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キャンプにも便利なガスストーブ
ガスストーブは、カセットガスを使って使用するタイプのストーブ。コンパクトな製品が多く、持ち運びに便利なのが特徴。サイズが小さい分、火力はほかのタイプと比べると控えめなので、ソロキャンプや少人数で使うのに向いている。
カセットガスはスーパーやコンビニでも入手できるため、燃料を調達しやすいのがメリット。ただしカセットガス1本あたりの使用可能時間は2~3時間のため、一時的に暖をとるのに向いている。
石油ストーブや薪ストーブと同様、屋内で使用すると、一酸化炭素中毒に陥るリスクがある。
▼参考記事
寒い時期のキャンプを快適にしてくれる暖房器具はどれ?選ぶポイントも
憧れの定番がガス仕様に「センゴクアラジン/ポータブルガスストーブ」
Sengoku Aladdin(センゴク アラジン)
ポータブルガスストーブ
Sengoku Aladdinは、アラジンブランドと、その製造元である(株)千石の技術を融合させて誕生した新ブランド。アラジンの大定番「ブルーフレームヒーター」をモデルにした、アウトドアでも使えるカセットボンベ仕様。
●サイズ:直径32×高さ39cm
●重量:約5.7kg
●発熱量:2.0kW(1,700kcal/h)~0.8kW(690kcal/h)
●燃焼時間:約1時間40分~4時間20分
●安全装置:圧力感知安全装置、立ち消え安全装置、転倒時消火装置、不完全燃焼防止装置
ブルーフレームヒーターのDNAを受け継いだガスストーブ
アラジンの「ブルーフレームヒーター」。それは、かつて石油ストーブが家庭の暖房器具として全盛だった時代に、だれもが憧れた英国製ストーブ。原型となるモデルが誕生したのは1930年代初頭のこと。エアコン全盛のいまでも、アラジン・ファンは絶えることなく、開発以来80年以上にわたって作り継がれている名作である。
そんなブルーフレームヒーターのDNAを受け継いだ、カセットボンベ(以下CB缶)仕様のストーブが誕生した。CB缶ということは、アウトドアに持ち出して使えるということだ。薪ストーブに比べて扱いが簡単で、4種類もの安全装置が付いているから安心。カラーはややポップだが、ブルーフレームヒーター張りのレトロなたたずまいがなんともステキだ。
▼参考記事
アウトドアでも使えるカセットボンベ仕様の「アラジン型」ストーブが新登場
反射板で速暖性◎「センゴクアラジン/ポータブルガスストーブ シルバークイーン」
Sengoku Aladdin(センゴク アラジン)
ポータブルガスストーブ シルバークイーン
カセットボンベを使用する軽量&コンパクトなストーブ。反射板が熱を前に放射して、周囲を素早く効率的に暖める。
●サイズ:W37×D29.6×H33.5cm
●重量:約4.2kg
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今度こそポカポカに過ごすぞ!冬キャンプを超快適にする寒さ対策アイテム12選
「ポータブルガスストーブ シルバークイーン」実際の使用感をレビュー
1975年東京生まれ。大学卒業後ラジオレポーターなどを経て二輪雑誌でエッセイスト・デビュー。現在は、オートバイのほか、旅、クルマ、自転車、サーフィン、スノーボード、アウトドアなど多趣味をいかしたエッセイを執筆中。ハーレーダビッドソン/スポーツスター1200xl、HONDA XR230、キャンピングカー所有。自転車はデローザ、寺田商会/minidisk、電動アシスト付きママチャリ。旅が好きなのと同時に、おうちも大好き。家での一番の趣味は収納。いかにラクするか考えること、「時短」という言葉も大好き。嫌いな言葉は「二度手間」。インテリア、ネットショッピング、お取り寄せグルメ・酒、手抜きおつまみ作りに熱心。「痩せたい」というのが口癖。飼い犬はボストンテリア。ふたりの男児の母でもある。https://ameblo.jp/kuniritsu/
持ち運びも楽々。カセットガスが使える便利なストーブ
全面を覆う反射板が熱を前方向に放射するため、速暖性がある。ストーブのサイズは小振りだが、見た目以上に温かい。「弱モード」だと7時間ほど連続使用できる。強でも2時間30分くらいは大丈夫だった。
持ち運びラクちん、どこでもアラジン
▼参考記事
「センゴクアラジン」のポータブルガスストーブはベランピングにキャンプに万が一の災害時にも心強い味方!
