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機能もおしゃれも叶えるアウトドアウェア
アウトドアウェアをタウンユースに。ひと昔前なら考えられなかったことだが、今やウェアは野外と街の境界線がなくなりつつある。’90年代終わりごろから、欧米ブランドのアウターウェアのデザイン性が急速に向上。さらにここ数年で、多くのブランドが「アーバンライン」や「エブリデイユース」などと銘打ったシリーズを発表している。
“スキーや登山のためだけに高価なウェアを買う、なんていうのはもはやナンセンス。街でも着れなきゃ”、というユーザーが増えると同時に、作り手側もそういうデザインを意識したウェアがどんどん増えているのだ。
アウトドアウェア開発のノウハウを活かして作られているため、機能性は折り紙付き。防水透湿性や雨や汚れを弾く撥水性、アクティブに動きやすい伸縮性に優れた素材や加工の採用をベースに、タウンユースを意識したカラーリングやデザイン、シルエットを取り入れている。
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アウトドアブランドの「秋冬アウター」、今年のトレンドとは?
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
ロッククライマーのダグラス・トンプキンスが、カリフォルニア州のサンフランシスコに開いたスキー・バックパック用品の小さな店舗がブランドのスタート地点だ。ダグラスがスローガンに掲げた"探検をやめるな"の言葉のとおり、革命的な製品を生み出し続けることとなる。アウトドアの枠を超え、いまやファッションシーンでも定番となりつつある時代の風雲児だ。
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パタゴニア、ソレル、ザ・ノース・フェイス…北米の人気アウトドアブランド誕生秘話【O~W編】
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
コンパクトジャケット
軽量&コンパクト収納が叶うシェルジャケットで、出先へ持ち運ぶのにもピッタリ。コットンの風合いがあるナイロン100%の「NORTHTECH Cloth ECO」素材を採用しており、防風性が備わる。撥水加工が施されているため、急な天候の変化にも対応してくれ、アウトドアから日常まで幅広いシーンで活躍する一着だ。スタッフサックが付属。
1990年5月10日生まれ。北海道在住のアウトドアライター。自身の経験をもとに、紙・Web媒体問わずアウトドアジャンルを執筆。ホルモンとビールが大好き。
急な雨でも安心!撥水加工が施されている
コンパクトジャケットには撥水加工が施されているため、急に雨が降ってきてもしっかり水を弾くのがポイント。購入してから約2か月ほどノーメンテナンスで着用しているが、水をかけてもしっかり弾いている。
このジャケットを使い出してからは、アウトドアシーンはもちろん普段のお買い物などで、急に天候が変わっても対応できるようになった。
風が強くて寒い日にも活躍する
コンパクトジャケットには、NORTHTECH Cloth ECO(ナイロン100%)というコットンのように見える素材を採用。ナチュラルなコットンの風合いがありながらも、防風性があるのが特徴だ。
春先や秋口など冷たい風を浴びると体感温度もグッと低くなる。そんなときにコンパクトジャケットがあれば、冷たい風によって体が冷えてしまうのも防ぐことができる。寒暖差が激しいキャンプ場での使用もおすすめ。
スタッフサック付きで持ち運びもラクチン
商品名が「コンパクトジャケット」というだけあり、とてもコンパクトに収納して持ち運びが可能。ジャケット自体も軽量&生地が薄く、付属しているスタッフサックにまとめることができる。
「もしかしたら雨が降るかもしれない……」なんてときに、バッグに入れて持ち運べば安心。実際に、キャンプでの作業中に軽く雨が降ってきたが、バッグに忍ばせていたコンパクトジャケットがあったので、雨に濡れることなく作業ができた。今ではどこに出かけるにも愛用のジャケットだ。
ただし、豪雨で着用は厳しい
一点、このジャケットの気になるところとしては、防水ではなく撥水加工ということ。
防水であれば、激しい雨が降ってきてもジャケット内に水が侵入してくることはない。しかしコンパクトジャケットは撥水加工なので、激しい雨や豪雨には非対応。実際に激しい雨の日に着用してみたが、生地のところどころに水が浸透していた。
