捨てられてしまう予定だった木材を使用することで、エコにDIYができ、なおかつコストも抑えることができます。
今回は、端材を使ってアウトドアでも使えるコンパクトなミニテーブルを作る方法をご紹介したいと思います。
ミニテーブルを自作しよう!
材料はこちら
今回使用する材料は、自宅に残っていた端材とホームセンターで購入した詰め放題の端材です。
ホームセンターなどでは、木材加工を行なった際にでた端材を詰め放題で販売しているところがあります。必要な材料を取ったあとの残りなので、本来は捨てられてしまう部分ですが、有効活用することで環境への負荷を抑える効果もあるのです。
色々な種類やサイズの木材が混ざっており、見ているだけでもワクワクします。
使用した道具
今回使用した道具を、以下に一覧でまとめました。
- 手袋
- やすり(紙やすり400番、スポンジやすり2000番)
- ノコギリ
- カッターナイフ
- インパクトドライバー(ドリル)
- クランプ
- 定規
- 木工用接着剤
- すべり止め
専門的な道具はほとんどありません。ホームセンターや100円ショップなどで手軽に入手できるアイテムを中心に使用しています。
唯一の電動工具はインパクトドライバーで、ビット(先端工具)をドリルに付け替えて穴あけ加工に使用しました。
専門的な道具があればより快適にDIYができるかもしれませんが、簡単な道具でも問題なく作業することができます。
ノコギリやカッターナイフを使うので、ケガ防止のためにも手袋は必ず着用しましょう。軍手などでも良いですが、可能であればすべり止め加工が施してあるものだと安心でおすすめです。
作り方
それでは、端材を使ってミニテーブルを作っていきます。
実際に着手する前に、図面を引くか頭の中で完成のイメージしておくとスムーズに作業が進みます。どのようなものを作りたいのかは、事前に考えておきましょう。
今回は端材のみで作りたかったので、脚の部分も端材を使ったミニテーブルをイメージして作業を開始しました。
材料の選定
まずは、端材の中から使えそうな木材をピックアップしていきます。
たまたまほぼ同じサイズの合板(木材を層にして貼り合わせた板)が3枚あったので、そちらを使うことにしました。
2枚を組み合わせて脚に、1枚を天板に使用します。
電動工具がない場合、木材をカットする工程が1番大変な作業になるので、時間の短縮にもなります。
端材なので穴が空いていたり切り口が真っ直ぐではないものもありますが、それもご愛嬌です。
材料のカット
選んだ合板をカットしていきます。全体の大きさはすでに揃っているので、脚として使う木材に切り込みを入れていきます。
まずは、切り込みを入れる部分に鉛筆で印をつけます。定規を使って線を引き、組み合わせる合板とズレがないか確認します。
ズレがないことを確認したら、切り込みの先端部分をドリルを使って穴を開けておきます。
準備が整ったらいざカット。ノコギリの使用中にずれないよう、クランプでしっかりと固定しておきましょう。
ノコギリで切り進め、先ほどドリルで穴を開けた部分まで到達すると、パキッと簡単に外すことができます。
ささくれてしまった部分や丸みが残っている部分は、紙やすりで削っていきます。
この工程を繰り返し、脚となる木材を2枚作ります。
面取り
材料のカットが終わったら、やすりを使って面を取ります。面取りとは、角を平らにしたり丸みをつける作業のことで、ケガをしないためにも必須の工程です。
特に切り口はささくれの状態になっているので、念入りに行いましょう。
すべり止めの接着
面取りが終われば組み合わせるだけでミニテーブルとして使用できますが、天板部分が固定されていないので安定感に不安があります。
そのため、少しでも安定するように天板と接する脚の部分にすべり止めを取り付けます。
脚の幅に合わせてカットしたら、木工用接着剤で貼り付けていきます。2〜3時間経過して接着していることを確認して、動かなければOKです。
組み合わせて完成!
切り込みを入れた木材をクロスさせて組んだら、天板を乗せてミニテーブルの完成です!
屋外での使用を想定した場合、ニスやオイルを塗った方が長持ちするかもしれませんが、今回は素材を楽しめるように無加工で使うことにしました。
所要時間は、乾燥時間を入れて約3時間ほどで作ることができました。
端材だけで作ったミニテーブルですが、ちょっとした小物やカップを置くのには十分に使えそうです。
DIYにチャレンジしよう
捨てられてしまうような端材でも、工夫をすれば使い道はたくさんあります。
必要なものを買い揃えるのも良いですが、自分で作ると愛着が湧いてより有意義な時間が過ごせるかもしれません。
自分の好きなように創作できるのがDIYの魅力。下手でも不恰好でも大丈夫なので、チャレンジみてはいかがでしょうか。