直結型でコンパクト「フォアウィンズ/アウトドアヒーター」
FORE WINDS(フォアウィンズ)
OUTDOOR HEATER(アウトドアヒーター)
カセットコンロでお馴染みの岩谷産業が展開するアウトドアブランド「FORE WINDS」によるカセットガス式屋外専用ヒーター。業界初となる第三者認証(一般財団法人 日本ガス機器検査協会)を取得した直結型で、持ち運びしやすい。ボンベの温度を一定に保つ「パワーブースター」や「調整器付きバルブ」も搭載。
●使用時サイズ:幅181×奥行261×高244mm
●収納時サイズ:幅181×奥行208×高169mm
●商品重量:約0.82kg(カセットガス含まず)
●材質:リフレクター、脚、ガード/スチール、点火つまみ/ステンレス
●最大発熱量:約1.28kW(約1,100kcal/h相当)
●使用可能ボンベと連続燃焼時間:
・FORE WINDS ノルマル、イワタニカセットガス/約2時間40分
・FORE WINDS イソ、イワタニカセットガスパワーゴールド/約2時間48分
・イワタニカセットガスジュニア/約1時間15分
あの“岩谷産業”が考えた屋外専用ヒーターとは?
業界で初めて第三者認証(※)を取得した「直結型」のヒーター。カセットボンベが容器カバーに覆われていないので、コンパクトに収納でき、持ち運びしやすいのが特徴だ。カセットガスならコンビニでも入手できるというポイントも、手軽さを後押ししている。
歴史と技術を持つ岩谷産業ならではの品質
また、ボンベの温度を一定に保つ「パワーブースター」や「調整器付きバルブ」も搭載。
使用中も火力が不安定にならずに持ち運び可能!低温時でも火力を落とさずに最後までガスを使い切るなど、安定した火力を得られる。
球状バーナーとリフレクターの組み合わせで正面方向の広い範囲を暖められるだけでなく、上下方向の2段階の角度調整も可能だ。
▼参考記事
燃料はカセットガス!岩谷産業がリュックにも入る「屋外専用ヒーター」を考案したぞ
だるま式で360度に放射「フォアウィンズ/マルチヒーター」
FOREWINDS(フォアウィンズ)
カセットガスストーブ マル暖 MULTI HEATER
いわゆる昔のだるま式ストーブと似た形で、高さは約38cm、重さは4.5kg。この大きさによって、熱が広範囲に広がる。天板の上にヤカンや鍋を置くこともできるので、湯を沸かしたりスープを保温したりと、料理のサポートもしてくれる。
イワタニのカセットガス式のヒーターはココがいい!
冬キャンプに電気毛布や電気ストーブなどの電気製品を持ち込むことが一般的になってきた。でも、AC電源がないテントサイトもあるし、パワーのあるポータブル電源はそれなりに値段が高い。
「FOREWINDS」のカセットガス式ヒーターは、いうまでもなく、カセットガスをスーパーやコンビニで入手できるから手間がかからない。電気ではなくガスの炎による熱だから、暖かさは格別だ。一方向だけの小型ヒーターと違って、熱が360度に放射されるので、自分が火に当たりつつ、濡れた布類を乾かすという使い方もできる(延焼には注意)。
屋外屋内兼用として作られているので、室内で使うこともできる。もちろん灯油禁止のマンションでも使える。最初から室内用に購入して、キャンプにも持っていくという考え方もアリだ。
▼参考記事
冬キャンプのヒーターには「カセットガス」&「だるま式」がおすすめの理由
世界一小さくてかっこいい「カルマストア/シャンクヒーター」
CALMA STORE(カルマストア)
SHANK HEATER(シャンクヒーター)
世代を超えた価値、そして時を経るほどに魅力が増していくモノを扱うオンラインショップ「CALMA STORE」が新たに取り組んだのは、「世界で一番小さくてカッコ良いガスボンベヒーターを作る」というプロジェクト。そして完成したのが、ガスボンベ1つで3時間半~12時間燃焼可能なヒーターだ。
ヒーターのサイズはガスボンベがはみ出るほど小さい!
同プロジェクトがこだわったのは、長く使い続けたくなる“所有感”。見る度、触れる度に買ってよかったと思える外観を追求し、たとえ使うことがなくても絵になることを目指したという。
サイズは縦横18cm×14cmで、重量はちょうど1キロ。あまりにも小さいのでガスボンベがはみ出てしまうが、はみ出した分のボンベを覆う、洒落たカバー(別売り)も用意されている。スイッチを入れてから暖まるまでの時間はわずか3秒しかからない。
焚き火の間に少しだけ暖まりたい時や、釣りなどでちょっと暖を取りたいとき。アウトドア以外でも外で遊ぶ子どもの見守り時や、ちょっとした待ち時間などにも素早く使える。寒いところと知っていて持って行くヒーターというよりは、不意に「寒いな」と思った時に、サッと出して使うのにふさわしい。
オプションのドリンクホルダーを搭載すれば、ヒーターの熱でドリンクが冷めないよう温かさがキープできる。ドリンクホルダーは飲み物以外にも、カトラリーなどちょっとした小物を置くのにも便利だ。