小雨程度であれば問題ないが、激しい雨になると難しいだろう。ただ、防水加工が施されているジャケットになると、お値段もグンと上がるため、キャンプシーンやお出かけで「ちょっとした雨を防げるあまり高くないジャケットが欲しい」という人には、コンパクトジャケットがおすすめだ。
幅広いシーンに活躍するシェルジャケットを探している人は、ぜひチェックしよう。
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THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
バルトロライトジャケット
真冬の天体観測や雪中キャンプにも対応する厳冬期用のダウンジャケット。特殊セラミックの遠赤外線効果を持つ光電子ダウンが強力な保温力を発揮する。発売日に200名を超える行列ができたほどで、以降は混乱を避けるため抽選販売に。
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THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
マウンテン バーサ マイクロ ジャケット
同ブランドの定番フリース。中間保温着として重ね着するのに適した薄さと暖かさを兼ね備え、フィールドはもちろん日常の保温アウターとしても大活躍する。カラバリが多いのも特徴的だ。メンズ・レディース展開がある。
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モンベル(mont-bell)
1975年、辰野勇氏は28歳にしてモンベルを設立。"Function is Beauty(R)"(機能美)と"Light&Fast(R)"(軽量と迅速。製品が軽量であればそれだけ迅速に行動でき、天候悪化や危険なエリアを早く抜けることができる)をコンセプトに商品開発を行なっている。
ラインナップはウェアから登山靴、テント、寝袋、カヤックまで。ここまで幅広く展開しているブランドは世界でも稀だ。多雨多湿で寒暖差が激しい日本の気候に合った寝袋とレインウェアは、今も同社の顔といえる存在で、充実のラインナップを誇る。
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mont-bell(モンベル)
ストームクルーザー ジャケット Men’s
モンベルの代名詞ともいえるレインウェア。信頼の防水透湿性や強度、軽さ、日本人が好むシルエットなどバランスに優れる。7色という豊富なカラー展開も人気の表われだ。メンズ・レディース展開がある。
●重量:254g
●収納サイズ:75×75×150mm
●素材:ゴアテックス ファブリクス3レイヤー[表:20デニール・バリスティック(R)ナイロン・リップストップ]
●耐水圧:50,000mm以上
●透湿度:35,000g/㎡・24H
日本のレインウェアのスタンダードとして幅広いユーザーから支持を集める名品。軽量性と耐久性を両立した極薄のニット素材をメンブレンの裏地に合わせたGORE C-ニットバッカーテクノロジーを採用。耐久性を損なわずに大幅な軽量化に成功すると同時に、しなやかな着心地と透湿性アップを実現している。
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mont-bell (モンベル) / ストームクルーザー ジャケット Men’s
mont-bell(モンベル)
パーマフロスト ライトダウンジャケット Men’s
パーマフロストとは永久凍土という意味で、1年以上連続して0度C以下の地温状態にある土壌や岩石のことを意味する。そんな極寒なところでも耐えられることをイメージしたネーミングのダウンジャケット。800フィルパワーの高品質ダウン「EX 800」を使用。2層構造で防風性があり、表地にはゴアテックス インフィニアム ウインドストッパー ファブリクスを採用。高い快適性が実現されている。
●重量:323g
アウトドア&ファッションメディアの編集者、ライター、コンテンツディレクター。雑誌、WEBメディアの編集と執筆に加え、ブランドのホームページやブックレットの製作も行う。愛犬のジャック・ラッセル・テリアと旅をするのが今の夢。https://www.michihiro-ogawa.com
高品質ダウンと防寒性能を組み合わせた最強ジャケット
このジャケットのメインとなる機能は2つ。1つ目はモンベルが誇る高品質ダウン。使用するEX 800は、厳しい環境下で育てられた水鳥から採取されたダウンのみを使用しており、800フィルパワー(30gのダウンが800立方インチの体積に膨らむこと)の復元力を持っている。
