カンガルースタイルとは?
カンガルースタイルは、大型のフロアレスシェルターに小型のテントを入れるスタイル。インナーテント内は冷気が遮断され、より暖かく過ごせるため、冬にも最適だ。
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実際のカンガルースタイルをチェック
コンパクトすぎないキャンプ
山歩きと暮らしをテーマに各地の里山を巡る里山トラベラー。2015年に山歩きに取りつかれて以来、週末に登山する日々を続ける。2017年から自身のWebメディアの運営を開始。記事の執筆やSNS(@masa_yco)にて山歩きと里山の魅力を発信しています。
登山の前泊の場合、キャンプといっても次の日は山に登るため、大きなテントや道具はこの計画に合わない。それでも登山用テントだけでは少し物足りなさを感じてしまうため、僕は「ZANE ARTS」のテントを愛用している。
寝るときだけコンパクトな登山用テントを使用するカンガルースタイルだ。
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流木ポールでワイルド感満載!
スクエアタープの四隅にほぼ同じ長さの木を入れたカンガルースタイル。強風や雨は心配だが、晴れ間のキャンプなら日差しよけとして大活躍しそう。
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使い勝手◎カンガルースタイルにおすすめのインナーテント4選
MSR(エムエスアール)
エリクサー2
2本のポールと、天井に短いポールを追加して組み立てる自立型テント。初心者でも簡単に設置できる、丈夫でコスパのよいモデル。天井とサイドの計4か所に収納ポケットを装備。室内に入る光がナチュラルで、気持ちよく過ごせる。
●サイズ:279×213×H102cm
●収容サイズ:直径17×51cm
●重量:2.77kg
●素材:アウターテント/Nylon 6 (lipstop Sillnylon 40D)
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Coleman(コールマン)
ツーリングドーム/ST
1人用ながら前後どちらにも出入り口があり、使い勝手の良さに定評のあるツーリングテント。ひとりでも設営しやすいポールポケット式で、荷物を置くのに十分な広さの前室を装備。
●サイズ(フライ装着時):約210×265×H100cm
●収納サイズ:直径約19×49cm
●重量:4kg
●耐水圧:約1,500mm(フロア:約1,500mm)
コールマンが発売する「ツーリングドーム ST」は、インナーテントが210cm×120cm×100cm(高さ)という大人ひとり、もしくは大人1名と子ども1名での使用に適したサイズ。収納時は直径約19cm×49cmになる。重さは約4.4kg。
この状態で、大型シェルターの中に入れて使うと“カンガルースタイル”ができる。
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DOD(ディーオーディー)
ワンタッチカンガルーテントM
大型のテントの中に就寝用スペースとして入れ込むことを想定して作られた、カンガルースタイルに最適なワンタッチテント。生地は透湿性に優れたコットン100%。結露を最大限まで抑えることで、テント内の快適性を向上させている。
●組立サイズ(外寸):(約)幅210×奥行210×高さ140cm
●収納サイズ:(約)直径21×高さ77cm
●重量:約4.9kg
●収容可能人数:大人3名
●材質:壁面/コットン、フロア/210Dポリエステル(PUコーティング、最低耐水圧:5,000mm)、フレーム/アルミ合金
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mont-bell(モンベル)
クロノスドーム2
ポールを直角に交差させる独自の仕組みを採用し、広々とした居住空間を実現している2人用テント。テント内の通気性がよいため、登山やトレッキング、ツーリングのテントとしてもおすすめ。春~秋の3シーズンに対応。
●対応人数:2人用
●設営サイズ(約):230×130×H105cm
●収納サイズ:17×35cm+ポール直径6×44cm
●重量:2.44kg
●素材:本体/68デニール・ポリエステル・リップストップ、フロア/70デニール・ナイロン・タフタ、レインフライ/68デニール・ポリエステル・リップストップ、ポール/アルミニウム合金
広い居住空間をもつ3シーズン対応のテント。入口とベンチレーションはメッシュ素材と本体生地の二重構造となっており、メッシュ地のみにすると室内の換気が簡単に行える。本体入口はジッパーで大きく開閉できるので出入りもしやすい。
ショックコードでポールとソケットが一体となっているので素早い設営・撤収が可能。テントの生地には難燃加工が施されており、生地に火の粉が当たっても燃え広がりにくいため、安心だ。
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mont-bell (モンベル) / クロノスドーム2
広々スペース!カンガルースタイルにおすすめのテント&シェルター9選
