今回は、そんな赤城山の魅力をご紹介。素晴らしい景色に癒される旅へ向かいましょう。
赤城山とは?
標高1,828mの、日本百名山に選ばれる赤城山。
その正体は底辺が25kmもある大型の成層火山で、噴火から形成されたカルデラが特徴的です。7万~5万年前に起きた噴火により形成されたカルデラには、次第に雨水がたまっていき、現在では大沼と呼ばれています。
赤城山登山の魅力3選
最高峰「黒檜山」山頂付近の絶景スポット
赤城山は標高1,828mの黒檜山(くろびさん)を主峰に、駒ヶ岳(こまがたけ)、地蔵岳(じぞうだけ)、荒山(あらやま)、鍋割山(なべわりやま)、鈴ヶ岳(すずがだけ)、長七郎山(ちょうしちろうさん)からなるカルデラ湖を含む複成火山です。
赤城山の最大のビューポイントは山頂から徒歩2分ほどの場所にあります。
ここからは谷川岳や奥白根山をはじめとした日光連山、また奥には北アルプスの山脈を見ることができます。また真下には赤城山周辺の丘陵地帯や町の景色も見ることができます。
見下ろせば広がる美しい大沼が
黒檜山の山頂へ行くには大沼の湖畔へアクセスし、そこから2時間弱の道のりを歩きます。
道中、登山口となった大沼が見られるスポットもあり、晴れて空気の澄んでいる日には、小さくですが奥に富士山を見ることができます。
眼下に眺めていた巨大カルデラ湖である大沼も素晴らしい癒しスポット。キャンプ(予約制)やボート、ワカサギ釣りなどさまざまなレジャーを楽しむこともできます。
アクセスにも秀でた赤城山
赤城山はアクセスにも優れた山で、気軽に登山を楽しむことができます。マイカーでのアクセスであれば、黒檜山の登山口まで徒歩5分の場所へ駐車することが可能。駐車場もかなり広いので安心です。
公共交通機関の場合は大沼の湖畔までバスで行けます。電車とバスを乗り継ぎ、東京からは4時間弱なので日帰りで山登りを楽しめます。
赤城山の歴史
噴火歴はかなり古く、鎌倉時代の歴史を描いた「吾妻鏡」に噴火の記録があります。建長三年(1,251年)に噴火があったようですが、これによる噴出物は未だ確認ができていません。別の歴史書でも噴火したことが書かれています。
有史以前の噴火は7万~5万年前からとされます。以来、噴火によりカルデラやいくつもの山が形成されていきますが、約2万4000年前に噴火は終了します。その後、カルデラに雨水が溜まっていき、現在のような広大な湖となりました。
赤城山は休火山とされますが、現在も大沼からは噴気や硫気孔と呼ばれる火山ガスを含んだ泡などは確認されていません。
大人気の赤城山へ行ってみよう
黒檜山まで登り山々の絶景を堪能したのち、大沼の湖畔で黄昏。自然を大いに感じられる癒やしスポットです。