マルチに活躍するバケツはキャンプの強い味方!
キャンプバケツはアイデア次第で使い方無限大!?使い方の一例を紹介しよう。
濡れたキャンプギアの収納に
濡れたタープやテントを、大きなバケツやビニール袋に入れて持ち帰ることで、車の中や他のキャンプギアを濡らさずに持ち帰ることができる。
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洗い物に
つけ置き用の桶として使える。
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火事などのリスク回避の消化用バケツとして
実際にキャンプサイトでバケツを置いているキャンパーは少ないが、万が一に備えよう。
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折りたたみできてコンパクトに持ち運びできるバケツ
RIOSOL(リオソル)
折りたたみ防水キャンピングソフトバケツ
サイズ(約):直径35×高さ40cm
重量(約):525g
耐荷重(約):20kg
素材:塩化ビニルターポリン、塩化ビニル樹脂
セット内容:本体、ポール×4本
多彩な機能を備え、使い方は10通り以上
「RIOSOL(リオソル)キャンピングソフトバケツ」は、内側4か所にポールを挿し込むことで自立が可能。バケツ上部のみに枠が入っているタイプと異なり、長時間使用してもへたりにくく、しっかり自立し続ける。
また、バケツ外側の下部には、バックルを装備。テントやタープのポールに固定することができるので、風で飛ばされる心配もない。
川・海遊びや釣りのストレージバッグ、衣類やタオルを収納するランドリーバッグ、キャンプやBBQでのゴミ箱など、10通り以上の使い方が可能。
ゴミ箱として使う場合は、内側に設置された6個のクリップでゴミ袋を留めることができる。その際にクリップを3個ずつ使用してゴミ袋を2袋設置すれば、ゴミの分別もしやすくなる。
本体の素材には、防水性と耐久性に優れた塩化ビニルターポリンを採用。バケツの蓋には止水ジッパーを採用し、雨などから中身をしっかり守ってくれる(完全防水ではない)。
使用後にポールを抜いて折りたためば、厚さ約4cmとコンパクトに。重さも500g超と軽量なので、持ち運びや収納にも便利だ。カラーは、ブラックとオリーブの2色。
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キャンプで便利に使える!自立&折りたたみ式キャンピングソフトバケツ
キャンプサイトに置きたくなるおしゃれバケツ
大雪山山中での勤務、札幌の情報誌編集長などを経てフリー。現在は神戸を拠点にして、六甲山の茶屋の酒を目当てに山へ登り、時に仁淀川や四万十川まで足をのばしカヌーで川を下る。全国各地の低山にも出没し、下山後の地酒に目がない日本酒党。「にっぽん百低山 吉田類の愛した低山30」(NHK出版)の執筆・写真・編集も担当する。
渡辺金属工業
オバケツM22 ・KM22 (19Lサイズ・19Lサイズキャスター付き・シルバー)
※画像右
サイズ:底径24cm×口径30cm×高さ40cm
重量:1.55kg
使うほどに愛着が湧く“一生モノ”のバケツ
1923(大正12)年、姫路城にほど近い城下町の住宅街の片隅で、創業者・渡辺宗太郎氏が小さな作業場を開いた。作るのはトタン製のバケツ。小さな部品の一つまで日本製にこだわり、錆びにくく、壊れにくいのがモットー。それは現在もしっかりと受け継がれているものの、時代は安価なプラスチック製や輸入品の普及が進み、同社のバケツを取り巻く環境は、順風満帆だったとは言いづらい。
そこでおよそ40年前、3代目社長の渡辺良幸氏が新ブランド「OBAKETSU(オバケツ)」を立ち上げ、スッキリしたデザインでおしゃれな商品ラインナップを展開。女性を中心に支持を得て、現在に至るまで主力商品となり、全国から注文が入るようになった。
その優れたデザインはもちろん、支持される理由は商品としての信頼性。水が漏れることがなく、錆びにくい。さらに耐荷重200キロという堅牢さで、30~40年経っても使い続けることができる。しかも、修理対応(有償)もしてくれるのが、そのへんの安価なバケツとは大きな違いだ。
「OBAKETSUは30代の女性を中心に人気です。ゴミ箱として使っている方が多いみたいです。密閉度が高く、臭いが漏れにくいのも支持されている理由の一つのようですね」と語るのは現社長の渡辺政雄さん。
同社が誇るその技術力は、6人の職人によって支えられている。製造工程のひとつを例に取ると、亜鉛メッキした一枚のトタン板を筒状にする際、一般的には溶接によって繋がれるが、同社の場合は両端を折り曲げ「圧着」という技術により繋ぐ。
溶接した場合は、その部分からサビが発生しやすくなり、耐久性も下がってしまう。圧着という技術なら、製造に手間はかかるが、密着度が増し錆びにくく、耐久性も向上するというわけだ。
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日本唯一のバケツ専門メーカー「渡辺金属工業」のバケツはキャンプでも大活躍だ!
