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ワンポールテントの魅力とは?
ワンポールテントとは、中央に1本のポールを立てた円錐型のテントのこと。アメリカの先住民が住居として使っていたテントに由来するもので、ティピーテント、モノポールテントとも呼ばれている。
軽量でスピーディに設営できる
ワンポールテントは、周辺にペグを打ち、中心に1本のポールを立てるだけのシンプルな吊り下げ式のテント。自立式のドーム型テントしか使ったことがないという人にはペグ打ちがネックになるかもしれないが、設営方法に慣れれば1人でも素早く簡単に組み立てられるのがメリット。
さらに、ポールが少ない分、かなり軽量コンパクトに収納でき、持ち運びがラクな点も、ソロキャンプをはじめ2人でのデュオキャンプ、ツーリングなどで選ばれている理由だ。不安な人は、事前に組み立て方を図解や動画でよくチェックしておけば、コツがつかめるだろう。
高さがありながらも風に強い
ワンポールテントは、天井が高く、開放感があるのが特徴。大人が立って着替えができるほどの高さがあるものもあり、着替えが多くなる水辺のキャンプなどにもおすすめ。
また、高さがあるため風に弱いと思われがちだが、放射状にしっかりとペグダウンするワンポールテントは、張り方さえしっかりしていれば、強風などの悪天候にも強い頼れるテントだ。設営時間や撤収の手間を省きながら、安心感のある快適なキャンプが満喫できる。
▼参考記事
ワンポールテント(ティピーテント)を使いこなそう!魅力と選び方、おすすめ商品一覧
全国アウトドアショップの店員さんが推す!ソロ向けワンポールテント
BE-PALが調査した「全国アウトドアショップの店員さんが“本当に推したいソロテント”」から、ワンポールテントをピックアップして紹介。
ひとりとはいえゆったり過ごしたいなら2人用以上、装備を極力軽くしたい人力移動派には究極の1人用がおすすめだ。
Six Moon Designs(シックスムーンデザインズ)
Lunar Solo(ルナーソロ)
本国アメリカで数々の受賞歴を持つ、超軽量なワンポールテント。1.5人サイズで居住性に優れた超軽量モデル。慣れれば1分ほどで設営でき、風や雨に対する強さも申し分ない。通気性に優れているので、とくに夏は快適。
推しのコメント
「シングルウォールでわずか700g前後の軽さを実現! 素材の強度がアップされ、通気性もタープのように抜群です」(秀岳荘白石店)
Tentipi(テンティピ)
オリヴィン2 ライト
山歩きもイケる超軽量モデル。大型ワンポールテントのクオリティーはそのまま、直径280×H170cmにサイズダウンしたシルナイロン製。ドアにはモスキートネットが付き、スカートは巻き上げ可能だ。
▼参考記事
一人用でミニマムに過ごすか二人用でゆったり楽しむか…ソロテントのベストバイはこれだ!
BE-PAL編集部が注目するソロ向けワンポールテント
▼参考記事
一人用テント13モデルをアウトドアの達人がレビュー!軽さで選ぶか、快適性を重視するか
こちらもおすすめ!ソロ向けワンポールテント
ogawa(オガワ)
タッソ
6角形、7角形、8角形など、変幻自在に設営することができるワンポールテント。設営の形を変える際にはメインポールの伸縮と両サイドのファスナー開閉で行ない、設営を簡単にしてくれるガイドシートとロープが付属する。メインファスナーにはトリプルファスナーを装備。ソロキャンプはもちろん、カップルでのデュオキャンプにおすすめ。
●設営サイズ(約):6角形/370×H250cm、7角形/430×220cm、8角形/480×195cm
●収納サイズ:74×22×22cm
●重量:総重量(付属品除く)/4.1kg、付属品重量/約2.7kg(フライ約3.1kg、ポール約1.0kg)
●素材:フライ/ポリエステルリップストップ75d(耐水圧1,800mm)、ポール/6061アルミ合金(直径30mm)
●付属品:ガイドシート、ガイドロープ、張り綱、アイアンハンマー、スチールピン、収納袋(※張り出しポール別売り)
一見するとよくあるティピー型のシェルターテントに見えるが、じつはこのテント、発想力次第でさまざまな張り方ができる。195、220、250cmの高さにセットできる伸縮式の継ぎポール(支柱)と、ジッパーで開閉可能な幕体(テント生地)が付属していて、別売りの張り出し用ポールを組み合わることで、6角形、7角形、8角形とさまざまな張り方が楽しめるのだ。
付属ポールだけで6角形にテントを張ったときの最大高は250cm。ジッパーには長めのタブ(持ち手)が付けられているので、出入り口が高くても開閉しやすくなっている。2か所の出入り口にはトリプルファスナー採用で、煙突を出すことも可能。
別売りの張り出し用ポール(130cm、190cm)を追加すれば、7角形や8角形などの張り方ができる。8角形で張ると、最大の高さが195cmほどと少々低くなり、より風に強くなり要塞のような独特の空間を楽しめる。
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ogawa(オガワ)/ タッソ
BUNDOK(バンドック)
ソロティピー1
軽量コンパクトで、一人でも設営がとても簡単なワンポールテント。前室として開放的な空間を確保することができるのもこのテントの大きな強みだ。車はもちろん、バイクや自転車などの荷台にも積むことができるため、様々なスタイルのソロキャンプでも楽しめる。
●使用サイズ:フライ/240×240×150cm、インナー/220×100×135cm
