厳寒期のアラスカの旅。凍てつく原野を走るアラスカ鉄道
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    2018.03.07

    厳寒期のアラスカの旅。凍てつく原野を走るアラスカ鉄道

    アラスカ 冬の旅1

    アラスカという土地はこれまで何度か訪れた経験がありますが、いずれも夏から秋にかけての時期。すべてが雪と氷に閉ざされるという冬のアラスカを旅したことは、今までありませんでした。今回は約1週間という短い期間ながら、3月にアラスカを旅した時のレポートをお届けしようと思います。

    東京から飛行機でシアトルを経由して降り立ったのは、アラスカの中心地、アンカレジの街。州の全人口の4割にあたる約30万人の人々がこの街で暮らしているそうですが、街の中に人や車の気配は少なく、しんと静まり返っていました。

    日照時間の極端に短い真冬の時期に比べると、寒さはいくぶん和らいでいるとは思いますが、それでも日中のアンカレジは、マイナス10度を下回るほどの厳しい寒さ。吹きすさぶ風は建物の屋根から氷の結晶をブリザードのように舞い上がらせ、冷気はニットキャップを突き抜けて頭皮にまで染み渡ってきます。金属製のカメラのボディは、手袋なしでは持つこともままならないほど冷え切っていました。

    日が暮れる前に早めの夕食をと思い、ダウンタウンにあるレストラン、グレイシャー・ブリューハウスへ。夏場は予約なしでは入れないほどの人気店ですが、さすがに冬の間は席にも余裕があります。翌日からの旅に備えて、リブアイ・ステーキとアラスカン・アンバーでしっかり腹ごしらえをしました。

    ■グレイシャー・ブリューハウス
    https://www.glacierbrewhouse.com

    日が暮れかかると、大気の冷え込みは一層厳しさを増してきました。凍りついた歩道でうっかり転ばないように気をつけながら、急ぎ足でホテルに戻りました。

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