この連載「サーモスと楽しむ心地よい時間—THERMOS 120th Anniversaryー」は、日々の生活のなかに心地よい時間をもたらすサーモスのさまざまな製品をとりあげて、BE-PAL流の自然派生活&外遊びを提案するシリーズです。アウトドアカルチャーの発展を支えてきたサーモス120年の歩みも今後ご紹介していく予定です。
CONTENTS
「サーモス」ブランドが120周年!
1904年にドイツで誕生した「サーモス」ブランドが、今年で120周年を迎えました。1904年に世界初のガラス製魔法びんを製品化し、1978年には日本の技術により高真空ステンレス魔法びんを開発。その真空断熱技術を応用して、現在はふだんの暮らしからアウトドアでの遊びまで、心地よい時間をサポートするさまざまな商品を展開しています。
今回は、そんなサーモスの「真空断熱マグカップ」「真空断熱タンブラー」を使った「バンライフ」の楽しみ方をご紹介します。
旅する生活「バンライフ」の魅力を解説!
バンライフ(VANLIFE)は、車中泊するだけではなく、家事や仕事など、車を中心に移動しながら生活する、新しいライフスタイルのこと。もともとラルフローレンの元デザイナー、フォスター・ハンティントン氏が、2011年にバンでの生活をSNSで発信したのがはじまりだといわれています。
車に必要最低限なものだけを積んで移動しながら生活するミニマルで自由なライフスタイルにより「生き方が変わった」という実践者の声も多く、日本でも若者を中心にバンライフへの共感が広がっています。
今回登場いただいたヘンミマオさんは、バンキャンプのイベントを主催する「バンキャンプコーディネーター」。旅するように生きていくバンライフの魅力について、実践者のひとりであるマオさんに教えてもらいました!
DIYで自分好みの快適空間を実現
フィールドに違和感なく溶け込む、ベージュのボンゴで登場したマオさん。クシャッとした笑顔が印象的です。
「2006年製のマツダ/ボンゴ バンを4年前に購入しました。中古市場でリーズナブルだったこともありますが、扱いやすいボディサイズと車内スペースの広さに一目惚れ。なるべく傷が目立たず、味になりそうなカラーがいいな、って思って、シルバーだったボディを刷毛とローラーを使ってベージュにペイントしたのがDIYのはじまりです」
ジャジャ〜ン! フィールドに車を止めると、マオさんがリアサイドから何やら板を引き出しました。跳ね上げ式の天板を下げると……、なんとテーブルに変身。飛び出すテーブルとは、なんとも画期的ですね!
「ここにシングルバーナーを置けば、あっという間にキッチンカウンターのできあがりです。リアサイドのフロアに腰掛けながら調理や食事ができるからラクチンなんですよ」
キャンプ地に着いたら、まずはコーヒーで一服
目的地に到着しても、タープを張ったり、テントを設営する必要はありません。5分もあればキッチン完成。すぐにホッと一服できるので、運転で疲れているときなんかは、うれしいかぎりです。
さっそく、コーヒーの準備に取りかかります。
「朝は忙しいのでインスタントですませることがほとんどですが、キャンプに来たときは、ガリガリと豆を挽くことから楽しみます。
豆にはあまりこだわってないんですけど、苦目のコーヒーが好き。どんな豆も、淹れる直前に挽くことで、香りが高くなって、美味しく味わえるんです」
シングルバーナーにポットをかけ、お湯を沸かします。古い道具が好きなマオさん。この銅製のポットも古道具屋さんで見つけました。熱伝導率が良く、お湯も早く沸きます。
サーモスの「真空断熱マグカップ」にドリッパーと先ほど挽いた粉をセットし、ケトルで少量のお湯を注ぎ、粉をいったん蒸らします。
数十秒待ってから、ゆっくりと円を描くようにお湯を注いでいきます。このときに粉がふっくらと盛り上がる様子が、コーヒー好きのマオさんにはたまらない瞬間なのだとか。
サーモスの「真空断熱マグカップ」は、ステンレス製魔法びん構造で、熱々のコーヒーを入れても外側が熱くなりません。アチチチ、なんてこともなく安心なんです。
サーモスの真空断熱マグカップには専用のマグカップ用フタ(別売り)もあるんです。フタをしておけば、さらに温かさが長持ちして、ホコリもしっかり防いでくれます。
車中泊仕様に改造したクルマの中を拝見!
