日本RV協会がキャンピングカーユーザーを対象に、RVパークの利用回数、利用したときの印象、利用中の食事形態、マナー意識、施設や運営に関するリクエストなど、全部で10項目にわたる調査。
その結果、宿泊体験者の数は2年前の調査より15.1ポイントも上回る49.4%を記録。「宿泊して良かった」と答えた人は約8割にのぼり、「旅行中スケジュールが合えば、その土地のRVパークに泊まってみたい」という人の比率は6割を超えることが判明した。
また、4割強の人が「RVパークのさらなる普及」を望んでいるそうだ。
「良かった」と答えた人々の具体的な評価ポイントは「施設にある温泉や入浴設備」への評価が高く、全体の41.2%を記録。次点は「RVパーク自体の設備」(27.9%)となり、3番目には「管理者の対応」(13.2%)という回答が続いた。
RVパーク内の食堂の使用率は4割
「今後も、全国のRVパークにも泊まってみたいと思いますか?」という設問に対しては、62.5%の人が「旅行中スケジュールが合えば、その土地のRVパークに泊まってみたい」と答え、次点の「積極的に全国のRVパークを調べて泊まってみたい」(13.3%)という回答と合わせると、なんと75.8%のユーザーが今後もRVパークを利用してみたいと思っていることが判明した。
宿泊時の食事は、「その施設内に食堂やレストランがあれば、それを利用する」(41.9%)というもので、次点には、「旅の途中に寄ってきたスーパーやコンビニで購入したものを車内で食べる」(37.6%)という回答が続いた。
「施設が推奨する近隣の立ち寄り温泉などに出向き、そこで入浴ついでに食事をする」(11.1%)、「施設の近辺に繁華街があれば、徒歩及びタクシーなどを使って食堂や居酒屋に出向く」(6.0%)などという例も挙げられ、RVパーク宿泊時の食事は、さまざまであることもわかった。
RVパークに求めるものについては半数近い回答を集めたのは、「さらなる全国への普及」(42.0%)というもの。2番目には「料金をもう少し安くしてほしい」(19.6%)、3番目には「夜間、就寝時の安心と安全」(9.8%)という回答となった。
このシステムがデビューして間もない時期に行った調査(2013年)では、「RVパークを1回も利用したことがない」と答えた人が93.7%だったにも関わらず、現在では「RVパークを1回も利用したことがない」という回答は35.7%まで減っていることには驚きだ。全国のRVパークの普及・拡大を反映して、ユーザーの利用率が大きく上ってきたことがわかる。
現在、全国に107あるRVパークが、これからもっと増えていくのは確実だろう。