空中分解しそうな軽キャンピングカー
夕方、舗装道路が切れてしまい、とうとう砂利道に。あぁぁ……、ため息と下がるなで肩。予定通りだというのに、このがっかり感。最北の町オハまで500kmもダートが続くので、往復して1,000km。
「パンクだけは許してください」
タイヤ交換すらしたことない過去を反省しつつ、やんわりとアクセルを踏むと、ガタタタタタタタタタタタタ……。強烈な振動。小石のわずかな起伏すら見逃さない、無駄に感度の良いサスペンション。空中分解しそうな軽キャンピングカーです。
空中分解を心配しつつもついつい調子にのって時速60kmで爆走していたら、洗濯板状の凸凹道に突っ込んで、一瞬にして横滑り。
ドライブ初日にして、一家心中するところでした。
以後、気をつけます。
さて、そろそろ陽が暮れてきました。本来ならキャンプ場を探すところですが、ロシアのキャンピングはキャンプ場ではありません。詳しいレポートは、「第2回 ロシアのキャンピングは廃墟か、駐車場」へ。
石澤義裕・祐子
住みやすい国をリサーチしようという話から2005年から世界一周をスタート。アメリカ、カナダなどをスクーターで旅行し、オーストラリアをキャンピングカーで回ったのをきっかけに2015年の夏から軽キャンピングカーで旅を始めた。