通常700フィルパワーまでが良質、それ以上が高品質とされているので、このジャケットで使用されているダウンは高品質に分類されるわけだ。
次に防風性。生地は2層構造になっており、表地にはゴアテックス インフィニアム ウインドストッパー ファブリクス、裏地には同社の10デニール バリスティック エアライトというリップストップナイロンを配置。
前者はウエア内にこもったムレを放出しつつ、非常に細かい孔が何十億個もあることで外気の侵入を防ぐことができる。高品質ダウンと高い防風性、この双方を両立することで高い快適性を実現するのだ。
また、表面には耐久撥水加工を施しており、多少の雨もしのげる。
襟元とポケットの中にはフリース生地を付け、ダウンでは補いきれない部分の保温性を確保。これによってネックウォーマーや手袋がなくても暖かく過ごせるので、これ1枚で十分快適に過ごせる。
フロントと両サイドのポケットには、アクアテクトジッパーという独自の止水ファスナーを使用。これでファスナーを覆うフラップがなくても水の侵入を防ぎ、部品を減らして軽量化に貢献している。
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パタゴニア(patagonia)
パタゴニアの創業者、イヴォン・シュイナードが始めた、ピトンなどのクライミングギアを製造・販売する「シュイナード・イクイップメント」社がルーツ。その後、同社がアウトドアウェア市場に参入し、ブランド名を「パタゴニア」に変更して、ウェア部門を独立させた。
軽く、濡れても暖かいフリース(ポリエステル・パイル)素材や、比重が小さく吸水性がないポリプロピレンをベースレイヤーに導入するなど、当時のアウトドア業界に数々の革新をもたらした。
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patagonia(パタゴニア)
メンズ・クラシック・レトロX・ジャケット
93年にカーディガンとして登場して以来の大定番。防風性と吸湿発散性に優れた裏地が施され、とても暖かい。差し色を効果的に使った優れたデザイン性も見逃せない。同社が推進する修理プログラムを活用すれば、親から子へ着継いで長年愛用できる。
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patagonia(パタゴニア)
フーディニ・ジャケット
ちょうどいい透湿性と防風性があるジャケットで、山でも街でも、時期も問わず使うことができる。リサイクル・ナイロン100%で耐久撥水加工が施されており、わずか105gと超軽量。パッカブル仕様でコンパクトに収納可能。
●重量:約105g
群馬県生まれ。登山用品を扱う会社の営業マンを経てフリーランスとして独立。幼少のころ家族で楽しんだキャンプでアウトドアが好きになり、大学で探検サークルに入ってから山に登り始めました。現在は山岳会に所属して、春から秋は沢登りとテンカラ釣り、冬は主にラッセル山行とアイスクライミングを楽しんでいます。
使用頻度ナンバーワン! 便利すぎる防風ジャケット
フーディニ・ジャケットは、まさにベストセラーといえるアイテム。私はこのウェアを山でも街でも頻繁に使っていて、持っているアウトドアウェアのなかでも断トツで使用頻度が高い。
メーカーの公式サイトでは「透湿性ソフトシェル」にカテゴライズされており、「風を防ぎ悪天候に対応する」と紹介されている。まさに透湿性と防風性があるジャケットなのだが、特に防風性が「中途半端」で、よく言えば「丁度いい」。そして「抜群に軽い」点が、このウェア最大の魅力だと感じている。
たとえば山の中で風に吹かれて寒さを感じるとき、着ると風を防いでくれるので温かいと感じる。ただし完全には風をシャットアウトしてくれない。若干だが空気が生地を通過してくる感覚があるので、熱がこもりずらいというメリットがある。
この特長は「透湿性がある」とも言えるが、一般的な透湿性は内側で発生した熱や湿気が外へ向かう一方通行のイメージだ。フーディニ・ジャケットは行動しない時も空気の循環を感じるので、「中途半端な防風性」と表現する方がしっくりくる。そのような特長があるため、寒いと思う状況だけでなく「耐えられないほど寒くはないけど、なにか一枚羽織りたい」という中途半端なシーンでも使いたいなと思えるのだ。
着ると温かくて熱がこもらないのはもちろん、超軽量なのがいいところ。私物を量ってみたら、たったの103gしかなかった。「使うかわからないけど、とりあえず持っていこう」と思わせてくれる軽さもまた、使用頻度が高くなる理由のひとつだ。
