そんな人にぜひお伝えしたいのが、僕らの味方「ユニクロ」なら手軽に登山服をそろえられるということ。この記事では、登山服の選び方の基本と、ユニクロでそろえられる登山に使えるアイテムをご紹介していきます!
ユニクロで登山用の服装をそろえることは可能?
そもそも、ユニクロで登山服をそろえることはできるのでしょうか?
結論からいうと「登山の種類にはよるが、7~8割は可能」です。
気候のいい時期の登山であれば、ウェアに関してはそれほどハイスペックなものは必要ありません。しかし、冬季に積雪がある山へ登るのであれば、雪に対応した防寒具やレインスーツなどが必須となります。
靴については、登山向けに作られたものをおすすめします。2時間以内のハイキング程度であればスニーカーでも可能な場合がありますが、それ以上の時間登山するとなるとソールの薄さゆえ足に負担が掛かってくるなどします。また、険しい山道で足を滑らせてしまう危険性もあります。
ユニクロでは登山やハイキング用の靴は取り扱っていないので、アウトドアショップへ探しに行きましょう。安価でそろえたい!という人には「ワークマン」の靴を検討するのもおすすめです。
登山服を選ぶ際に気を付けたいポイント
ユニクロの服の中にも、登山に向いている服と、そうでない服があります。これから山登りを始めるなら知っておきたい、登山服の基礎知識を学んでおきましょう。
登山服で選んではいけない素材
登山の服装(とくにインナー)を選ぶときは、綿が素材のものは避けましょう。
山を歩くと汗をかきます。綿は汗を吸いやすいので登山に向いていると思われがちですが、吸収した汗がなかなか乾かないのも綿の特徴。標高が上がれば気温は低くなり、湿った服を身に付けたままだと体温低下の原因となってしまいます。
ユニクロといえば「ヒートテック」ですが、こちらも同じ理由で登山にはNGです。ヒートテックに含まれるレーヨンも綿と同様、汗を吸うと乾きにくい性質があります。
たとえ低山であっても、山の気温の変化を甘く見てはいけません。登山服はポリエステルなど化学繊維でできたものを選びましょう。
体温調節できる服装がマスト
山の気温は変化が大きくなるので、体温調節がしやすい重ね着がおすすめです。
山道で歩みを進めていくと、突然寒さを感じることも。そのようなときには羽織るものがあると安心です。反対に身体を動かして暑くなることもあるので、いつでも一枚脱げるように準備しておく必要があります。
レイヤースタイルは登山服の基本です。気温の変化に対応できる工夫をしておきましょう。
肌の露出は最小限に!
登山服の基本中の基本ですが、肌の露出は最小限にしておきましょう。
山は草木や枝が当たったり、足を滑らせて転倒してしまったりする危険があります。また、平地では見かけない虫に刺される恐れもあります。
くわえて、山は紫外線も強いです。自分の身体を守るためにも、長袖長ズボンを着用し、露出はなるべく控えめにしましょう。
春・夏におすすめのユニクロ登山服
ここからは、季節ごとにおすすめのユニクロで買える登山向きの服をお伝えしていきます。
アウター
ユニクロのアウターは、登山にぴったりの機能を備えているものがあります。
変わりやすい気温の変化には、小さく収納しておける「ポケッタブルパーカー」で対応するのがおすすめ。メンズ・ウィメンズともにラインナップがあり、カラーバリエーションも豊富な商品です。
UVカット加工がされているので、紫外線対策にも。撥水性も高く、ほんの小雨程度ならこれでしのげます。春や夏の軽登山には、ぜひリュックに入れておきたい一枚です。
インナー
ユニクロのインナーと言えば、「エアリズム」。先に「ヒートテック」は登山に不向きとお伝えしましたが、エアリズムは軽登山であればインナーとして利用できます。
吸収速乾性の高さが特徴のエアリズム。メンズ・ウィメンズに加えキッズにもラインナップがあり、袖丈もノースリーブから長袖まで揃えられているので、用途に応じて選びやすいです。
ただし、エアリズムの速乾性も多量の汗には対応しきれません。本格的な登山に行くなら、やはり登山用のベースレイヤーを着用しましょう。