●収納時サイズ:42×19×19cm
●材質:フライ/ポリエステル、インナー/ポリエステル、入口&窓/ポリエステルメッシュ、フレーム/アルミ合金
●耐水圧:フライシート/3000mm、ボトム/5000mm
●重量:2.2kg
静岡県在住。ソロキャンプやブッシュクラフトが中心のキャンプライター。海・山・川沿いでキャンプができる場所を見つけてはテントを張り、家庭菜園で育てた野菜とともにバジルを使った焚き火料理を楽しんでいます。まさに、自然が最高の遊び場!これまでの経験を生かし多くの方にキャンプと自然の良さをお伝えできればと思っています。
軽量でコンパクトだから持ち運びがしやすい
ソロキャンプだからこそ少ない荷物でキャンプを楽しみたいもの。その点、このテントならポール1本で設営ができるため、付属品も少なく軽量かつコンパクト収納が可能。一人でも持ち運びしやすいのが特徴だ。
これなら、駐車場からキャンプエリアまで距離が長くても、重くて持ち運びが大変、なんてこともない。
快適性を向上させる換気口付き
日中は、テント内の温度が高くなりすぎないよう、快適な空間を確保する必要がある。そこで活躍してくれるのがこの換気口(ベンチレーション)だ。
面ファスナーで換気口を閉じたり開いたりすることができ、簡単に換気することが可能。開放し、テント内にこもった熱を逃がすことで、快適性をアップすることができる。
フルメッシュ素材で虫よけ対策も万全
インナーシートは、フルメッシュのため通気性が良く、虫よけ対策も万全。通気性が良いと雨の時に心配だが、地面に接するボトム部分は、耐水圧が約5,000mmあるシートになっているため、急に雨に降られても水が浸透しにくく安心だ。
ファスナーの雨水侵入防止対策も万全
長時間雨に降られてしまった場合、ファスナーの隙間から雨水が侵入してきて雨漏りしてしまうことがある。しかしこのテントは、ファスナー部分が面ファスナーで覆われた2重構造のため、ファスナー部分からの雨の侵入を防ぐことができる。
ポールを使わず設営が可能
このテントのテッペンには輪っかが付いていて、ロープを活用して木の枝などに縛ることでポールを使わず設営することができるのも特徴的。
ポールを持って行かずにキャンプすることができるため、さらにコンパクト装備でキャンプに行ける。なお、ロープを木に縛る際は、木を痛めないように保護シート等を活用して、設営を行おう。
1つのテントで3つのスタイルが楽しめる
ソロティピー1は、好きなスタイルでテントを張ることができる。
なぜ様々なスタイルが楽しめるのかというと、その理由の1つは前室が作れる、ということ。テントの前室を利用してカスタマイズすることで、いくつかのスタイルを楽しむことができる。
インナーシートを取り外すことで、タープのような使い方をすることができ、広々とした空間を確保することができる。テントが屋根のような役割になり、その下に荷物をたくさん置けるため、荷物が多いキャンプスタイルにはおすすめだ。
インナーシートがなく開放感が感じられるほか、テントの出入りも楽になるというメリットがある。
外側のフライシートを全開放させ、インナーシートを設置した、機能性と快適性をフル活用したスタイル。暑い日でも、空気の通りがいいため涼しいのがメリット。
簡易型ベッドであるコットなどがなくても、インナーシート内にマットとシュラフを持ち込めば、そのまま就寝することができる。
先ほど紹介した、フライシートの半分を閉じたスタイル。お隣との距離が近い場合、気になる側のシートを閉じることで視界をさえぎり、プライベート空間を確保することができる。このスタイルなら、人に見られたくない荷物などを幕内に隠すことも可能だ。
なお、紹介した3つのスタイルは、フライシートの前面を全て閉じることもできる。
▼参考記事
ソロキャンプにおすすめ!コンパクトで機能的なBUNDOK「ソロティピー1」
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)
サーカスTC+
ポリコットンのテントとして圧倒的な知名度を誇るワンポールテント。立てやすさと使い勝手の良さから、初心者にも人気。通気性が良く遮光性も高いので、夏は涼しく冬は暖かく過ごせる。
●組立サイズ(外寸):420×442×高さ280cm
●重量:約10.9kg
●材質:本体/コットン混紡生地(TC)撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%)、スカート/ポリエステル、ポール/スチール製5本継ぎ(直径30mm/280cm)
▼参考記事
焚き火に強いコットンテント、ポリコットンテントのおすすめ19選。選び方も紹介
LOGOS(ロゴス)
LOGOS ナバホ Tepee 300-BB
ナバホ柄のティピーテント「LOGOS ナバホ Tepee 300-BB」はワンポールのシンプル構造で、簡単に組立てることができる。フレームには航空機にも使用される「7075超々ジュラルミン」を採用。見た目はカワイイが、軽量かつ強靭さを兼ね備えているのだ。
テント上部は換気ができるベンチレーションを搭載。湿気や湿度の調整が難しい防水加工の優れたテントでありながらも、快適に過ごすことができるようになっている。ポールにはランタンフックが装備されているほか、肩にかけることができる取っ手が付いた収納バッグ付き。使い勝手にこだわっている。
▼参考記事
初キャンプ、初フェスに!見た目もカワイイLOGOSのテント「ナバホ Tepee300&ブリッジヘキサタープセット-BB」