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使用頻度ナンバーワン!便利すぎるパタゴニアの「フーディニ・ジャケット」
コロンビア(Columbia)
ナチスから逃れて米国ポートランドに移住したポール・ラムフロムが、小さな帽子会社を購入したのがブランドの起源。アウトドアマーケットに進出して以降、次々に繰り出す斬新なアイテムと、ユニークな広告戦略が功を奏し、世界中のアウトドア愛好家に親しまれる総合ブランドに成長を遂げた。
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Columbia(コロンビア)
ヘイゼンジャケット
独自技術「オムニシールド」を採用し、短時間の雨をしのぐには十分な撥水性をもつ一着。右側のポケットには、内部で収納物を分別できるポケットinポケットが付いている。
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スノーピーク(snow peak)
ブランドの前身は、1958年に大工道具の卸問屋として、山井幸雄氏が創業した「山井商店」。当時まだ盛んとはいえなかったオートキャンプというレジャーに着目し、つぎつぎに繰り出す使い勝手の良い機能的なスノーピーク製品は、あっという間に多くのキャンプ好きのハートを射止めた。
2014年に立ち上げたアパレル事業も、大成功をおさめて順調そのもの。野遊びのあらゆるカテゴリーをカバーするスノーピークは、今まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで成長し続けている。
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人気ブランド「スノーピーク」の基礎知識。もとは何の会社だったか知っていますか?
snow peak(スノーピーク)
GORE-TEX Rain Jacket
完全防水のフルシーム加工で仕上げたレインジャケット。天気が変わりやすいこれからの季節、一着持っていると心強い。両脇裾はゴムスピンドル、袖口は面テープのアジャスト仕様。胸元と脇には、内側への水の侵入を防ぐ止水ファスナーポケットを設けているほか、ポケットファスナーにはすべて、開閉のしやすい引手が付いている。使いやすさと機能性のバランスを追求した一着だ。
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snow peak(スノーピーク)
Thermal Boa Fleece Jacket
首まわりが暖かい、スタンドネックのジップアップジャケット。ネック部分と裾は外側からの冷気の侵入を防ぐアジャスト機能を搭載。サムホール付きの袖仕様で手の甲までしっかりとカバーしてくれる。身頃前後にはポケットが多数あり便利。前立てはダブルスライダーファスナーで、ボトム に合わせてシルエット調整が可能だ。機能性を追求しつつ、デザインはミニマルに仕上げてあるので、さまざまなボトムに合わせやすい。
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通気性と速乾性に優れたフリース!スノーピーク「Thermal Boa Fleece」シリーズの秋冬新作5アイテム
ナンガ(NANGA)
88年に国内大手ブランドの寝袋のOEM生産をスタート。そのころから自社ブランド立ち上げに向けて研究を重ね、’95年に社名を「ナンガ」に変更し、高品質ダウン寝袋ブランドとして産声をあげた。
’03年には自社初の「オーロラダウンジャケット」の販売を開始。’17年には海外のアウトドアショーに出店するなど、世界に名を馳せるブランドに。現在、全国に8店舗の直営店を展開するなど、まだまだ成長を続ける。
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日本のアウトドアブランドは名品揃いだ!躍進する9ブランドの歴史と人気の理由を紐解いてみた【G~O編】
NANGA(ナンガ)
オーロラ ダウン ジャケット
デザインを一新した6代目の大定番ダウン。街着としても着こなせるデザインで、重ね着しやすいゆったりしたシルエットになっている。
止水ジッパーの採用で防水性がアップ。腕部分の羽毛が潰れにくい縫製が施されている。
内側に内襟が付き、首に裏地のナイロンがまとわりつかず着心地がいい。
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NANGAスタッフがチョイス!2023年秋冬の一押しアイテムとは?
