ママキャンプの達人に教わるお役立ち情報満載の、BE-PAL×CAMP HACK連携企画。
第3回目のテーマは「ママキャンパー直伝!焚き火の楽しみ方」です。夜を彩る焚き火はキャンプの醍醐味。安全面に配慮しつつ、豪快に炎を操るテクニックを覚えれば、キャンプの夜の楽しみが倍増するはずです。前回に引き続き、2人のママさんにそのノウハウを教えてもらいました!
【菅谷由理子さんファミリー】
キャンプ歴15年以上。静かに過ごせる秋冬キャンプが好きというベテラン。一家そろって焚き火が大好きで、ひとり一台、焚き火テーブルを保有。娘のえみりちゃんも、小枝集め火おこし、薪の継ぎ足しなども積極的に担当している。
【飯田みどりさんファミリー】
2年ほど前からみどりさん主導でファミリー・キャンプデビュー。「6歳、2歳と子供もがまだ小さいのでちょっと心配」と、いまは子供たちを少しずつ、火に慣れさせている段階だ。というわけで、焚き火は毎回は行なってはいないが、子供たちが寝静まったあと、夫婦ふたりで焚き火を楽しむこともあるそう。
火のそばでいかに安全性を確保するかを考えよう!
菅谷さんは夫婦そろっての焚き火好き。その楽しさを娘のえみりちゃんと共有するために、工夫していることがある。「火は危険ですが、だからといって火から遠ざければ、いつまでたってもキャンプを楽しめないないでしょう? だから、うちでは子供が安全に焚き火を楽しめるアイテムをそろえることにしたんです」
焚き火のそばに近寄ってもOKなポンチョを着用!
難燃加工コットン100%の焚き火用のポンチョ。化繊のアウターの上からスポッとかぶるだけ。薪がはぜて、フリースやダウンに穴をあけるようなこともないので、安心して焚き火タイムを満喫できる。
- グリップスワニー/ファイヤープルーフポンチョ
http://www.grip-swany.co.jp/?pid=119965601
焚き火を囲むローチェアにも火の粉対策を!
化繊の生地に火の粉が飛んで大切なチェアに穴を開けてしまった経験はありませんか? 専用のコットン製のカバーをかけておけば、その心配もない。汚れても丸洗いが可能で、寒い時期には保温効果も期待できる。
- オレゴニアン・キャンパー/コンパクトチェアカバー
タープは火に強い難燃性のものを使用
焚き火台を中心にリビングスペースのレイアウトを考えている菅谷家では、火の粉が飛んでも穴があきにくい、難燃仕様のコットン製大型タープを使っている。タープの下なら雨を気にすることなく焚き火を楽しめる。
- テンマクデザイン/焚き火タープコットンレクタ
スウェディッシュトーチでキャンプ気分を盛り上げよう!
適度な長さに切った丸太にのこぎりなどで切れ込みを入れ、そこに火を着けて炎を楽しむスウェディッシュトーチ。別名「丸太のロウソク」とも呼ばれ、丸太自体が燃えていくので、火が付いたあとはほおっておけばOK。飯田みどりさんはときどき、旦那さま自作のスウェディッシュトーチで、静かな時間を楽しんでいる。
中央に着火剤を仕込んで点火。
炎のゆらぎを見つめていると、少しずつに心が穏やかになってくる。
焚き火で焼きマシュマロは鉄板!
長い金串にマシュマロをさし、焚き火にかざして焼いて食べるのはもちろん、焼いたマシュマロと板チョコをクラッカーでサンドして食べるアメリカの定番、「スモア」を作ってみるのもいい。編集部的には、焼きマシュマロをアイリッシュクリーム(リキュール)にちょこっと浸して食べるのもオススメです。ぜひ、お試しを~。
焚き火はキャンプ以外ではなかなか味わえない貴重な体験。料理にも利用でき、暖もとれるうえに、なんだか心の中までほっこりさせてくれる。安全に配慮し、親子で焚き火を楽しんでみませんか!
BE-PAL×CAMP HACK連携企画・第4回は、ベテランママキャンパーならではの“道具の選び方・前編”を紹介します。乞うご期待♪
取材協力/キャンピカ富士ぐりんぱ https://www.pica-resort.jp/campica-fuji/
文=松村由美子 撮影=はぎひさこ