暑さが最大の敵となる夏キャンプ
夏キャンプは、川遊びや海水浴、虫取りに花火など、夏ならではのアクティビティが満載です。さらに陽が長いのも嬉しいポイント。自然の中で、家族や仲間とゆったりキャンプ時間を楽しめます。
しかし言わずもがな、真夏のキャンプで最大の敵となるのが「暑さ」。炎天下のもとのテントの設営、エアコンのない環境での衣食住は、想像以上に過酷です。
夏キャンプを台無しにしないためにも、暑さ対策は徹底して行いましょう!
夏キャンプの暑さ対策法
では、暑さに負けないキャンプを楽しむために、具体的にどのような対策が必要なのでしょうか。
ここでは夏キャンプの暑さ対策法を5つご紹介します。
対策法①テントの設営は日陰や風下に
テントを設営する際は、日差しを避けて木陰や風通しの良い場所を選びましょう。
直射日光の当たる場所にテントを張るとテント内がサウナ状態になってしまい、とてもじゃないけどテントで寝泊まりするなんてできません。
日陰や風下に設営することで、テント内の温度上昇をかなり抑えられます。つまり、夏キャンプではサイト選びがとても重要なのです。
どうしても日陰のないサイトでテントを張らなければならない……という事態になってしまったら、タープで日陰を作り、その下にテントを張るようにしましょう。
対策法②通気性のいいテントを準備
夏キャンプ用のテントは、通気性の良いものを選ぶことが大切です。
メッシュ素材の窓や通気口が多いテントは、空気の流れが良くなり、テント内の熱がこもりにくくなります。
通気性のよいテントでさらに扇風機で風の流れを作れば、テントの中が劇的に過ごしやすくなりますよ。
ベンチレーション(空気の流れ)が計算されたテントもたくさんあるので、夏キャンプ用にテントを選ぶ際のポイントにしましょう。
対策法③保冷剤など冷たいものを忘れずに
温暖化の昨今、クールリングや冷感タオルなど、バリエーション豊かな冷感グッズが販売されています。これを街中だけでなく、キャンプでもどんどん活用しちゃいましょう。
冷たいものを身に付けるだけでも、大きく体温を下げる効果があります。
クーラーボックスの保冷剤も、他のシーズンより多めに入れておきましょう。アウトドア用の強力な保冷剤の使用がおすすめです。
対策法④日焼け対策も万全に
夏のキャンプでは、日焼け対策も欠かせません。露出が多くなる季節でもあるので、特に気を付けたいポイントです。
日焼け止めクリームやUVカットの服、帽子などを駆使して、紫外線対策を万全にしましょう。
特に子供の肌は大人より敏感なので、こまめに日焼け止めを塗り直し、肌を守ってあげることが大切です。
対策法⑤寝具も暑さ対策を忘れずに
キャンプ場の立地によっては、夜も暑く寝苦しさを感じることも。そんな時は、寝具の選び方を工夫してみましょう。
夏用のシュラフや冷感素材の敷きパッドを使うと、寝苦しさが和らぎます。コットも地面との通気が保てるので熱帯夜対策にぴったりです。
扇風機やサーキュレーターも持参すれば、就寝時の暑さ対策はバッチリ。電源サイトを選ぶ、もしくはポータブル電源を持参する等、電源の確保もお忘れなく。
そのほか夏キャンプで気をつけたいポイント
暑さ対策以外にも、夏キャンプで気をつけたいポイントがあります。これらを怠ると大きな事故にもつながりかねないので、しっかり対策をとりましょう。
熱中症対策も必須
夏キャンプでは、熱中症のリスクが高くなります。
こまめな水分・塩分補給と休憩を心がけ、体調の変化に気を配りましょう。
少しでも体調に違和感を感じたら決して無理をせず、涼しいところで身体を休めてください。
虫対策を忘れずに
蚊やブヨ、ハチにハエ……夏は虫の活動も活発になる季節です。
虫除けスプレーや蚊取り線香などといった虫除けグッズを活用しましょう。ハッカ油などのハーブも効果的です。
虫さされ用の外用薬も忘れずに。ハチやムカデなど毒のある虫に刺されたときに備え、ポイズンリムーバーもあれば安心です。
肌の露出を控えめにすれば虫に刺されるリスクを減らせるので、服装にも工夫するといいですね。
夏キャンプは万全の準備をして楽しもう!
夏キャンプを快適に楽しむためには、暑さ対策や虫対策など、万全の準備が欠かせません。
暑さに負けないよう、テントや寝具、日焼け対策グッズなどをそろえておきましょう。子供と一緒のキャンプなら、熱中症予防や虫刺され対策にも十分気をつけてくださいね。
準備を整えたら、あとは夏の自然を思い切り楽しむだけ。家族や仲間と過ごす夏キャンプの思い出は、きっと一生の宝物になるはずです。
暑さに負けず、夏キャンプを満喫しましょう!