NANGA(ナンガ)
HINOC MOUNTAIN PARKA
難燃生地を使ったマウンテンパーカーを、クラシカルな雰囲気にデザイン。マチ付きの立体ポケットをフロントに 4 つ、バック2つ備えている。肌寒いところでは、内側に別売りのインナーダウンをドッキングして保温力を高めることも可能だ。
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カリマー(karrimor)
パーソン夫妻が英国北西部ランカシャーでサイクルバッグメーカーとして創業。フィールドで求められる装備一式を過不足なく運べる堅牢性や優れた背負い心地、かつクライミングに対応する機能を盛り込んだカリマーのリュックサックは、クライマーの能力を広げた。
多くのアイテムに機能素材、ギミックを採用し、登山からライフシーンまで、フィールドを超えて活用できるモノ作りに取り組んでいる。
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karrimor(カリマー)
アリート ライト パーカー
大人気ソフトシェル「アリートパーカー」の軽量バージョン。4方向にストレッチする素材でとても動きやすい。裏面が適度にざらついているので肌離れがよく、暑い季節にも快適だ。
●重量:360g
●素材:4-way Stretch Nylon(ナイロン88%、ポリウレタン12%)
防風性・摩耗性に優れた軽量ソフトシェルフーディー。重量は360gと軽量で、見た目以上に薄くてよく伸びるので着心地抜群。ヘルメット着用を想定したフード、腕の上げ下げのしやすさなどにこだわったデザイン設計となっている。
前見頃にはチェストポケットとベンチレーションポケットを採用し、ハイキングなどでも旅行でも重宝する一着。
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karrimor(カリマー)
WTX LT レイン ジャケット
ウインドシェルにも活用できる軽やかさ。オリジナル素材「WTX」は耐水性、透湿性に優れ、ベンチレーターになるポケットや本体を収納できるフードの工夫など細部の仕様にまでこだわったデザインだ。
●重量:340g
●素:WTX 表側(ナイロン100%)裏側(ポリエステル100%)
雨天時に使いやすいよう快適性、機能性を細部までこだわり抜いた山岳向けレインジャケット。耐水圧20,000mm、透湿性20,000g/m2/24hの高機能防水素材を採用。細過ぎず太過ぎないシルエットは、シーズン、年齢、使用シーンを問わず着用できる。フード内に身頃が収納できるなど携行性も◎
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karrimor (カリマー) / WTX LT レイン ジャケット
エル・エル・ビーン(L.L.Bean)
ブランドのアイコンともなる「メイン・ハンティング・シュー」、後の「ビーン・ブーツ」は、ソールからの立ち上がりがゴムのボトムでできており、アッパーには水濡れに強いレザーを採用するという、1911年当時では画期的なものだった。
’24年に「メイン・ダック・ハンティング・コート」、後の「フィールド・コート」が発売されると、丈夫な作りと暖かな生地でハンターたちから支持を受け、瞬く間に人気商品となった。
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L.L.Bean(エル・エル・ビーン)
マウンテン・クラシック・アノラック
100年の歴史を持つ同ブランドによる機能性に優れたアウター。一日の中の気温差が激しく、朝晩で少し寒く感じるような時期に最適。ナイロン性の生地が使用されており、耐水性能に優れている。本体腹部にはカンガルーポケットを利用して、コンパクトに収納できる。洗濯機での丸洗いも可能。(※Amazonのリンク先は「ジャパン・フィット」タイプ)
キャンプが趣味のアウトドアライター。時間や場所に縛られずに働くことを目標にライターを始め、現在はアウトドアや健康系の記事を主に執筆。休日は趣味に奔走するため、外にいる時間が長い。
急な雨にも対応できる耐水性
マウンテン・クラシック・アノラックはナイロン性の生地を使用。ナイロン糸は非常に高密度な為、水分や風を通しにくいという特徴があり、耐水性能に優れている。マウンテン・クラシック・アノラックを着用していれば、1mm程度の降雨量ならしばらく傘を差さずにいても問題ない。
- 設営・撤収時の小雨
- キャンプサイトとトイレなど短距離の往復