Snow Peak(スノーピーク)
ランドロック
4~5人用のインナーテントが付属した4シーズン対応2ルームテント(寝室部とリビング部を持つテント)。インナーテント使用時でも幅405×奥行き約310cmものリビングが確保できる大型モデルだ。ドーム型のインナーテントを使ったカンガルースタイルにも最適。
●サイズ:405×625×H205cm
●収納サイズ:キャリーバッグ/75×33×36(h)cm、フレームケース/72×17×22(h)cm
●総重量:22kg
●素材:本体/150Dポリエステルオックス・遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム(ルーフ部)・UVカット加工・テフロン撥水加工・150Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ウォール部)・UVカット加工・テフロン撥水加工・フレーム/A6061(直径19mm)、インナールーム/68Dポリエステルタフタ(ウォール)・210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム(ボトム)
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snow peak (スノーピーク) / ランドロック
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ZANE ARTS(ゼインアーツ)
GIGI-1(ギギ1)
2~4人で楽しめる程よい大きさのシェルター。内部は広く、2人用の登山テントなら2つ入る。ポール(別売り)で入り口をオープンさせれば、タープのように使うことも可能。
山歩きと暮らしをテーマに各地の里山を巡る里山トラベラー。2015年に山歩きに取りつかれて以来、週末に登山する日々を続ける。2017年から自身のWebメディアの運営を開始。記事の執筆やSNS(@masa_yco)にて山歩きと里山の魅力を発信しています。
「GIGI-1(ギギ1)」にはインナーがないためテントの中にテントを入れるカンガルースタイルになる。筆者は登山用のテントを使っているため、山道具との兼用ができることも個人的に好きなポイント。
内部は想像より広い。2人なら十分なスペース、3人で調度良く、4人だと少し窮屈さを感じるかもしれない。
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テント「ゼインアーツ(ギギ1)」を選んだ理由。シンプルで快適な空間作り
mont-bell(モンベル)
マルチシェードL
一人でも設営できる、軽量&コンパクトなタープ。A型フレームにフライを被せて組み立てる自立型。2本のひさし用ポールで片方のパネルを跳ね上げられる。リビングにもなり、使える幅が広い。立て方次第でシェルターになったり、アレンジ自在。換気用メッシュ窓も付いている。Lサイズのほか、S、Mサイズの展開もある。
フリーランスのライター、編集者。主なテーマはアウトドア、旅行で、ときどきキャンピングカーや料理の記事を書いています。https://twitter.com/utahiro7
Aフレームはポールが邪魔にならず、「クロノスドーム2」がピタッと収まり、テーブルとチェアを置く余裕もある。
「マルチシェードL」の重量(総重量7.7kg)と「クロノスドーム2」を組み合わせれば10kgほどになる。かなり重く感じるが、幕、フレーム、テントそれぞれが軽いので設営が簡単だし、2ルームテント風に使えるのはかなりのアドバンテージ。秋冬のキャンプに使うならソロでもLが狙い目だ。
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mont-bell(モンベル)/マルチシェードS
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yozora(ヨゾラ)
kohaku(コハク)
クリエイティブ集団「ほぼ日」のキャンププロジェクト「yozora(ヨゾラ)」のファーストプロダクトで、共同プロデュースをしているアウトドアメーカー「ゼインアーツ」。ワンポール型の正統派テントだが、フロントとリアに組み込まれたフレームによって内部の空間を高く広く確保している。
入り口部分のフロントパネルを巻き上げると、リビングスペースはバイザーの下まで拡張することが可能に。実際にkohakuに入ると、その広さに驚くことになりそうだ。
設営が簡単なのもポイント。美しいシルエットを持つテントが陥りがちな複雑な設営工程を極力排除し「ビルディングテープに沿って4つのペグを打ってしまえば、どなたでも美しく張れる」ように工夫している。
そのほかにもkohakuには有機的で美しいフォルムや雨の入り込みを防ぐバイザー(軒)、広い視界を確保しながら虫の侵入を防ぐことができるフロントメッシュパネル、二重構造の内部に設置されたスカート部など、とにかくたくさんの工夫と特長がある。
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ほぼ日が手がけるワンポール型テント「コハク」の全貌が明らかになった!
