高尾山に登る際の服装は?最低限必要なものから、あったらいいものまで解説!
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    2024.05.28

    高尾山に登る際の服装は?最低限必要なものから、あったらいいものまで解説!

    高尾山に登る際の服装は?最低限必要なものから、あったらいいものまで解説!
    突然ですが、初めて登った山はどこですか?関東在住の方なら「初めて登った山は高尾山」という方も多いのではないでしょうか。

    山登り初体験から、初級中級者の方まで多様な人々を受け入れる高尾山ですが、気軽に登れるように見えてもそこは自然の世界。必要な装備を持ってから登らなくてはなりません。今回は、高尾山で最適な服装とあったらいいアイテムをご紹介します。

    登山初心者は高尾山がおすすめ

    高尾山 登山道

    稲荷山コース登山道。

    東京都八王子市に位置する、標高599mの高尾山。関東在住のハイカーなら一度は必ず登るであろう高尾山は、初心者の方におすすめです。

    京王線高尾山口駅から徒歩数分で登山口という優れたアクセスに、豊富な登山道。山中には非常に多彩な動植物が存在し、下山後の温泉利用など、おすすめできるポイントは挙げたらキリがないほどです。

    そんな中でも注目すべきは、整備された登山道。さらに年間を通して訪れる登山者数が多いため、「安全に登れる」という点も高尾山の大きな魅力です。

    遭難リスクが無いわけではありませんが、必要な装備を身につけて安全を意識して登れば、めったなことは起きないという安心感があります。

    高尾山に登山する際の服装は?

    登山着

    高尾山 服装

    速乾性が高く動きやすいものを。

    樹林帯が主で適度なアップダウンがある高尾山で服装のベースとなるのは、速乾性があるTシャツとパンツです。

    ポリエステル素材のTシャツやナイロンのパンツを選ぶと良く、登山用のウェアを取り扱うショップに行けば、ストレッチ性が高く動きやすいパンツといった機能性の高いウェアを入手できます。

    Tシャツは速乾性があっても発汗量が多いと乾くまで時間を要してしまうので、荷物に余裕があれば、予備でもう1着持っておくと良いでしょう。

    雨具や防寒対策のアウター

    高尾山 服装

    薄手の防寒着や防風性の高いレインウェアは必需品。

    一度雨が降れば身体はすぐに濡れ、体温が低下して生命の危険に晒されます。

    高尾山もその例外ではなく、上下の雨具は必ず備えておきましょう。また、標高が100m上がるごとに気温は0.6度低下するため、温度調節で防寒対策のアウターを用意すると良いです。

    雨具は簡易的なビニール製の雨具ではなく、アウトドアショップで取り扱いのある防水透湿性を備えたモデルで揃えるのがおすすめです。

    アウターは時期にもよりますが、春夏でも薄手のソフトシェルがあると安心です。

    登山靴

    軽快に登れながらも高いグリップ力を持つローカットタイプ。

    整備された登山道といえど、凸凹した路面でも歩きやすく高いグリップ力で濡れた路面や、下りでも安全に歩ける登山靴は、雨具と同等に登山では必須です。

    履き慣れた運動靴でもコースによっては大丈夫ですが、予算に余裕があれば登山用の靴を入手し、高尾山に登る前に近所の移動などで履き慣らしておくと良いでしょう。

    筆者が、登山を始めた頃に使用していたのはハイカットの登山靴。経験を積んだ現在は、ローカットでグリップ力のあるモデルを履いています。

    リュック

    登山 リュック

    身体に合ったモデルを。

    荷物を入れるリュックは、背負いやすく荷物の負担を軽減してくれる登山向けのデイパックがおすすめです。

    容量20L程度あれば、食料や雨具などの装備を入れることができます。

    とはいえ、登山用のリュックは登る山や登山形態によって多種多様なモデルが展開されていて、何にしたら良いか迷ってしまうかと思います。

    初めてリュックを入手する場合は、ショップに行ってハイキング向けのモデルを教えてもらい、選ばれたモデルから実際に背負ってみて自分の身体に合うものを選ぶのがおすすめです。

    食料と飲み物

    高尾山 食事

    疲れても好きなものを食べればモチベーションが上がる。

    高尾山に限らず、山に登る際は行程に応じた食料と飲み物が必須です。

    コースにもよりますが、通常なら2時間を見れば頂上に立つことができるので、500mlのペットボトル2本程度と、おにぎりやパンといった食料を2〜3点ほど持っていれば、下山後の体力も残しながら行動できます。

    高尾山は麓や頂上に売店や自販機があるので、現地調達も可能なのが嬉しいポイントです。

    登山する際にあるとおすすめなもの

    栄養補給の食べ物

    高尾山 食事

    饅頭の甘さは山でホッとする。

    大休止で摂る食料とは別に、行動中に摂取する食べ物があると便利です。

    コンビニでも入手可能なゼリー飲料や、日常でも食べるお菓子を持っておくのがおすすめ。筆者は、自分が好きな食べ物で栄養補給をしています。

    カイロ

    開封したホッカイロ

    じんわりくる温かさに救われる。参考記事「カイロを貼る5つの位置とは?安全に使うための注意点も解説

    夏場や快晴で暑い日を除いて、持っておくと良いのがカイロです。

    高尾山の頂上は風雨を遮るものが少ないので、持っている防寒着では対応できないほど寒いときがあります。

    そんな時は、使い捨てカイロを活用して温めると一時的に寒さを和らげることができます。

    最近は貼るタイプがありますが、個人的には保温する位置を柔軟に変えられる昔ながらの貼らないタイプがおすすめです。

    タオル

    高尾山 タオル

    活躍の出番が多いタオル。

    登山の様々なシーンで活躍してくれる名脇役、それがタオルです。

    首に巻いて汗を吸い取ったり、汚れたアイテムを拭いたりなど、無いと意外に困ったりすることも珍しくありません。

    筆者は、薄くて携行性に優れた日本古来の手ぬぐいを愛用しています。夏場は首に巻いて、他のシーズンではリュックに忍ばせています。

    ビニール袋

    高尾山 ビニール袋

    ビニール袋とスタッフバッグ。

    着替えたウェアや汚れたもの、ゴミを入れるのに役立つのがビニール袋です。コンビニで食料を入手する際に購入したり、事前に100均ショップで入手したりしておくのがおすすめです。

    ゴミを入れて処分するにはビニール袋がおすすめですが、濡れたり汚れたウェアを入れる際にはビニール袋では心許ない時があり、その際は防水性があったり耐久性のあるスタッフバッグを活用するのも良いです。

    ビニール袋は活躍の機会が多いので、筆者は常にビニール袋とスタッフバッグを持っています。

    登山デビューするなら高尾山がおすすめ!

    高尾山 山頂

    山頂から見る桜と富士山

    いかがでしたか。非日常の空間である高尾山は、頂上のみならずその道中も含めて自然と人間が共存してきた歴史や癒しを体験できるおすすめの山です。

    そんな高尾山を楽しむためには、登山に必要な服装や道具を揃えるのが必須です。

    まずは日常で使っているものの中から揃えて、本当に必要な道具のみ入手すると良いです。

    高尾山で、ぜひ山の世界の魅力を堪能してくださいね。

    著者プロフィール
    私が書きました!
    アウトドアライター
    北村一樹
    関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。

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