筆者の体験だが、上記のようなシチュエーションではインナーウェアが濡れることはなかった。
アウトドアには、急な雨はつきもの。「カッパやポンチョをわざわざ出して着るほどでもないな」といったシーンでは、マウンテン・クラシック・アノラックの耐水性能は非常に便利に感じる。
着用後は丸洗いできる
マウンテン・クラシック・アノラックは、洗濯機で丸洗いが可能。この点を筆者は最も便利に感じている。
キャンプでは、炭火や焚き火の煙で服に匂いがつく。また、雨に濡れたり泥が飛んできて汚れることも多い。筆者が以前キャンプで使用していたアウターは、洗濯機の使用はできず、毎回手洗いをしていた。
キャンプから帰ってきたら、使った衣類は洗濯機で一気に洗ってしまいたいものだが、手洗いが必要なものがあるとそうはいかない。そんな小さなストレスを長く抱えていたが、マウンテン・クラシック・アノラックは洗濯機を使用して洗えるので、帰宅後もストレスなく過ごせている。
小さくまとめて、持ち運びにも便利
本体腹部にはカンガルーポケットがデザインされている。当然ポケットとして小物を入れる事もできるが、このカンガルーポケットを利用して、ウェア自体を小さくたたむことができるのだ。
▼参考記事
100年の歴史を持つメーカーが作ったアウター。L.L.Bean「マウンテン・クラシック・アノラック」の魅力
L.L.Bean(エル・エル・ビーン)
メンズ マウンテン・パイル・フリース・ジャケット
ポリエステル100%で、高い保温性と耐久性を誇るフリースジャケット。アウトドアらしい印象を持ちながらも、膨れすぎないシルエットや落ち着きのあるデザインが特徴的。アウトドアで着てもよし、街で着てもよしのアイテム。どのようなシチュエーションでも着やすく重宝する。
キャンプが趣味のアウトドアライター。時間や場所に縛られずに働くことを目標にライターを始め、現在はアウトドアや健康系の記事を主に執筆。休日は趣味に奔走するため、外にいる時間が長い。
抜群の保温性
まずおすすめできる点は、その保温性。
マウンテン・パイル・フリース・ジャケットは、シェルパ生地という生地を使用している。このモコモコとしたシェルパ生地は、熱を逃しにくく、保温性に優れている。
そのため、肌寒い時期のアウターとして使用することができる。数シーズン着用しても、保温力が落ちる様子はない。高い機能を長く発揮してくれるアウターを求めている方には、ぴったりの一着と言えるだろう。
着脱のストレスがない
寒い時期のお出かけでは、室内は暖房が効いていて暖かいのでアウターを脱ぐ、一方で外は寒いのでまた着直す、といったことが起こるため、一日に数回着脱を繰り返すことがある。
マウンテン・パイル・フリース・ジャケットは、裏地のシェルパ生地に布が被せてあり、着脱の際の摩擦を軽減してくれる。袖に腕を通すときにはスッと入り、袖から腕を抜くときにはスッと出せ、ストレスフリーで着脱することが可能だ。
非常に些細なことだが、着脱のストレスのなさはありがたく感じる。
自宅で洗濯が可能
アウターは、自宅で洗濯できないものも多い。季節の変わりめには、一度に多くのアウターをクリーニング店に持っていく、という方も多いだろう。
その点、マウンテン・パイル・フリース・ジャケットは、自宅で洗濯することができるので便利。アウターとして使えるにもかかわらず手軽に扱えるのは、非常に助かるポイントだ。しっかりとした素材で、手軽に扱えるアウターは、長く使いたいアイテムとなってくれるだろう。
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すごいぞ!L.LBean「メンズ マウンテン・パイル・フリース・ジャケット」
ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)
ノルウェーの港町モスで商船艦長を務めていたヘリー・ジュエル・ハンセンが防水ウェアメーカーを設立したことに始まる。
当時の船乗りたちを苦しめていた寒さや雨、波のスプレーから体を守るため、亜麻仁油を染み込ませ特殊加工を施したオイルスキンジャケットが評判を呼んだ。以来、世界中のプロセーラーやスキーヤー、登山家たちから信頼されるギア作りを続けている。
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HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)
Scandza Light Jacket(スカンザライトジャケット)
