトロ65
OSPREY(オスプレー)
イーサープラス60
背面の「エアスケープ」フォームフレームシートが、背負ったときの安定感と通気性を両立させる。レインカバーと、着脱できる小型デイパック付き。画像のカラーはエクリプスグレー。(※Amazonのリンク先はブラックカラー)
MILLET(ミレー)
サースフェー NX 60+
厚みのあるクッション材と立体的なメッシュ生地により、蒸れにくい快適な背負い心地を実現。右側のサイドポケットは、上と横からボトルを出し入れできる。
OSPREY(オスプレー)
イーサー65
フロント側のジッパーでメインコンパートメントの出し入れも楽々。身長に合わせてショルダーベルトの高さ調整もできる。
▼参考記事
3位はミレー、2位はオスプレー、1位は…?いま売れてる「バックパック」ランキング大発表!【45リットル以上編】
まだまだある!ソロキャンプにおすすめのリュック7選
Matador(マタドール)
セグ45 ダッフルパック
ミニマルなデザインのなかで、徹底的に整理整頓を突き詰めたまったく新しいソリューション。セグメント化されたジッパーポケットからバッグの全容量にアクセスでき、荷物を種類別、日別、アクティビティー別に整理できる。自重1.1kgと軽く、バックパックにもなるのでアクティブな旅行にも最適だ。
●容量:45L
●重量:1,134g
●サイズ:26×55.88×23.39cm
●素材:ブルーサインR認証リサイクル420Dナイロン、100Dナイロンなど
大海原から6000m峰まで世界中の大自然を旅する全天候型アウトドアライター。Twitterアカウントは「@hobojun」。
5つに区切られたポケットにセグメントして高効率収納
一見すると普通の中型ダッフルパックなのだが、上部の開口部に5本のYKKジッパーが備わっていて、その中がそれぞれパーティションで仕切られた小部屋になっている。まるでパッキングキューブがそのままダッフルパックになったような仕組みなのだ。これにより荷物を用途別や日付別にセグメントし、効率的に収納できるのである。
それだけではない。このポケットは最大で45Lの容量があるが、ここへの収納量を減らせば、下部の荷室を通常のダッフルのように使えるから、キャンプ用品やトレッキングブーツなどの大型ギアも格納が可能なのだ。さらに素晴らしいのは底面のリッドを開けるとショルダーハーネスが現われ、バックパックに変身すること……! これで移動時の機動力がグッと高まる。
ユーザーのアイデアと使い方によってさまざまに変化する、まさに新時代のアドベンチャートラベルバッグなのである。
整理整頓が得意なセグメントポケット
内部構造はこうなっている。上部ポケットは5室合計で最大容量が45L(6L+9L+15L+9L+6L)あり、このようにすべての荷物を区分けして使うこともできる。
メインの荷室を大きく使ってもいい
上部ポケットへの収納量を抑えて通常のダッフルパックのように使うこともできる。サイドにメッシュポケット、背面にパッド入りのPCスリットを備え、収納力は抜群。
内蔵ハーネスで背負うことも
収納式のショルダーハーネスとウェストストラップを使って背負うこともできる。不整地や長距離歩行もこれでオッケー。ワンバッグトラベルの究極スタイルといえる。
▼参考記事
アドベンチャー旅行におすすめの大容量・超機能的バッグ2選!
MILLET(ミレー)
KHUMBU MC 37(クンブ マウンテン クルーズ 37)
KHUMBUシリーズのコンセプトは「旅」。街でも自然の中でも、旅を快適にするための機能を備えた中型バックパックだ。ワイドジッパー式で大きく開くメイン収納は、小物の入るジップポケットも備え、容易なアクセスとスマートなパッキングを可能に。また、多様な目的に合わせた収納・アタッチメントも充実している。街の移動や連泊を伴う宿泊や、登山などのアクティビティを伴う旅をサポートする。
●重量:1060g
●カラー: COFFEE(写真)、全3色
▼参考記事
山やハイキング、タウンユースにも対応!ミレーの多彩な収納&機能を備えたリュック 「KHUMBU」シリーズ
patagonia(パタゴニア)
テラヴィア・パック 36L
山小屋から山小屋へ縦走する「ハット・トゥ・ハット」の登山や軽快な装備での2泊程度の旅行に最適なパック。通気性に優れた背面パッドとショルダーハーネスを備えているので、暑い季節でも一日中快適に背負える。ボトムに専用のレインカバーを備えていて雨天にも対応する。(旧製品名は「アルトヴィア・パック」)
●重量:992g
●容量:36L
●素材:140Dリサイクルナイロン、ポケット/ナイロン+ポリウレタン
大海原から6000m峰まで世界中の大自然を旅する全天候型アウトドアライター。Twitterアカウントは「@hobojun」。
パタゴニアのパック史上最高傑作かもしれない
かなりマニアックな製品だが、僕は「もしかしたらこれまでのパタゴニアのパックの中で最高レベルの傑作ではないだろうか?」とすら思っている。
その理由は引っ張るだけで斜めにガバッと開く開口部のシステムだ。これは2014年に登場した初代『アセンジョニストパック』で初めて使われた仕様なのだが、一瞬で開閉できて内部が見渡せるので、必要なギアがすぐに取り出せる。その後、この開口システムは山岳スキー用パックにも応用されてプロガイドや冒険的スキーヤーにも人気を博していた。
ただしこれらの製品はあまりにシンプルすぎて普段使いには向かなかった。そこで正面の大型ポケットやサイドのストレッチメッシュポケット、しっかりしたヒップベルトや専用のレインカバーなどを追加し、一般登山やハイキングにも使いやすくしたのがコレなのだ。