グッドデザイン賞受賞の多機能なバケツ
行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。
飽きのこないデザインとトレンドを押さえたカラー
ハイへイクのキャンプスツールバケットは、スタイリッシュで無駄のないデザイン。長い間使い続けたくなる魅力がある。
それもそのはず。八幡化成株式会社はWay-beというブランドも取り扱っており、すでに「カラーバケット」という商品を販売している。
カラーバケットは2010年グッドデザイン賞のうち、「長年にわたりスタンダードであり続ける力を持ったデザインを顕彰する賞」であるロングライフデザイン賞を受賞。キャンプスツールバケットは、そんなカラーバケットの魅力を活かしたデザインなのだ。
筆者はキャンプスツールバケットを使用し始めて数カ月だが、すでにヘビロテ中。キャンプの相棒になりそうな予感がしている。
カラーバケットとキャンプスツールバケットが異なる点といえば、カラーリング。
カラーバケットがイエローやレッドなどのビビットな色合いなのに対し、キャンプスツールバケットはシックなカラー展開が特徴。
トレンドを押さえた、ブラック、カーキ、コヨーテの3色は、キャンプサイトの雰囲気によく馴染む。
サイズは4つ
キャンプツールバケットのサイズはmini、S、L、LLの4つ。用途に合わせて、幅広くサイズの選択をできるのが嬉しい。
今回紹介しているLLサイズは最も大きな容量20リットル。一般的なソロキャンプ用のクーラーBOXと同程度の容量があり、重宝している。
アウトドアで使えるタフなつくり
キャンプツールバケットには、アウトドアでの使用に耐えうる強度がある。
リング部分を除く、本体、フタ、ハンドル部分はポリプロピレン素材。強度が高く、衝撃や摩耗に強い。
筆者は荷物を積み込む際に、キャンプツールバケットを車の荷台から落としてしまったことがあるが、表面にはいっさい傷がつかなかった。
耐荷重は150kg(但し、フタ全体加重)。上に荷物を積んでもしっかり耐えてくれる。
キャンプスツールバケットの使い方
キャンプ道具や薪の収納に使える
キャンプスツールバケットは、蓋つきなのでツールBOXとして活用できる。
LLサイズは薪の収納に便利。一般的な30cmほどの長さの薪ならば、難なく収納できる。
ただし、蓋は本体の上にのせ、カバーをするつくり。ロックがなく、横に倒すと中身が散らばってしまうため、車へ積載する際は注意が必要だ。
スツールやサイドテーブルになる
キャンプスツールバケットは先に伝えたように、耐荷重が150kgのため、スツールとしても使用できる。
LLサイズは高さが33.8cm。大人が座ると、座面の高さは一般的なキャンプ用ローチェアと同じくらい。
地面から近いため、ローテーブルと合わせての使用に向いている。「人数分のチェアがない!」といったときに大活躍するだろう。
また、チェアの横にキャンプスツールバケットを置けば、サイドテーブルとしても活用できる。
テーブルとしての広さは、一人分の食事や飲み物を置くのにぴったりのサイズ。しかも、内側に道具が収納できるため、チェア周りでよく使う道具を入れておくのに便利。
ゴミ箱として使える
キャンプスツールバケットのLLサイズは容量が20リットルあるため、ゴミ箱にしても便利。
サイトからキャンプ場のゴミ捨て場へ中身を捨てに行く際には、ハンドルを持って楽に運べる。
汚れた衣類や濡れたテントの収納ができる
キャンプスツールバスケットは汚れた衣類の収納にも使える。
キャンプ中に着ていた衣類や、水辺で遊んで濡れた衣類などをしまうケースにすれば、自宅まで周りを汚すことなく持ち帰れる。
またキャンプ中に雨が降ってテントやタープを乾かすことができない場合、濡れたテントやタープはひとまず自宅に持ち帰ってから乾燥させることになる。
雨の中、濡れたテントやタープを収納袋に入れるのは一苦労だが、キャンプスツールバケットならば、ざっとテントを折りたたんで詰められるため、手間が省ける。
LLのキャンプスツールバスケットは容量が20リットルなので、大型テントの収納は難しいが、ソロ~デュオ用のテント、小型のタープなどは収納できる。
バケツとして使用できる
キャンプスツールバケットは水を入れても漏れないため、バケツとしての使用も可能。
海や川で捕まえた生き物を入れて観察、水を溜めてシンクのかわりにして食器を洗うなど、キャンプでは便利なアイテムだ。