アウトドアフィールドを巡る移動本屋さん登場!CAMP with BOOKSプロジェクトがスタートしたぞ
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    2024.05.13

    アウトドアフィールドを巡る移動本屋さん登場!CAMP with BOOKSプロジェクトがスタートしたぞ

    トーハン、海老澤さんが選ぶ5冊

    「都内の宿に泊まるのが好きなんです。何もしないために行く。あえて制限された場所でごはんを食べて、じっくり本を読む。これってキャンプでも同じことで、都内の宿は非日常を楽しむ場所。頭がすっきりします」。

    そう語るトーハンの海老澤さんも、焚き火に持っていきたい本に絵本を含めた。

    「絵本は疲れたときでもスッと入っていけます。大人でも気負いなく手にとってほしい」と語る、海老澤満さん。休日は子どもと公園で鬼ごっこか、家で本を読むことが多い。

    本はコミュニケーションのひとつ。ファミリーキャンプならば、子どもたちがアウトドアという特別なシーンで触れた本という思い出を持ってほしい。その想いも込めて選んだのが以下の5冊だ。

    「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬/若林正恭(KADOKAWA)」
    「ひなた/吉田修一(光文社)」
    「村上T―僕の愛したTシャツたち―/村上春樹(新潮社)」
    「しかけえほん きょうりゅうたち/きのしたけい作 しんたにともこ絵(コクヨ)」
    「おばけのかわをむいたら/たなかひかる(文響社)」

    「お笑い芸人、オードリーの若林正恭さんが書いた『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』は、本人がキューバに行ったときのお話。表向きはエッセイですが、実際は旅本。ひとり旅だけど、ずっと誰かと対話しているような、誰かのことを考えているような。読み進めていくにつれ、その意味が分かってきます。旅の情景含めて、キャンプシーンに合うと思います。

    私的に“人間関係”に興味がありまして、キャンプに行ったときに、改めて自分の考えてることとかを整理するための材料として、本を使うのがいいなと思い、選んだのが『ひなた』です。この本は題名こそあたたかいけれど、人間の底をえぐるみたいな書き方なので、全然あたたかくない。こういう物語を読みながら、小説そのものというよりは、人間関係を俯瞰してみるような使い方がおすすめです。

    村上春樹さんがTシャツを収集するのが好きだというエッセイ『村上T』。まさに焚き火の前でお酒を飲みながら、Tシャツにまつわる旅のストーリーまで想像して、リラックスしながら読めます。

    村上春樹が旅先で購入したTシャツも登場する。

    絵本は小学校1年生の子どもに、キャンプでお父さんに読んでほしい本はどれ? と、選んでもらいました。

    『きょうりゅうたち』などの図鑑は子どもの方が知識が多いので、教えてもらいながら親子のコミュニケーションを取るのに向いています。『おばけのかわをむいたら』は文字も少なくて簡単に読めちゃいます。読むたびに笑いが起きるし、家族で笑顔の共有ができてキャンプにぴったりだと思います。」

     

    ファイヤーサイド、小松さんが選ぶ4冊

    長野県駒ヶ根市に拠点を構える薪火の総合商社ファイヤーサイド。薪ストーブや暖炉、焚き火道具を扱い、非日常ならぬ「火」日常を提唱する。ファイヤーサイドは2023年にトーハングループとなり、都内直営店に「火と読書」をテーマとしたアウトドア関連書の取り扱いをスタートさせた。

    小松さんは同社の取引先である薪ストーブ販売店からキャンプ場まで幅広く担当している。

    ファイヤーサイドの小松丈人さん。休日は薪割りを行ない、自然に近いフィールドで過ごす。今、挑戦したいのは小屋づくり。将来は「田渕義雄さんのような暮らしがしたい」とも。

    「出張ではキャンプ場に泊まることもあります」。そう語る小松さんは、根っからのアウトドア派だ。ファイヤーサイドに入社するきっかけとなったが、故・田渕義雄さんの本との出会い。

    同社に入社して憧れの田渕義雄さんの担当となり、近くで接するようになってからは、より一層の影響を受けたとのこと。もちろん、焚き火に持っていきたい本には、田渕義雄さんの著作が3冊含まれる。

    「森暮らしの家 全スタイル/田渕義雄(小学館)」
    「寒山の森のエッセイ/田渕義雄(ファイヤーサイド・グッドライフプレス)」
    「森からの伝言/田渕義雄(ネコ・パブリッシング )」
    「自然の鉛筆/宮崎学(IZU PHOTO MUSEUM)」

    「きっかけは田渕義雄さんの『森暮らしの家』でした。自然とともに暮らす田渕さんに影響を受けて、この表紙のお家にもすごく憧れていました。

    『寒山のエッセイ』はファイヤーサイドのWebで連載していた記事をまとめたもので、田渕さん亡き後に追悼遺稿集として刊行しました。

    田渕さんの物言いは、よく言えばストレート。その言葉が心地よくて、包み隠さず語る様子がこの一冊に詰まっています。また、田渕さんは家具づくりでも有名で、『森からの伝言』では、その一端を窺い知ることができます。

    『自然の鉛筆』の写真家・宮崎学さんは、ファイヤーサイドの近くを活動拠点としており、南信州の動物の撮影をライフワークにされています。本を開くと、近くにこんな動物がいたのか…とびっくりする内容で、写真のアングルもとても素敵です。焚き火の前で写真集を眺めるのって、良い時間ですよ」

    本を読んだあとに、焚き火の前で仲間と語り合うのも楽しい。

    次のページ「本を持って外に出よう!」

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