リニューアルされた定番防水ジャケットは、防水透湿のバランスが良い2.5層素材を採用。ベーシックな山登りからスプレーを伴うカヤックまで、アクティブなシーンに活躍しそう。レイヤリングや着心地にフォーカスしたパターンを落とし込み、快適性にも優れている。カラーは北欧を感じさせるペールカラーをポイントに、気分の上がるラインナップを展開。ライフスタイルにも適している。
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今シーズンのHELLY HANSENは水遊びに注目!防水ジャケット&パンツ、ウインドシェルなど続々登場
HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)
Ocean Frey Jacket(オーシャンフレイジャケット)
定番のセーリングジャケットがリニューアル。防水透湿性のある2層構造の生地の素材は、リサイクルナイロン(リサイクル原料率53%)を使用した環境配慮型素材に変更。さらにポリカーボネート配合コーティングにより防水性を改善している。襟部分の前立てが高いので保温性にも優れ、首まわりのフィット感を調節しやすい。袖口はダブルカフで気密性をもたせ、水の浸入を軽減。擦れやすい裾には大きくコーデュラ生地を配置した。SOLAS条約(海上人命安全条約)に準じたリフレクサイトのワッペンを設け、海上での視認性を高めている。
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「ヘリーハンセン」の新作アウターコレクション! 工夫されたギアを組み合わせて遊ぼう
マムート(MAMMUT)
1862年、ドイツに程近いスイスの町で、カスパー・ターナーが創設した、伝統的な手法でハンドメイドするロープ工場がブランドの始まり。その後、ウェアやバックパックなど製品カテゴリーを広げ、現在はアウトドア総合ブランドとして知られるようになった。
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MAMMUT(マムート)
Ultimate VII SO Hooded Jacket AF Men Classic
大人気ソフトシェルジャケットが、1995年から2019年まで使用していた黒×赤のロゴを使用した「クラシックロゴ・カプセル コレクション」で登場。ゴアテックス・インフィニアムを素材に使用。撥水剤は、PFCフリーのものが使われているので、機能面だけでなく環境にも配慮されているという。過去に7度のアップデートを繰り返し、常にアップデートを施してきたこのソフトシェルジャケットは、防風性・透湿性に優れ、登山・ハイキングのほか、多くのシーンで活躍する万能アウターだ。
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マムート注目のソフトシェルジャケットは完売必須だ!2024年新作をチェック
MAMMUT(マムート)
Roseg 2.0 IN Hooded Jacket AF Men Classic
こちらも旧ロゴを使用したコレクション「クラシックロゴ カプセル コレクション」。大人気モデルがリニューアルした。保温力が高いことを表わす750フィルパワーのレスポンシブル・ダウンスタンダードの認証を受けたグレーグースダウンを使用。フードが取り外せるデタッチャブルフードを採用し、フーデッドとジャケットのタイプを選ぶことが可能。表地もウール調の生地を使用しているため、アウトドアシーンだけでなく幅広いシーンで活躍すること間違いなしだ。(※Amazon、楽天市場のリンク先は通常ロゴモデル)
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完売アイテム続出!?マムートの黒×赤ロゴ復刻の「クラシック ロゴ カプセルコレクション」が今年もスタート
ホグロフス(Haglofs)
ヴィクトル・ホグロフが自作したパラシュート生地のバックパックがはじまり。アップデートを重ね、2年後には会社として登録し、ヨーロッパで広く知られる存在に。
現在はファストハイク&トレイルランニング、クライミング、トレッキング、スノーアクティビティー、アウトドアライフスタイルの5つのラインを展開。北欧らしい無駄のない機能を追求したデザインとサステナブルな素材使いで人気。
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Haglofs(ホグロフス)
ロック ダウン フード
雨でも88時間(約3日間)水を弾き続ける、優れた撥水性を持つ800FPダウンを使用。汗や水濡れに強く、保温力の低下を防ぐ。アウターでもインナーでも使用できるサイジング。