容量36Lで992gと十分軽く、大きな3つのポケットは山行スタイルを問わず便利に使える。「どこか遠くへ行きたい」という衝動にしっかり応えてくれるバックパックだ。
状況に合わせてかけ替えられる
天蓋のバックルは正面の長いベルトに連結してパック全体を圧縮したり、ポケットのバックルに連結できるなど、荷物量や状況によって使い分けられる。
大きく使いやすい3つのポケット
正面ポケットは頑丈なリサイクルナイロン製で、ジャケットなどの嵩張るモノが入れられ、サイドポケットはストレッチメッシュ製でボトル類の収納に便利だ。
引っ張るだけでガバッと開く
コードロックを押さえて天蓋の先端を引き上げるだけでこのように大きく開口する。閉じるときはコードを引くだけでいい。荷物の出し入れがとても早い。
▼参考記事
ホーボージュンが解説!いま手に入れるべき2大ブランドのバックパック
MOUNTAIN HARD WEAR(マウンテンハードウェア)
スクランブラー35
軽くて、耐久性があり、水にも強い万能バックパック。シンプルな1気室構造だが、両サイドのボトルポケット、ギアループ、デイジーチェーンなどの便利な機能が充実している。
●サイズ:(背面長)41-48cm(S/Mサイズ)
●容量:35L(S/Mサイズ)
●総重量:850g(S/Mサイズ)
●材質:ディメンジンポリアント TM VX21 テレイン エクスパック (ナイロン 57%、ポリエステル 43%)
本体にXパックを使用。X字型に伸ばしたポリエステル糸を挟むこの生地は、耐水性・耐久性に優れる。ボトムにはこれも頑丈なケブラー素材を使い、クライミングなどのハードな使用にも耐える。アルパインやクライミング、雪山登山やハイキングなど様々なアウトドアに対応している。
▼関連記事
MOUNTAIN HARD WEAR(マウンテンハードウェア)/スクランブラー35
MYSTERY RANCH(ミステリーランチ)
BRIDGER 65(ブリッジャー 65)
1990年代に大人気を誇ったブリッジャーがまったく新しいモデルとして再登場。タフで信頼性に富む素材を使い、大荷重を楽に背負えることや実用性を第一にデザインされた。容量によってデザインが異なる。
●重量:2.50kg (Mサイズ)
●サイズ:S, M, L
●容量:62.7L(Mサイズ)
大海原から6000m峰まで世界中の大自然を旅する全天候型アウトドアライター。Twitterアカウントは「@hobojun」。
アサルトパックのようにイカツい新型ブリッジャー
’90 年代に世界中の旅人を魅了したビッグネームを復活させたモデル。こちらはめちゃくちゃイカツい。ベンチレーション性能もすごくて、背中と本体のあいだにしっかりしたエアチャネル(空気の通り道)を作り、大きな荷重を背負ったときも、不快なムレを解消してくれる。
構造上の特徴は剥き出しになったスチールフレームで、材料にバネ用の鋼材を使うことで、しなやかに動きながらも反発力を最大化し、大きく屈んだり、ひねったりしたときも体にしっかり追従してくれる。
そして強力なインパクトを与えてくれるのがフロントハーネスだ。初めて見たときには「トレラン用か!」とか「軍隊か!」とツッコミを入れたが、背負ってみるとこのハーネスがすばらしい。肩回りのフィット感も使い勝手も最高なのである。
昔とはまったく違う姿で復活したブリッジャー。これもまた名作になりそうな予感がする。
バネ用鋼材を使い追従性が非常にいい
体に近い場所にフレックスと反発力に富むバネ鋼フレームを配する事で追従性を最大化。昔のブリッジャーの「あのしなやかさ」を思い出させてくれた。
ベストタイプのフロントハーネス
巨大なチェストポケットと2本留めのチェストストラップを備えたフロントハーネス。見た目のインパクトが強烈だがフィット感が高く非常に使いやすい。
ジッパーを使わずガバッと開けられる
軍用のアサルトパックに多くの実績をもつ同社ならではの装備。扉パネル上部を掴んで引き下ろすだけでフルオープンできる。正面ポケットも同じ構造だ。
▼参考記事
バックパックのBIG2を全天候型アウトドアライターがレビュー!
GREGORY(グレゴリー)
FOCAL 48(フォーカル 48)
グレゴリーの中でも最軽量なモデル。超軽量の外周アルミフレームと超軽量で高強度リサイクル生地により、優れた軽量耐荷重を実現。それに加えて3D構造のヒップベルトとベンチレーション・バックパネルにより、類のない快適さと運搬能力を搭載した。通気性のあるバックパネルには臭気の原因となるバクテリアの増殖を抑制する防臭生地を備え、臭気の原因となるバクテリアの増殖も抑制する。58Lモデルも展開。
フロントパネルには耐久性に優れた生地を採用。安全なバックル開閉式を採用したストレッチメッシュポケットが搭載されている。ヒップベルトポケットは特大サイズとなっており、スマートフォンなど必要なアイテムが取り出しやすいのもうれしい。
▼参考記事
軽くて快適だ!グレゴリーの新作バックパックはミニマリストにおすすめ
mont-bell(モンベル)
リッジラインパック30
高強度のナイロンを使用した軽量モデル。背面のパネルを除く前面は、なんと一枚の生地でできている。縫製箇所を少なくすることで軽量化と雨や雪の侵入経路を最小限に抑えるつくりだ。容量は30lで、日帰りのハイキングはもちろん、日常生活でも使いやすい。40L、55L、75Lの展開もある。
●容量:30L
●重量:720g
●素材:本体/210デニール バリスティックRナイロン[ウレタンコーティング]、ボトム/420デニール バリスティック(R)ナイロン[ウレタンコーティング]