人気商品の「iron oven(アイアンオーブン)」は、ひとつの焚き火台で焚き火と調理の両方を楽しむことができます!
今回は、その特徴を紹介します。
A Productのiron oven(アイアンオーブン)とは
A Productは、1940年から建築金物を取り扱う、世良鉄工株式会社が立ち上げたアウトドアブランド。
ものづくりに技術と情熱を注ぐ職人さんの集団です。
今回紹介するA Productのiron ovenは、焚き火と調理を楽しめる焚き火台です。
焚き火台部分には高さの異なる五徳が2種類・2枚ずつの計4枚が付いています。そのため、そこで調理を楽しむことができます。
加えて、焚き火台下部には開口部があり、そこがオーブン部分となっています。開口部のサイズは190mm~220mmで、市販のピザやスキレットが入る大きさです。
オーブン部分は約250度Cになり、じっくりと調理することができます。揺らめく焚火を楽しみながら、ピザやステーキ・アヒージョなどの調理を楽しむ贅沢なひと時が過ごせます。
焚き火を楽しむ・調理を楽しむ、そしてオーブン機能がある。そんな焚き火台なのです。
iron ovenは3種類
ちなみに、iron ovenのラインナップは、3~4人用のスタンダードタイプ、1~2人用のミニタイプ、ソロ向けに特化したミニミニタイプの3種類があります。
それぞれのキャンプスタイルに合ったモデルを選ぶことができるのも、iron ovenの魅力です。
iron ovenの特徴
持ち運びができるオーブン焚き火台、というのがiron ovenの最大の特徴です。
それ以外にも特徴はありますので、ここで紹介します。
2重のロストル構造
iron ovenは、2重のロストル(焚き火台の底に敷いて使う、金属製の網や台のこと)構造。空気の取り入れ口の位置が異なる2枚のロストルが、薪を効率よく燃やします。
また、ロストル下部にあるオーブン部分への灰の流入を最小限に抑えることができるのも特徴。
オーブン内部は先述した通り約250度Cとなります。食材をゆっくりと加熱し、美味しく焼き上げることができます。
組み立て式のオーブン焚き火台
iron ovenは組み立て式。慣れてしまえば50秒ほどで組み立てられる手軽さも特徴の一つです。
初めて手にした際も、取扱説明書に組み立て手順があり、それに沿えば簡単にできるので安心です。
なお、組み立て時には安全の為にも手袋を装着しましょう。
主な仕様と材質
A Productの想いの詰まったiron ovenの主な仕様と材質は以下です。
主な仕様
スタンダードタイプ | ミニタイプ | ミニミニOven | |
製品素材 | ステンレスSUS430 | ステンレスSUS430 | ステンレスSUS430 |
全長 | 400mm | 235.6mm | 200mm |
幅 | 300mm | 300mm | 125mm |
開口部 | 220mm×50mm | 190mm×48mm | 110mm×25mm |
重量 | 8.32kg | 5.17kg | 1.5kg |
主な材質
鉄であるiron ovenの試作が始まった当初は、錆も酷く、重量も14kgあったそうです。
その後、ステンレスへと変更し、プレートも薄くしたところ焚き火の熱により歪みが発生。
試行錯誤を繰り返し、現在の「SUS430ステンレス」という材質を使うことにより、熱伝導率が良く錆に強いオーブン焚き火台であるiron ovenが誕生しました。
材質 | SUS430 |
種類 | フェライト系ステンレス |
混合物 | クロム |
iron ovenを使ってみた
私が使っているのは、スタンダードサイズのiron ovenです。
使ってみた感想としては、「簡単にオーブンを使った料理にチャレンジできる」というものでした。
iron ovenは機能性が非常に良く、全長が400mmあるので大きな薪も入ります。燃焼効率も良くて使いやすいため、今までオーブンを使ったキャンプ飯を作ったことがない方には特におすすめできる焚き火台だと思いました。
開発者がアウトドア好きなのがよく伝わってくる製品、という印象も与えてくれます。
焚き火と調理を楽しもう
2重ロストル構造を持つiron ovenは、下部のオーブン部分に灰が落ちてくることもほとんどありません。
iron ovenでじっくりと時間をかけ焼き上げたピザは、上部から伝わる熱により生地に程よく焦げ目がつきチーズの溶け具合も相まって絶品です。
オーブン機能の付いた焚き火台iron ovenで、ぜひアウトドアを楽しんでみてください。