DOD(ディーオーディー)
ツクツクベース
角のような見た目のサイドポールが特徴。高さ202cmのポールで4方向に張り出し、適度なひさしで室内に入る日差しを調節。400×400cmの広さがあり、カンガルースタイルでテントを持ち込めば、プライペート空間を確保しつつ、適度な距離感でグループキャンプを楽しむことも可能。
●サイズ: W520×D520×H300cm
●収納サイズ:W80×D35×H35cm
●重量:22.5kg
タープとテントを連結させる際、どの位置に繋ぎ、どの方向にテンションをかける(引っ張る)べきか、試行錯誤した経験はないだろうか。同商品なら、壁面の中央にサイドポール用のグロメットがあるので、他のテントなどと接続したいときにもわかりやすい。
前後左右4方向に接続させる事ができるので、アレンジ次第で巨大なスペースを作り出せるだろう。
耐水圧5000mmの高強度フロア生地は取り外しも可能で、半分だけ土間にすることもできるので、利用シーンや気分に合わせてレイアウトを楽しめる。フロアを外した状態でもきれいに設営できるように、巻き取り可能なガイドベルトが付いているので安心だ。
400×400cmの広さは、ドームテントとしては最大クラス。一般的なコットやマットは200cm程度なので、複数並べても、くつろぎスペースを確保できる絶妙な広さ。ソロからファミリーまで、1幕持っていれば色々な使い方ができそうだ。
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「4本のツノ」でテントと接続も簡単!何役もこなすDODの万能シェルターが新発売
tent-Mark DESIGNS × EKAL
BLACK SUMMIT GG8
多彩なバリエーションの設営ができる、ツインポールシェルター。サイドにはtent-Mark DESIGNSとEKALのロゴをプリントし、別注ならではの特別感を出している。型はインラインのBLACK SUMMIT GG8と同等のモデル。本体が広げやすいので、楽々設営することができる。軽量で持ち運びしやすい点もうれしいポイントだ。
●組み立てサイズ : 約468×468×234cm
●収納サイズ: 約58×22×22cm
●総重量 : 約8.47kg(デイジーチェーン、ペグ、張り綱、収納ケース含む)、本体/約5.45kg、収納ケース/約400g
結露の流れを考慮した生地パターンは水滴がたまりにくく乾きやすいので、雨の日も快適に過ごせそうだ。冬は裾を下げて風を防ぐこともできる。
シンプルな作りながら、自由度が高いのも魅力。側面内側にサブポールを使用すると、テント内がより広々とした空間に。
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テンマクデザイン×EKALの別注シェルター型テントは雨でも冬でも使えるぞ
Whole Earth(ホールアース)
EARTH MINIMALIST TARP(アース・ミニマリスト・タープ)
20Dナイロンを使用して軽量化し、長さ約330cmとソロテントを入れてカンガルースタイルにすることも可能。ポイントは付属のポール。8分割して折りたたむことができ、収納すると長さ約20cmととても短くできる。バックパッカーやツーリングキャンプなどで活躍しそうだ。
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【展示会速報】ホールアースが人気のソロ&デュオ向けキャンプギアを拡充
ワークマン
耐久撥水3ルームシェルター 4人用
家族やペットと共にキャンプを楽しめる汎用性の高いテント。インナーテント2気室+リビングフロアシート付属で3ルームとして使用可能。プライベート空間も確保したい、という場合にもおすすめな3ルームシェルター。最大天井高は2mで、就寝用の小型テントを入れこむカンガルースタイルでの使用やシェルターのみの利用もできる。
●本体:長さ500cm×幅245cm×高さ200cm
●重量:15kg
●生地素材:ポリエステル100%