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ふもとっぱらキャンプ場はどんなところ?
まずは、ふもとっぱらキャンプ場の概要や予約方法、アクセスを解説します。ふもとっぱらキャンプ場がどのようなところなのか、見ていきましょう。
ふもとっぱら – ふもとの自然を生かした景観・体験・休暇施設
富士山を拝める人気のキャンプ場
ふもとっぱらキャンプ場は、毛無山のふもとにあるキャンプ場です。戦国時代には金の採掘が行われていましたが、山崩れにあって以降は造林によって生まれ変わりました。
ふもとっぱらキャンプ場はBE-PALの『読者が行ってみたいキャンプ場』アンケートで1位を獲得したこともあり、高い人気を誇ります。
2019年に炊事場とトイレが新設されてからは、使いやすさがさらに高まりました。広大な敷地を生かしたドローン教室や、結婚式の記念撮影まで、キャンプ以外にもさまざまな楽しみを提供しています。
3位は浩庵キャンプ場、2位はほったらかしキャンプ場、そして1位は……読者が行ってみたいキャンプ場BEST5!|BE-PAL
予約方法
ふもとっぱらキャンプ場は予約なしでも利用可能ですが、満員の場合は利用できないため、繁忙期は予約が必須でしょう。予約が可能なのは、原則2カ月先の日程からです。
加えて、予約の受付が開始されるのは、毎月第1水曜日の19:00からです。予約をするためには、まず会員登録をする必要があります。
一度登録情報を入力すれば、次回以降は自動入力されるので便利です。その後は希望日とメニューを選択し、必要事項を入力すれば予約が完了します。
※2024.4月時点
アクセス
ふもとっぱらキャンプ場へのアクセス方法には、車と電車・バスを使う方法があります。車の場合は新富士インターまたは河口湖インターから国道139号線に入り、朝霧グリーンパーク入り口を左折しましょう。
公共交通機関を使う場合は、身延線富士宮駅から富士急バス河口湖駅・富士山駅行に、または富士急行線河口湖駅から富士宮駅・新富士駅行に乗り、朝霧グリーンパーク停留所で下車します。
朝霧グリーンパークからは、徒歩約30分で到着します。車の方が、移動の負担は少ないでしょう。
ふもとっぱらキャンプ場の魅力
ふもとっぱらキャンプ場は、どのような点でキャンパーからの人気を得ているのでしょうか。ふもとっぱらキャンプ場の魅力を、三つに分けて解説します。
ゆるキャン△の聖地!富士山の絶景が拝める
ふもとっぱらキャンプ場は、人気アニメ『ゆるキャン△』のモデル地として描かれたことがあります。主人公のリンがキャンプ場を散策するシーンで、ふもとっぱらキャンプ場が忠実に描かれました。
作中では富士山の湧き水でカップ麺を作るシーンもあり、食欲をそそられます。ゆるキャン△でも描かれていたのが、キャンプ場から見える富士山の絶景です。
逆さ富士が移る池もあり、写真映えすること間違いありません。ふもとっぱらキャンプ場は年中営業しているため、季節によって表情を変える富士山を拝むのも楽しいでしょう。
東京ドーム約5個分の広大なフリーサイト
ふもとっぱらキャンプ場の広さは、東京ドーム約5個分といわれています。テントでいうと、約1,500張を収容できる大きさです。
広大な敷地ではさまざまなアクティビティを楽しめ、自然を楽しむにはもってこいの場所でしょう。全面フリーサイトになっているので、この広い敷地で何をするかは自分次第です。
敷地の中にはトイレや炊事場もいくつか設置されており、常設トイレ以外には仮設トイレもあります。場所を確認した上でテントを張れば、料理や用足しもスムーズにできるでしょう。
ゆとりのあるチェックイン・アウト時間
ふもとっぱらキャンプ場は、チェックインとチェックアウトの時間にゆとりがあるのも特徴です。2024年4月現在のチェックイン時間は8:30から、チェックアウトは宿泊の場合14:00、日帰りは17:00です。
一般的なキャンプ場では、チェックインは午後から、チェックアウトは翌日の午前中に設定されているケースが多くなっています。ふもとっぱらキャンプ場なら、最大で29時間半も滞在できるため、かなり時間にゆとりを持ったスケジューリングが可能です。
早起きが苦手な人でも、モーニングコーヒーとブランチをゆっくり堪能する余裕があります。
ふもとっぱらキャンプ場でできるアクティビティ
ふもとっぱらキャンプ場でできる、代表的なアクティビティを紹介します。山地や広大なフィールドならではの体験が可能です。
毛無山の登山
毛無山は、標高1,964mの山です。夏は涼しく、秋や冬には紅葉・積雪登山が楽しめることから、年中登山客でにぎわっています。
ふもとっぱらキャンプ場は毛無山の登山口付近にあるため、キャンプ場から徒歩で移動が可能です。往復で約6時間かかる中級者以上向けのコースのため、初心者は経験者と同行するのが望ましいでしょう。