パンツ
春・夏の登山には、汗や熱気を逃しやすいハーフパンツがおすすめ。もちろん高い露出はNGなので、レギンスなどの重ね履きは必須です。
ユニクロでも登山におすすめのハーフパンツは数多くそろっています。
たとえば「ウルトラストレッチドライEXショーツ」なら高い速乾性で、汗をかきやすい季節の登山にぴったりです。
また、「ギアショーツ」は機能性も高く、登山をはじめとするアウトドアのお供に一枚は持っておきたいボトム。
これらはメンズのみのラインナップですが、ウエストはアジャスターや紐で調整ができるので、ワンサイズ小さいものを選べば女性が着るのも不便はありません。
レギンス
商品数は少ないですが、レギンスもユニクロでそろえることができます。
ウィメンズのみにはなりますが「ウルトラストレッチUVカットレギンス」は、吸湿速乾性の高さに加え、伸びもよく動きやすいのでスポーツにぴったりです。登山はもちろん、ヨガやランニングにも着用されています。
UVカット加工も施されているので、紫外線の強い春・夏の登山の強い味方です。
ハット
ユニクロはハットにもUV加工がされており、タウンユースでもアウトドアでもおすすめです。
ハットとキャップ、どちらもUVカット指数は最高値のUPF50+と、登山の紫外線対策にうれしいスペックです。
秋・冬におすすめのユニクロ登山服
肌寒さを感じる秋や冬にも、登山に使えるユニクロの服はあります。ただし、冒頭でもお伝えしたように、過酷な寒さの冬山登山をするにはユニクロの服だけでは装備は足りません。
ここでは、秋から冬にかけての低山ハイキングに使えるユニクロ服をご紹介していきます。
アウター
寒さが不安なときは、ユニクロの定番「ウルトラライトダウン」があると安心です。充分なあたたかさがあるのに、軽くて収納もコンパクトになり、荷物が多くなりがちな登山・ハイキングにうれしい防寒具です。
風を防ぐ機能はないので、アウターというより中間着ですが、休憩時やちょっと冷えるときにさっと羽織ったり、ハイキングや登山で重宝します。
マルチに使えるアウトドアアウターがほしい人には、「ブロックテックパーカ」がおすすめ。ユニクロがアウトドアのために作ったアウターで、風雨などの悪天候に強いのが特徴です。
袖口の面ファスナー、縫い目のシーリングテープ加工など、山の悪天候にも耐えうる仕様で肌寒い時期の登山にも重宝します。
インナー
秋冬登山のインナーとしては、ユニクロの定番「ヒートテック」などが向いていそうですが、先にも述べている通りこちらの仕様はハイキング程度にとどめておきましょう。
なぜなら、ヒートテックに含まれている「レーヨン」は吸湿しやすく水分が乾きにくい性質があるため、登山でかいた汗が乾かず体を冷やす原因にもなってしまうからです。
秋・冬登山のインナーを探しているなら、「メリノウール」でできたものを選ぶのがおすすめです。
パンツ
寒い冬の味方といえば「ウォームイージーパンツ」。縦にも横にも伸びやすい2WAYストレッチ機能をもつ素材でできており、あたたかさだけなく動きやすさも備えています。
雪山では少々心もとない仕様ではありますが、低山の軽登山であれば冬でもおすすめできる一本です。
レギンス
秋・冬で長ズボンをはく季節でも、下にレギンスを着用するのは防寒対策や脚のサポートのためにもおすすめです。
「エアリズムパフォーマンスサポートタイツ」なら、しっかり脚をサポートしてくれるので長時間の歩行でも疲れを軽減できますよ。
ハット
寒い冬の登山では、帽子で防寒対策をとるのも効果的です。
冬の登山には、伸縮性が高くぴったりフィットするニット帽がおすすめ。
「ヒートテックローゲージニットキャップ」なら、あたたかさバツグン!顔周りの寒さ対策は万全です。
登山初心者はユニクロへ急げ!
これから登山をはじめたい、だけどウェアは手軽にそろえたい。そんな人にユニクロの服はおすすめといえます。
気候のいい時期の登山であれば、ウェアはユニクロでほぼ全身コーディネートが可能です。コスパよく登山服をそろえたら、この初夏はぜひ山へ繰り出してみましょう。