それでは、動く秘密基地の車内を見せてもらいましょう!
コロナ禍、外出が制限されたのをきっかけに、趣味感覚ではじめたDIY。その楽しさにすっかりハマり、ボンゴバンをバンライフ仕様に自ら改造。1か月かけて、ボディのペイントにはじまり、車内の床や天井を板に張り替え、キャンプギアを収納するためのキャビネットや、ベッド、テーブルなどを一気に完成させました。
ベッドはスライド式。1×2材をすのこ状に組んだデッキ部分は、左右を噛み合わせることで、半分の横幅まで縮めて収納できます。
ベッドにするときには横幅を広くすることでぐっすり快眠、昼間は横幅を縮めてソファとして使えます。
精度が求められるので、結構、難しかったとか。
マットを敷き詰めれば、ベッドが完成。木に囲まれた空間は、リラックスムード満点。箱形のボンゴのフォルムにも相性抜群です。
ベッドの対面には、キャビネットを設置。フタをスライドさせるとテーブルになり、ベッドとちょうどいい高さで、お座敷スタイルでくつろぐことができます。調理はもちろん、デスクワークもこなせます。
夜のお供は、レモンサワー! 今日はちょっと贅沢に、生レモンをたっぷり使ったサワーです。
サーモスの「真空断熱タンブラー」いっぱいに氷を入れ、焼酎を注ぎ、強炭酸を加えマドラーで混ぜます。ここに絞っておいたレモン果汁を加えてレモンを飾れば完成。シロップ漬けしたレモンや、冷凍したレモンを使っても美味しいですよ。
キリッと冷えた炭酸に、絞りたてレモンのフレッシュな酸味がなんともおいしいんですよね!
タンブラーもマグカップ同様、真空断熱構造なので、冷たさをキープしてくれます。結露しにくいので、ベッドにポタポタ滴が垂れるのも防げます。
まったりとしてきたら、すぐ横になれるのがバンライフの醍醐味。
「以前は窓を断熱材で覆い、冷気をシャットダウンしていましたが、朝日が入る瞬間が気持ちいいなぁ、って思って、カーテンに変えました。キッチンテーブルもベッドも、不具合が出ればその都度改良しているので、まだまだ完成というわけではないんです」
バンライフ当初はなかったポータブル電源も搭載。
「ポタデン(ポータブル電源)があると、心の余裕が生まれるんですよ。車を止めている時はずっとソーラー充電しているので、夏場はサーキュレーター、冬場は電気毛布やファンヒーターの電気もそれでまかなえます。夏の暑さや冬場の寒さを気にせず、1年中バンライフが楽しめます。このワクワク感をたくさんの人に味わってほしいです!」
バンライフのお供に!
今回のバンライフで活躍したのが、サーモスの「真空断熱マグカップ」と「真空断熱タンブラー」。どちらもステンレス製魔法びんと同じ真空断熱構造で、冷たい飲み物も、温かい飲み物も、飲みごろ温度をキープします。
タンブラーは420ml、600mlのほかに340mlも選べます。マグカップは、350ml、450mlがあり、同サイズならスタッキングして収納も可能。どちらも、飲みごろ温度をさらに長持ちさせ、ホコリを防ぐフタが別売り。タンブラーには底やテーブルの傷つけ防止用のソコカバーもあり、使用環境に合わせてカスタマイズできます。
真空断熱タンブラー JDY-600C https://www.thermos.jp/product/detail/jdy-600c.html
真空断熱タンブラー JDY-420 https://www.thermos.jp/product/detail/jdy-420.html
真空断熱タンブラー JDY-420C https://www.thermos.jp/product/detail/jdy-420c.html
タンブラー用フタ JDE Lid https://www.thermos.jp/product/detail/jde-lid.html
タンブラー用ソコカバー JDE Bottom Cover https://www.thermos.jp/product/detail/jde-bottom.html
真空断熱マグカップ JDS-450 https://www.thermos.jp/product/detail/jds-450.html
真空断熱マグカップ JDS-350 https://www.thermos.jp/product/detail/jds-350.html
マグカップ用フタ JDS Lid(M) https://www.thermos.jp/product/detail/jds-lid_m.html
提供/サーモス https://www.thermos.jp/