かつて金山として栄華を誇った毛無山では、コースの途中に当時の金鉱石の破砕機や住居跡などがあり、歴史を感じられます。金山遺跡を巡りたい人は、地蔵峠方面のコースを歩きましょう。
マウンテンバイク
ふもとっぱらキャンプ場では、マウンテンバイクのレンタルを行っています。野原や山道を走破してみたい人に、おすすめのアクティビティです。
マウンテンバイク用のコースは、ふもとっぱらキャンプ場内の地図には載っていないため、管理棟で受付スタッフの説明を受けましょう。
なお、コースは完成してから日が経っており、あまり多くの人が利用するわけではないので、整備されていない場所があるかもしれません。特に台風の後は木が倒れていることもあるため、路面状態に注意しながら走りましょう。
アイデア次第で楽しみ方は無限大
アクティビティの例を紹介しましたが、ふもとっぱらではキャンパーのアイデア次第で楽しみ方は無限に広がります。
とにかく敷地が広く、子どもたちが思い切り走り回ったり散歩をしたりできるのは、都会ではなかなかできないことではないでしょうか。
平日でも多くの家族連れでにぎわっているため、他の家族連れキャンパーの子ども同士で遊ぶケースも珍しくありません。周囲への配慮は必要なものの、多少の騒ぎ声が目立ちにくいのもうれしいポイントです。
大人も子どもと一緒になって、スケールの大きい敷地で日々のストレスを発散しましょう。
ふもとっぱらキャンプ場の周辺施設
ふもとっぱらキャンプ場の周辺には、いくつかのレジャー施設があります。キャンプ場と併せて訪れたい、おすすめのスポットを二つ紹介します。
富士眺望の湯 ゆらり
『富士眺望の湯 ゆらり』は、ふもとっぱらから車で約20分の場所にある温泉施設です。温泉は富士山の雪解け水から引いており、露天風呂と内湯どちらからでも富士山を見られるため、存分に富士山を感じられます。
幻想的なライティングが特徴の洞窟風呂では富士の風穴を感じられたり、霊峰湧水風呂では健康効果が期待できたりなど、楽しみ方の幅が広がります。
山梨県産の食材を使った料理を堪能できるほか、ミニSLで料理が運ばれる個室レストランでは子どもも喜ぶこと間違いなしです。
土日祝日は22:00までオープンしているので、キャンプの帰りに寄るのもおすすめです。
山梨県河口湖の日帰り温泉『富士眺望の湯 ゆらり』富士山も見られる
富士山 朝霧高原ドライブイン もちや
『富士山 朝霧高原ドライブイン もちや』は、ふもとっぱらキャンプ場から車で10分弱走らせたところにあるドライブインです。食事から遊び、キャンプまでできる複合型のレジャー施設で、1日中遊べます。
『遊園地』もありますが、アトラクションがあるわけではなく、アスレチックに近い施設です。目玉の巨大な木馬や大人も楽しめるアスレチック、ドッグランなど遊ぶための施設がそろっています。
ふもとっぱらキャンプ場の平原で遊んだ後は、アスレチックにも挑戦してみてはいかがでしょうか。
ふもとっぱらキャンプ場を利用する際の注意点
多くのキャンパーから高い人気を誇るふもとっぱらキャンプ場ですが、いくつか事前に知っておくべき注意点もあります。立地や自然が多いからこその特徴でもありますが、対策を打っておくことでより快適なキャンプが楽しめるでしょう。
風が強いときがある
ふもとっぱらキャンプ場では、ときどき強風が吹くことがあります。障害物のない平原であるため、風が直接テントや体に直撃するため、注意が必要です。
強風でテントやペグを駄目にしてしまう人が多いことから、『テントの墓場』と呼ばれることもあります。強風対策として、風に負けないペグ打ちを習得しておきましょう。
ペグ打ちのポイントは、テント・タープ側に向け、角度をつけて打ち込むことです。打ち込む角度は60°を目安にしましょう。
応用型として、2本のペグを交差するように打ち込む『クロス打ち』もあります。ペグ打ちのコツを押さえて、風に負けないテント設営を行いましょう。
地面の条件をよくチェックする
拠点を作る際は、地面の条件のチェックも欠かせません。ふもとっぱらキャンプ場の地面の多くは、なだらかな傾斜になっています。テントを設営するときは、寝る向きを考えながら設置する必要があります。
また、ふもとっぱらキャンプ場の地面は、粘土質になっていることが特徴です。水はけもあまりよくないため、雨上がりには地面がしばらくぬかるむこともあります。
また、石や砂利が混ざっていて、アルミ製のペグがうまく刺さらない可能性もあります。できれば鍛造ペグを持参し、特に雨上がりにキャンプをする際には、地面のコンディションを入念にチェックしましょう。
まとめ
ふもとっぱらキャンプ場は、アニメ『ゆるキャン△』のモデル地にもなったこともあり、多くのキャンパーが訪れる日本有数のキャンプ場です。
富士山を拝める広大なフィールドが大きな特徴で、キャンパーのアイデア次第で楽しみ方は無限に広がります。
周辺施設も充実しているので、移動の際は温泉やドライブインに寄るのもおすすめです。都内では体験できないほどの敷地で、思い切りキャンプを楽しみましょう。